ベルリン国立バレエの2012/13シーズン Staatsballetts Berlin's 2012/13 Season
ベルリン国立バレエの2012/13シーズンも発表されていましたので、ご紹介します。発表されているのはわかったのですが、非常にわかりづらい表記となっており、結局のところPDF形式のシーズンパンフレットを見るしかない、という感じです。
http://www.staatsballett-berlin.de/de_DE/service/publication
から、PDFダウンロードのリンクをクリック。
http://staatsballettberlin.files.wordpress.com/2012/04/sbb-jahresvorschau_2012-2013.pdf
「ラ・バヤデール」(マラーホフ振付) 10月26日~
「チャイコフスキー」(エイフマン振付) 1月27日~、4月24日~
「ニーベルングの指環」(ベジャール振付) 3月28日~
「オネーギン」(クランコ振付) 9月21日~、10月27日~
「The Open Square」(ガリリ振付)、9月29日~
「ペール・ギュント」(シュペルリ振付)、10月13日~、1月1日~、2月3日~
「ラ・ペリ」(マラーホフ振付)11月17日~、1月5日~、3月30日
「ロミオとジュリエット」(クランコ振付)11月24日~
「ARCANGELO」(デュアト振付)、「ヘルマン・シュメルマン」(フォーサイス振付)、未定(ゲッケ振付) 12月13日~、6月27日、29日
「オズの魔法使い」(Giorgio Madia振付)、1月15日~、2月15日、3月7日~、4月11日~、6月19日~
「白鳥の湖」(バール振付) 2月12日~、2月26日~
「カラヴァッジオ」(ビゴンゼッティ振付) 3月15日~
「(子供のための)眠れる森の美女」(Kathlyn Pope振付)9月1日~
「バレエ・リュスの夕べ」2月19日、21日
このシーズンにおける新上演はなく、最近ドイツの新聞でマラーホフの芸術監督としての資質に疑問を呈する記事がいくつか出ているのも納得できてしまうようなラインアップです。(曰く、新しい振付家を発掘できていない、ポリーナ・セミオノワに取って代わるスターがいない等等、カンパニーが危機を迎えているという記事です。http://www.berliner-zeitung.de/kultur/kulturpolitik-das-berliner-staatsballett-ist-ein-scherbenhaufen,10809150,11945808,item,0.html)
また、シーズンダンサー一覧を見ていると、ポリーナ・セミオノワがゲストプリンシパルとしても名前が載っていません。
« サンフランシスコ・バレエの2013シーズン発表 San Francisco Ballet Announces 2013 Repertory Season | トップページ | ハンブルク・バレエの2012/13シーズン発表 Hamburg Ballet's 2012/13 Season Announced »
「バレエ(情報)」カテゴリの記事
- 『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2022/23』、開幕は平野亮一主演「うたかたの恋―マイヤリング―」(2022.12.06)
- 英国ロイヤル・オペラハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」2月18日より劇場公開(2022.02.17)
- 英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2021/22が、2月18日ロイヤル・バレエ『くるみ割り人形』で開幕(2022.01.23)
- 「ボリショイ・バレエ inシネマ2021-2022 Season」5上映作品が12月より劇場公開(2021.10.16)
- 熊川哲也監修、革新的なシステムを持つ国際バレエコンクール『オーチャード・グランプリ』誕生!(2021.10.07)
コメント
« サンフランシスコ・バレエの2013シーズン発表 San Francisco Ballet Announces 2013 Repertory Season | トップページ | ハンブルク・バレエの2012/13シーズン発表 Hamburg Ballet's 2012/13 Season Announced »
はじめまして。 いつも読ませていただいています。
私はマラーホフのファンでベルリン国立のこともずっと応援しているので、ネガティブな記事が出るたびに勝手にハラハラしています(苦笑)
来シーズンのラインナップは、今ベルリンが抱えているいくつかの問題を考えての、批判も承知での発表だったのではないですかね?
が、その分この次、13/14はきっと再びの新生ベルリンのスタートといえる、素敵なシーズンになるのでは‥と、
超個人的にですが、思ってます。(というか、願いですよね(笑) でもきっと、そのための来シーズンです)
投稿: ハル | 2012/04/12 16:55
ハルさん、こんにちは。ようこそいらっしゃいました!
ベルリン国立バレエの現状に関する記事は前に目にしていたので(ハルさんもきっとご覧になっていると思います)取り上げようかと思っていたのですが、ちょっとマラーホフに対して厳しすぎる内容かな、と思って見送ったんですよね。来シーズンについては、新作や新制作がないのはちょっと残念ですが、海外のフォーラムで語られているほど悪い内容ではないと思います。(参考:Ballet.coのフォーラムhttp://www.balletcoforum.com/index.php?/topic/277-news-from-germany-austria-switzerland/page__st__30)
その次のシーズンに向けて力を蓄えるために、来シーズンは新制作などにかかる予算や手間を抑え目にするという方向性は、間違っていないと思います。
投稿: naomi | 2012/04/14 01:53