BlogPeople


2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

« ロイヤル・ニュージーランド・バレエ「ジゼル・ザ・ムービー」 | トップページ | 8/16 【ザ・ファクトリー3】さいたまゴールド・シアター×瀬山亜津咲 「ワーク・イン・プログレス公開」 »

2013/08/20

8・17、18 「ディアナ・ヴィシニョーワ -華麗なる世界-」Aプロ The World of Diana Vishneva

http://www.nbs.or.jp/stages/1308_vishneva/

マルセロ・ゴメスが振りつけたプロローグで、全員が登場。スポットライトの中にディアナが浮かび上がり、それにユレル、ブシェ、ボーダーと女性ダンサーたちが加わって次に男性ダンサーたちも登場。女性は黒のレオタード(ヴィシニョーワだけ巻きスカートをレオタード上に巻いていた)、男性はタイツの人もいればハーフパンツの人もいた。ペアになったり、トリオになったり次々と入れ替わる。スタイリッシュな仕上がり。

第1部
「オテロ」Othello
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:アルヴォ・ペルト
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン Helene Bouchet, Thiago Bordin

アルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」の美しいピアノ&チェロの曲に合わせ、薄いゆったりした白いワンピース姿のブシェと腰に布を巻いたボアディンが並んで立ち、前を向いている。前に観たときにはまだ少年ぽさを残していたボアディンだったが、急に男っぽくなったようだった。ゆっくりした動きで静謐なパート。お互いの心を探り合っているかのようで、少しずつ心の距離が近づいてくるのを感じる。やがてオテロが自分の腰巻をゆっくり外し、デズモデーナの腰の周りに巻きつける。ボアディンのお尻がプリンとしていて素敵。そしてオテロがデズモデーナの首に手をかけるところで暗転。といっても、ここでオテロが彼女を殺したわけではなく、このシーンは全幕では前半に登場する場面。

この作品のダイジェスト映像は、シュツットガルト・バレエのサイトで見られる。(10月に上演予定のため)
http://www.stuttgarter-ballett.de/spielplan/othello/trailer/


「コッペリア」Coppelia
振付:ミハイル・バリシニコフ 音楽:レオ・ドリーブ
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン Melanie Hurel, Mathias Heymann

バリシニコフ版ということだけど、衣装はパトリス・バール版。スワルニダのピンクのサッシュベルトが可愛らしい。一昨年末に怪我をしてしまい3月に復帰したばかりのマチアスの踊りを久しぶりに観ることができて嬉しい。軽やかな跳躍と美しい着地、エレガンスを保ちつつも胸のすくような踊り。初日はちょっとだけ着地がずれたところがあったけど二日目は完璧。完全復活をこの目で観ることができた。メラニー・ユレルは、オペラ座らしい正確で気品のある踊りなのだけど、ちょっと存在感が地味すぎるのが惜しまれる。


「失われた時を求めて」より "モレルとサン・ルー" Morel et Saint-Loup from Proust ou les Intermittences du Coeur
振付:ローラン・プティ 音楽:ガブリエル・フォーレ
マルセロ・ゴメス、デヴィッド・ホールバーグ Marcelo Gomes, David Hallberg

今回一番楽しみにしていた演目の一つ。美しい身体のライン、天使のような容姿のホールバーグは、サン・ルー役にはぴったりで、モレル役のゴメスを見つめる澄んだ目の、悪魔に魅せられた様子も悩ましい。一方、マルセロはこのユニタードの衣装を着るには少々逞しすぎるようで、ちょっとイメージが違っていた。黒天使モレル役を演じるには、良い人オーラがありすぎるのだ。もうすこし痛切で退廃的な雰囲気が欲しかった。ただ、二人とも身長がほぼ同じで並んだ感じの見た目は良く、息はぴったりと合っており、丁々発止の緊張感あふれるパ・ド・ドゥに見ごたえがあったのは言うまでもない。


「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 Tchaikovsky Pas de Deux
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース Ashley Bouder, Joaquin de Luz

登場した時には、デ・ルースの小柄さ、ボーダーのムキムキの腕にびっくりしたのだが、踊りだすと素晴らしかった。二人とも音楽性に大変優れており、アクセントをつけながらピタ、ピタッと音に合わせて緩急を決められるボーダーの凄さに恐れ入った。グランフェッテも安定感抜群で強靭なテクニックを感じさせる。デ・ルースは、深いプリエと鮮やかな跳躍、わくわくさせるようなスピード感が見事だった。後半は、軸足で跳躍しながらのピルエット・ア・ラ・スゴンドで魅せてくれた。実は第三部が始まるところで、デ・ルースがこの演目で痛めていた膝が悪化して「ドン・キホーテ」を踊れなくなったというアナウンスがあったのだが、少なくともこの踊りを観ている限りでは調子の悪そうなところは微塵もなかった。特にヴァリエーションの最初のトゥール・アン・レールの切れの見事さには、思わず場内から拍手が湧き上がった。


第2部
「ダイアローグ」Dialogues
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フェデリコ・モンポウ(「ショパンの主題による変奏曲」)
ディアナ・ヴィシニョーワ、ティアゴ・ボァディン Diana Vishneva, Thiago Bordin
ピアノ演奏:アレクセイ・ゴリボル Piano:Alexei Goribol

今年の黄金のマスク賞に輝いたノイマイヤー振付の「ダイアローグ」。ピアノ演奏のアレクセイ・ゴリボルはマリインスキー劇場所属で、ロシア功労芸術家、コンクール入賞歴もあって演奏家として活躍しているピアニスト。彼の演奏が見事だった。ショパンの24の前奏曲第7番イ短調(いわゆる「太田胃散」)を主題として作曲された「ショパンの主題による変奏曲」。椅子が2つ置かれた室内で、ボァデインと、真っ赤なドレスのヴィシニョーワが、タイトル通り「対話」を繰り返すかのように踊る。いかにもノイマイヤー的な、フレックスの足先を使った上半身、下半身とも動きの多い振付(このフレックスの多用が私がノイマイヤー作品で苦手だと思う部分なのだが)で踊るヴィシニョーワは、女の弱さの中にある強さ、そして奔放さ、エキセントリックさも内包していて、愛、不安、疑念など様々な感情をよどみなく饒舌に伝えてくる。ボァディンとのパ・ド・ドゥ。ノイマイヤーらしいリフトも登場して、彼のパートナーリングの巧みさを見せてくれるとともに、不思議な相乗効果をもたらし、ヴィシニョーワというスターと対等な強い輝きがあった。後半激しさを増してくるパ・ド・ドゥは、まるで「椿姫」の黒のパ・ド・ドゥを思わせるものだった。最初は少しとっつきにくい印象がある作品だが、2回目に観たときに、ずっと引き込まれて見入ってしまうパワーがあった。
http://youtu.be/Hb1zSRQQAy8

リハーサル映像
http://youtu.be/OR8W85gN8c4


第3部
「フーケアーズ」 Who Cares?
振付:ジョージ・バランシーン 音楽:ジョージ・ガーシュイン
アシュレイ・ボーダー

アナウンスがあってデ・ルースの負傷により「ドン・キホーテ」の代わりにボーダーが「フー・ケアーズ」のソロを踊った。おそらく衣装ではなく手持ちのスカート付き黒レオタードを着用したようだったけど、急遽の変更にもかかわらず見事に踊ったのはさすがバランシンのカンパニーのメンバーだけある。よくスウィングしていて、ここでもボーダーの音楽性の豊かさに魅せられた。明るくチャーミングな彼女、素早い回転も音にぴったりと合っていて小気味よく、洒脱で魅力的だった。NYCBの来日公演がとても楽しみになった。


「マンフレッド」Manfred
振付:ルドルフ・ヌレエフ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マチアス・エイマン Mathias Heymann

バイロンの詩をヌレエフが舞踊化したこのソロ作品は、チャイコフスキーの悲劇的でドラマティックな音楽に合わせて、ヌレエフらしい難しいテクニックを盛り込んだもの。1年半も怪我で舞台から遠ざかっていたマチアス・エイマンが今年3月のヌレエフ・ガラで見事な復活を遂げた作品ということで、とても楽しみにしていた。左右へのフェッテアラベスク、マネージュ、ロンドゥジャンブ、複雑な振付の中にエレガンスとともに情念をたっぷりと盛り込み、内に秘めた激情を炸裂させるように踊るマチアスの姿に、胸が熱くなった。音のしない着地、美しいアラベスク。最後はゴロゴロと床の上を転げていく。男っぽく成長し、試練を経て演技力にも磨きがかかった彼が踊るパリ・オペラ座の舞台を早く観たくなった。


「ジュエルズ」より "ダイヤモンド" Diamonds from Jewels
振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
エレーヌ・ブシェ、デヴィッド・ホールバーグ Helene Bouche, David Hallberg

以前ハンブルク・バレエで「ジュエルズ」の全幕を観たのだけど、この時のダイヤモンドは、その年に引退したヘザー・ユルゲンセンだった。ブシェは長くまっすぐで美しい脚の持ち主だが、クラシックのカンパニーのバレリーナが踊る「ジュエルズ」とは違うように演じていたのが興味深かった。一つ一つの動きにドラマが感じられるのだ。「ダイヤモンド」が「白鳥の湖」の振り付けを引用しているのはよく知られていることだが、その部分がオデットではなくまるでオディールのようで、王子を誘惑しているように見えた。視線も強くて支配的な空気をまとっていた。ロシアのダンサーのようにポール・ド・ブラに繊細さがない反面、ノイマイヤーのカンパニーのダンサーらしい演技で面白い。一方、ボリショイ・バレエには去年「ジュエルズ」がレパートリー入りしており、ちょっと前のロンドン公演でも踊られたのだが、ホールバーグはロンドン公演は「眠れる森の美女」しか踊っていない。だが、ロシアからアメリカに渡り、ロシアという国にオマージュを捧げたバランシンの「ダイヤモンド」をアメリカ人だがロシアで活躍するホールバーグが踊るというのは、これまた興味深い。彼の純白の個性、オペラ座仕込みの優雅さはこの演目にぴったり。ドラマティックバレリーナと真っ白なクラシックダンサーは、不思議な感じのケミストリーを生み出して、ロマンティックな香気が漂う。特に最後に恭しく女性ダンサーの手にキスをするホールバーグの姿には、思わず白鳥の湖の王子の姿を重ねてしまう。


「オネーギン」より 第3幕のパ・ド・ドゥ Pas de Deux from Onegin 3rd Act
振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス Diana Vishneva, Marcelo Gomes

先日のボリショイ・バレエの「オネーギン」にゲスト出演して好評だったという二人。だが、ものすごい違和感が残った舞台だった。ヴィシニョーワは、おそらく他のバレリーナとは全く違うタチヤーナ役を演じたかったのだろう。まずメイクが濃くてものすごく艶やかで色香が漂っている。オネーギンの求愛に身も心もとろけそうになっていて、全く迷いが感じられず彼に身を任せてよろめきまくっている。手紙の告白によって久しぶりに逢う二人ではなく、不倫カップルのようだ。ただ、確信犯というか、信念をもってこの愛に突き進んでいるようで、彼女の強い意思は透けて見える。なので、最後に唐突に手紙を破り捨て、はい、って彼に破いた手紙を渡して出て行って、と命令する様子があまりにも唐突でびっくりしてしまった。彼が去ったあとは、一滴も涙も感傷も見せず、私、オネーギンに負けず彼を追い出したわ、えらいわ私!って感じで、最後の表情は、「勝った」という勝利を表していたのだ。とにかく演技が大仰なのに驚かされた。一方、ゴメスは髭がなく白髪交じりにもなっていないので若く見える。前髪が乱れている様子はちょっとセクシー。彼のオネーギンは、とにかくタチヤーナに懸命に懇願し続けていて、まるで犬のように彼女を忠実に見つめて訴えかけている。彼が彼女に寄せる強い想いは感じられて、観る側としても心は動かされるのだけど、でも最後のシーンでもオネーギンは強いプライドを持ち続けて欲しい、一瞬でいいから彼女の心を手に入れた喜びを見せて欲しかったと感じた。ある意味、大変ユニークで面白いパフォーマンスではあったけど、これはもはや「オネーギン」ではないと感じた。


フィナーレも、マルセロ・ゴメスの振付によるもので、アストル・ピアソラのアルゼンチン・タンゴに合わせたもの。やはり女性は全員黒レオタード。女性だけ、男性だけで踊った後、ペアごとに登場して踊りを見せてくれる。デヴィッド・ホールバーグのグランジュッテは、彼の美しい脚、つま先がよく伸びてうっとり。怪我をしたホアキン・デ・ルースも登場して、アシュレイ・ボーダーをきっちりとリフトしてくれた。ヴィシニョーワはホールバーグ、ゴメスの二人を従えて登場。このオープニングとフィナーレはとてもスタイリッシュで、公演のクオリティを上げるものでとても良かったと思う。演目は、それぞれ大変見ごたえあって楽しめたし、間に新作「ディアローグ」を挟むという構成も良い。ダンサーもみなレベルが高く、シーズンオフにおいて贅沢な喜びを味わさせてもらった。Bプロも楽しみだ。

« ロイヤル・ニュージーランド・バレエ「ジゼル・ザ・ムービー」 | トップページ | 8/16 【ザ・ファクトリー3】さいたまゴールド・シアター×瀬山亜津咲 「ワーク・イン・プログレス公開」 »

バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

ヴィシニョーワの世界、ご覧になったんですね。さっそくのアップ、ありがとうございます。
魅力的な出演陣に、私もぜひ見に行きたかったのですが、何せ大阪なもので・・・。
マチアスのマンフレッドを見たいと思っていたので、うれしかったです。
私も早く彼が活躍するパリオペラ座を見たいです。
そして、これだけの出演者を集められるヴィシニョーワ、やっぱり素敵です。

ショコラ・ショーさん、こんばんは。

とても魅力的なメンバーで楽しいガラだったのですが、チケットの売れ行きが苦戦してたようですね。ローザンヌ・ガラ、スターダンサーズ・バレエ団と重なっていたこともあり。随分割引チケットも出回っていて、定価で買った身としてはうーん、でした。東京でこんなに入らないと、関西でも公演はできないだろうな、と。ほかが重ならなければ、入ったのかもしれないですけどね。

マチアスのマンフレッドは、映像がYTにあるので、ぜひ彼の名前とマンフレッドで検索してみてくださいね。とても情熱的な踊りで素晴らしいです。来年の来日公演では間違いなく来てくれるし、多分バジルを踊ってくれるから、楽しみですよね!復活本当に嬉しいです。

これだけの豪華メンバー、特に男性ダンサーは本当にきら星ばかりを集められるヴィシニョーワはやはり人望もあって、魅力的なアーティストなんですよね。「ディアローグ」で本領を発揮したと思いました。

来年のパリオペラ座来日公演は絶対に観に行くつもりなので、今から楽しみです。
「マンフレッド」の画像も探してみます。
でも、売れ行き、苦戦だったんですね。
何とか都合をつけて、行けばよかった、と少々後悔しています。
東京で入ってくれないと、大阪なんて絶対に来ませんから。
悲しいけど、地方の現実です・・・。

ショコラ・ショーさん、こんばんは。

来年のパリ・オペラ座公演は人気演目二つなので、きっとチケットの売れ行きも良いと思います!マチアスのデ・グリューも良かったです~。「マンフレッド」はここです。http://youtu.be/sXZiAp0j3Zo

お盆の時期なので家庭や帰省の都合で来られなかった人も多かったんじゃないかなって思います。でもいいガラだったので、ぜひ次回も期待したいですね!

こんにちは。
今回のガラ、英国ロイヤルバレエでも散財しているので、チケットをとる時迷いましたが、観ることが出来て、本当に良かった。

Bプロで印象に残った演目ひとつめは、「レタと白鳥」。
これは、イーゴリ・コルプが素晴らしかった!
王子役よりこういう演目のほうがしっくりくるような気がします。
ふたつめは「タランテラ」。
もともとこの演目は好きなのですが、二人は音楽にのってキレのある楽しい「タランテラ」にしてくれました。
技術の高さとパートナーリングの良さが、こんなに観る側をウキウキさせるのかな?

三つ目は「カルメン」。
すごく展開も早く、目がはなせないあっという間の40分でした。主役三人がこの三人だからこそ、ここまで引き込まれたのかもしれません。
今後別の配役で見ても、感動出来るのか…、今からいらぬ心配をしています。

最後にマチアス・エイマン。
パリオペラ座らしい、優雅な感じが素敵でした。
前は、技巧が先に立ってもっとやんちゃな感じだったと皆さん書いているようですが、今回のパフォーマンスからは想像できません。ダンサーはどんどん成長しているのですね!
ユレルとのパートナーリングはちょっと残念???なところもありましたが、別のパートナーと踊るのも、是非観てみたいです。

ちゃんとした振り付けのあるプロローグとフィナーレもガラ全体をまとめていて良かったです。

こんなに充実したガラ、次もあることを期待したいです!

こんにちは。
先程、こちらのコメントにBプロの感想を書き込んでしまいました。すいません。

今度は、Aプロの感想を書きます。
Aプロで期待していたのは、「失われた時を求めて」、「チャイパ」、「ジュエルズ」、「ダイアローグ」。

「失われた時を求めて」はパリオペのDVDで予習しようと思っていましたが出来ず、今回初めて観ることとなりました。ゴメスとホールバーグ二人の世界をかなり堪能出来ました。
濃厚で情熱を秘めたものに感じましたが、もっと退廃的でどんよりとした感じが本当なのでしょうか?ぜひ作品全体をみてみなければと思います。

「チャイパ」は期待通りの素晴らしさで、NYCB組に拍手です。

「ジュエルズ」は、Aプロの中で一番グッときたパフォーマンスでした。
今までみてきたものとは、明らかに違うものでした。それが良いのか悪いのかは別として、とにかく二人が美しく、異次元の世界?この世ではない手の届かない世界?何と表現したらいいのかわかりませんが、それが凄く良いなと思いました。

「ダイアローグ」は最初、単調に感じましたが、どんどん高揚してきて、最後にはヴィシニョーワの濃厚な世界が完成していた…という感じでした。
ヴィシニョーワとボァディン、二人とも素晴らしいパフォーマンスでしたが、また観たいかというと私は???です。

最後にブッシェとボァディンの「オテロ」も美しくて見惚れました。

ashitaさん、こんにちは。

Bプロは、私もその3作品が良かったです。コールプは才人ですよね。個性が強いけど、でもマリインスキーならではの美しさもある。「タランテラ」は盛り上がりましたね!この二人の技術の素晴らしさと音楽性、エンターテイナーぶりとパートナーリングの良さ。「カルメン」はヴィシニョーワの個性にもよく合っていたし、ほかの二人も素晴らしかった、なかなかメーン3人が揃って良いパフォーマンスってこの作品では見られないですよね。

マチアス、随分と大人っぽくなって、オペラ座らしいエレガンスを身につけて、ケガからの復活と成長ぶりが観られて嬉しかったです。本当に次回も期待したいですね!

ashitaさん、こんにちは。

「失われた時を求めて」は、生では観ていないのですが、DVDで出ているオペラ座の映像は素晴らしく、全編がまさにプルーストの世界を体現しているので機会があればぜひご覧になってくださいね。このモレルとサンルーのシーン、今回のガラも良かったんですが、やはり全幕を踊っている映像のマチュー・ガニオとステファン・ビュリヨンに軍配が上がるかな、もっと背徳的な感じと緊張感があったように感じられました。

「チャイコフスキーパ・ド・ドゥ」は期待通りの素晴らしさで、さすが本家バランシンでしたね。NYCBの来日公演も楽しみです。

「ジュエルズ」は、ホールバーグもブシェも大変美しいダンサーですが、二人の持ち味が違っていたのが面白かったですね。ホールバーグは特に、人外感があるというか、美しいあまり現実の人間の世界を超越している感じがします。

「ディアローグ」は面白い試みだけど若干冗長かな、と思ったところはありますね。もう少し刈り込まれたらきっとすごい作品になっただろうなと感じました。「オテロ」も美しかったですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ロイヤル・ニュージーランド・バレエ「ジゼル・ザ・ムービー」 | トップページ | 8/16 【ザ・ファクトリー3】さいたまゴールド・シアター×瀬山亜津咲 「ワーク・イン・プログレス公開」 »