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2011/09/03

ザハロワとウヴァーロフ、新国立劇場「白鳥の湖」降板/ボリショイ・ダンサーからのメッセージ

シルヴィ・ギエム「Hope Japan」のお知らせと前後しましたが、新国立劇場バレエ団の来年5月5日、8日の「白鳥の湖」に出演する予定だったスヴェトラーナ・ザハロワとアンドレイ・ウヴァーロフが降板することになったというお知らせがメールで来ていました。

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001602.html


2012年公演「白鳥の湖」5月5日(土)、8日(火)にオデット/オディール役で出演を予定されておりましたスヴェトラーナ・ザハロワは、東日本大震災による影響の長期化を危惧した本人の判断により、来日を断念し、降板することになりました。王子役に予定されておりましたアンドレイ・ウヴァーロフも降板いたします。

新キャストにつきましては、決まり次第告知させていただきます。

ザハロワからのメッセージが掲載されていましたが、とても率直なものであり、このように正直に降板の理由を伝えてくれた方が好感が持てると思いました。小さな子供がいる身としては(そしてチェルノブイリ原発事故を経験したウクライナの出身者ということもあり)、やはり今の日本の状況は不安であるのは当然だし、同時にパートナーであるアンドレイ・ウヴァーロフが引退を決めて出演できないということもあったので、降板は仕方ないと思われます。来年1,2月のボリショイ・バレエの来日公演に彼女が出演しないのも、おそらくはその理由であると考えられていたわけですし。

とはいっても、新国立劇場バレエ団の来シーズンのラインアップで、間違いなくチケットが完売するだろうと思われていたのはザハロワ主演の「白鳥の湖」であったので、一時期は同バレエ団のシーズンゲストアーティストであった彼女が出演しないのは残念なことです。気になる代役ですが、「白鳥の湖」ということであり、ザハロワの代役なので、ぜひロシア系のバレリーナでお願いしたいところです。先日も来日してくれたディアナ・ヴィシニョーワとか、最近オデット・オディール役をモスクワ音楽劇場へのゲスト出演で果たしたエフゲーニャ・オブラスツォーワなど。正直英国系はこの役に関しては勘弁してほしいです。


なお、「パゴダの王子」に出演予定の山本隆之さんも10月のリハーサル期間中にかねてからの脚の治療を要するため出演できなくなったとのことです。代役は未定。

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001599.html

*******
ジャパン・アーツのブログには、ザハロワ、ウヴァーロフも所属しているボリショイ・バレエのダンサーのコメントが載っています。

http://ja-ballet.seesaa.net/article/223640887.html

スヴェトラーナ・ルンキナは小さなお子さんがいるのに日本に来てくださるんですね。本当に嬉しい限りです。そして注目の若手、ウラディスラフ・ラントラートフ。ボリショイのパリ公演でセンセーションを起こした彼の東京公演での出演が「白鳥の湖」の平日マチネだけというのがとても勿体無いです。

また、先日ヴィシニョーワとともに東京バレエ団にゲスト出演したセミョーン・チュージンのインタビューも。
http://ja-ballet.seesaa.net/article/222073816.html

Q:日本に来ることに不安はありませんでしたか? A:いいえ、まったくありませんでした。どんな時でも僕を必要としてくださる方々のところで、踊りたい。それに日本は素晴らしい国ですから!

彼のとてもまじめで誠実な人柄が伝わってきます。しかし彼の東京公演の出演も、平日昼間のみなんですよね・・・。なんということでしょう。「ジゼル」でもとても良いダンサーであることがわかったので、グリゴローヴィチ版の白鳥の王子でぜひ観たかったのですが・・・。

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バレエ(国内公演情報)」カテゴリの記事

コメント

ザハロワとウヴァーロフの降板にはガクッっときました。
心の中では「やっぱりな・・・」とも思っていましたが。
おっしゃる通り、オデット、オディールに関しては私も英国系の方は勘弁してほしいです。
しかもザハロワとウヴァーロフのつもりでチケットを入手しているわけですから。
代役に誰をもってくるかで、新国立の手腕が試されるなと思います。
新国立を愛してきた私にとって、なんとか心が離れていかないようなフォローをしてほしいと
祈るばかりです。

ザハロワとウヴァーロフの降板、私も残念です。
2009年からバレエを見始めた私にとって、新国立劇場のドン・キホーテでザハロワとウヴァーロフの
全幕を見られたことは、今となってはずいぶん貴重だったなぁと感じるこの頃です。

ザハロワの降板続きで不在の今、既に一定の人気はあるけど、
テリョーシキナ(マリインスキーバレエ)あたりは人気を上げる
チャンスじゃないかな、なんて思います。

男性はこれまでの縁でマトヴィエンコが出てきそうな気がします。

ビントレーの縁のありそうな英国ロイヤルなら崔由姫さんがいいです。
オディール(崔由姫)
http://www.youtube.com/watch?v=Kx-hO852FM4
オデット(崔由姫)
http://www.youtube.com/watch?v=IaTA-1KMAg0

シルフィードさん、こんにちは。

今回日本はこんな状況だし、ザハロワはボリショイの来日公演にも出演しないし、やっぱりね、ということもあって責められませんけれども、でもやはり残念ですよね。ザハロワは新国立劇場を「私の劇場」といっていたくらい気に入っていてシーズンゲストにもなっていたから、彼女の来ないシーズンというのは寂しいです。
以前は新国立劇場は代役でもかなり豪華な人を用意してきていましたよね。ダニーラ・コルスンツェフとかシオマラ・レイエスとか。今回もそれなりの逸材を連れてきてほしいです。NBSもがんばっているわけですし。

meiさん、こんにちは。

私も新国立劇場ではずいぶんザハロワを観ることができて(ボリショイの来日の「ドン・キホーテ」ではまさかの当日降板でオシポワになってしまって、ものすごく残念というかオシポワの印象が悪くなってしまいました)、新国立に行けば彼女の美しさを堪能できると思っていたので、なかなか彼女が日本で観られなくなってしまうときが来てしまうとは思いませんでした。

テリョーシキナ、いいですよね。彼女を代役として呼ぶことができたら新国立もやるじゃない、って思います!

ユフィちゃんは韓国国立バレエのゲストでオデット/オディールを踊ったんですよね。観に行った友人がとても良かったと言っていました。お知らせいただいた映像の彼女、すごくいいですよね。「ラ・バヤデール」も、ニキヤが初役の小林ひかるさんの代わりにロイヤルでニキヤを踊ったことのあるユフィちゃんが良かったのにって思いました。ユフィちゃんを呼ぶならパートナーはロイヤルでも組んでいるセルゲイ・ポルーニンがいいでしょうね。

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