マリア・アイシュヴァルトとフィリップ・バランキエヴィッチが退団/追記(確定情報)
これは確定情報ではないのですが、こういう話が流れているということで、ご参考までに掲載します。
Ballet.coフォーラムで、シュツットガルト在住のジャーナリスト、アンジェラ・ラインハルト氏が、マリア・アイシュヴァルトとフィリップ・バランキエヴィッチが今シーズン限りでシュツットガルト・バレエを退団すると書いています。ラインハルト氏は、地元の新聞で舞踊評を書いていたり、ドイツのTanz誌などに記事を書いており、ガセネタであるとは考えにくいので、ここにも転載しました。
アイシュヴァルトは、バレエのノーテーション(舞踊記述法)を現在学んでおり、バランキエヴィッチはバレエ教師になる予定だそうです。二人とも、退団後もフリーランスで舞台に立ち続けるとのことです。
マリア・アイシュヴァルトもフィリップ・バランキエヴィッチも、来日公演や世界バレエフェスティバルへの出演で日本でも人気の高い、カンパニーを代表する実力派ダンサーです。最近本拠地での出演機会は減っているとはいえ、まだまだカンパニーの中核ダンサーとして活躍していたので、驚きました。
シュツットガルト・バレエは最近特に若手ダンサーを積極的に登用している傾向が高く、21日の「オテロ」公演では、入団2年目、まだ20歳のデミ・ソリスト、コンスタンティン・アレンがオテロ役を演じ、終演後、2段階昇進でプリンシパル昇進が決まったとのことです。世代交代の波が押し寄せているということでしょうか。
なお、11月にはシュツットガルト・バレエはロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で公演を行いますが、アイシュヴァルト、バランキエヴィッチともども「じゃじゃ馬馴らし」に主演する予定です(出演日は未発表)。なので、彼らのファンはここで観るのもよい機会なのではないかと思います。
10/31追記
アイシュヴァルト、バランキエヴィッチ、およびソリストのオイハネ・ヘレーロの退団に関する記事が出ました。
マリア・アイシュヴァルトは2004年にシュツットガルト・バレエにプリンシパルとして入団しました。彼女は2012年より、RAD傘下の英国のノーテーション専門機関であるベネッシュ・インスティチュートにて舞踊記録法を学んでおり、2015年に修了する予定です。「今は、私のバレリーナとしての人生の後のキャリアにより集中する時期が来ました。私は踊ることを愛しており、勉強と教えと並行しながら機会があればフリーランスとして踊り続けたいと思っています」
フィリップ・バランキエヴィッチは、1996年、リード・アンダーソンが芸術監督に就任した年に入団し、2002年にプリンシパルに昇進しました。「素晴らしい年月を過ごすことができ、たくさん踊ることができました。自分が夢見ていたすべての主役を踊ることができました。私が方向転換する時が来たようです。教師として、そして振付家として自分の知識を伝えていきたいと思っています。これらの経験を積む一方で、フリーランスのダンサーとして踊り続けます」
オイハネ・ヘレーロはジョン・クランコ・スクールを卒業して1997年に入団しました。10月31日をもって退団しダンサーを引退しました。現在36歳の彼女は、ジャイロトニックの教師としての勉強を始めます。「私の体は、バレエシューズを脱ぎ捨てる時が来たというサインを出しました。長いこと踊り続けていて、新しいことを始めたいという気持ちになっています。この年月の間に自分の体で経験してきたことを、多くの人々、ダンサーだけでない人々に伝えていきたいと思います」
芸術監督のリード・アンダーソンは3人のアーティストを讃えました。
「マリア・アイシュヴァルトは、シュツットガルト・バレエに素晴らしい舞台の瞬間を届けてきました。その優れた音楽性とクリアなラインによって、観客をいつも魅了してきました。オイハネ・ヘレーロは、長年の間、信じられないほど多くの役柄にベストを尽くし、その優れたパーソナリティによって多くの作品に豊かさをもたらしました。フィリップ・バランキエヴィッチは、あらゆる意味において、私たちのダンサーのためのお手本となるべき人です。高いプロ意識、働き者で、ステージ上での存在感が大きく、多くのパートナーに心を配り、そして何よりも、完璧なジェントルマンです。私たちは3人がいなくなることをとても寂しく思うとともに、彼らがシュツットガルト・バレエ、特に本拠地のみならず世界中の観客たちにもたらしたものに対して心からのお礼を申し上げたいと思います。それは、心をこめ、そしてすべてを捧げて踊られた、最高のレベルの踊りでした」
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