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2011/10/30

マシュー・ボーンの新作は「眠れる森の美女」Matthew Bourne awakens Sleeping Beauty in 21st century

「白鳥の湖」を始め、「くるみ割り人形」「Highland Fling(ラ・シルフィード)」など古典バレエを大胆に翻案した作品を振付けているマシュー・ボーンですが、次の新作は「眠れる森の美女」だそうです。

http://www.guardian.co.uk/stage/2011/oct/26/matthew-bourne-sleeping-beauty

マシュー・ボーンのニューアドベンチャーズは、前身のアドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズを含めると今年で25周年を迎えます。その記念のシーズンとなる今シーズン、いくつかの作品をサドラーズ・ウェルズ劇場で上演します。

新作「眠れる森の美女」について、ボーンは以下のように述べています。

「一目で恋に落ちるという設定は今回は採用しない。眠りに落ちて、一度も会ったことのない他人のキスによって起こされてから恋に落ちて結婚するというのは、いい考えだと思っていないんだ。作品の中のもっと早い段階から始まり続いていくラブストーリーにしようと思っている」

この「眠れる森の美女」の世界初演は2012年のクリスマスを予定されており、ボーンはまだアイディアを作っている段階とのことです。しかしながら、すでに彼は、1幕の後においてもっとさまざまな出来事がおきるようにしたいと考えているとのことです。「オリジナルの作品では、オーロラが眠りに落ちた後はたいしたことは起きないでしょう」

また、古典のプロダクションと比較して、100年間の眠りの期間をもっと明確なものにしたいと考えているとのことです。通常、17世紀から18世紀へと移るだけで衣装なども大幅には変更されていません。ボーン版では、1890年にオーロラが洗礼式を受けているという設定となるそうですが、この年は、まさにプティパによる「眠れる森の美女」が初演された年であり、「妖精や吸血鬼、退廃的なものたちがゴシックなイマジネーションを豊かにした」という時代であったとのこと。そして悪の仙女がヒロインを眠らせた後、もっと堅苦しく保守的なエドワード7 世時代 (1901‐10)へと進み、そして2011年にオーロラが目覚めるという物語にするとのことです。

この「眠れる森の美女」のほか、今年のクリスマスには「くるみ割り人形」、5月に初期作品「Town and Country」「Spitfire」「The Infernal Galop」のトリプルビル、そして7月にはオリヴィエ賞を受賞した「プレイ・ウィザウト・ワーズ」を4週間上演するとのことです。


なお、これらのボーン作品が上演されるサドラーズ・ウェルズ劇場のほかのラインアップとしては、アクラム・カーン、ウェイン・マクレガー、バレエ・ボーイズのリバイバル作品のほか、ペット・ショップ・ボーイズとハヴィエル・デ・フルートス、元ロイヤル・バレエのイヴァン・プトロフが参加したコラボレーション「The Most Incredible Thing」が予定されています。

また、サドラーズ・ウェルズ劇場のゲストカンパニーとしては、6月、7月にバービカン・センターと共同で、ピナ・バウシュのヴッパタール舞踊団が彼女の作品10作品を上演するという素晴らしい企画もあります。


こちらのThe Dancing Timesにも、マシュー・ボーンのインタビューが掲載されています。
http://www.dancing-times.co.uk/news/item/712-matthew_bourne_anniversary

それによれば、マシューは、ニュー・アドベンチャーズは世間的には各作品ごとダンサーが集まるプロジェクトのように思われているけれども、実際には毎日クラスレッスンも行っているきちんとしたカンパニーであり、レパートリー作品を持っているし、何年もともに活動をしている、とても忠誠心の高い技術スタッフやパフォーマーによって構成されているということを強調しています。家族的なカンパニーなのだそうです。したがって、この25周年記念公演で、過去の歴史を振り返りつつ、新作も作ることにしたとのことです。

というわけで、マシュー・ボーンによる「眠れる森の美女」は本当に楽しみなプロダクションですね。「白鳥の湖」以外は彼の作品を観る機会は日本ではなかなかありませんが、ぜひ来日公演も実現してほしいものです。

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マシュー・ボーン」カテゴリの記事

コメント

今朝のBBCニュース番組にゲスト出演していました。くるみ割り20周年でサドラズ・ウェルズで公演なんですね。
余談ですが、日本語表記は「サドラーズ・ウェルズ」ですが、実際は逆に聞こえます。本当は(ˈsædləz wɛlz)なので「サドラズ・ウェルズ」なのでしょうが、聞いた感じは「サドラズ・ウェールズ」ですよね。
http://oald8.oxfordlearnersdictionaries.com/dictionary/sadleras-wells

xfs.jp/Y9RJC

rednalさん、こんにちは。

旅行中でネット接続状態があまりよくなくてお返事が遅れてしまって申し訳ありません。
いつも素晴らしい映像をありがとうございます!発音は確かに「サドラズ・ウェールズ」が近いと思います。マシュー・ボーンのくるみ、私は大好きです。

15~6年前、男性版「白鳥の湖」があることを知り見てみたいと思ったのですが機会がなく、ふとしたきっかけで先般16年前のキャストでの「白鳥の湖」を見ることが出来ました。実にアバンギャルドでいいなと感じ、バレエにトンと興味がなかった自分ですが他のものも見たいなと、思うようになりましたね。
ただ、ケイト・ブッシュ(ご存知でしょうか?リンゼイ・ケンプにパントマイムを学んだ人ですが。)をデビューから聞いていたので、どこかでロック的なアバンギャルドとの接点があるものに惹かれる傾向があるのかもしれません。アメリカでは「白鳥の湖」をバレエとしてではなく、「ミュージカル」として捉えているようですね。50歳を過ぎて、いろんなものに興味がわいています。スリーピング・ビューティも見ていたいと思ってます。(アバンギャルドでしょうね?)

tomioさん、こんにちは。

マシュー・ボーンの「白鳥の湖」は私も大好きな作品で、多分30回以上実演を体験しています。「白鳥の湖」のDVDは最近新しいバージョン(改訂版)が出ましたが、私は、ご覧になった16年前の方が好きです。今見てもアヴァンギャルドでとてもセンスがいい作品ですよね。
私ケイト・ブッシュ好きです。リアルタイムでは聴いていなかったのですが、あの不思議な幻想性が素敵ですよね。マシュー・ボーンは映画や音楽などポップカルチャーも好きな人ですから、共通する要素があるのではと思います。「眠れる森の美女」の方は、来月からの上演のようなので、まだどのような作品なのかはわからないのですが、衣装などはとても素敵です。http://www.new-adventures.net/
バレエと一口に言っても、古典から現代作品まで様々なので、ぜひ現代作品も見てみてくださいね!

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