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2012/01/31

ボリショイ・バレエ来日記者会見速報 Bolshoi Ballet Japan Tour Press Conference

本日、ジャパンアーツ様のご好意により、ボリショイ・バレエの来日記者会見に参加させていただく幸運に預かりました。

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参加したのは、芸術監督のセルゲイ・フィーリンを始め、マリーヤ・アレクサンドロワ、マリーヤ・アラシュ、スヴェトラーナ・ルンキナ、デイヴィッド・ホールバーグ、ルスラン・スクヴォルツォフ、エカテリーナ・シプーリナ、アレクサンドル・ヴォルチコフ、岩田守弘、アンナ・ニクーリナ、パーヴェル・ドミトリチェンコが登壇。

かなり詳細なメモを取ったのですが、ちょっと遅くなってしまったし、明日、明後日と「スパルタクス」に行くので詳しい内容については後日書きます。

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(素敵な笑顔の岩田さん)

まずは冒頭のフィーリンの挨拶と、ルンキナ、アレクサンドロワの感動的なコメント、そして(東京公演には残念ながら出演しない)デイヴィッド・ホールバーグのコメントだけご紹介しますね。

セルゲイ・フィーリン
「また日本に来ることができたのを嬉しく思っています。日本公演はボリショイにとって大きな伝統、大きなイベントになっていてとても楽しみにしています。日本のステージで踊るのが大好きなダンサーたちばかりです。観客は私どもを愛してくれているし、それぞれおダンサーに熱心なファンもいます。待ち望んできた公演で、大きな責任を感じてきました。今回は特に明るい素晴らしい演目を持ってきました。バレエ・マスターのユーリ・グリゴローヴィッチの85歳を祝うフェスティバルの枠の中で、「白鳥の湖」「スパルタクス」「ライモンダ」を披露します。新装となった劇場がオープンして、グリゴローヴィッチ版の「眠れる森の美女」でオープニングを行いましたが、日本公演はそのフェスティバルの続きなのです。わたしちたちの誇る世界レベルのスター、日本のみなさんに愛されているダンサーたちが参加します」

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スヴェトラーナ・ルンキナ
「(日本語で)こんにちは、私の名前はスヴェータです」「また日本に来ることができたことを嬉しく思います。いつも日本で踊ることを楽しみにしています。いつも心を込めて踊りますが、これを受け入れてくれる日本の観客のみなさんの温かい気持ちを受け止めています。「スパルタクス」の初日でフリーギア役を、日本のみなさんの前で踊ることができるのが楽しみです」

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マリーヤ・アレクサンドロワ
「今回来日できてすごく嬉しいです。これは隠し事ではありません。日本のことは、気がおかしくなるくらいに大好きです。日本はいい意味で独特な国だと思います。観客のみなさんが温かく、国全体が暖かいので、前回の来日から今回の来日までの間での、心の中、頭の中に貯めてきた力の全てを出して踊りたいと思います。日本が去年の3月に大きな悲劇に見舞われたとき、私はずっとみなさんのことを心配していました。あの3月11日の震災のあと、この間ずっと日本のみなさんの様子を見守っていて、私は一人の人間として、心はいつも皆さんと共にありました。今回日本に来ることができて、私にとってもとても良い機会だと思いました。日本のことが本当に大好きです」

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デイヴィッド・ホールバーグ
「日本の舞台に立つことは、いつも特別なことです。今回はさらに、ボリショイのソリストとしての初めてのツアーであり、人生にとって大きなターニングポイントでした。これもすべてフィーリン監督のおかげです。ボリショイのみなさんと来日できたことは大変嬉しく、夢というのは本当に叶うものだと思いました」

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あとは、1月20日にファーストソリストに昇進したばかりのパーヴェル・ドミトリチェンコが、「言いたいことは皆さんが先におっしゃってしまったから歌でも歌いましょうか?」「今回の公演は心から楽しめると思います。私たちがディズニーランドで受ける大満足と同じくらいの満足を皆さんは受けられると思います」という受け答えが、すっごく面白くて場内の爆笑を誘っていました。

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(ほかのダンサーのコメントについては後日ご紹介します)


それから、質疑応答で出てきた面白い逸話を一つ。今回はグリゴローヴィッチの作品だけで、現代作品はありませんが、ボリショイでは現代作品についてどう考えているのか、という質問について。

フィーリン曰く、ナチョ・ドゥアトが自分が振りつけたミハイロフスキーの「眠れる森の美女」のプレミアの後に、モスクワのフィーリンのところへ行って話したそうです。初めてのグランドバレエである「眠り」を振り付けてみてグリゴローヴィッチへの尊敬の念が100倍に高まった、とのことだそうで。あれだけ大勢の群舞に振り付けができる彼はすごい、とドゥアトが言っていたそうです。

ジャパンアーツのブログでも、記者会見の様子が紹介されています。
http://ja-ballet.seesaa.net/article/249376044.html

後日消されてしまうと思いますが、NHKでもニュースが放映されたそうで、動画を見ることができます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120130/k10015642471000.html

岩田さんに焦点を当てた共同通信の記事です。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012013001001932.html

とにかく、観客、とくに日本のお客さんのことをとても大事にしていること、震災で被害にあった日本の人々をとても心配していたこと、そしてグリゴローヴィッチの作品がいかに今でも重視されているかということが伝わってきた記者会見でした。ボリショイのトップダンサーたちは人間的にも素晴らしいんだな、というのを改めて感じた次第です。

記者会見の様子はUStreamのアーカイヴで見ることができます。
http://ustre.am/HbLe

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バレエ(国内公演情報)」カテゴリの記事

コメント

早速の詳細なレポートをありがとうございます。とてもステキな雰囲気が伝わってきます!公演楽しみですねw
先日びわ湖で「ライモンダ」を観ました。ドミトリチェンコが怪演! アレクサンドロワは慣れない床で踊りにくそうでしたが叙情的な踊りはさすが!シプーリナとニクーリナもステキでした。でも圧巻が劇場内でみたフィーリン。甘い王子様オーラ出まくりでとろけそうでした(笑)

興味深いレポート、ありがとうございます。
みなさん、日本をそして日本のファンを愛してくれてるんですね。
私はびわ湖ホールの「ライモンダ」を観てきました。
大好きなマリーヤの魅力を堪能してきました。
同時にグランド・バレエにおけるボリショイの魅力と底力を見せつけられました。
「スパルタクス」も観たかったのですが、スケジュールが合わず・・・。
レポートを楽しみに待っています。

こんにちは

昨日のスパルタクス
音楽最高でしたね。
踊りに関しては、会場の狭さにまだ慣れていないという感じはありましたが、この世界観はたまらない迫力がありました。

私は、この記者会見でも思ったのですが、ワシーリエフにこだわることはないと思いました。実際キャスト表はボリショイの名前ではないですし。
あまり目玉の作品をゲストに頼ってばかりでは、
この記者会見で言う、岩田さんの、誰がいなくても「ボリショイはボリショイ」という言葉に偽りがあると思いますし、自前でできると思います
そういった意味で
本日の出来がすごく重要ですね。

私だけ、きつい言葉を書いてばかりいるので

かなりあさっての人間なのかもしれません。しかしバレエのオケとしては奇跡の競演のIPO以来の衝撃を受けました。驚いたどころではなかったです。自分のブログでも書いたのですが
ワシーリエフに音を合わせることはしなかったと思います。それか彼が暴走したか。

junさん、こんばんは。

この1週間バレエ祭りでコメントが遅れに遅れて申し訳ありません。「ライモンダ」は火曜日に観に行く予定です。どうしても水曜日の都合がつかずドミトリチェンコのアブデラクマンが観られないのですが、彼のスパルタクスはものすごく良くて、ある意味イワン・ワシーリエフよりも良かったと思いました。遅くなるとは思いますが必ず感想は書きますので!
私も「スパルタクス」の初日で、休憩時間にたまたま運良くフィーリンとすれ違いましたが、本当にかっこよくて王子様ぶりが健在でしたね。

ショコラ・ショーさん、こんばんは。

「ライモンダ」ご覧になったんですね。東京は火曜日から「ライモンダ」なのでとても楽しみです。ボリショイのライモンダと言ったら白マントのジャン・ド・ブリエンヌと濃~いアブデラクマンですが、DVDで古い映像を観ただけで生では見ていないのですよね。マリーヤ・アレクサンドロワは「スパルタクス」のエギナも本当にかっこよくて素晴らしかったので、ライモンダも待ちきれません。(パリ・オペラ座で「ライモンダ」に客演したときもすごく良かったです)

zuikouさん、こんばんは。

結局「スパルタクス」はゲネプロから始まり、今日の愛知まで4回観てしまいました。(2月2日のみエトワールに行ってちょっと貧乏くじを引いてしまいましたが)踊りは当然のことながら、冒頭のシンバルからボリショイ管弦楽団の爆音演奏は素晴らしかったですね!それに爆音だけでなく、弦の響きも美しかったです。音楽がとても美しくて大好きな「ライモンダ」の演奏も期待できます。

2月1日にスパルタクスを演じたパーヴェル・ドミトリチェンコがすごく良かったのです。もちろん、超絶技巧という点ではイワン・ワシーリエフには敵いませんが、必要十分なテクニックも持っているし、とにかく演技力が素晴らしくてフリーギアとのパ・ド・ドゥでは涙が出ました。また、自前ダンサーの主演ということで、カンパニーが一体となって彼をサポートしていくというのが感じられて、ものすごいパワーを舞台から受けました。カーテンコールでは、1階席は総立ちでしたね。(1階席の一番後ろにいたもので)。今まで平ソリストだったのが信じられないほどです。

今スパルタクス役を他に演じているのがミハイル・ロブーヒンくらいしかいないのが残念ですが、これだけのカンパニー全体の力が素晴らしいボリショイですから、きっと次のスパルタクス候補も遠くない将来出てくることでしょう。

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