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« マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」映画館で6/23に日本全国で上映 | トップページ | バットシェバ舞踊団の「Deca Dance」がARTEで視聴可 »

2013/06/09

ボリショイ・バレエが、ツィスカリーゼを解雇

セルゲイ・フィーリン襲撃事件に関し、彼が酸で襲撃されたのは疑わしい、公表された怪我の写真も偽物だと主張し、また容疑者の1人パーヴェル・ドミトリチェンコを擁護してきた、ボリショイのトップスター、ニコライ・ツィスカリーゼが、劇場との契約を今月末で打ち切ると通告されました。ボリショイの広報官が発表しています。
Bolshoi Ballet dismisses world star Nikolai Tsiskaridze
http://www.theartsdesk.com/dance/bolshoi-ballet-dismisses-world-star-nikolai-tsiskaridze

ボリショイでプリンシパル・ダンサーとして、そして人気のある教師として活躍してきたツィスカリーゼですが、両方の契約が切られることになります。

今シーズン、彼の出番は13回と少なく、うち6回はロットバルト役でした。また当初出演を予定されていた夏のボリショイのロンドン公演への出演もキャンセルされ、教え子たちには、彼を離れるようにとの劇場の勧告もありました。そのため、予想されていた事態ではあります。

しかしロシアでは大変人気が高く、またテレビなどメディアの露出頻度も高い彼なので、今後メディアでの反撃も予想されます。

一方、フィーリンは先日ドイツで18回目の手術を受けたとのことで、治療も予断を許さない状態にあるようです。早く回復されますように。


追記:上記The Arts Deskの記事も執筆したIsmene Brown氏のブログが、大変細かく事件を追っています。英語ですが、ロシア語からの翻訳もたくさん載せていて情報も早いです。最新のエントリでは、このツィスカリーゼ解雇の件について詳細が載っています。
http://www.ismeneb.com/Blog/

最近、こちらのブログ記事で、フィーリンがファンに向けたメッセージを紹介していました。月曜日に、彼の妻マリア・プローヴィッチのFacebookに掲載されたものです。
http://www.ismeneb.com/Blog/Entries/2013/6/6_Filins_cry_from_Facebook.html

その中で、フィーリンは18回目の目の手術を受け、それは5時間近くにも渡るもので、麻酔が切れた時にはものすごい痛みを感じたそうです。友人たちに、その暖かさ、心配してくれたこと、心を向けてくれたこと、辛抱強さ、支援、真の友情と愛に深く感謝しているとのことです。これが彼にとって最も重要で必須の薬であると。彼らに向けて深々と頭を下げるとともに、希望を持ち続けて信じ続けると。

6/11追記
いくつか報道が出ていますので、リンクを張ります。

AFP 露ボリショイ、トップダンサー解雇 監督襲撃事件で経営陣批判 (日本語)
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2949293/10880976

New York Times
Bolshoi Ballet Drops Star Who Faulted Leadership
http://www.nytimes.com/2013/06/10/arts/dance/bolshoi-ends-contract-with-star-dancer-tsiskaridze.html

ロイター通信
Ballet star says he is being hounded out of Russia's Bolshoi
http://www.reuters.com/article/2013/06/09/entertainment-us-russia-bolshoi-idUSBRE95806V20130609

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

彼の言いたい放題は、日本だったら有り得ない内容なので当然だと思います。
でも辞めたらまたあることないこと言うでしょうね…。
ボリショイは大人数を抱えているバレエ団のひとつなので、学生時代クラストップのダンサーが入って努力しても大半がコールドで終わってしまいます。
フィーリンは批判されている点はあるものの、若手を積極的に起用したり、モチベーションの高いダンサーには階級に関わらず役を与えています。
早く監督が戻ってきて、落ち着いて活動できるよう祈るのみです。

解雇、ですか。残念ですが、現在の混乱状態を解消するためには仕方ないのかもしれないですね。
私はフィーリンも大好きだし、ツィスカリーゼも素晴らしいダンサーだと思っています。
残念でたまりません。
この背景にはロシア独特の理由があるような気がしますし、とても複雑な気持ちです。
どういう決着になっても、遺恨を残しそうですね。

nekoさん、こんにちは。

ツィスカリーゼはかつては素晴らしいダンサーで、今も脚の美しいラインは相変わらずだし、教師としても大変優れていたようですが、今回はちょっとマスコミの前でいろいろと言いたい放題をしすぎてしまったようですね。さすがに上層部も黙っていられなかったのでしょう。

ボリショイは、たしかに、団員数で言っても世界で一番大きなバレエ団ですし、優れた才能があってもコール・ドでくすぶっているような人も多いでしょうね。マッツ・エックやウェイン・マクレガーなど現代振付家の作品を取り入れたり、若いダンサーを抜擢したりといったフィーリンの改革はやはり必要だったのではないかと思います。

たしかにフィーリンに関して、批判もあるし、ドミトリチェンコが言っていたように、団員の給料の一部を抜いてお気に入りのダンサーに渡すといったことも実際行われていたようです。しかし、だからといって、半年経った今も外国で入院していて目が見えず、18回も手術を受けるというひどい目に遭わされていいはずがありません。暴力的な手段はダメですよね。

あとで補足しますが、フィーリンからの感動的なメッセージがFacebookにアップされていたのでご紹介します。とにかく目が見えるように回復して、彼が安心して芸術監督の職務に戻れることを祈ります。

ショコラ・ショーさん、こんにちは。

ツィスカリーゼが解雇になってしまったのは残念ですよね。以前、ボリショイが「ラ・バヤデール」と「ファラオの娘」を来日公演に持ってきた時には、フィーリンも現役でファラオで美しい足さばきと肉体美を見せてくれたし、ツィスカリーゼのソロルもそれはそれは素晴らしかったです。それが、数年後にはこんなことになっているとは残念でたまりません。(多分ツィスカリーゼは襲撃事件そのものとは関係ないとは思っていますが)

ちょっと前に、プリセツカヤの自伝「闘う白鳥」を読んだのですが、その時代は、ソ連の闇を感じる時代で色々とあったわけなのですが、今も、闇の深いところがあるんだな、と思った次第です。

naomiさん、ありがとうございます。
ツィスカリーゼはずば抜けて才能のあるダンサーだとは思います。
また、彼は教えが上手いようでDenis Rodkinという有望な男性ダンサーを育てていました。
彼は動きが優雅で、相当なな美男子です(笑)最近だとファラオの娘やスパルタクスで主演してますよ。現地でも人気だそうです!

nekoさん、こんばんは。

デニス・ロトキン、ハンサムですよね~。去年のボリショイの来日公演「ライモンダ」で二人の詩人の片方を演じていて(もうひとりはラントラートフだった)、若手では素敵な人が多いのね、と思ったのでした。スパルタクス役も演じていたのですね。
ロシアのテレビ番組をネットで見たのですが、ツィスカリーゼに指導されていたり、ツィスカリーゼが彼のことを語っている映像があったのです。ロシア語はわからないのですが、ロトキンの有望さはよくわかりました。

また最近、ボリショイ以外のところで、ツィスカリーゼは、アンジェリーナ・ヴォロンツォーヴァと「ジゼル」を踊っていましたね。彼女も彼の教え子ですよね。

ツィスカリーゼ、「ラ・バヤデール」での濃いソロルや、「スペードの女王」のゲルマンなどがとても良く印象に残っています。こういう形でボリショイを去ることになったのは残念ですよね。

ラントラートフは、次回来日までにはプリンシパルへの昇格があると思います。
ヴォロンツォーヴァは今後どうするのか分かりませんが、今のところはキャスティングされてる
よう(彼女は可憐な役が似合いますね~)
「スペードの女王」すごく好きです。彼の強い個性に合った作品だと思います。

余談ですが、ロットバルトの写真ばかりニュース等で使うのは腹が立ちます(苦笑)
配役は本人の人格と全く関係ないので。

nekoさん、こんにちは。

ラントラートフは最近主演が多いし、ブノワ賞にもノミネートされたし、ザハロワ相手にも踊ったりしているので、プリンシパルに昇格しそうですね!

ヴォロンツォーヴァはたしかにとても可愛らしいですよね。きっとジゼルなど似合うことでしょう。彼女には今後は女性の教師が付くことになるんでしょうか。頑張って欲しいなと思います。

スペードの女王のツィスカリーゼは強烈だったし素晴らしい演技を見せてくれたと思います。YouTubeに上がっている若い頃の映像の踊りは本当にすごいですよね。あれを見ると、彼がロシアで大人気なのは納得です。

そうそう、報道でロットバルト=悪の天才の写真ばかり使って、そういうイメージにしているのはよくありませんよね。これはドミトリチェンコの、やはりロットバルトとイワン雷帝の写真ばかり使っているのとも共通点がありますが…

naomiさん
情報ありがとうございます。
ツィスカリーゼがボリショイからいなくなるなんて。。。
でもどこにいてもいいので、踊ってほしい。日本に来てほしい。

ロシアっていろいろ闇がある国なのですね。という印象ですが、バレエを観たい日本のファンのために、ツィスカリーゼが単独でいいので来てくれるといいなと思います。最近日本で彼の踊りを見ることができなく、残念に思っていますから。
ツィスカリーゼ、大好きです。

buminekoさん、こんばんは。

ツィスカリーゼは素晴らしいダンサーですよね。ほかにはない強烈な個性があるし、ラインはとても美しいし。最近のボリショイの来日公演では来ていませんが、「ラ・バヤデール」「ファラオの娘」で主演した時の彼は凄かった!

彼は教師としても優れているようだし、ゲストとして呼びたいカンパニーはたくさんあるんじゃないかと思います。ほんと、日本でもまた観たいですよね。

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