デンマーク・ロイヤル・バレエの2012/13シーズン Royal Danish Ballet's 2012/13 Season
デンマーク・ロイヤル・バレエの2012/13シーズンが発表されました。ニコライ・ヒュッベ芸術監督の5シーズン目となります。
デンマーク語でわかりにくいのですが、シーズンプログラムをこちらで閲覧できます。
http://issuu.com/kglteater/docs/katalog2012
英語でこの2012/13シーズンについて解説した記事があるので、ご紹介します。
http://danceviewtimes.typepad.com/eva_kistrup/2012/04/the-royal-russian-ballet.html
世界初演としては、アレクセイ・ラトマンスキーの新作「金鶏」(Coq D'Or、バレエ・リュスで上演されたのはフォーキン版)、新制作としてはヒュッベとEva Draw再振付の「ラ・バヤデール」、そして大型作品としてはクリストファー・ウィールダンの「眠れる森の美女」(2010年初演)があります。大幅な予算削減に伴う人員削減を迫られたカンパニーとしては頑張っているラインアップです。今回の「ラ・バヤデール」では、英国のラジャが舞台でソロルは英国人の将校という設定だそうで、大変興味深いです。
他には、以下が予定されています。
ジョン・ノイマイヤー振付「ロミオとジュリエット」
オーギュスト・ブルノンヴィル振付「Kermes in Brügge」(ブリュージュの大市)、「La Ventana」(ラ・ヴェンタナ)」
トーマス・ルン(同バレエ団プリンシパル)振付「Teddy goes to dance」(子供向けのバレエ)
Dance2GO ウェイン・マクレガー振付「クローマ」、 Patrick Delcroix振付の新作、 ホセ・リモン振付 「Unsung」
レパートリー作品「ラ・シルフィード」「ナポリ3幕」
レパートリー作品「ザ・レッスン」「パ・ドカトル」「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
また、NYCBが王立劇場で公演を行うほか(「セレナーデ」「シンフォニー・インC第四楽章」/「NYエクスポート・ジャズ」(ロビンス)、「回転木馬」「DSCH」(ウィールダン)、ラトマンスキー及びマーティンスの作品)、デンマーク・ダンス・シアターが「Love Songs」(ティム・ラッシュトン)、アクラム・カーンが「DESH」を上演します。
なお、今シーズン上演された「椿姫」が大変好評だったのですが、カンパニーの財政上の問題で今シーズンのみと上演とされていました。が、あまりにも好評だったため、なんとか2014年に上演できないかとスポンサーが交渉中であり、可能であればDVD化も行いたいとのことです。
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