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2012年1月

2012/01/31

ボリショイ・バレエ来日記者会見速報 Bolshoi Ballet Japan Tour Press Conference

本日、ジャパンアーツ様のご好意により、ボリショイ・バレエの来日記者会見に参加させていただく幸運に預かりました。

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参加したのは、芸術監督のセルゲイ・フィーリンを始め、マリーヤ・アレクサンドロワ、マリーヤ・アラシュ、スヴェトラーナ・ルンキナ、デイヴィッド・ホールバーグ、ルスラン・スクヴォルツォフ、エカテリーナ・シプーリナ、アレクサンドル・ヴォルチコフ、岩田守弘、アンナ・ニクーリナ、パーヴェル・ドミトリチェンコが登壇。

かなり詳細なメモを取ったのですが、ちょっと遅くなってしまったし、明日、明後日と「スパルタクス」に行くので詳しい内容については後日書きます。

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(素敵な笑顔の岩田さん)

まずは冒頭のフィーリンの挨拶と、ルンキナ、アレクサンドロワの感動的なコメント、そして(東京公演には残念ながら出演しない)デイヴィッド・ホールバーグのコメントだけご紹介しますね。

セルゲイ・フィーリン
「また日本に来ることができたのを嬉しく思っています。日本公演はボリショイにとって大きな伝統、大きなイベントになっていてとても楽しみにしています。日本のステージで踊るのが大好きなダンサーたちばかりです。観客は私どもを愛してくれているし、それぞれおダンサーに熱心なファンもいます。待ち望んできた公演で、大きな責任を感じてきました。今回は特に明るい素晴らしい演目を持ってきました。バレエ・マスターのユーリ・グリゴローヴィッチの85歳を祝うフェスティバルの枠の中で、「白鳥の湖」「スパルタクス」「ライモンダ」を披露します。新装となった劇場がオープンして、グリゴローヴィッチ版の「眠れる森の美女」でオープニングを行いましたが、日本公演はそのフェスティバルの続きなのです。わたしちたちの誇る世界レベルのスター、日本のみなさんに愛されているダンサーたちが参加します」

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スヴェトラーナ・ルンキナ
「(日本語で)こんにちは、私の名前はスヴェータです」「また日本に来ることができたことを嬉しく思います。いつも日本で踊ることを楽しみにしています。いつも心を込めて踊りますが、これを受け入れてくれる日本の観客のみなさんの温かい気持ちを受け止めています。「スパルタクス」の初日でフリーギア役を、日本のみなさんの前で踊ることができるのが楽しみです」

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マリーヤ・アレクサンドロワ
「今回来日できてすごく嬉しいです。これは隠し事ではありません。日本のことは、気がおかしくなるくらいに大好きです。日本はいい意味で独特な国だと思います。観客のみなさんが温かく、国全体が暖かいので、前回の来日から今回の来日までの間での、心の中、頭の中に貯めてきた力の全てを出して踊りたいと思います。日本が去年の3月に大きな悲劇に見舞われたとき、私はずっとみなさんのことを心配していました。あの3月11日の震災のあと、この間ずっと日本のみなさんの様子を見守っていて、私は一人の人間として、心はいつも皆さんと共にありました。今回日本に来ることができて、私にとってもとても良い機会だと思いました。日本のことが本当に大好きです」

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デイヴィッド・ホールバーグ
「日本の舞台に立つことは、いつも特別なことです。今回はさらに、ボリショイのソリストとしての初めてのツアーであり、人生にとって大きなターニングポイントでした。これもすべてフィーリン監督のおかげです。ボリショイのみなさんと来日できたことは大変嬉しく、夢というのは本当に叶うものだと思いました」

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あとは、1月20日にファーストソリストに昇進したばかりのパーヴェル・ドミトリチェンコが、「言いたいことは皆さんが先におっしゃってしまったから歌でも歌いましょうか?」「今回の公演は心から楽しめると思います。私たちがディズニーランドで受ける大満足と同じくらいの満足を皆さんは受けられると思います」という受け答えが、すっごく面白くて場内の爆笑を誘っていました。

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(ほかのダンサーのコメントについては後日ご紹介します)


それから、質疑応答で出てきた面白い逸話を一つ。今回はグリゴローヴィッチの作品だけで、現代作品はありませんが、ボリショイでは現代作品についてどう考えているのか、という質問について。

フィーリン曰く、ナチョ・ドゥアトが自分が振りつけたミハイロフスキーの「眠れる森の美女」のプレミアの後に、モスクワのフィーリンのところへ行って話したそうです。初めてのグランドバレエである「眠り」を振り付けてみてグリゴローヴィッチへの尊敬の念が100倍に高まった、とのことだそうで。あれだけ大勢の群舞に振り付けができる彼はすごい、とドゥアトが言っていたそうです。

ジャパンアーツのブログでも、記者会見の様子が紹介されています。
http://ja-ballet.seesaa.net/article/249376044.html

後日消されてしまうと思いますが、NHKでもニュースが放映されたそうで、動画を見ることができます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120130/k10015642471000.html

岩田さんに焦点を当てた共同通信の記事です。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012013001001932.html

とにかく、観客、とくに日本のお客さんのことをとても大事にしていること、震災で被害にあった日本の人々をとても心配していたこと、そしてグリゴローヴィッチの作品がいかに今でも重視されているかということが伝わってきた記者会見でした。ボリショイのトップダンサーたちは人間的にも素晴らしいんだな、というのを改めて感じた次第です。

記者会見の様子はUStreamのアーカイヴで見ることができます。
http://ustre.am/HbLe

2012/01/30

吉田都さん講演会「夕学五十講 挑戦し続けるこころ」(その3・完)

人との出会いとバレエの環境について

今までこのように活動することができたのは、人との出会いが大きかったと思う。いいタイミングで人と出会えている。バレエという仕事は、全ての時間とエネルギーをバレエに取られてしまうけれども、それではダメだと思う。できるだけ外の出会いを大切にしたほうがいいのではないかと思った。

古いものを大切にしながら新しいものも取り入れていることについては、イギリスは上手だと思う。日本に帰ってきたとき、バレエ界についてはその点では寂しいと思うことが多い。日本人ダンサーを取り巻くバレエの環境はなかなか難しい。踊りにプライドを持って集中できるようになるには、まだちょっと時間がかかると思う。ただ、新国立劇場ができたことはとても嬉しかった。

日本でバレエを学んでいた頃は、日本のバレエ界についてはよく知らなかった。今は、大人でバレエを始められた方がバレエ公演に足を運ぶようになり、それはとても良いことだと思う。韓国は国としてアート、スポーツに力を入れているのがすごくて、国でアスリートやアーティストを応援している。しかし日本でそれを求めるのは厳しいのが現状。

先日コンクールの審査員を務めた関係で中国国立バレエを見に行って、その環境がとても羨ましかった。日本でも同じようにアーティストが育つような環境ができると良いなと思う。今の方が情報がたくさんある。自分の頃は日本人の先輩がいればどんなによかったかと思うけど、基本的なことは変わらないのかと思う。今の若い人はすんなり馴染んで行けている気がして、見ていて羨ましいけど、実は本人たちは苦労しているので、ちょっとしたアドバイスができたら良いと思う。

国際的に活躍する資質とは?

自分がやりたいことへの情熱、芯があること、自分が何がしたいのかしたいことに向かって諦めない気持ちが大切。私は自分をアピールするのが苦手で、自分ではない自分を演じるのはクタクタになったので、本番の舞台に賭けようと思って雑念を振り払ってトレーニング、リハーサル、稽古だけに集中した。外国人でも意外と細かく見てくれているし、信念を持ってやるべきことをやることが大事だと思う。

何を求められているかという想像力がダンサーには必要。自分でどんどん動いていって、自分に何が必要なのか求めていくことが重要。先生が求めているものを拒否するのではなく、柔軟な心が必要なので、一度は受け入れてみることも必要だと思う。

本当に踊りだけで食べていくには海外に行くしかない。帰国して最初に苦労したのは、ドクターなどがイギリスではそろっていたけど日本で何かが起きた時にどうすれば良いのかわからなくて困ってしまったこと。新しいけがなどをした時にアドバイスしてくれる人を見つけるのが大変だった。バレエ専門のドクターがいなかったりした。ダンサーのケア、精神的なケア、食事、ダイエットが体にあっているのか相談できる人がイギリスでは劇場に所属していた。日本のバレエ団はダンサーだけなので、自分で探しに行かなくてはならない。イギリスでは一対一でやってくれる人がいたけれど、気持ちをサポートしてくれる先生というシステムが出来上がっていた。

日々の過ごし方

日曜日以外の毎日お稽古を1時間半行い、その時の作品のリハーサルをする。この年齢になると短時間で集中しておこない、その後ピラティスやジムに行き、マシンを使って鍛えたり、治療やマッサージを受けたりしている。朝のクラスの体調でその日ごとに行うことは変えており、体と相談をしている。

公演の当日は、その時によるけど、朝のクラスをして昼寝をして、夕方に劇場に入ってウォームアップを行う。当日舞台リハーサルが入ると違うことになる。緊張はするけれども、力が出るのはいい緊張をしているとき。集中力を高めるためには緊張しすぎてもダメなので、自分でコントロールしなければならない。終わったら元気でハイになっている。眠れずに公演を振り返って全幕のダメ出しをする。

一番好きな役

その時に踊っている役が一番好きなので、その時時にによって好きな役は変わっていく。中でも好きなのは「ロミオとジュリエット」。苦労した作品で演じがいのある役で好きだった。戸惑いがあったが、舞台上でジュリエットを生きるという経験ができた。年を重ねるごとにちがうジュリエットになっていった。「リーズの結婚」も、もう踊れないけれども、演技の部分が多くて、ほのぼのとして、お母さん役とのやり取りも楽しい。反応が演じる人によって違ってくると自分の演技も変わってきて面白い。役柄になりきっているとどうにでも返せるようになるから楽しかった。

バレエをやっていて楽しかったこと

いろいろな人と出会えた。バレエがあったからこその人生であり、バレエとの出会いが自分にとっては大きかったと思う。

今後の出演予定

3月にスターダンサーズバレエ団で「ワルギルプスの夜」というバランシンの作品を踊る。初めて踊る役であり、現在リハーサルを行なっている。ロイヤルスタイルを忘れるという踊りで新たな挑戦。3月30日の「バレエの饗宴」はまだ作品は未定。

頑張れた原動力は?

選ばれた人たちに負けるのがちょっと悔しかったので、それを克服するのに苦労したことが頑張れた原動力。彼らはひとつのポジションについても楽にできる人たちなので、負けるのが悔しかった。

日々のリラックス法

バレエの評価というのはクリアではない。競争は本当にすごく激しい。ロイヤル・バレエはいつもピリピリしているし、怪我をすると遅れを取るし、焦りがある。強くないと、鈍感でないとやっていけないし、切り替えることが大事。雑音に耳を傾けないようにするのと、バレエに関係ない友人と出かけたりして、気分転換をした。そういうことでなんとか続けられた。オンとオフの切り替え、割り切ること、吹っ切ることも大事だと感じている。

人とを育てることいついての考え方、ポリシー

今は教えるということを学んでいる最中。先ほども話に出たロシアの先生に非常に影響を受けた。学んだことをすべて伝えたいという気持ちがある。日本ではよく、盗めとか察すると言うけれど、そうではなくて細かいところまで伝えたいし、出来るだけ教えてあげたいし、時間がかかるので長い目で見てあげたいと思う。

今後チャレンジしたいこと

中国のバレエコンクールの審査に行き、世界中の先生方が集まっていて、日本のダンサーのレベルは高いけれどもバレエ環境が遅れていることを痛感した。同じレベルでほかの国の先生方と話せなかったことが寂しかった。自分が出来ることをコツコツとやっていきたい。ロイヤルみたいな環境が作れたらいい。国のサポートのないアメリカのバレエ団の方が、日本に似て良いモデルとして参考になるかもしれないと思った。踊りについては日々がチャレンジであり、先の方までは予定は建てられないので、今ある作品を大切に踊っていきたいと思う。

Q.日本に拠点を移すときのことをもう少し詳しく聞かせて欲しい

踊りを辞める前に日本で踊りたいという気持ちがあった。日本のファンの方々の前で踊りたかった。日本のファンはどんな時でも温かく迎えてくださったし、何気ない手紙の一言が次の舞台への力になった。こういう風に自分は成長したというのを日本のお客様に日本で見て欲しかった。体のケアをしながらも、できるだけ長く踊り続けたいと思う。指導については、NHKの「スーパーバレエレッスン」で、生徒たちが踊れるダンサーたちなのに、特別な何かを彼女たちから引き出すのにとても苦労したので、それができるようになりたい。


まとめ

講演会のタイトルが「挑戦し続けるこころ」であることが象徴的なのだけど、都さんは、これだけのキャリアと名声を築いた今でも、新しいことに挑戦し、例えばロシア人の先生についてロシア流の「ライモンダ」を一から学んだり、今まで踊ったことのない「ワルギルプスの夜」のような作品にも、ロイヤルのやり方を一旦捨てて取り組んだり、今でも挑戦するスピリットを忘れないでいるのが素晴らしいと感じた。また、日本のダンサーがプライドを持って良い環境で踊りを続けるようにしたいという気持ちを強く持っておられるのが伝わってきて、その都さんの願いがなんとか実現できるようになればいいと思った。指導についても長い目で細かいところまで教えてあげたい、自分の経験を伝えたいという気持ちがあるところに、人柄の温かさを感じた。


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2012/01/28

吉田都さん講演会「夕学五十講 挑戦し続けるこころ」(その2)

2006年に拠点を日本に移し、ロイヤルのゲストプリンシパルになったことについて

日本人と結婚したことが大きい。その頃にはイギリスが大好きになっていて、暗くなるのが早いのも落ち着いていいと思ったが、一生イギリスに住むことになるとは思わなかった。ロイヤルのプリンシパルでいることについては、世界レベルも見ることができて、一年ごとに再契約してもらえて良かったけど、それでも自信が無くて不安だった。ゲストプリンシパルになりたいとディレクターのモニカ・メイソンに話して、「退団してください」と言われることも覚悟していたので、ロイヤルでも日本でもプリンシパルになってください、ここにいてもいいのよ、と言われたその一言が嬉しかった。もっと頑張れると自分に言い聞かすことができた。

バレリーナは持って生まれた容姿や才能はどうにもならないので、その現実を見せ付けられると厳しい。そのため、みんな努力をしており、自分の持っているものでカバーして見せなければならない。それまでは環境は良いけれど毎日戦って舞台を作っていったけど、ゲストプリンシパルになったことで、日本に拠点があると2週間前にロンドンに行ってから準備するので、また自信を持つのが大変だった。それを乗り越えられたのは、日本のファンの力が大きかった。ロンドンにも多くの日本のファンが観に来てくれた。「今度は私が皆さんのところに踊りに行きますから」という気持ちになった。日本に拠点を移した当初はK-Balletに所属したので、地方公演に行くことができたのもよかった。

日本のお客さんはとても温かい。上演中のマナーは良いし、終わった時の拍手も温かった。国ごとに反応が違っているのは面白くて、たとえばドイツではお客さんが足を踏み鳴らして表現してくれた。自分の踊りはお客さんのエネルギーをお借りして、というのはますますそう感じてきている。

自分のアーティストとしての個性、持ち味はどう思っているか?

イギリスでは、自分のコンプレックスだった部分、短い手足、黒髪、オリエンタルな表現は外国の人と違った個性であると認めてもらえた。得意な演目としてはやはり古典が中心。古典は表現の部分が年を重ねるごとに楽しくなってきた。以前だったら楽しめなかった作品も入り込めるようになった。例えばマクミランの「アナスタシア」はロシア人バレリーナの役で、ロシア人のゴージャスでグラマラスな役柄になかなか入り込めず自信も持てなかったけれども、何年か経って、何か自分の中に変化があり、自分の中にない部分だからオーバーに演じることができて楽しかった。

演劇的な作品での役作りの方法
本を読んだり映像を見たり先輩や先生方のアドバイスを受けるのは言うまでもない。自分だったらどう感じるだろうと想像してみている。海外の人たちと自分は感じ方に違いがあり、バレエはセリフがないので表現が控えめだと伝えられない。そのため、自分がしっくり行く表現の仕方を研究している。もっと感情を出せ、崩せと指導される。踊りをきっちりと踊ってもつまらないので、自分の中で再構築してみている。英国のバレエには生身の女性も登場するので、重く、下に、と言われるので苦労した。バレエの常識では軽く、上に、というのが基本なので、苦労してとても長い時間をかけて役作りをしていった。できるものも年齢とともに変わっていくので、体を鍛えながら、純粋に身体能力中心のものはもう踊らない。表現を楽しめるものを踊りたいと思っている。

今年の1月3日にミハイロフスキー・バレエのガラで「ライモンダ」を踊った時に、80歳を過ぎた先生が、1から教えてくださって、毎日3時間の特訓を受けた。ライモンダは今までも何回も踊ってきたが、ロシアのオリジナルのライモンダを教わりたいと思ったので。おかげで体もとても強くなって、自分の中でもとても楽しく踊ることができた。また一から学ぶことができるのだと思った。今までの「ライモンダ」とはとても違っていた。普通はあれだけのエネルギーは出ない。ロシアバレエの強みは、指導者としての力があること。あきらめないしつこさがその先生にはあった。その先生と同じくらいの情熱を持って教えたいと思った。

今までに影響を受けた人たち

ピーター・ライトの影響は大きい。バレエは時間がかかるものとして、長い目で見てくださったのがありがたかった。一から教えてくださったと実感している。10年、20年経ってあの時におっしゃっていたことはそういうことだったということに気がついた。今振り返ってみると、先生がおっしゃっていたことが分かり、いろいろなところで出てくるけれど、その当時はできなかったことが多かった。

お気に入りのパートナー
サドラーズウェルズでは、ほぼ全員と踊った。背が小さかったので、誰かが怪我をした時は代役は都、みたいなかんじだった。一番踊っていて楽しめたのはケヴィン・オヘア(ロイヤル・バレエの次期芸術監督)。彼はロイヤルバレエスクールでの同級生でもある。気遣いが素晴らしい人で、彼とは楽しみながら踊ることができた。いつも先頭に立って、仕事が上手にできる人。踊りというのは120%相手を信頼して踊れるのがベストであり、お互い理解し合える安心感を持てたのは運が良かった。

(続く)

2012/01/27

吉田都さん講演会「夕学五十講 挑戦し続けるこころ」(その1)

慶應丸の内シティキャンパスの定例講演会「夕学五十講」で、吉田都さんの講演会「挑戦し続けるこころ」が1月17日に開催されました。受講料が5000円とちょっと高めだったのですが、2時間たっぷりと話を聞くことができて、非常に面白かったです。丸ビルという場所柄か、男性の受講者も目立ちました。広い会場も満席で、実際の会場の定員を増やして対応したようです。

公演は対談形式で行われたのですが、聞き手の女性の方の名前を失念してしまいました。バレエの招聘に携わっている方ということで、とてもよくバレエについて、吉田さんについて知っている方のようです。残念ながらレジュメにもお名前が載っていなくて。

都さんのトークを聞く限りでは、とにかく謙虚で控えめで、真面目にひたむきにバレエに取り組んできた方というイメージそのものの方でした。また、今後は、踊りだけでは日本では生活できないバレエダンサーの実情をなんとか改善していくことに携わっていきたいということを強調されていました。待遇の改善が早く実現する日が来ますように。

ざっとしたトークの内容です。(録音は禁止だったので、聞き取りのため内容が正しくないことがあります)

バレエを始めたきっかけ
幼稚園で友達の発表会を見たのがきっかけ。バレエを始めたのは九歳からだったけどリトミックから始めたのですんなりと入っていけた。プロを目指していたのではなくプロのダンサーというのはどういうものかということも17歳でロイヤルバレエスクールに入るまでわかっていなかった。プロの生活とはこういうものかということも、サドラーズウェルズロイヤルバレエ団に入るまで知らなかった。

ローザンヌコンクールに出場したきっかけ
一つ上の先輩がローザンヌに出場したので、次は自分が出られるのかなと思った。17歳で年齢的にもギリギリだったので、国内コンクールの出場経験はあるしチャレンジしてみた。ローザンヌは将来性を見てくれるコンクールで、この子がこの先どのようになっていくのか、目線が優しくて良かった。今まで何回か審査員もやっているけど、バレエ団に入ってやっていけるのか、みんなとうまくやって行けるのか、どんな役でもやっていけるのか、と言ったところを見ている。先生方も審査員もレッスンなど細かいところをチェックしている。その時には,留学できたら、夢のようなことだと思ったけど、想像もできなかった。

ロイヤル・バレエスクール時代のこと
ロイヤルバレエスクールのメール・パーク校長から誘われて留学することになったが、ちょうど森下洋子、清水哲太郎先生とメール・パークと知り合いで、松山バレエ団の学校に通っていたため行くことにした。
最初の先生はロシア人なのであまりロイヤル的ではなく違和感なくすんなり入れた。しかし周りが全員イギリス人で下の学校から来ているため、踊っている分にはやりやすかったけど、出ると言葉の壁もありつらかった。九月入学で、日も短くて暗く、その前に太陽がいっぱいのモナコのサマースクールに参加していたので、ホームシックになった。

技術的には基礎がしっかりしていたので大丈夫だったが、表現力には苦労した。何を求められていれているのかもわからずにもがいていた。スクールではマイムやキャラクターダンスのクラスもあったが、普段から生徒たちがみんなすごく意見を言い合うし、ソロを踊るにしてもみんな違うように踊るので、訳がわからなくなって、自分がどうやって踊ればいいのか最初はすごく苦労した。

たまたまピーター・ライトが稽古を見にきていて、それが実はオーディションだった。オーディションとは知らずに普通にお稽古をしていた。この一年間、誰もが仕事を取らなくちゃとピリピリしていた。メール・パークにおめでとう、と言われた時、「日本に帰れるんだ」と思った。その時はホームシックで精神的に厳しく、一年間の留学だから頑張っていたけど、一人ぽかんとしてどうしようかと思った。その時帰国していたら全く違う性格になっていたと思う。あともう一年やってみて、ダメだったら帰ってくればいいとないと思って残ることにした。

サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエ(現バーミンガム・ロイヤル・バレエ)時代のこと

最初の一年は怪我をしてしまって踊れなかったので、戻ってきてからはやる気満々で、ピーター・ライトに後悔させないように一生懸命取り組んだ。今でも、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」のコール・ドの振り付けは全部覚えているほど。サドラーズウェルズ・ロイヤル・バレエはツアーカンパニーだったので、ついていくのが大変だった。ちょっとしたことだけど、ツアーに行くときにはどうすればいいのか全然分からず一人だけ遅れてしまったりしていた。トウシューズが支給されるのが当たり前だったのだけど、本当にいいのかしら、と思ったり、何もわからないことから学んでいった。あの時にいろいろな国に行って踊ることができたのは自分にとって大きかった。日本公演に出演できたのは嬉しかったし、シンガポールなど日本から近い国に来るだけでも、とても嬉しかった。

4年間でプリンシパルに昇進した。ソリストで踊った時には、よかったねと踊りを褒めてもらえたけれども、プリンシパルになるとできて当たり前で、そこから先に何を見せられるかを問われる。お客さんは名前でチケットを買うのでプレッシャーを感じた。高いものを求められたので苦労したし、それまでのものだけでは足りなかった。一番最初に踊った主役は「白鳥の湖」で、怪我をした人の代わりに急遽踊った。カバーにもなっていない時で、2週間で必死になって振り付けを覚えた。その時はエネルギーのペース配分ができなくて、自分の力を120%出して踊ってアーティスティックではなくぐったりとなってしまった。でも、どれだけ本番をこなすのかが、自分の中の積み重ねとなってロイヤルよりチャンスが多くあってとてもありがたかった。

ロイヤル・バレエへの移籍について

ロイヤル・バレエは何回かゲスト出演して、皇太后の前でも踊ることができた。同じイギリス内のカンパニーでもサドラーズウェルズ・ロイヤルとは全然違う。規模も大きいし、緊張して最初は恐ろしかった。サドラーズからのゲスト出演は少なかったし、サドラーズはフレンドリーで居心地のよいカンパニーで、このままではかなり自分をプッシュしなければならないと感じていた。環境はとてもよかったけど何か挑戦、チャレンジし続けなければならないと思った。最初はアメリカのバレエ団に入りたいと思った。ロイヤルとサドラーズウェルズは姉妹カンパニーだったので似ていると思ったけど、ロイヤルでは直接、作品の初演時のダンサーから教わることができるというのが大きい。先輩からエピソードを交えたり、ちょっと動いてもらったりしてもらった。「ラプソディ」はアシュトンから直接教わっていたレスリー・コリアから習うことができたし、「真夏の夜の夢」は今になって先生がおっしゃっていたことが理解できた。振り付けは一緒でもニュアンスが違っていたり、アクセントが違っていたり、実際には大きな違いがあった。

ピーター・ライトに相談して、彼がアンソニー・ダウエルに話してくれてスムーズに移籍することができた。かなり大きなチャレンジだったけれども、自分の気持ちを信じてよかった。

(つづく)

2012/01/25

セルゲイ・ポルーニンがロイヤル・バレエを電撃退団 Principal Sergei Polunin has resigned from The Royal Ballet

ロイヤル・バレエの最年少プリンシパルであるセルゲイ・ポルーニンが、突然同バレエ団を退団したことが発表されました。

これは、同バレエ団の芸術監督であるモニカ・メイソンが発表したものです。

しかし、このリリースを読んでも、退団の理由には一切触れられていません。

http://www.roh.org.uk/news/sergei-polunin-resigns

24 January 2012 at 6:14pm Via Press Release, a statement from The Royal Ballet:

Dame Monica Mason announced this afternoon that Principal Sergei Polunin has resigned from The Royal Ballet with immediate effect.

Born in the Ukraine, Sergei joined The Royal Ballet in 2007 from The Royal Ballet School. He rose rapidly through the ranks and was promoted to Principal at the end of the 2009/10 season aged just 19.

Speaking about the announcement, Monica Mason said:

“This has obviously come as a huge shock, Sergei is a wonderful dancer and I have enjoyed watching him tremendously, both on stage and in the studio, tremendously over the past few years. I wish him every success in the future.”


なお、現在ポルーニンは、1月27日~29日にサドラーズウェルズ劇場で行われる、元ロイヤルのイヴァン・プトロフが主催する公演「Ivan Putrov — Men in Motion」のリハーサル中です。
http://www.sadlerswells.com/show/Ivan-Putrov-Men-in-Motion

この公演には、プトロフ、ポルーニンの他、マリインスキー・バレエのイーゴリ・コールプ、ボリショイ・バレエのセミョ-ン・チュージン、アンドレイ・メルクーリエフなどが出演するという豪華なもの。「薔薇の精」、アシュトンのDance of the Blessed Spirits」、ナチョ・ドゥアトの「レマンゾ」などで構成されています。

この公演のプレビュー記事
http://www.guardian.co.uk/stage/2012/jan/15/ballet-men-step-out-shadows

いうまでもなく、ポルーニンは来月の東京での「アリーナ・コジョカル・ドリーム・プロジェクト」に出演する予定となっていますが、こちらの方の出演も大変心配です。

速報記事が出ており、この件が英国のバレエ会に大きな衝撃を与えたことを示しています。
http://www.theartsdesk.com/dance/royal-ballet-star-shock-resignation#node-24941

来週水曜日のロイヤル・バレエの「真夏の夜の夢」(パートナーはコジョカル)を始め、「不思議の国のアリス」「ロミオとジュリエット」などほとんどの作品で、若手トップスターであるポルーニンは主演する予定となっており、まずは代役探しからロイヤルは迫られることになります。何が一体原因なのか、他バレエ団による引き抜きか、不祥事が絡んでいるのかなどバレエ界は騒然となっています。

追記:このTelegraphの記事によれば、ポルーニンはバレエを続けていきたくないと同僚に語っていたということです。
ウクライナの貧しい家庭で育ち両親が出稼ぎをして学費を稼ぎ、ヌレエフ財団の奨学金でロイヤルバレエスクールに入学し、ローザンヌでゴールドメダルを受賞、19歳の若さでプリンシパルに登りつめた21歳の彼に何が起きたのでしょう。

http://www.telegraph.co.uk/culture/theatre/dance/9036796/Sergei-Polunin-in-shock-resignation-from-Royal-Ballet.html


2012/01/24

シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演 公演概要決定 Stuttgart Ballet Japan Tour 2012/6

シュツットガルト・バレエ団2012年日本公演 公演概要が発表されました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/archivelist/-2012-2-2012-61700pm.html#001435

「じゃじゃ馬馴らし」
ウィリアム・シェイクスピア原作によるジョン・クランコ振付の全2幕のバレエ
音楽:ドメニコ・スカルラッティ/編曲:クルト・ハインツ・シュトルツェ


●公演日程&予定キャスト
2012年
6月1日(金) 7:00p.m. 
 キャタリーナ:スー・ジン・カン ペトルーチオ:フィリップ・バランキエヴィッチ
6月2日(土) 2:00p.m.
 キャタリーナ:アリシア・アマトリアン ペトルーチオ:アレクサンダー・ジョーンズ
6月2日(土) 6:30p.m.
 キャタリーナ:マリア・アイシュヴァルト ペトルーチオ:ジェイソン・レイリー


「白鳥の湖」
古典版に基づくジョン・クランコ振付の全4幕のバレエ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 


●公演日程&予定キャスト
2012年
6月5日(土) 6:30p.m. (曜日が間違っています。正しくは火曜日)
 オデット・オディール:アリシア・アマトリアン ジークフリート王子:フリーデマン・フォーゲル
6月6日(土) 6:30p.m.  (曜日が間違っています。正しくは水曜日)
 オデット・オディール:マリア・アイシュヴァルト ジークフリート王子:マライン・ラドメイカー


●会場:東京文化会館

●演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

●入場料(税込み):
S=¥18,000 A=¥16,000 B=¥14,000 C=¥10,000 D=¥8,000 E=¥6,000 
学生券:¥2,500 エコノミー券=¥4,000

●前売開始日: 3月10日(土)10:00a.m.より

●NBS WEBチケット先行抽選予約[S、A、B券]:2月17日(金)10:00~3月2日(金)18:00

●お問い合わせ:NBSチケットセンター TEL03-3791-8888

●全国公演

【西宮公演(兵庫)】 兵庫県立芸術文化センター
6月9日(土) 「じゃじゃ馬馴らし」  お問い合わせ:0798-68-0255

【大津公演(滋賀)】 びわ湖ホール
6月10日(日) 「白鳥の湖」  お問い合わせ:077-523-7136


ってゆうか、「白鳥の湖」東京で2回しかやらないんですか?しかもエヴァン・マッキーの白鳥の王子なし?(本人から、東京でも白鳥踊ると聞いていました)
それから、「じゃじゃ馬馴らし」はルセンティオとビアンカ役も発表して欲しいです。

シュツットガルト・バレエの本国のオフィシャルサイト
http://www.stuttgarter-ballett.de/spielplan/2012-06/
を見ると、6月7日にも公演があるようなので、これがひょっとしたら例によって貸切公演なのではないかという疑惑を感じます。(←追記:実際貸切公演があるようで、この公演でエヴァン・マッキーが踊るようです)

追記:去年12月に本拠地でクランコ版「白鳥の湖」を見た時の感想を書きましたので、ご参考までに。個々のダンサーのことではなくて、どんな作品なのかということについて、です。主役の男性ダンサーの踊るパートが1幕をはじめ、とても多いので、王子役ダンサーのファンにとっては楽しめると思いますが、正直、日本では受けないと思います。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2011/12/post-7905.html

新国立劇場バレエ団2012/13年シーズンのラインアップ National Ballet of Japan's 2012/13 Season(追記あり)

新国立劇場の2012/13シーズンのラインアップがようやくサイトで発表されました。

(先週プルミエ会員あてにお知らせ、23日に記者発表があったようです。そして、毎月20日に発行される会報誌ジ・アトレの発行日を24日に遅らせての発表だったようですが、大体の演目は聞こえてきていました)

バレエのラインアップ
http://www.atre.jp/set_ticket_2012/ballet/

こちらの方にも出ています。
http://www.nntt.jac.go.jp/cgi-bin/cms/kouen_list02.cgi#season2

2012年 10月・11月 「シルヴィア」 Sylvia (新制作、デヴィッド・ビントレー振付)
出演:小野絢子&福岡雄大、(ゲスト)佐久間奈緒&ツォオ・チー(バーミンガム・ロイヤル・バレエ)、他新国立劇場ダンサー主演あり(未定)

2012年 12月 「シンデレラ」 Cinderella (フレデリック・アシュトン振付)
出演:未定

2013年 1月 「ダイナミック ダンス!」(「イン・ジ・アッパー・ルーム In The Upper Room」(トワイラ・サープ振付)、「コンチェルト・バロッコ Concerto Barocco」(ジョージ・バランシン振付)、「テイク・ファイブ Take Five」(デヴィッド・ビントレー振付)
出演:未定

2013年 2月 「ジゼル」 Giselle 
出演:未定(ゲストダンサー1組を予定)

2013年  4月・5月 「ペンギン・カフェ」Still Life at the Penguin Cafe (「シンフォニー・イン・C」(バランシン振付)、「E=mc²」(新制作、ビントレー振付)
出演:未定

2013年  6月 「ドン・キホーテ」 Don Quixote
出演:未定


これとは別に、コンテンポラリーダンスのプログラムとして、
2013年  3月 「DANCE to the Future 2013」があり、上演作品として金森穣振付「Academic」(「ZONE~陽炎 稲妻 水の月」より)と、中村恩恵振付「The Well-Tempered」などが予定されているとのことです。

上演作品は程よくビントレー色が出ていて、なかなか良いラインアップなのではないかと思います。「シルヴィア」にゲストとしてバーミンガム・ロイヤル・バレエから佐久間奈緒&ツォオ・チーが出演するのも良いですね。また、震災で中止となった「ダイナミック・ダンス」の復活上演、ローレンス・オリビエ賞にもノミネートされたビントレー作品「E=mc²」が新制作として上演されることも評価できます。「ジゼル」の久しぶりの上演も嬉しいです。さらに、「DANCE to the Future 2013」が、金森穣さんと中村恩恵さんの作品を上演する予定だというのは、良いプログラミングです。

ただ、現時点でキャストがほとんど決定していないため、セット券を買うのが非常に難しく、売れ行きは苦戦するのではないかと懸念されます。(オペラの方は、ほとんど決定しているのに)
これは、NBSのバレエの祭典方式で、年会費だけ払って、公演の例えば3か月前にキャストを決定して観る日を決めてもらうという方が買いやすいのではないでしょうか。

2月5日の「こうもり」公演終了後、デヴィッド・ビントレーによるラインアップ説明会があります。「こうもり」のチケットを持っている方ならどなたでも参加可能です。
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001825.html

追記:
2012年7/27(金)~29(土)
平成24年度 新国立劇場 こどものためのバレエ劇場
シンデレラ
http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/20000636_ballet.html
という新作もあり、牧阿佐美監修のもと小倉佐知子が振付するとのことです。音楽はプロコフィエフ。
こちらは、柏崎市文化会館アルフォーレ、サンポートホール高松、茅ヶ崎市民文化会館、兵庫県立芸術文化センター ほかで全国公演も予定されているそうです。

それから、
2013年1/12(土)~ 14(月・祝)
平成24年度 新国立劇場 地域招聘公演
貞松・浜田バレエ団
くるみ割り人形
6DANCES/森優貴新作/DANCE

http://www.nntt.jac.go.jp/ballet/20000637_ballet.html

があって、これはとーってもたのしみですね。クラシック作品『くるみ割り人形』とともに、過去の〈創作リサイタル〉公演で発表された代表作のイリ・キリアン振付『6DANCES』、オハッド・ナハリン振付『DANCE』、さらに森優貴振付の新作によるトリプルビルの2プログラムが予定されているそうです。以前も貞松・浜田バレエ団で観たナハリンの「DANCE」は最高に楽しい作品ですし、ヨーロッパで高い評価を得ている森優貴さんの作品が東京で見られるのは滅多にない機会です。

ダンスのラインアップも魅力的です。
http://www.nntt.jac.go.jp/cgi-bin/cms/kouen_list03.cgi#season2

森山開次「曼荼羅の宇宙」

DANCE PLATFORM 2012
Aプログラム
ユニット・キミホ「新作」

DANCE PLATFORM 2012
Bプログラム
高谷史郎/ダムタイプ「明るい部屋」

DANCE to the Future 2013
金森穣振付「Academic」
中村恩恵振付「The Well-Tempered」

平山素子による音楽3部作公演(仮題)

なお、新国立劇場バレエ団の芸術監督、デヴィッド・ビントレーは本日発表された英国ナショナル・ダンス・アワードでクラシック振付家賞を「シンデレラ」で受賞しました。おめでとうございます。
http://www.ballet.co.uk/2012/01/2011-uk-national-dance-awards-winners-announced/

ほかの受賞者は以下のとおりです。
2011 CRITICS’ CIRCLE NATIONAL DANCE AWARDS WINNERS

OUTSTANDING MALE PERFORMANCE (CLASSICAL)
Gary Avis / The Royal Ballet

OUTSTANDING FEMALE PERFORMANCE (MODERN)
Sylvie Guillem for ‘6,000 Miles Away’

BEST INDEPENDENT COMPANY
Luca Silvestrini’s Protein

BEST CLASSICAL CHOREOGRAPHY
David Bintley for ‘Cinderella’ by Birmingham Royal Ballet

BEST MODERN CHOREOGRAPHY
Akram Khan for ‘Vertical Road’

OUTSTANDING FEMALE PERFORMANCE (CLASSICAL)
Sophie Martin / Scottish Ballet

OUTSTANDING MALE PERFORMANCE (MODERN)
Sidi Larbi Cherkaoui for ‘Dunas’

JOHN DOYLE CONSTRUCTION AWARD FOR OUTSTANDING COMPANY
Mariinsky Ballet

JANE ATTENBOROUGH DANCE UK INDUSTRY AWARD
David Burnie / Director of Administration and Finance, The Place

THE DANCING TIMES AWARD FOR BEST MALE DANCER
Steven McRae / The Royal Ballet

GRISHKO AWARD FOR BEST FEMALE DANCER
Daria Klimentová / English National Ballet

DE VALOIS AWARD FOR OUTSTANDING ACHIEVEMENT
Ashley Page / Artistic Director, Scottish Ballet


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イーサン・スティーフェルがABTのプリンシパルを引退 Ethan Stiefel to Retire as Principal Dancer with ABT

ABTのプリンシパルとして1997年から活躍してきたイーサン・スティーフェルが、5月からのMETシーズンをもってABTを引退することが発表されました。

http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=384

イーサンのABTでの最後の公演は、7月7日の「海賊」で、アリを踊る予定となっています。ABT引退後は、すでに昨年より就任しているロイヤル・ニュージーランド・バレエの芸術監督としての仕事に専念するとのことです。

スクール・オブ・アメリカン・バレエを経て16歳でNYCBに入団したイーサンは、89年にローザンヌ国際コンクールに出場してシルバーメダルを得ます。95年にNYCBのプリンシパルに昇格し、97年にはABTにプリンシパルとして移籍。マリインスキー・バレエ、ロイヤル・バレエ、オーストラリア・バレエ、新国立劇場などにゲスト出演するなど国際的に活躍すると共に、2000年には映画「センターステージ」に主演して一般的にも高い知名度を得ます。(2008年にはその続編にも出演)。また、2006年に始まった「キングス・オブ・ダンス」のスタート時のメンバーでもありました。ホセ・カレーニョ、アンヘル・コレーラ、ウラジーミル・マラーホフとDVD「素顔のスターダンサーたち(Born To Be Wild)」に出演したほか、DVD化された「海賊」と「真夏の夜の夢」にも主演しています。

ABTで活躍する傍ら2007年にノースカロライナ芸術大学の教師に就任したイーサンは、2011年にロイヤル・ニュージーランド・バレエの芸術監督に就任し、ダンサーよりも芸術監督業としての仕事に比重を移していました。

去年のABTの来日公演では「ドン・キホーテ」に主演する予定でしたが、その年のMETシーズンでは、教師としての仕事を優先させるために全公演の出演をキャンセルし、来日できませんでした。そのことがとても惜しまれます。イーサンのダンサーとしての記憶は、新国立劇場で吉田都さんと共演した「ライモンダ」と、志賀三佐枝さんと共演した「シンデレラ」が鮮烈に残っています。バランシン作品を軽々と踊りこなすテクニックと、明るくアメリカンな個性が魅力だったイーサンは、早速ロイヤル・ニュージーランド・バレエで様々な新機軸を打ち出し、意欲的に仕事に取り組んでいます。

イーサンのABTでの引退は残念ですが、ニュージーランドでの活躍を祈りたいです。


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2012/01/23

パリ・オペラ座バレエ2013年5~6月来日公演「天井桟敷の人々」Paris Opera Ballet Japan Tour 2013, Les Enfants du Paradis

今日、日本バレエ協会の「ジゼル」(下村由理恵さん、佐々木大さん主演)を観に行きました。下村さんの足音が全くしない浮遊感ある踊り、情感豊かな演技、佐々木大さんとの見事なパートナーシップで、感動がじんわりと残るような素晴らしい舞台でした。

さて、このバレエ協会公演会場で配布されたチラシの中に、パリ・オペラ座バレエ2013年5~6月の来日公演「天井桟敷の人々」のチラシが入っていました。


パリ・オペラ座バレエ2013年来日公演「天井桟敷の人々」(ジョゼ・マルティネス振付)

名古屋公演
2013年5月25日(土)18:30開演
2013年5月26日(土)13:00開演
愛知県芸術劇場大ホール
お問い合わせ:中日新聞コンサートデスク 052-320-9191
主催:中日新聞社/中部日本放送
S席25000円、A席22000円、B席18000円、C席14000円、D席10000円、E席8000円

東京公演
2013年5月30日(木)19:00開演
2013年5月31日(金)18:30開演
2013年6月 1日(土)13:00開演
2013年6月 1日(土)18:00開演
東京文化会館大ホール
お問い合わせ先:チケットスペース 03-3234-9999
主催:TBS/東京新聞
S席25000円、A席18000円、B席13000円、C席8000円

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ちなみに先行予約の案内を希望の方は、チラシ裏に記入の上FAXするか、チケットスペースのサイト上で「パリ・オペラ座 天井桟敷の人々」で検索して登録するか、チケットスペースに電話して先行案内希望の旨をオペレーターに伝えると良いそうです。

http://parisopera.jpというオフィシャルサイトがオープンしています。

追記:チケットスペースのサイトのご案内を転記します。

詳細が決まり次第、先行販売のご案内(DM)をお送りします。 (お電話でご登録の方には郵送にて、WEBでのご登録の方にはメールマガジンをお送り致します。) ※このご登録は先行販売のご案内を不定期にお知らせするもので、必ずしもお席を確保できるというものではございません。

◆電話の場合◆ チケットスペース 03-3234-9999(月~土 10~12時/13時~18時)に お電話の上、
「パリ・オペラ座バレエ団2013年公演」の先行案内ご希望の旨をオペレーターにお伝え下さい。

◆WEBの場合◆ 下記より、チケットスペースオンラインのご登録をお願い致します。
https://ticketspace.jp/registration

『メール配信の登録』の際に必ず、「メール配信の希望」の「希望する」にチェックの上、
「関心のあるジャンル」の「すべて選択する」または「バレエ、ダンス」にチェックをお願い致します。

************
一方、パリ・オペラ座つながりで、「エトワール Love From Paris」の出演者10名は無事東京に到着したそうです。
http://blog.fujitv.co.jp/etoiles/E20120122001.html
全員の集合写真がナイスですね。今週末からの公演が楽しみです。明日は被災地で子供達へレッスンを行う組と、スタジオでのリハーサル組に分かれるそうで、この公演サイトで随時その様子はアップするそうです。

2012/01/20

「マチュー・ガニオ パリ・オペラ座バレエのエトワール」

フェアリーのサイトに、「マチュー・ガニオ パリ・オペラ座バレエのエトワール」という本が発売されるという予告が載っていました。

http://fairynet.co.jp/SHOP/9784403320378.html

パリ・オペラ座バレエのエトワール、美しきバレエの貴公子マチュー・ガニオ。バレエの殿堂オペラ座のスターダンサーがバレエと人生を語る! ステージ&プライヴェート初公開フォト満載。(1/下旬発売ご予約受付中)

【目次】

グラビア オペラ座での華麗なるステージ

Ⅰ ぼくのダンス・ライフ

  1.バレエ一家に生まれて
  2.オペラ座の十二月
  3.マルセイユ・バレエ学校時代
  4.海外ツアーの思い出
  5.身体のメンテナンス
  6.さまざまな芸術との出会い
  7.コール・ド・バレエとソリスト
  8.海外の舞台で踊る
  9.オペラ座のファミリー
 10.自分を豊かにする旅へ
 11.ダンサーの第二の人生

Ⅱ.ダンス、素晴らしき世界

  親子対談 ガニオ×カルフーニ

おそらくこれは、ダンスマガジンの連載をまとめたものになっているのではないかと思われます。表紙は、「オネーギン」の衣装を身につけたマチューで、パリ・オペラ座での「オネーギン」のプログラムに載っていたのと同じ、まるでレンスキーのような麗しい写真です。私は残念ながらマチューのオネーギンは観ることができなかったのですが、頑張っていたものの次回に期待、というのが観た人の多くの感想だったようです。とりあえず「エトワール Love From Paris」でマチューとイザベル・シアラヴォアラの「オネーギン」手紙のパ・ド・ドゥは観ることができるので、楽しみですよね。


マチュー・ガニオ パリ・オペラ座バレエのエトワールマチュー・ガニオ パリ・オペラ座バレエのエトワール
マチュー・ガニオ

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2012/01/19

エヴァン・マッキー、ナショナル・バレエ・オブ・カナダの「眠れる森の美女」にゲスト出演 Evan McKie Guests in National Ballet of Canada's "Sleeping Beauty"

シュツットガルト・バレエのプリンシパル、エヴァン・マッキーがナショナル・バレエ・オブ・カナダの「眠れる森の美女」(ルドルフ・ヌレエフ振付)にゲスト出演することが発表されました。

プレスリリース
http://national.ballet.ca/uploadedFiles/MediaReleases/Winter%20Season%20Guest%20Artists.pdf

ナショナル・バレエ・オブ・カナダの「眠れる森の美女」は、3月10日から18日まで、トロントのフォーシーズンズ・センターにて上演されます。同時に、同バレエ団の元プリンシパル(現ゲスト・プリンシパル)のズデネク・コンヴァリーナとブリジット・ゼール(現在は二人ともイングリッシュ・ナショナル・バレエ所属)もゲスト出演します。

トロント出身でナショナル・バレエ・オブ・カナダのバレエスクールで学んでいたエヴァンは、初めて故国の舞台に立つことになります。韓国ユニバーサル・バレエ、パリ・オペラ座バレエに続くゲスト出演で、エヴァンも国際的なスターとして徐々に認知されつつあります。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダでのルドルフ・ヌレエフ版「眠れる森の美女」は1972年にヌレエフ自身によって初演され、現在同バレエ団の芸術監督を務めるカレン・ケインとのパートナーシップでもよく知られています。舞台美術はニコラス・ジョージアディスによる豪華なものです。

2012/01/18

シュツットガルト・バレエのカーチャ・ヴュンシュとウィリアム・ムーア、チューリッヒ・バレエに移籍 Katja Wünsche & William Moore of Stuttgart Ballet moves to Zurich Ballet

シュツットガルト・バレエのプリンシパルである、カーチャ・ヴュンシュウィリアム・ムーアが来シーズンよりチューリッヒ・バレエに移籍することが発表されました。

http://www.stuttgarter-nachrichten.de/inhalt.stuttgart-katja-wuensche-verlaesst-stuttgarter-ballett.b9e9c9a5-f734-49db-8357-f518ad35e0ba.html

シュツットガルト・バレエの専任振付家であるクリスチャン・シュプックが、来シーズンよりチューリッヒ・バレエの芸術監督に就任することがすでに発表されており、シュプックにこの二人が引っ張られて移籍することになった模様です。

カーチャ・ヴュンシュとウィリアム・ムーアは、先シーズンのシュプックの新作「レオンスとレーナ」のファーストキャストに起用されており、またカーチャは、2月10日に初日を迎えるシュプックの新作「マダモアゼルS」"Das Fräulein von S”のイメージヴィジュアルにも起用されています。

カーチャは、ドイツ人が4人しか在籍していないシュツットガルト・バレエの中での、唯一のドイツ人女性プリンシパルであり、99年入団以来ずっと活躍してきた美しく演技力にも定評のあるバレリーナです。6月の来日公演では、西宮での「じゃじゃ馬馴らし」のキャタリーナ役に予定されています。またウィリアムは、イギリス生まれでロイヤル・バレエ・スクール出身、2005年に入団した若手で、一昨年にプリンシパルに昇進したばかり。先日「椿姫」のアルマン役や「白鳥の湖」の王子役デビューした、長身でハンサムなダンサーで今後シュツットガルト・バレエを背負って立つ存在だと思われていたため、移籍には驚かされました。

貴重なプリンシパルを二人失うのはシュツットガルト・バレエにとっては大きな損失で残念ですが、シュプック新監督を迎えたチューリッヒ・バレエの今後については期待できそうです。


なお、2012年1月より、シュツットガルト・バレエのメーンスポンサーにポルシェがなることが発表されました。
Porsche AG will partner with the Stuttgart ballet
http://www.stuttgart-ballet.com/

このパートナーシップは長期間にわたるものとなるそうです。ポルシェは本社がシュツットガルトにあり、同じくシュツットガルトに本社があるメルセデス・ベンツとともに、南ドイツの産業を支える存在の企業です。

こちらには、英語の記事でもう少し詳細が出ています。
Porsche forges partnership with Stuttgart ballet
http://www.wheelsunplugged.com/ViewNews.aspx?newsid=12520

以下は本題とは関係ありませんが、業務連絡です。iPhone4Sを紛失してしまったので、しばらく電話や携帯メールが使用できません。ご連絡の際には、このサイトの左下欄リンク「プロフィール」のところにあるメッセージを使って(gmailのアドレスにつながります)ご連絡をいただければと思います。

2012/01/17

デンマーク・ロイヤル・バレエの人員削減 Jobs to be cut at Royal Danish Ballet

デンマーク政府との4年間の合意に基づき、政府予算の削減に伴いデンマーク王立劇場は100人の人員削減を行うことを迫られていました。これは、オペラ、演劇、バレエのアーティストと事務局、技術スタッフにこれらの削減は振り分けられることとなり、この削減についてはクリスマスの直前にアーティスト側に知らされたとのことで、最終的な決定は1月16日に行われるとのことでした。アーティストに関しては合計で35人の削減が見込まれていました。

1月6日から行われたパリのオペラ・ガルニエで行われたデンマーク・ロイヤル・バレエの公演にて、衣装やレッスン着に身を包んだダンサーたちがこの削減に抗議するチラシを配布したとのことです。この公演にはデンマークのマーガレット女王も列席したそうです。

http://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=en&u=http://politiken.dk/kultur/scenekunst/ECE1501117/desperat-tillidsmand-efter-aktion-nu-venter-vi-kun-paa-at-blive-slagtet/

この件に関して、最近5年間の芸術監督契約を更新したばかりのニコライ・ヒュッベは一切コメントをしていないそうです。

そして、デンマークの新聞Politikenの1月14日付の記事で、最終的にデンマーク・ロイヤル・バレエでは11人のダンサーが削減されることとなったとしています。(デンマーク語)
http://politiken.dk/kultur/scenekunst/ECE1507873/balletten-skaerer-11-dansere-vaek/

1月13日の金曜日の朝に、ニコライ・ヒュッベが、解雇されることになったダンサーの楽屋を訪れたとのことです。解雇を告げられたダンサーの中には、廊下で泣いていた人もいたそうです。7人のダンサーが解雇され、4人が引退することになったそうです。解雇されることとなったとダンサーの中には、プリンシパルのAndrew Bowman、ソリストのLesley Culver、そして5人のコール・ドのダンサーとなっています。またプリンシパルのJean-Lucien Massot、キャラクターダンサーのJettte Buchwaldを含む4人が引退することになります。Politikenの記事によれば、これらの人選はヒュッベの個人的な意向を反映しているものというダンサーの証言(プリンシパルのUlrik Birkkjær)があり、中にはガルニエでの公演で活躍したメンバーもいるそうです。

このEva Kistrupによる英語の記事にも詳しいことが書いてあります。
http://danceviewtimes.typepad.com/eva_kistrup/2012/01/cost-savings-at-royal-danish-ballet-leaves-eigtht-dancers-without-a-job.html

そして王立劇場は、正式に人員削減についてのプレスリリースを発表しました。劇場総数では81人の職が削減され、42人の合意に基づく退職と12人の解雇だそうです。削減のうちうち33人がアーティストで、16人がコーラス、11人がダンサー、2人のオペラ・ソリスト、1人のレペティゥール、3人の俳優の職が削減されました。

http://kglteater.dk/Aktuelt/Nyheder/Nyhedsarkiv/2012/PRM%20mandag%2016januar.aspx

Copenhagen Postの英語の記事はこちらにあります。
http://www.cphpost.dk/culture/culture-news/royal-theatre-layoffs-finalised

キャラクターダンサーも含めると81人いるダンサーから11人が削減されるというのは、大きな戦力ダウンにつながり、大型の古典作品を上演するのが困難な事態につながってしまいます。デンマーク王立劇場は2つの大きな劇場を持っていますがオーケストラは1つしかないため、オペラとバレエと同時に上演される時には別のオーケストラを使わなければならないなど、コストが高く、一方でリーマンショックやヨーロッパの金融不安によってチケットの売上がダウンしているため、結局アーティストの削減に結びついてしまいました。伝統ある劇場であるだけに、非常に残念なことです。

今ちょうど「北欧の舞台芸術」という本を読んでおり、こちらには、ニコライ・ヒュッベの他、フィンランド国立バレエの芸術監督ケネス・グラーヴェなどのインタビューなども載っているのですが、デンマークや北欧圏で古典のダンサーとしての職を探すのは極めて難しいというのが実感です。

北欧の舞台芸術北欧の舞台芸術
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ニコライ・ヒュッベ主演のデンマーク・ロイヤル・バレエ「ラ・シルフィード」が今週のデアゴスティーニのバレエDVDコレクションです。

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2012/01/16

SWAN MAGAZINE Vol.26 2012 冬号

SWAN MAGAZINE Vol.26 2012 冬号が発売されました。

巻頭カラー、エトワールに夢中!はオペラ座のマチアス・エイマンを特集。扉写真は、「ラ・スルス(泉)」(ジャン=ギョーム・バール振付)の舞台装置で撮影されています。残念ながら怪我で彼の今月末からの「エトワール」来日公演への出演はキャンセルとなってしまいましたが、その怪我で踊れない期間も、日本語(!)の勉強や趣味の料理などをして有意義に過ごしているとのことです。もうひとつの趣味は、編み物で、見事な彼の作品であるベストを着用した写真も。(ちなみにミカエル・ドナールも編み物が趣味だそうで、ドナールが編んだニットを、オペラ座のダンサーたちが着ていたりするんですよね)楽屋はマニュエル・ルグリから受け継いだそうで、ルグリの見事なパートナーリング技術を身につけたいと今も密にコンタクトをとって、彼からのアドバイスを受けたりしているとのことです。もちろん、素敵な舞台写真も満載。

3月には、「ラ・バヤデール」と「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」に出演予定だそうで、それまでに無事怪我が回復することを祈りたいですね。夏には、日本でのフェスティバルに出演予定だそうです。(どのフェスティバルかは明らかにしていないので念のため)


特集は、「SWAN─モスクワ編」の舞台、ボリショイ・バレエを大特集。6年ぶりの改装オープンで賑わうボリショイ劇場を現地取材、有吉京子の懐かしのエッセイ&イラストも再録。村山久美子さんが「眠れる森の美女」を、アレクサンドロワ&ツィスカリーゼ、クリサノワ&チュージン、ニクーリナ&オフチャレンコの3組をルポしたのに加えて、ナタリア・オシポワとイワン・ワシーリエフのボリショイでの最後の舞台「ドン・キホーテ」もレポート。瀬戸秀美さんの素晴らしい写真で改装されたボリショイ劇場の雰囲気を堪能できます。

さらに、マリーヤ・アレクサンドロワ、ルスラン・スクヴォルツォフ、そして注目の新人オリガ・スミルノワのインタビューも掲載。スミルノワのインタビューは、こちらのインタビューとほぼ同じ内容です。マリーヤ・アレクサンドロワのインタビューが非常に読み応えがあり、時代とともに大きく変化しているロシア・バレエの現状を捉えながら、バレエという芸術について非常にしっかりとした考え方を持っていることが感じ取れます。

有吉京子さんがまだ旧ソ連時代のボリショイ劇場を1978年に訪れた際の、プリセツカヤ主演の「アンナ・カレーニナ」と、グリゴローヴィッチの「スパルタクス」を鑑賞した時のレポートが大変貴重で興味深いです。この「アンナ・カレーニナ」を下敷きにして、アレクセイ・ラトマンスキーが昨年新作「アンナ・カレーニナ」をマリインスキー劇場のために降りつけたことも念頭に置くと、より一層楽しめるのではないでしょうか。マイヤ・プリセツカヤが演じるアンナを描いたイラストもとても迫力があり情念が伝わってくるものです。


11月に行われたユニバーサル・バレエの「オネーギン」のレポート、シュツットガルト・バレエからエヴァン・マッキーとヒョジュン・カンがゲスト出演した公演の写真(ゲネプロ写真だと思われます)、レポート、そしてインタビューがあります。正直、レポートとインタビューはお粗末なものですが、写真がとても美しく、12月のパリ・オペラ座にゲスト出演したエヴァンの舞台に思いを馳せることができます。ヒョジュン・カンは、今回がタチヤーナ役の初役なのにそれが触れられていない点など、インタビューアーが明らかに必要な情報を集めていないのがわかってしまいますし、批評も音楽の話だけで逃げていて肝心の舞台の中身について十分触れていない点など、とても残念です。1キャストしか観ていないようですが、ユニバーサル・バレエのほかのダンサーについても、もっと書くべきだったでしょう。チャコットのDanceCubeのパリ編の「オネーギン」のライターも酷かったですが、取材対象や作品に対する最低限の知識もなく商業媒体に書いているライターがいるということが信じられません。
(なお、名前の表記についてですが、以前エヴァンに確認したところ、エヴァン・マッキー(フランス語読み)でもマッカイ(英語読み)でもどちらでも間違いではないけど、一般的にはマッキーで通っているとのことでした)


連載の中村祥子さん(SHOKO)のSHOKO's STORYでは、舞台復帰のことについて語られており、愛息ジョエルくんの愛らしい写真を見ることもできます。復帰前に震災チャリティガラに出演したところ、怪我をしてしまい、しかしながら治療に努めた結果シーズン開始には間に合って無事「エスメラルダ」の主演を務めることができたそうです。


このマガジンのメーンコンテンツである有吉京子さんの「SWAN-モスクワ編」については、ぜひとも本誌を読んでいただきたいのですが、舞台の上で倒れて帰らぬ人となったリリアナを失ったショックで、真澄の心にルシィの記憶が蘇り、様々な感情と心境の変化が語られています。次の号が待ち遠しいです。


また、毎回興味深い「BOOK」のコーナーでは、ロバート・テューズリーの本「ROBERT TEWSLEY-Dancing Beyond Borders」を作ったIris Juria Buhrleさんのインタビューが面白かったです。13年間彼のファンであった著者の情熱が結実した本であるということがよく伝わってきており、また200点以上の写真が掲載されているということで、ぜひ手にとってみたくなりました。

SWAN MAGAZINE―スワン・マカ゛シ゛ン Vol.26 2012冬号SWAN MAGAZINE―スワン・マカ゛シ゛ン Vol.26 2012冬号
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Robert Tewsley: Dancing beyond borders - Robert Tewsley: Tanz ueber alle GrenzenRobert Tewsley: Dancing beyond borders - Robert Tewsley: Tanz ueber alle Grenzen
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2012/01/15

1/13,14 東京バレエ団&ウラジーミル・マラーホフ「ニジンスキー・ガラ」 Vladimir Malakhov & Tokyo Ballet "Nijinsky Gala"

東京バレエ団
<ニジンスキー・ガラ>

指揮:ワレリー・オフシャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ピアノ:尾崎有飛(「ペトルーシュカ」)

「ニジンスキー・ガラ」っていうと、バレエファンの一部には、ハンブルク・バレエが毎年開催している「バレエ週間」の最終日を飾る一大ガラのことだという理解があるので、今回のフォーキン作品を中心としたプログラムに、こういう題名を付けるのはいかがなものだろうかと思ってしまいます。しかし内容自体は大変充実していて、期待以上に楽しめました。ここんところかなり落ち込んでいたのですが、バレエに少し元気を分けてもらった気分です。

あと東京バレエ団に二つだけお願いがあるのですが、ひとつは「ペトルーシュカ」はもう少し細かいキャストまで発表して欲しいです。どの役を誰が演じているのか、思わず探してしまって本題から目が離れてしまったりするし、後で誰だったのか確認もできないのが残念です。それから、去年4月の「ラ・バヤデール」の時もそうだったのですが、パンフレットが途中で売り切れてしまって、買えませんでした。余らないように部数を調整しているのだと思いますが、売り切れることのないようにお願いしたいです。


「薔薇の精」
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:高村順子(13日)吉川留衣(14日)

ディヌ・タマズラカルは肉肉しかった・・・。テクニックは素晴らしく回転が軸がまっすぐで綺麗で跳躍も軽やかで足先も美しい。でもマスキュリンな薔薇の精だった。薔薇の精って、私のイメージだと両性具有的というか、もっと妖精的で薔薇の香りでむせ返りそうな妖しさがあるべきだと考えてしまう。衣装が色が薄く透けていて、胸の開きも大きかったので筋肉質なのがよく見えちゃって男らしすぎた。ポールド・ブラにももう少ししなやかさが欲しいところ。踊り手としては容姿も良いし非常に優れているので、ほかの役でもっと観たい。少女は13日の高村さんの方がロリータな感じで愛らしかった。今回初役だという吉川さんは、その初々しさが役によく合っていた。


「牧神の午後」
牧神:後藤晴雄(13日)ウラジーミル・マラーホフ(14日)
ニンフ:井脇幸江(13日)上野水香(14日)

マラーホフの牧神は、動物的ではなく神に近く、演技は抑え目ゆえにミステリアスで魅惑的だった。一つ一つの動きやポーズが、ギリシャ神話から抜け出たかのような神秘性があり、そして過剰ではないセクシーさがあった。凛としていて様式美的な13日のニンフの井脇さんと踊って欲しかった。水香さんは、笑みを浮かべすぎた表情が全然ニンフではなくてギャルっぽく、役を全然理解してなかったようだった。後藤さんは振り付けをただこなしているだけで、見所なし。


「レ・シルフィード」
プレリュード:吉岡美佳(13日)小出領子(14日)
詩人:ウラジーミル・マラーホフ(13日)木村和夫(14日)
ワルツ:佐伯知香(13日)高木綾(14日)
マズルカ:奈良春夏(13日)田中結子(14日)
コリフェ:矢島まい-川島麻実子(13日)
      乾友子-渡辺理恵(14日)

東京バレエ団の群舞は健闘。足音も小さく、よく揃えられていて風の精らしい詩情を漂わせていてショパンの音楽を見事に踊りに昇華させていた。プレリュードは14日の小出さんもなめらかで良かったけど、13日の吉岡さんの透明感に敵うものはない。ワルツは、佐伯さんがポワントの音が大きく響いてしまっていたが、14にりの高木さんが音感が良く、グランジュッテの連続も綺麗でなんとも美しい踊りを見せてくれた。マズルカの田中さんが表情が怖く、伸ばした腕先もミルタのようで違和感を感じた。
木村さんの詩人は、びっくりするほどよく踊れていてラインが正確で美しく、マラーホフのようなロマンティックさには欠けるものの、踊りとしての完成度の高さに目を見晴らされた。マラーホフの詩人は雰囲気がリリカルで、詩人そのものって感じで麗しかった。全盛期と比較すると少々衰えは感じられるものの、相変わらずの柔らかい消音ジャンプは見事で、歌うようだった。少しだけ太ったかもしれないけれども、まだまだ彼が踊る古典も観られたらいいと感じた。


「ペトルーシュカ」
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子(13日)佐伯知香(14日)
ムーア人:森川茉央(13日)後藤晴雄(14日)
シャルラタン:柄本弾

フォーキン版のペトルーシュカは東京バレエ団の個性にとても合っていて良い。祭りの喧騒、モブシーンの賑やかで猥雑な雰囲気、サンクトペテルブルクの冷たい空気感がよく出ていた。13日の悪魔役の小笠原さんがキレのある跳躍、しなやかさ、超高速シェネと鮮烈で凄かった。13日の女芸人の西村さんがとってもキュートで、伸びやかで優しげな乳母の高木さんも素敵。コサック軍団、特にリーダー格の二人、13日は宮本さんと松下さん、14日は長瀬さんと梅澤さんも溌剌と踊っていて、生き生きとした空気を伝えていた。バレリーナの二人はとても巧くて、特に小出さんは、バレリーナの愛らしさの裏にある中身のなさ、人形振りを伝えるのが巧みだった。
マラーホフのペトルーシュカは、メイクは元の顔立ちを比較的残していて、ちょっと可愛らしい感じなのが、さらに可哀想さを増していた。無表情の中でも、とても淋しく哀しげで、藁の人形が人間の感情を持ってしまった悲しみがじわじわと伝わって来た。本当の藁の人形にたまたま心が宿ってしまったかのようなブラブラぶり。亡霊となったペトルーシュカは、死んでやっと安らぎが得られたのかな、と思うと心が締め付けられるようであった。表現者としてのマラーホフにはますます磨きが掛かり、これから先、どうやってその表現力を表して行ってくれるのか、楽しみであった。

あと、難曲「ペトルーシュカ」のピアノの演奏(尾崎有飛さん)がとてもクリアで良かったことを付け加えたい。

2012/01/13

韓国ユニバーサル・バレエのファンイベント開催

昨年9月の来日公演「ジゼル」、そして11月の「オネーギン」がとても素晴らしかった韓国のユニバーサル・バレエが、2月には「This Is Modern」と題してキリアンの「小さな死」、フォーサイスの「イン・ザ・ミドル・サムホワット・エレベイテッド」、ナハリンの「マイナス7」という、コンテンポラリー・バレエを代表する傑作3作品を引っさげて来日することは、以前にもお知らせしました。

その来日公演を前に、ファン交流イベントが開催されます。バレエ分野で、ここまでダンサーと交流できるイベントは少ないので貴重な機会ですね。

■バレエダンサーを迎えてファンクラブ発足イベントを開催

日本では、同バレエ団として初めてとなる交流イベントを新大久保 わくわく広場にて開催。
当日は、昨年の日本公演「ジゼル」にて主役デビューを果たし、メディアでも数多く紹介されているビジュアルとテクニックを兼ね備えた実力派ダンサー「イ・スンヒョン」と、同バレエ団で一番若く将来を有望視される、注目の長身美形の「カン・ミヌ」が来日。
1部では“ダンサーの日常に迫るトークショー”・“バレエパフォーマンス”・“撮影会”他、2部では“一緒に美味しいサムギョプサルのコースを食べながらの交流”・“2人からのプレゼント”も予定しています。

【ユニバーサル・バレエ ファンクラブ・キックオフ・イベント】
《開催日時・場所》
1/28(土)
【1部】ファンイベント 15:00~17:00
    新大久保わくわく広場(限定70名)
【2部】食事会 17:30~19:30
    韓cook(限定30名)http://han-kuu.com/

チケット料金:【1部】2,000円 【1部】&【2部】7,500円
(※【2部】のみのチケット販売は致しておりません)

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イ・スンヒョン

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カン・ミヌ

【『This is Modern』ユニバーサル・バレエ 2012年 日本公演】
《開催日時・場所》
2月28日(火) パルテノン多摩(東京)
2月29日(水) パルテノン多摩(東京)

19時00分開演(18時30分開場)
チケット料金:S席9,000円 A席7,000円 B席5,000円 C席4,000円

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「小さな死」(イリ・キリアン振付)

《チケットのお申込・お問い合わせ》
・ぴあ http://pia.jp/t (PC、モバイル共通)
    0570-02-9999(24時間・音声自動応答)
【Pコード】620-500
【店舗】各チケットぴあ店舗、サークルKサンクス、セブン-イレブン

2012/01/11

『Love From Paris エトワール フランス・バレエのエレガンス』出演ダンサーによる被災地レッスン Etoiles of Paris Opera Ballet Teaches Children in Disaster-stricken Tohoku District

しばらくブログの更新が停止しており、申し訳ありませんでした。昨年末からの心身の不調もあり、今後のこのブログのあり方についてもいろいろ考えさせられているこの頃でした。ブログと、ここを通してのみなさんとの交流は、生きていく上でも大きなモチベーションの一つともなっていたので、なんとか気力が続く限りは続けていきたいと思いますが・・・。

さて、すでにご存知の方も多いかと思いますが、『Love From Paris エトワール フランス・バレエのエレガンス』の公演のオフィシャルサイトではなぜか紹介されていない活動なので、ここで改めてご紹介いたしますね。

今日でちょうど震災から10ヶ月が経ちましたが、この未曾有の悲劇をフランスのみなさん、オペラ座のダンサーの皆さんが忘れないでいてくれることは、本当にありがたいことです。


フランス大使館のサイトより

パリ・オペラ座のトップダンサーが東北へ
http://www.ambafrance-jp.org/spip.php?article5161

2011年3月に日本を襲った震災に心を痛めた3人のエトワールとプルミエ・ダンスールの4人(バンジャマン・ペッシュ、ドロテ・ジルベール、イザベル・シアラヴォラ、フロリアン・マニュネ)は、今回の来日公演を機に東北の被災地で連帯の気持ちを表したいと考えました。

 この4人のトップ・ダンサーが2012年1月23日、仙台と石巻のバレエ学校の子どもたちにバレエのレッスンを行います。また有名なフランスのブランド、レペット(Repetto)社のバレエ用品が福島のバレエ学校の子どもたちに贈られます。

 この催しは在日フランス大使館が昨年5月から展開している、東北を文化事業で応援するキャンペーン『日本とフランス、共に明日に向かって』の一環として行われます。

オペラ座エトワールたちによる仙台バレエ・レッスン
2012年1月23日(月)
初級クラス18:00~19:30、中級クラス19:30~21:00
仙台青年文化センター(4号室)
所在地 〒981-0904 仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5
電話 022-276-2110
Fax 022-276-2108

参加レベル: 初級者クラス、中級クラス(バレエ歴5年以上)
お問い合わせ: 飯岡智(在仙台フランス名誉領事、宮城文化服装専門学校校長)
電話 022-227-1345

オペラ座エトワールたちによる石巻バレエ・レッスン
2012年1月23日(月)
中級クラス17:00~18:30

石巻バレエ研究所
所在地 〒989-6117 石巻市日和が丘4-2-13
電話 022-596-5333

参加レベル: 中級クラス(バレエ歴5年以上)
お問い合わせ: 佐東悦子(石巻バレエ研究所代表)
電話 022-922-8488
Fax 022-925-5480


なお、バレエショップFAIRYでは、この公園に出演するドロテ・ジルベールの初めてのレッスンDVDの発売を記念して、スペシャル・フェアを開催するとのことで、1月25日(水)19時にドロテの来店イベントを開催するそうです。詳細は下記リンクにて。

http://www.fairynet.co.jp/SP/fairy_opera.html


DVD・「ドロテ・ジルベール パリ・オペラ座エトワールのバレエ・レッスン」
http://www.fairynet.co.jp/SHOP/4560219322561.html

2012/01/02

2012年 新春

無事2012年を迎えることができました。昨年10月に身内の者が亡くなったので喪中の正月となり、静かに過ごしています。東京で過ごす新年は久しぶりのこととなります。そんな中でも、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは家で楽しく観ることができました。4~5月のウィーン国立バレエの来日コンサートが楽しみとなりましたね。

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今年の5月にウィーンに行った時に立ち寄ったベルヴェデール宮殿のクリムト「接吻」がダンスのモチーフとなるとはユニークだった今年のニューイヤーコンサートでした。

昨年は震災の被害の大きさに戦き、そして個人的には後半に体調を崩してしまった一年でした。この一年を何とか生き延びられたのは家族と舞台芸術と周囲の皆様の支えであったとしか言いようがありません。当たり前に普通に生活することのかけがえのなさを感じた一年でした。

しかし震災で大きな被害を受けられた方々も一生懸命立ち上がろうとしていることです。まだまだ避難生活を強いいられている方も大勢おり、原発事故も収束していません。しかし、自分も何とか今年も生き延びることができるように精一杯生きていきます。皆様方にとって幸多き、素晴らしい一年になりますように!また素晴らしい舞台芸術との出会いがある一年でありますように。


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