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2012年9月

2012/09/28

第13回 世界バレエフェスティバル、BSプレミアムシアターでの放映演目

第13回 世界バレエフェスティバル、BSプレミアムシアターでの放映演目が、NHKクラシック トピックスでアップされていました。

http://www.nhk.or.jp/classic-blog/100/132574.html

第13回 世界バレエフェスティバル
世界のトップスター 夢の競演 全26演目一挙放送

放送: 10月15日 午前0:00~5:16 [BSプレミアム] プレミアムシアター

放送演目
Aプログラム
1 「モペイ」
振付: M.ゲッケ
ダンサー: フリーデマン・フォーゲル

2 「幻想~『白鳥の湖』のように」から第1幕のパ・ド・ドゥ」
振付: J.ノイマイヤー
ダンサー: エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

3 「ドリーブ組曲」
振付: J.マルティネス
ダンサー: 上野 水香 マシュー・ゴールディング

4 「扉は必ず...」
振付: J.キリアン
ダンサー: オレリー・デュポン マニュエル・ルグリ

5 「海賊」
振付: M.プティパ
ダンサー: ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキー

6 「瀕死の白鳥」
振付: M.フォーキン
ダンサー: ウリヤーナ・ロパートキナ

7 「ディスタント・クライズ」
振付: E.リャン
ダンサー: スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ

8 「パガニーニ」
振付: M.ゴメス
ダンサー: マルセロ・ゴメス

9 「ラ・シルフィード」第2幕から
振付: J.コボー(ブルノンヴィル版に基づく)
ダンサー: タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー

10 「ブレルとバルバラ」
振付: M.ベジャール
ダンサー: エリザベット・ロス ジル・ロマン

11 「カンタータ」(世界初演)
振付: N.ドゥアト
ダンサー: ディアナ・ヴィシニョーワ ウラディーミル・マラーホフ

12 「ドン・キホーテ」
振付: M.プティパ
ダンサー: オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

Bプログラム
13 「パルシファル」
振付: M.ベジャール
ダンサー: カテリーナ・シャルキナ オスカー・シャコン

14 「タイス」(マ・パヴロワより)
振付: R.プティ
ダンサー: 上野 水香 マシュー・ゴールディング

15 「エフィ」
振付: M.ゲッケ
ダンサー: マライン・ラドメーカー

16 「ライモンダ」
振付: M.プティパ
ダンサー: タマラ・ロホ スティーヴン・マックレー

17 「ロメオとジュリエット」から バルコニーのパ・ド・ドゥ
振付: K.マクミラン
ダンサー: アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー

18 「ウィズアウト・ワーズ」
振付: N.ドゥアト
ダンサー: オレシア・ノヴィコワ レオニード・サラファーノフ

19 「椿姫」から 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付: J.ノイマイヤー
ダンサー: アニエス・ルテステュ ステファン・ビュリョン

20 「ラ・シルフィード」第2幕から
振付: P.ラコット
ダンサー: エフゲーニャ・オブラスツォーワ マチュー・ガニオ 東京バレエ団

21 「マーラー交響曲第5番」から"アダージェット"
振付: J.ノイマイヤー
ダンサー: エレーヌ・ブシェ ティアゴ・ボァディン

22 「シェエラザード」
振付: M.フォーキン
ダンサー: ポリーナ・セミオノワ イーゴリ・ゼレンスキー

23 「海賊」
振付: M.プティパ
ダンサー: ナターリヤ・オシポワ イワン・ワシーリエフ

24 「ル・パルク」
振付: A.プレルジョカージュ
ダンサー: ディアナ・ヴィシニョーワ ウラディーミル・マラーホフ

25 「コール・ペルドゥート」
振付: N.ドゥアト
ダンサー: スヴェトラーナ・ザハロワ アンドレイ・メルクーリエフ

26 「ドン・キホーテ」
振付: M.プティパ
ダンサー: ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン

管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
 指揮: ポール・コネリー (Aプロ)
     ワレリー・オブジャニコフ (Bプロ)

2012年8月3日、14日 東京文化会館

* 著作権の都合により放送できない上演演目がございます。あらかじめご了承ください。

********
放映が決定された当初から、クランコ、バランシン、ロビンスの作品は放映が難しいと思われていたわけですが、そのほか、ビゴンゼッティの「セレナータ」と、ラトマンスキーの「明るい小川」の放映がカットされてしまってとても残念です。

クランコの「ロミオとジュリエット」「オネーギン」に出演したマリア・アイシュヴァルト、バランシンの「ジュエルズ」に出演したジョゼ・マルティネス、そしてロビンスの「アザー・ダンス」に出演したジョシュア・オファルトの3人の出番がまるまる無くなってしまったのは悲しいですね。特に全プログラムに出演したアイシュヴァルトが観られないのは、彼女のパフォーマンスが素晴らしかっただけに残念なことです。

しかしながら、5時間にもわたって世界バレエフェスティバルの映像を観ることができるのは幸せというもの。被災地では映画館でも上映される予定とのことなので、バレエがみなさんを勇気づけることになるでしょう。

********
10/15追記
ザハロワ&メルクリエフの「ディスタント・クライズ」も放映されませんでした。
あと、実際の放送を見たところ、ザハロワ&メルクリエフの「コール・ペルドゥート」で数秒間映像が乱れる放送事故がありました。ということで、NHKに再放送をリクエストすると良いと思います。
http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
苦情、要望は上記から出すことができます。

2012/09/25

イングリッシュ・ナショナル・バレエの2013年スプリングシーズン

タマラ・ロホが芸術監督に就任したイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)が、2013年スプリングシーズンを発表しました。

プレスリリース(PDF)
http://www.ballet.org.uk/user_content/files/Site%20files/Tamara%20Rojo%20Season%20Launch%20Pack%20and%20Release%2024%20Sept

「Ecstasy and Death」と題されたトリプル・ビルは、イリ・キリアンの「小さな死 Petite Mort」(カンパニー初演)、ローラン・プティの「若者と死 Le Jeune Homme et la Mort」(ニコラ・ル・リッシュがゲスト出演!)そしてハロルド・ランダーの「エチュード Etudes」を上演。
London Coliseum 18-21 April 2013

「A Tribute To Rudolf Nureyev」と題されたトリプル・ビルでは、ヌレエフの生誕75周年および没後20年を記念して、ミハイル・フォーキン振付の「ペトルーシュカ Petrushka」(ヌレエフはこの役を1963年に初めて踊った)、ヌレエフのために振り付けられた、モーリス・ベジャール振付の「さすらう若者の歌 Song of a Wayfarer」、そしてヌレエフ振付の「ライモンダ Raymonda」3幕を上演。
London Coliseum 25-27 July 2013

「My First Cinderella」は3歳以上の子供向けの「シンデレラ」の新作。ENBのアソシエイト・アーティストであるジョージ・ウィリアムソンが振付。
28 March – 26 May 2013
Peacock Theatre, London


なお、2012年秋シーズンの上演作品は以下のとおりです。

The Sleeping Beauty「眠れる森の美女」ケネス・マクミラン振付
17 October – 2 March 2013, National Tour 
初日はタマラ・ロホがワディム・ムンタギロフと踊ります。

The Nutcracker「くるみ割り人形」ウェイン・イーグリング振付
22 – 25 November, Southampton Mayflower
12 December – 5 January 2013, London Coliseum
初日はダリア・クリメントヴァがワディム・ムンタギロフと踊ります。また、タマラ・ロホも久しぶりに金平糖の精を踊る予定となっているとのことです。

Swan Lake Choreographer – Derek Deane 「白鳥の湖」デレク・ディーン振付
Royal Albert Hall 2013
12-23 June, 2013


なお、スタッフとして、タマラ・ロホが芸術監督を務めるほか、副芸術監督にはキューバ国立バレエで活躍してきたロイパ・アラウホ、主席レペティトゥールにはロイヤル・バレエで今年間で現役で活躍してきたホセ・マルティン、バレエ・ミストレスには中国国立バレエほかでバレエ・ミストレスを務めてきたHua Fang Zhangが就任すると発表されました。

2012/09/24

ワーナー・マイカル・シネマズで英国ロイヤル・バレエの舞台映像を上映

全国に60劇場を展開するワーナー・マイカル・シネマズが、映画以外のコンテンツ作品を上映する「シアタス」で、英国ロイヤル・バレエ団の『白鳥の湖』や『マノン』など、最新8公演を全国の劇場で上映することが決定した。国内においてシリーズで上映するのは初めてだということです。

http://www.theatus-culture.com/

10月24日(水)には不朽の名作『白鳥の湖』を英国ロイヤル・オペラハウス(コヴェント・ガーデン王立歌劇場)から衛星中継します。
以降、『くるみ割り人形』『不思議の国のアリス』を衛星中継するほか、『マノン』『ジゼル』『ロミオとジュリエット』など、これまでに収録した国内未公開作品(一部を除く)の公演映像を全国の劇場で来年の5月まで上映するとのことです。


2012年10月24日(水)上映
SWAN LAKE
「白鳥の湖」(全4幕)中継

【出演】王女オデット:ゼナイダ・ヤノウスキー
王子ジークフリート:ネヘミア・キッシュ
他 英国ロイヤル・バレエ団

【原振付】マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ
【振付】フレデリック・アシュトン、デビッド・ビントレー
【演出】アンソニー・ダウエル
【音楽】ピョートル・チャイコフスキー
【美術】ヨランダ・ゾンアーベント
【演奏】コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団


2012年11月14日(水)上映
MANON
「マノン」(全3幕)収録
<2006年度収録>

【出演】マノン:タマラ・ロホ
デ・グリュー:カルロス・アコスタ
レスコー:ホセ・マルタン
他 英国ロイヤル・バレエ団

2012年12月14日(金)上映
THE NUTCRACKER
「くるみ割り人形」(全2幕)中継

【出演】こんぺい糖の精:ロベルタ・マルケス
王子:スティーヴン・マックレー
他 英国ロイヤル・バレエ団


2013年1月23日(水)上映
GISELLE
「ジゼル」(全2幕)プティパ版収録
<2011年1月収録>

【出演】ジゼル:マリアネラ・ヌニェス
アルブレヒト:ルパート・ペネファーザー
ヒラリオン:ベネット・ガートサイト
他 英国ロイヤル・バレエ団

2013年2月20日(水)上映
ROMEO AND JULIET
「ロミオとジュリエット」(全3幕)
収録
<2012年3月収録>

【出演】ロミオ:フェデリコ・ボネッリ
ジュリエット:ローレン・カスバートソン
他 英国ロイヤル・バレエ団


2013年3月29日(金)上映
ALICE’S ADVENTURES IN WONDERLAND
「不思議の国のアリス」(全3幕)
中継

【出演】未定
他 英国ロイヤル・バレエ団

2013年4月10日(水)上映
THE SLEEPING BEAUTY
「眠れる森の美女」(プロローグ付き・全3幕)
収録
<2011年12月収録>

【出演】オーロラ姫:ローレン・カスバートン
フロリムント王子:セルゲイ・ポルーニン
他 英国ロイヤル・バレエ団


2013年5月22日(水)上映
LA FILLE MAL GARDÉE
「ラ・フィーユ・マル・ガルデ」(全2幕)
収録

<2012年3月収録>
【出演】シモーヌ:フィリップ・モスレー
リーズ:ロベルタ・マルケス
コーラス:スティーヴン・マックレー
他 英国ロイヤル・バレエ団


楽しみですね!

2012/09/20

「バレエに生きる~パリ・オペラ座のふたり~」Une Vie de Ballets

公開初日に映画「バレエに生きる~パリ・オペラ座のふたり~」をBunkamuraル・シネマで観てきました。

http://www.alcine-terran.com/ballet/

去年パリ・オペラ座、ガルニエの売店でDVDが売っていて買ってきちゃったのに、観る時間がなくて結局映画館に観に行ってしまったけど劇場で観られて良かった。

「ラ・シルフィード」「パキータ」「ファラオの娘」など数々のロマンティック・バレエ作品の復元を行っているピエール・ラコットと、その妻でパリ・オペラ座の元エトワールのギレーヌ・テスマー。60年のキャリア、80歳となった今も精力的に振付活動を行っているラコットと、オペラ座での指導を現役で行っているテスマーは、50年近くにわたってパートナーシップを続け、現在も仲睦まじい様子を見せている。

1951年から振付活動をおこなっているラコットと、19歳で彼に出会ったテスマーの歩みは、そのままフランスのバレエの歴史と言ってもいい。7歳でパリ・オペラ座バレエを観てその魅力に取り憑かれたラコットは、若い頃から振り付けを始め、オペラ座に入団してプルミエに昇進した後振付に本格的に取り掛かろうとするも当時の芸術監督セルジュ・リファールに潰されそうになって、結局オペラ座を去って振付家への道を進む。一方、テスマーはコンセルヴァトゥールを卒業後マルキ・ド・クエヴァスバレエ団(ヌレエフが亡命後参加したバレエ団)を経て、ラコットが立ち上げた団員12人のバレエ団で活動し、世界中の舞台で踊るのだが、ラコット振付の「ラ・シルフィード」での成功によってパリ・オペラ座のエトワールとして迎えられるという異例のキャリアをたどる。ふたりとも、生粋のパリ・オペラ座団員ではなかったという点がとてもユニークだ。

貴重な映像をたくさん観ることができる。ダンサーをしていた頃のラコットは大変な二枚目で魅力的な踊り手だった。テスマーが踊った「声」はエディット・ピアフへのオマージュを捧げた作品で、彼女の歌声が使われており映画仕立て。「ハムレット」では、演技力にも大変優れているテスマーの美しいオフィーリアを観ることができる。ラコット振り付けではないが「コッペリア」と「海賊」では、テスマーの高度なテクニックに驚かされる。そして二人の名前を一躍高めた「ラ・シルフィード」では、テスマーの魅力とともに、ミカエル・ドナールのダンスール・ノーブルぶりも。ラコットがダンサーとしての引退公演で踊った「パピヨン」は、ドミニク・カルフーニが相手役として指名された。「盗賊の娘(マルコ・スパーダ」では、テスマーがヌレエフと踊る姿が見られる(これはDVD化されている)。ほかに、ラコットが影響を受けたというイヴェット・ショヴィレがルドルフ・ヌレエフと「ジゼル」を踊った映像も。

時代が一気に新しくなって21世紀に。ボリショイ劇場での「ファラオの娘」、マリインスキーでの「オンディーヌ」(オブラスツォーワとサラファーノフ」、そしてパリ・オペラ座での「パキータ」(オーレリ・デュポンとマニュエル・ルグリ、アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネス)。この作品でリュドミラ・パリエロとマチュー・ガニオをリハーサルで指導するテスマーの様子も見られる。そして東京のエトワール・ガラで上演された「メリー・ウィドウ」(マリ=アニエス・ジロとマチュー・ガニオ)、「三銃士」(ドロテ・ジルベール、バンジャマン・ペッシュ、マチアス・エイマン、マリ=アニエス・ジロ)の本番とリハーサル映像も。

若かりし頃のテスマーは容姿が美しいだけでなく、脚のラインもきれいでバランシンにも気に入られたというのも納得してしまう。昔の人にしてはプロポーションが実に均整が取れているのだ。そして何よりも心を打つのが、2人はお互いへの愛ゆえに、高め合おうという高い理想を持ってバレエに打ち込んだこと。「いつもお互いを驚かせ、決して失望させないこと。だからこそ愛し合う2人がここまで続いてきたの」(テスマー)。この2人がいたことは、バレエ界にとって幸いなことであり、彼らの愛がフランスバレエを今の形にしたと言ってもいいほどだ。

ラコットの復元作品については、正直に言うと作品としてどれもが面白いものではない。しかしながら、過去の遺産を現代へと伝えていくという重要な役割をラコットは担っており、しかもテスマーというミューズがいたことでそれは実現したのであった。さらに、彼らの活躍はパリ・オペラ座に留まるものではなく、世界中で踊ったという点も見逃せない。テスマーが引退した後も、ラコットの作品はオペラ座だけでなく、ボリショイやマリインスキーなどで踊られることになって、バレエのグローバル化の流れがひしひしと感じられる。

過去の貴重な映像を沢山見ることができる反面、近年の映像があまり画質が良くないことが少々残念ではあったけど、フランスのバレエのみならず世界のバレエの歴史と現在を知る上では見逃せない映画であり、大河ドラマの趣もある作品だ。

監督は、「マチュー・ガニオ&カルフーニ 〜2人のエトワール〜」アニエス・ルテステュ/美のエトワール」を撮ったマレーネ・イヨネスコ。

(以下、この映画でも登場する映像)

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2012/09/18

SWAN MAGAZINE Vol.29 2012 秋号

SWAN MAGAZINE Vol.29 2012 秋号が発売されました。
http://www.heibonsha.co.jp/swanmagazine/

[連載] パリ・オペラ座 エトワールに夢中!はVol.13、 エトワールのジョシュア・オファルトです。新しいエトワールが増えたためにエトワール用の楽屋がなく、コール・ド男子の大きな控え室の奥にあった物置部屋を改装して楽屋にしたたとのこと。スニーカーのコレクションが飾ってあるところが今時の若者らしいですね。今シーズン思い出に残った作品は、ジャン=ギョーム・バールの「泉(ラ・スルス)」。「フレンチスタイルをきっちり守った上で、それを今の時代に適応させた素晴らしい作品」とのことで、この作品をいつか日本でも観たい!という気持ちになります。オペラ座同期入団はヴァンサン・シャイエ、マチルド・フルステやローラ・エケだったのですね。

[特集]は振付家を育むカンパニーとして、ハンブルク・バレエとシュツットガルト・バレエを取り上げています。ハンブルク・バレエは6月の「バレエ週間」で上演された「リリオム」「RENKU」「ニジンスキー・ガラ」を中心に紹介。ハンブルク・バレエの若手カンパニー、ナショナル・ユース・バレエに入団することになった菅井円加さんのインタビューも。そして一番興味深かったのが、このたび「RENKU」をオーカン・ダンと振りつけて、たいへん好評を博した大石裕香さんのインタビュー。特に音楽をどうやって選び振りつけていったかという話は面白かったです。

シュツットガルト・バレエの方は、ヴァルナ、モスクワの国際バレエコンクールにおいて上位入賞後、かつてシュツットガルト・バレエとミュンヘン・バレエで活躍していた深川秀夫さん(現振付家)に、今回の来日公演で上演された「じゃじゃ馬ならし」や「白鳥の湖」に関するエピソードを伺うという趣向。ジョン・クランコ存命時に直接指導されていたという話は大変興味深いものでした。また、超絶技巧が要求される「イニシャルR.M.B.E」の2番目のパートのソリストを踊られたというエピソードにも驚きました。

ダンサー・インタビューは、「ブベニチェク・ニューイヤーガラ」に出演するドロテ・ジルベールとヤニック・ビトンクール(パリ・オペラ座)。細野晋司さんによる撮影は、二人をとても魅力的に捉えています。二人とも、イリ・ベニチェクの振り付けが好きで、今回新作を振り付けるということに惹かれて出演を決めたということで、とても楽しみな公演です。

新国立劇場バレエ団の「マノン」のレビュー、そして「シルヴィア」にゲスト出演する佐久間奈緒さんのインタビューも載っています。1993年に吉田都さん主演でバーミンガム・ロイヤル・バレエにて初演された作品ですが、2009年の再演まで上演されることがなく、ほとんど新作のような作品だったとのことです。佐久間さんの話を読むと、コメディタッチの部分もあったり、シルヴィアは家庭教師であり現代から始まっていたり、とても魅力的な作品のようで、ますます楽しみとなってきました。

有馬龍子バレエ団にカール・パケットとエロイーズ・ブルドンがゲスト出演した「ドン・キホーテ」のレビューと、ブルドンのインタビューもあるのは嬉しいことです。「ラ・バヤデール」ではニキヤ役に抜擢されたブルドンは現在21歳のスジェで、次期エトワール候補として注目されています。この新星をキトリ役でいち早く観られた観客は幸せでしたね。

さらに「パリ・オペラ座学校の四季」では、ピアニストの土屋裕子さんによる、パリ・オペラ座学校入団試験の結果や「ラ・フィユ・マル・ガルデ」公演のレポートも。パリ・オペラ座学校の日本公演で活躍したピエール・アルチュール・ラヴォーがコーラス役デビューをしたのですね。

また、ユニバーサル・バレエが来年に予定している「白鳥の湖」日本公演に先駆け、プリンシパルのファン・ヘミンとイ・スンヒョンのインタビューを掲載。 スロバキア国立バレエ団で活躍する佐藤玲緒奈さんのインタビューもあったりと、この号はずいぶんたくさんのインタビューを載せていて読み応え抜群でした。

そして「SWANーモスクワ編」第12話では、「アグリー・ダック」を踊った真澄が、自分ならではの表現に目覚める様子が丹念に描かれています。真澄が役の内へ、内へと入り込むことで、自分自身を発見していくさまがとてもリアルに描写されているので、作品のファンの方はぜひ本誌をお読みください。

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2012/09/13

森下洋子さんが世界文化賞を受賞

日本美術協会は12日、世界の優れた芸術家に贈る高松宮殿下記念世界文化賞に、バレリーナの森下洋子さんら5人を選んだと発表しました。授賞式は10月23日に東京都内で行われます。

産経新聞に記者会見の詳しいレポートが載っていました。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120912/art12091223460004-n1.htm

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012091201001543.html

森下さんの、「一人が派手に踊れば良いというのではなく、全員で夢や希望、ロマンを与えるのが舞台芸術のすばらしさ。毎日1年生のような新鮮な気持ちで取り組んでいきたい」というコメントがとても素敵ですね。

受賞理由
「森下さんの踊りのすばらしさを言葉で解説するのは不可能。現役の第一線で、みずみずしさに、深さまで加えられ、同じ時代に生きて舞台を見られる幸せをかみしめている」(演劇評論家・小田島雄志氏)

例年授賞式の模様や受賞者の横顔がフジテレビ系列の番組で報道されるので、楽しみです。


なお、過去の舞踊関係での受賞者は以下のとおりです。(演劇・映像部門)

1993年 モーリス・ベジャール
1999年 ピナ・バウシュ
2005年 マース・カニンガム
2006年 マイヤ・プリセツカヤ

またほかの受賞者は、蔡國強氏(絵画部門)、チェッコ・ボナノッテ氏〈彫刻部門〉、ヘニング・ラーセン氏〈建築部門〉、フィリップ・グラス氏〈音楽部門〉。フィリップ・グラスの曲はバレエでも多く使われていますね。

2012/09/08

8/28、8/30 ロイヤル・エレガンスの夕べ A Night of Royal Elegance

8月28日ティアラこうとう、30日鎌倉芸術館

http://www.dancetoursproductions.com/

ロイヤル・バレエとバーミンガム・ロイヤル・バレエのダンサー計8人を迎えてのガラ。休憩時間を含めても2時間というコンパクトなものだったのに、非常に満足度が高かった。

まず、大半の演目が、英国バレエを代表する振付家の作品で構成されているというコンセプトがいい。英国バレエを代表するアシュトン、マクミランから近年のウィールダン、マクレガー、新進のリアム・スカーレットというラインアップで、英国バレエの流れを学ぶことができた。

それから、一つ一つの演目が短めで、ダラダラとつまらないものがなく全部が面白かった。古典のパ・ド・ドゥはバーミンガム・ロイヤル・バレエのペアによる2作品のみというのも良かった。ダンサーが自分で踊りたい作品を楽しんで踊っているというのがよく伝わってきた。

さらに、この主催者さんによる初めての公演ということもあり、手作り感がなんともいい感じ。プログラムが1000円と良心的な値段で、しかもダンサー紹介にはダンサーの人柄を感じさせるエピソードが掲載されていたり、主要作品について、その作品を踊るダンサーからのコメントが掲載されていたり、と読み応えも十分あった。 鎌倉芸術館の小ホール、600人(プラスティアラこうとう)という少人数の観客だけが観られたのはとても贅沢だけど、反面この素晴らしさをこれだけの人数しか味わえなかったのはちょっともったいなかったかもしれない。


「リーズの結婚」より第1幕のパ・ド・ドゥ La Fille Mal Gardee
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:フェルディナン・エロルド
出演:ラウラ・モレーラ/スティーヴン・マックレー Laura Morera / Steven McRae

リボンを使ったパ・ド・ドゥ。全幕を見直して確認したのだが、実際には二つのパ・ド・ドゥをつなげていたのであった。実はラウラ・モレーラ、一昨年に「オネーギン」のタチヤーナ役で観ていて、その時には役の解釈に違和感を覚えてしまって苦手意識を持っていたのだけど、この舞台を見て、その意識が払拭された。彼女は実に音楽性が素晴らしく、またアシュトンの難しいパの一つ一つが正確で軽やかなのだ。スティーヴン・マックレーの輝かしいテクニックはもちろん言うことなし。思わずニコニコと笑顔になってしまう、愛らしい作品。

「ウィンタードリーム」 より別れのパ・ド・ドゥ Winter Dreams
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
出演:サラ・ラム/ネマイア・キッシュ Sarah Lamb / Nehemiah Kish

「三人姉妹」というタイトルの方が一般的なマクミランの作品。華やかな金髪美人のサラ・ラムが地味な人妻マーシャにちゃんと見えて、情熱を秘めた演技で心を打った。初見のネマイア・キッシュは、ロンドンオリンピックの閉会式でダーシー・バッセルと踊った人。長身で誠実そうな雰囲気。ヴェルシーニン役はとてもダイナミックな跳躍があるのだけど、この跳躍はやや重そうな感じ。でも二人の全体的な雰囲気はとても素敵だった。特にヴェルシーニンの残していったコートに頬を寄せるサラ・ラムの姿は胸を打った。

「ファサード」 Façade -solo
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:ウィリアム・ウォルトン
出演:チェ・ユフィ Yuhui Choe

1931年に初演されたアシュトン初期の作品。白とピンクのフリフリのショートパンツという衣装も可愛いユフィちゃんの、コケティッシュでキュートな部分と音感の良さが生かされた作品。ただ、1分もあるかどうかで、ものすごく短かった。

「海賊」よりパ・ド・ドゥ Le Coisaire
振付:マリウス・プティパ
音楽:アドルフ・アダン
出演:佐久間奈緒/ツァオ・チー Nao Sakuma / Chi Cao

世界バレエフェスティバルで派手な「海賊」ばかり観てきたけど、こうやって正統派の「海賊」を観るとホッとする。特に鎌倉芸術館は小ホールで舞台も狭かったので、ツァオ・チーの跳躍は控えめだったけど、彼のピルエットはまっすぐでゆるやかでとても美しい。佐久間さんは透け感のある真っ赤なキャミソールドレス。彼女はとにかくアラベスクがとてもきれいでうっとりしてしまうほど。そして二人のパートナーショップがこれまた見事で、動きのシンクロの仕方もぴったり。

「リーベストゥラウム」 Liebestraum (日本初演)
振付:リアム・スカーレット
音楽:フランツ・リスト
出演:ラウラ・モレーラ/リカルド・セルヴェラ Laura Morera / Ricardo Cervera

現在26歳の若手振付家/ロイヤル・バレエのファースト・アーティストであるリアム・スカーレットの作品で初演は2009年。タイトルにある通り、リストの「愛の夢」を使った情感あふれるパ・ド・ドゥ。物語は特にないというが、男女の出会いと別れを時には激しく、時にはリリカルに描いている。リフトも多いが、ユニゾンで見せる動きもあり、変化に富んでいるので少し長いけどまったく飽きない。動きが音楽とも見事に融合していて流れるような動きで構成されており、ドラマ性を感じさせる逸品。この若さでこれだけの訴えかける作品を作り上げてしまうスカーレットの才能も素晴らしいし、派手さはないけれどもとても繊細で、一つ一つの動きから目が離せず思わず見入ってしまうモレーラとセルヴェラの踊りやパートナーシップも素敵だった。


「クローマ」よりパ・ド・ドゥ Chroma - solo and pas de deux
振付:ウェイン・マクレガー
音楽:J.タルボット、J.ホワイト
出演:スティーヴン・マックレー/サラ・ラム/リカルド・セルヴェラ Steven McRae/ Sarah Lamb / Ricardo Cervera

マックレーのソロ(このガラのための特別編集版)と、ラム、セルヴェラによるパ・ドゥ・ドゥの2つのパートから構成。「クローマ」はDVDで観ていたけど、やはり生で観ると、あのぐにゃぐにゃしていていったい人の身体ってどうなっているの?って独特の動きがダイレクトに伝わってきて面白い。ホワイト・ストライプスの音楽に合わせてのマックレーの驚くべきスピード感とキレのある動き。パ・ド・ドゥは、もう少し音楽がゆっくりするけれども、こちらでもまるでアンドロイドのようなサラ・ラムの身体能力と丁々発止のセルヴェラのサポートがすごい。

「カリオペ ソロ」エリートシンコペイションズより Elite Syncopations - Calliope Rag
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジェームス・スコット
出演:ラウラ・モレーラ Laura Morera

とっても派手でキッチュな衣装を見事に着こなしているラウラ・モレーラ。ラグライムの音楽にぴたっと合わせての動きがとてもセクシーで小粋でかっこいい。この作品は全編をロイヤルのダンサーで踊っているのを観たいなって思う。


「白鳥の湖」より白鳥のパ・ド・ドゥ Swan Lake Act 2 pas de deux
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・チャイコフスキー
出演:佐久間奈緒/ツァオ・チー Nao Sakuma / Chi Cao

こちらも正統派の「白鳥の湖」。やはり奈緒さんのアラベスクの美しさにほれぼれする。とてもたおやかなオデット。この2幕のシーンは王子はサポート要員なのが残念だけど、ここでのパートナーシップも完璧。ツァオ・チーの衣装は王子というよりちょっとロットバルト的。古典はこのペアだけが踊ったのだけど、せっかくなので1演目はビントレーの作品でも良かったのではないだろうか。


「ジュエルズ」よりルビーのパ・ド・ドゥ Rubies from Jewels
振付:ジョージ・バランシン
音楽:イゴール・ストラヴィンスキー
出演:チェ・ユフィ/リカルド・セルヴェラ Yuhui Choe / Ricardo Cervera

ユフィちゃん、リカルドとも大変音楽性に優れているダンサー。「ルビー」のジャジーでスパイスが効いた踊りに二人ともぴったり。もう少し長い時間観ていたかった。


「マノン」より第1幕ベッドルームのパ・ド・ドゥ Manon Bedroom pas de deux
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
出演:ラウラ・モレーラ/ネマイア・キッシュ Laura Morera / Nehemiah Kish

大人っぽいラウラはマノンのキャラクターっぽくはないのだけど、その辺は演技力でカバー。とても奔放でファム・ファタル的、官能的なマノン像を描くことに成功している。ネマイアのデ・グリューは本当に世間知らずであほんだらという感じで、いかにもマノンの魅力に骨抜きにされてどこまでもついてくるようなデ・グリューとしてのキャラクターが伝わってきた。

ここからは5つのソロ作品が続けて上演。しかも全部日本初演作品である!


「アイヴ・ガット・リズム」 (日本初演)I 've Got Rhythm
振付:スティーヴン・マックレー
音楽:ジョージ・ガーシュイン
出演:スティーヴン・マックレー Steven McRae

スティーヴンの自作自演シリーズ。これはタップではないのだけど、タップっぽい印象のあるノリノリの作品。ステージを超高速シェネで一周してしまったり、細かいステップや跳躍を挟み込んで、舞台上を縦横無尽に駆け回る。彼のエンターテイナーぶりを堪能。涼しい顔をして驚くようなことをやってのける彼の魅力に会場はノックアウトされたようだった。


「アンド・ザッツ・ミー」 (日本初演) And That's Me
振付:ジョナサン・ワトキンス
音楽:クロード・ドビュッシー
出演:チェ・ユフィ Yuhui Choe

ユフィちゃん1曲目のアシュトン作品と若干イメージが重なるけど、彼女のキュートな魅力と柔軟な肢体を生かしたソロ作品。これを振付けたジョナサン・ワトキンスも、ロイヤル・バレエのファーストアーティスト兼振付家。


「エレクトリック・カウンターポイント」 (日本初演)Electric Counterpoint
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
出演:リカルド・セルヴェラ Ricardo Cervera

上半身裸にブルーのハーフパンツという衣装のリカルドが、上半身の雄弁な動きで静謐に踊る美しい作品。リカルドはマクレガー、バランシン、そしてウィールダンと全く違ったテイストの作品、どれも器用に踊るいいダンサーだ。(来日公演では「ラ・フィユ・マル・ガルデ」のコーラス役も踊っていたし)身長が低めなのでプリンシパルになれないのだろうけど、彼の良さを改めて実感したこの公演だった。


「水に流して」 (日本初演) Je Ne Regrette Rien
振付:ベン・ヴァン・コーウェンバーグ
音楽:エディット・ピアフ
出演:サラ・ラム Sarah Lamb

黒いドレスのサラ・ラムが、笑顔を浮かべ少しおちゃめな表情を見せながらも、片脚をフレックスにしたクペでピルエットをしたり、グランフェッテを入れたりと難しいテクニックを織り込んだ小品。これを振付けたベン・ヴァン・コーウェンバーグ は、「レ・ブルジョワ」の振付家。


「サムシング・ディファレント」 (日本初演)Something Different
振付:スティーヴン・マックレー
出演:スティーヴン・マックレー Steven McRae

待っていました、のスティーヴンのタップナンバー。もちろん本職のタップダンサーとは比べてはいけないのだろうけど、彼の抜群の音感の良さ、エンターテイナーぶり、チャーミングさはタップを通して得られたのだろう、と感じる。彼のショーマンシップなら、ブロードウェイの舞台でもラスベガスでも通用するだろうな。

フィナーレは、このナンバーに続くように、メンバーが入ってくる。リカルドはズサーっと駆け込んできて、ユフィちゃんは軽やかな側転で。ネマイアはラウラを、そしてツァオ・チーは奈緒さんを高々とリフトして。和気藹々とした雰囲気もあって、とても楽しいガラだった。公開リハーサルも見学したために、さらに楽しむこともできた。今後も継続的に行なって欲しい素晴らしい公演である。特に4演目も踊ってくれたスティーヴン・マックレーの鮮烈な才能を目撃して満足感がいっぱい。彼の才人ぶりは驚くばかりである。


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