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2013/11/12

ワガノワ・アカデミー人事続報

ワガノワ・アカデミーの芸術監督交代、およびツィスカリーゼが校長に就任するという件で、色々と動きがあったようなのでアップデートします。

Isemene Brown氏のブログより。
http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/11/5_Asylmuratova_to_remain_Vaganova_artistic_director.html

まず、芸術監督の交代の件については、現役ダンサーとしての活動を続けたいロパートキナの就任は白紙となり、アスィルムラートワが留任することになったようです。ただし、それが、芸術監督としての契約が更新されたのか、それとも、選挙で校長人事が正式に確定するまでの暫定的なものなのかどうかは不明です。ワガノワ・アカデミーにおいては、芸術監督の任命権が校長にあるからであり、従来は、校長が交代すると、その校長の下で働いていたスタッフも同時に更迭されることになっています。

ツィスカリーゼは、11月5日に、アスィルムラートワを「教育プロセスの継続性のために」留任させたと発表しました。そして彼女は任期の満了まで留任すると。ただし、この任期がいつまでのものかははっきりしません。ツィスカリーゼが実際に校長としての職務に入るまでの期間だと解釈することもできます。校長の選挙はあるものの、人事権はツィスカリーゼが持っており、現在の教師陣全員が彼に反対したとしても、彼らを全員解雇することも可能です。ツィスカリーゼは、文化大臣メディンスキーの強力な後ろ盾があります。

そして、もう一つ、こちらはさらに衝撃的なニュースがあります。

http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/11/9_Russias_two_ballet_schools_could_unite_under_Tsiskaridze%2C_says_Minister.html

ワガノワ・アカデミーとモスクワ舞踊アカデミー(ボリショイ・バレエ学校)を統合させ、その統合された学校をツィスカリーゼが傘下に収めるという構想を、文化大臣メディンスキーがテレビ番組のインタビューで語ったそうです。これは、メディンスキー大臣がロシア・バレエの伝統について全く無知であるか、破壊しようとしているとしか考えられない暴言です。

もちろん、過去にガリーナ・ウラノワ、最近ではスヴェトラーナ・ザハロワなどがマリインスキーからボリショイに移籍した例がありますが、モスクワとサンクトペテルブルグのスタイルはかなり異なったものであり、お互いをライバル視してきました。歴史的にも、この2つの街の文化は大きく異なっています。

なお、ツィスカリーゼが就任することになっているワガノワ・アカデミーの校長選挙には、他にも候補者がいると取り沙汰されています。一人は、なんと現マリインスキー・バレエの芸術監督、ユーリ・ファテーエフ。もう一人は、現ワガノワ・アカデミーの教師のアレクセイ・フォムキン。さらにもう一人、ボリショイ・アカデミーの教師としてよく知られている(訂正:マリインスキーのファーストソリストである同姓同名の)イリヤ・クズネツォフも立候補するのではないかと言われています。

http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/11/11_Ministry_may_try_to_obstruct_Tsiskaridze_rivals.html

しかしながら、文化省はツィスカリーゼを強力にプッシュして、立候補の要件を厳しくすることを考えているのだそうです。選挙の日程は、今月中には発表されるそうです。

なお、ワガノワ・アカデミーのサイトには、すでに暫定の校長として、ツィスカリーゼの写真とプロフィールが掲載されています。
http://www.vaganova.ru/page.php?id=21&pid=265

こちらには、モスクワ舞踊アカデミーで開催された国際バレエ学校フェスティバルのニュースが掲載されており、ツィスカリーゼがワガノワ・アカデミーの校長としてマスタークラスを教えている様子の写真も載っています。このフェスティバルには、ワガノワ・アカデミー、ABT付属ジャクリーン・ケネディ・オナシス・スクール、ハンブルク・バレエ学校、ミラノ・スカラ座バレエ学校などのほか、日本から新国立劇場バレエ研修所も参加し、写真がアップされています。
http://japanese.ruvr.ru/2013_11_08/124122117/

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