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2012/01/17

デンマーク・ロイヤル・バレエの人員削減 Jobs to be cut at Royal Danish Ballet

デンマーク政府との4年間の合意に基づき、政府予算の削減に伴いデンマーク王立劇場は100人の人員削減を行うことを迫られていました。これは、オペラ、演劇、バレエのアーティストと事務局、技術スタッフにこれらの削減は振り分けられることとなり、この削減についてはクリスマスの直前にアーティスト側に知らされたとのことで、最終的な決定は1月16日に行われるとのことでした。アーティストに関しては合計で35人の削減が見込まれていました。

1月6日から行われたパリのオペラ・ガルニエで行われたデンマーク・ロイヤル・バレエの公演にて、衣装やレッスン着に身を包んだダンサーたちがこの削減に抗議するチラシを配布したとのことです。この公演にはデンマークのマーガレット女王も列席したそうです。

http://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=en&u=http://politiken.dk/kultur/scenekunst/ECE1501117/desperat-tillidsmand-efter-aktion-nu-venter-vi-kun-paa-at-blive-slagtet/

この件に関して、最近5年間の芸術監督契約を更新したばかりのニコライ・ヒュッベは一切コメントをしていないそうです。

そして、デンマークの新聞Politikenの1月14日付の記事で、最終的にデンマーク・ロイヤル・バレエでは11人のダンサーが削減されることとなったとしています。(デンマーク語)
http://politiken.dk/kultur/scenekunst/ECE1507873/balletten-skaerer-11-dansere-vaek/

1月13日の金曜日の朝に、ニコライ・ヒュッベが、解雇されることになったダンサーの楽屋を訪れたとのことです。解雇を告げられたダンサーの中には、廊下で泣いていた人もいたそうです。7人のダンサーが解雇され、4人が引退することになったそうです。解雇されることとなったとダンサーの中には、プリンシパルのAndrew Bowman、ソリストのLesley Culver、そして5人のコール・ドのダンサーとなっています。またプリンシパルのJean-Lucien Massot、キャラクターダンサーのJettte Buchwaldを含む4人が引退することになります。Politikenの記事によれば、これらの人選はヒュッベの個人的な意向を反映しているものというダンサーの証言(プリンシパルのUlrik Birkkjær)があり、中にはガルニエでの公演で活躍したメンバーもいるそうです。

このEva Kistrupによる英語の記事にも詳しいことが書いてあります。
http://danceviewtimes.typepad.com/eva_kistrup/2012/01/cost-savings-at-royal-danish-ballet-leaves-eigtht-dancers-without-a-job.html

そして王立劇場は、正式に人員削減についてのプレスリリースを発表しました。劇場総数では81人の職が削減され、42人の合意に基づく退職と12人の解雇だそうです。削減のうちうち33人がアーティストで、16人がコーラス、11人がダンサー、2人のオペラ・ソリスト、1人のレペティゥール、3人の俳優の職が削減されました。

http://kglteater.dk/Aktuelt/Nyheder/Nyhedsarkiv/2012/PRM%20mandag%2016januar.aspx

Copenhagen Postの英語の記事はこちらにあります。
http://www.cphpost.dk/culture/culture-news/royal-theatre-layoffs-finalised

キャラクターダンサーも含めると81人いるダンサーから11人が削減されるというのは、大きな戦力ダウンにつながり、大型の古典作品を上演するのが困難な事態につながってしまいます。デンマーク王立劇場は2つの大きな劇場を持っていますがオーケストラは1つしかないため、オペラとバレエと同時に上演される時には別のオーケストラを使わなければならないなど、コストが高く、一方でリーマンショックやヨーロッパの金融不安によってチケットの売上がダウンしているため、結局アーティストの削減に結びついてしまいました。伝統ある劇場であるだけに、非常に残念なことです。

今ちょうど「北欧の舞台芸術」という本を読んでおり、こちらには、ニコライ・ヒュッベの他、フィンランド国立バレエの芸術監督ケネス・グラーヴェなどのインタビューなども載っているのですが、デンマークや北欧圏で古典のダンサーとしての職を探すのは極めて難しいというのが実感です。

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

この前のオランダ国立、NDTの予算削減といい・・・北欧も厳しいですね。
現在ABTの方仲静(ファン・ジョンジン)、加治屋百合子さんのクラスメートで朱美麗先生軍団の一人だった姚偉(ヤオウォイ)がすでにデンマークを去り昨年のうちに上海に帰ってきていたんですよ。迂闊しも最近まで知りませんでした。彼女が現役で踊るのを辞めてしまった原因は分かりません。

KEさん、こんばんは。

そうなんです、ヨーロッパはユーロ問題もあるのか、本当に厳しいですね。特に今回のデンマークは大変なことだと思います。ヤオ・ウェイは前回のデンマーク・ロイヤルの来日公演では活躍していたのに、そういえばいつのまにか退団していたんですね・・ファン・ジョンジンや加治屋さんのクラスメートだったんですか、彼女。確かローザンヌのスカラシップを受賞していましたよね。もったいないことです。

そうです。3人、それに、烏龍茶のCMに出ていたチェン・リーちゃんが同級生です。
たしか1999年の名古屋での世界バレエ&モダンダンスコンクールは加治屋さんとヤオ・ウェイが参加していました。
いまは無きパリ国際コンクールの最後の一回は私の記憶が確かなら・・・ヤオ・ウェイとファン・ジョンジン二人で参加してメダルとったのではなかったかな?間違ってたらすみません。(余談ですがパリ国際ほどの有名なコンクールがつぶれたなんて信じがたい話です。)

KEさん、こんばんは。

あの烏龍茶のCMに出ていた彼女と、3人が同級生とは豪華な学年だったのですね。そう考えると、ヤオ・ウェイがデンマークロイヤルを辞めてしまったのはすごく早いというかもったいないというか、結構活躍していたのに・・・。
パリ国際コンクールがなくなってしまったことにも、今更ながら気がついてしまったうっかりな私です。どうしてなんでしょうかね・・・コンクールも増えているような気がするんですがどうなんでしょう。
ファン・ジョンジンはABTでドゥ・ウィリなどけっこういい役についていたはずなのに、去年の来日公演ではびっくりするくらい太ってしまっていて、ちょっと心配になってしまったのでした。

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