SWAN MAGAZINE 24号 2011夏号
SWAN MAGAZINE 24号が発売されていました。
巻頭の「エトワールに夢中!」インタビューは、ドロテ・ジルベール。とても華があってキュートな彼女の写真が満載。アニエス・ルテステュがデザインしたという結婚式のドレスを見せたり、2009年の夏に結婚したアレッシオ・カルボーネのプロポーズのエピソードを嬉しそうに話してくれたり、そのアレッシオの写真にキスする様子まで見せてくれたり、サービス精神たっぷりで可愛いドロテ。
初めてバレエを観た時に踊っていたマニュエル・ルグリとペアを組み、ストライキ中で衣装も装置もない時にエトワールに任命されたエピソードも興味深かったです。また、来シーズンはマノン役をぜひ踊りたいとのこと。年末の「オネーギン」ではジョゼ・マルティネスと共演するそうです。
特集は来週に来日公演を控えたABT。華やかなオープニング・ガラのレポート、そしてマルセロ・ゴメスと加治屋百合子さんのインタビューが載っています。
マルセロのインタビューはなかなか載らないので嬉しいです。ドロテ・ジルベールのインタビューの中でも、リオで共演した時は最高だったとコメントされていた彼。今やABTを代表するスターになりましたね。
そして加治屋百合子さんのインタビューは、彼女の写真がとても女らしい感じで素敵です。彼女のメーンの教師は、かの名プリマ、イリーナ・コルパコワ。今シーズン、キトリ役のデビューをした際も、新作のリハーサルもあって多忙だったそう。新作を振り付けているアレクセイ・ラトマンスキーについても語ってくれています。
パリ・オペラ座での「ロミオとジュリエット」を始め、様々な振付家、ダンサーそして観客を魅了してきた「ロミオとジュリエット」の魅力に迫っています。オペラ座のミリアム・ウルド・ブラムのジュリエットが可憐ですね。
春のロンドン、パリ紀行では、ロイヤル・バレエの新作「不思議の国のアリス」を中心に紹介。チケットがものすごく売れた公演ですが、評者はあまりお気に召さなかった様子。
中村祥子(SHOKO)の連載では、今まで出会った人々について語ってくれています。やはりウラジーミル・マラーホフ、そして熊川哲也さんとのエピソードは面白いですね。
そしてこの本の目玉である有吉京子さんのSWANモスクワ編については、読んでからのお楽しみということで。真澄とレオンの距離は、縮まりそうでなかなか一歩を踏み出せないもどかしさがありますね。三ヶ月後になりますが、引き続き物語の展開からは目が離せません!
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