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2011/06/02

東京バレエ団「白鳥の湖」ロベルト・ボッレがキャンセル

6月17日(金)、19日(日) の東京バレエ団「白鳥の湖」に出演を予定していたロベルト・ボッレが降板することが発表されました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-346.html

 東京バレエ団「白鳥の湖」、6月17日(金)、19日(日) の公演にジークフリート王子役で出演を予定しておりました、ロベルト・ボッレは、東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故の影響を危惧し、今回の来日を断念いたしました。  ロベルト・ボッレに代わり、4月の東京バレエ団「ラ・バヤデール」に出演し好評を博した、オランダ国立バレエ団のマシュー・ゴールディングがジークフリート王子役を演じます。

この公演、2枚もチケットを買っていて久しぶりに来日するロベルトを楽しみにしていたので、とても残念です。東京バレエ団の「白鳥の湖」は、特に2幕の白鳥のコール・ドの振付が好きになれず、できれば観たくないプロダクションだったのですが、ロベルト観たさに買ったらこんなことになってしまって。原発事故が悪いのであってアーティストが悪いのではないと頭ではわかっていても、好きなアーティストがキャンセルすると、(しかも公式サイトで素敵なメッセージを送ってくれていたのに)悲しい気持ちになってしまいます。同じミラノ・スカラ座のマッシモ・ムッルがシルヴィ・ギエムのHOPE JAPAN公演に出演してくれるから、ロベルトも来るものと信じていました。

しかしそんな中、代役をまたもや引き受けてくれたマシュー・ゴールディングの気持ちは本当にありがたいものです。先日の「ラ・バヤデール」での彼のパフォーマンスも素晴らしかったので、彼を楽しみに観に行こうと思います。

言葉で支援を表明することは簡単だけど、日本に来てくれるアーティストこそが真の私たちの味方なんだなって思います。

********
なお、ABTを招聘しているジャパンアーツからは、以下のお知らせがありました。

東日本大震災に際し皆様へ
http://www.japanarts.co.jp/html/2011_message/index.htm

この中で、「ABTアメリカン・バレエ・シアターも来日を表明いたしましたことを喜びと感謝をもってご報告いたします」とありますので、ABTは無事来日することでしょう。ジャパンアーツは来るメトロポリタン・オペラの公演もキャンセルに伴うキャスト変更がありつつも、ローランド・ヴィラゾンなど豪華な代役を用意し、来日が危惧されていたディアナ・ダムラウも赤ちゃんを伴って来日するなど、大変努力されていることが伺えます。この震災で、多くの興行会社が苦境に立たされたことかと思いますが、海外とのパイプを持つ興行会社に倒れられたら観客の私たちも困ってしまうので、できるだけ公演に足を運び、来日してくれたアーティストには敬意と拍手を送りたいと思います。

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バレエ(国内公演情報)」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです♪ボッレの降板は本当に残念ですね。
私もNBSのホームページを見て驚きました。
ムッルもどうなんでしょう。原発よりもダブルブッキングっぽい情報もありますし。
来年のバレエフェスには英国バーミンガムロイヤルバレエ団のダンサーや
マシュー君もぜひ呼んでほしいですね♪

かりんさん、こんばんは。

ロベルトの降板は本当に残念ですね。マッシモは、シルヴィ・ギエムとの共演を何よりも大切にしているとのことですから、スカラ座の方をキャンセルすると思います。そちらは主役ではないし。
来年のバレエフェス、本当にBRBやマシューくんを呼んでほしいですね。特にマシュー君の貢献度は本当に素晴らしい!

Naomiさん、こんばんは。
私は、この公演期間中は旅行に出るため、観る予定はなかったのですが、楽しみしていた方々には、本当に残念ですよね。誰が悪いのでもない、と、頭で分かっていても、アーティスト達が不安に思うことを責められないと思っていても、少しずつ舞台を取り巻く状況が改善されて癒されて来ていた気持ちが、やはり落とされてしまいます・・・。
一方で、ビントレー氏率いるバーミンガムロイヤルバレエ団や、4月に引き続き代役を引き受けてくれたマシュー・ゴールディングなど、より一層心打たれる出会いももたらしてくれたのですが。ということで、マシュー・ゴールディングの「白鳥の湖」は是非観てみたかったのですが、それが叶わず、ちょっと残念です。
ジャパンアーツからのお知らせも教えて下さって、どうもありがとうございました。

Naomiさん、初めまして。camiloと申します。
いつも公演の情報や感想を、詳しく載せて頂き有難うございます。とても楽しく読ませていただいてます。
今回のボッレ降板は、私にとって初生ボッレだったので(キャンセルになる可能性も覚悟はしていましたが)本当にショックでした。 そしてもうひとつちょっと悲しかったのは、今までアーティストの来日キャンセルに、残念がりながらも寛大だったNaomiさんが、ボッレに対しては少し辛口のようでした。マシュー君はヒーローで、ボッレはワルモノ?
ごめんなさい。私のやりきれない気持ちをここに持ってきてしまったのかもしれません。
また絶対、ボッレ来てくれますよね!

YUIOTOさん、こんばんは。

本当に、いけないのは事故を起こした原発と東電と政府の対応であることはわかっていても、やっぱり来てくれないとなるとちょっと落ち込んでしまいますよね。
ちょうど東京バレエ団の白鳥の時にはABTに行かれているんですね。ABTは間違いなく日本に来てくれると思いますが、日本にいるとバレエが観られない、って思うとこれは海外にでも行って観に行くしかないかなって思っちゃいますが、なかなかそうはいっても簡単に飛べる人ばかりではないですものね。(私は弾丸でも行きますけど(笑)
本当にバーミンガム・ロイヤル・バレエとマシューくんには大感謝です。マシューも元ABTのダンサーですものね。

camiloさん、こんばんは。はじめまして。

ごめんなさい、確かに自分でも辛口に書いていると思いますが、それだけ今回のロベルトの公演を楽しみにしていたということなのです。私の周りの友人たちも皆ショックを受けています。東京バレエ団の「白鳥の湖」は振付がとっても苦手なのでできれば見たくないプロダクションなのですが、彼が出るということでS席を2枚買ってしまい、きっと来てくれるはずだと思っていたので・・・。ロベルトは前回の来日以降、パリ・オペラ座の「椿姫」やABTの「ロミオとジュリエット」などで生の舞台を観ることができたのですが、成熟した今の彼の姿を日本のファンに見てもらえないのは本当に残念です。(ところで、先月ロベルトはミラノ・スカラ座の「ジュエルズ」を怪我で降板しているので、怪我を理由にするかと思っていたのですが・・・まだ完治していないようですが、今日のABTの「椿姫」には今のところ出演するようです)

どうか、今の原発事故の事態が落ち着いて、ロベルトはじめアーティストの皆さんが来てくれる日本になることを祈り続けたいと思います。

はじめまして。いつもブログを読ませていただいてとても勉強になっています。

ロベルト・ボッレの降板は残念ですが、マシュー・ゴールディングを楽しみにしています。
こんな中でも来日してくれるダンサーがいて、吉田都さんが
「日本は愛されている」とおっしゃっていたのを感じます。

もちろん、国や所属バレエ団の方針もあり来日できない事情もわかるので
またいつかきてくれればなーと思います。

降板→代役となったゴールディング、ゼレンスキー、
日程変更となったサンクトペテルブルグ・バレエ・シアター(オケも変更)、
ニコラ・ル・リッシュのガラ公演の延期、、、
色々あり、また吉田都さんの影に隠れがちでしたが、タマラ・ロホが来日してくれたことも
とてもありがたいことだなーと思いました。


meiさん、はじめまして。

マシュー・ゴールディングは「ラ・バヤデール」ではとても良い踊りを見せてくれたし、DVDの「ドン・キホーテ」のバジルもとても良かったので、今回も楽しみにしています。すごくプロポーションもいいし、テクニックも確実だしノーブル方面もいけそうなので。こんなときでも、また代打で日本に来てくれる人がいるのはありがたいことですよね。

本当にタマラ・ロホが来てくれたのもありがたいことでした。まだ感想が書けていませんが彼女のオーロラも素晴らしかったです。自分のバレエ団のツアーでもないのに、ちゃんと来てくれるとは義理堅いですよね。

naomiさん、こんばんは。私はNYで椿姫を観て今日帰ってきて、NBSからのメールでこのキャンセルを知り驚きました。初日も月曜日もロベルトは調子が良さそうな感じで、ジュエルズのキャンセルで心配したけどこれなら日本で待っているファンの前で白鳥をばっちり踊ってくれそう・・・と思っていたのに。
私は海外に時々バレエを観に行きますが、ニコラ・ル・リッシュの公演キャンセルから、今回の地震と原発の問題で日本公演をキャンセルしたダンサーの公演は、海外にも観に行かないことを決めました。別にダンサーが悪者だとか恨んでいるとかいうことではありません。自分のバレエを楽しみに待っているファンが毎日暮らしている国に数日間行くのも断るような人たちの踊りに興味が無くなってしまったんです。こういう時にこそ示されるアーティストの優しさ、勇気、ファンに対する責任感というものがなければ、容姿や技術がいかに優れていても、芸術としての深みに欠けるように思うのです。
私にとっては今回の白鳥の湖は、このブログでのnaomiさんの記事や他の方のコメントを拝見して一緒に観る喜びを分かち合えるのを楽しみにしていたので、またロベルトは絶対に来てくれると信じていたので、本当に残念です。ABTはちゃんと来てくれるといいですね。でないともう私が海外で観られるバレエ団もどんどん少なくなってしまいます・・・。
マシュー・ゴールディング、初めて観るので楽しみにしています。

ぶうたさん、こんばんは。

NBSからキャスト変更のお知らせがメールで来ていたんですね。私は祭典会員でネット会員にも登録しているしチケットをS席2枚も買っているのに何のお詫びも送ってこないので、実のところかなり頭にきています。はっきり言って信じられないです。(ジャパンアーツは、METのチケットを買っていない私にもも、METのキャスト変更と変更キャストのプロフィールを送って来ました)
NYで椿姫をご覧になったのですね。マルセロのアルマンが見たかったです・・・。別の友達によれば、あまりロベルトは気持ちが入っていないみたいでちょっと残念な出来だったそうですが。

たしかにおっしゃるとおり、今回の原発の件で来日公演をキャンセルされたアーティストに関しては、今までどおりに応援しようと思う気持ちが薄れたのは私も同じです。もちろん、来ないことに対しての批判はできません。こんなひどい事故が起きたところに行きたくないという気持ちもわかるし、アーティストが悪いのではなく東電と政府と地震国なのに原発を推進してきた前政権が悪いのだということもわかっています。

しかしながら、ほんの数日でも来て踊りなどを見せることによって日本のファンを勇気付けようという気持ちがない人なんだな、って残念に思ってしまったのは事実ですし、こんなときに敢えて来てくれたドミンゴやMETの歌手たち、バーミンガム・ロイヤル・バレエやマシュー・ゴールディングは素晴らしいって思います。人の心の痛みがわかる、想像力を持っていることもアーティストとしての大事な条件だと思います。(もちろん、小さな子供がいる人などは無理して日本に来なくていいと思います)正直言って、ロベルトには失望させられました。

ABTは間違いなく日本に来てくれると思いますよ。METも来たことですし、シムキンと加治屋さんのドンキも収録されますから。そして「ラ・バラデール」で観たマシュー・ゴールディングは素とてもよかったので「白鳥の湖」にも期待しています。

naomiさん、お返事ありがとうございます。マルセロのアルマン、すごくかっこ良くて素敵でしたよ~。でもガストンがサシャ・ラデスキーから代役になり、ハラハラするところが多くて全体的な出来がちょっと・・・でしたが。プリュダンスをリフトで落としそうになったときは、うまくプリュダンス役のシモーヌ・メスマーが頭をぺしっと叩いてお仕置きする真似をして観客の笑いをとって、もともとそういう振付のように見せてカバーしたりしていました。椿姫はガストンやデグリュなど重要な役が色々あるから、ABTのようなビッグカンパニーでもミスなくまとめるのは中々厳しいんですね。
マルセロは6月2日のヴィシニョーワとのジゼルも素晴らしかったです。マルセロの足先の美しい動きは、2幕の最後のウィリーに囲まれて踊らされるところでも堪能できました。ヴィシニョーワは卓越したテクニックに加えて指先のひとつひとつの動きまでアルブレヒトへの深い愛情が表現された人間味溢れるジゼルで、マルセロの苦悩の演技もとても魂がこめられていて、私が今まで観たジゼルの中で一番良かったです。観客も熱狂していました。
ロベルトのアルマンは初日6月3日の方が良かったです。その日はジュリー・ケントのABT25周年のお祝いがあり、プリンシパルが大勢ステージに出てジュリーにお花を渡していました。その後METを出てホテルへの道を歩いていたら、目の前にマルセロがいたんですよ!翌日のマチネの椿姫があったので急いで家に帰ろうとしていたようで、タクシーを止めようとしていたんですが、生ゴメスのスーツ姿、「ぎゃー!!」って叫びそうなくらい素敵でした。急いでいるようだったので至近距離で熱く見ていただけだったんですが、「日本に絶対に来てね」って言えば良かった。
一つ心配なのは、デグリュ役のホールバーグが怪我のため6月6日の公演は降板したことです。3日のホールバーグとジリアン・マーフィーのデグリュ&マノンがこの世のものとも思われないほど妖艶で素敵だったので、6日にもう一度観れなかったのは残念でしたが、日本公演までに治ってくれるといいですね。
長々と、しかも記事のテーマからそれてしまってすみません。

naomiさんこんばんは。
この件ではtwitter上でやり取りさせていただきました。

>しかしながら、ほんの数日でも来て踊りなどを見せることによって日本のファンを勇気付けようという気持ちがない人なんだな、って残念に思ってしまったのは事実

そうですよね……好きなダンサーだとなおさらこのがっかり感が大きいというか…。
ダンスマガジンで日本へのメッセージ特集の号があったんですが、来日キャンセルしたダンサーのメッセージは正直読んでも虚しい気がして、購入をやめました。

余談ですが、私のところにはキャスト変更の案内がNBSから葉書で届きました。

ぶうたさん、こんばんは。

「椿姫」と「ジゼル」の感想をありがとうございました。「椿姫」はリフトがすごく多くて技量が必要なバレエなので代役になったりしたら大変ですよね。(多分サーシャの代役は私が応援しているアレックスくんだったと思うんだけど)前に感想で書いたように、シュツットガルト・バレエで上演するときには、プリンシパルを9人も投入しての舞台となっていて、プリュダンスやオランピア、マノンの信奉者までプリンシパルが踊るという凄い舞台になっていました。
マルセロのジゼルはずいぶん前に一度観たきりなんですよね。。。。最近ABTは来日公演ばかりになってしまってなかなかMETまで観に行けないので、本当にMETで見たいです(なんで今回も前々回と同じドン・キホーテなんでしょうね。DQはもう見飽きたからいいです。マルセロでないし)マルセロのスーツ姿は、フリオ・ボッカの引退公演の時にMETのロビーで見たけど、やっぱりあまりに素敵だったので離れたところからじっと見てしまいました。

Claraさん、こんばんは。

そうなんです、好きなダンサーだとなおさらがっかり感が強く、つらいことでした。これがもっと好きなダンサーだったら立ち直れないと思うほどです。カンパニーが来日しない場合には、個人よりもカンパニーとしての考えがあってのことなので仕方ありませんが、フリーの立場に近いロベルトがそうだと、ますます「来たくなかったってことね」って思ってしまいます。そう、メッセージについても、来日をキャンセルしたダンサーからメッセージははっきり言って言い訳にしか受け取れなくて、こちらとしてもその真意を言葉どおりには受け取れませんでした。

私は今回NBSの窓口を利用しての購入ではなかったからはがきが来なかったのかもしれませんが、NBSのネットでとった人にもハガキ等での告知は当然のことだと思います。中には、会場に来て初めてキャスト変更を知る人だっているのかもしれないのですから。

ボッレの不来日は私も残念に思いました。NBSの会員登録をして、しかも日々のやりくりをして手に入れたチケットだったので、、、、。今までボッレのファンクラブのページを観ていたのですが、海外でロベルトの公演を見たとか裕福なコメントが目立ち、さらに腹だたしく、ページを抜けました。こちらの皆さんのコメントのほうが素直に人間的なように思います。4月10日のメータ指揮の第九に大感激した私でしたが、ロベルトの被災の激励文を読んだときはメータの人格と同様な嬉しさをロベルトに思い、感激したのですが、こういう時だからこそ生で踊って激励して欲しかった、という思いもあり、ロベルトが急に薄っぺらに思えて、大枚はたいて、DVDを買い揃え、写真集やサイン入りフォト、LA MIA DANZAまでも輸入注文し楽しんでいた気持が、すっかり萎えました。今日は東京バレーの日本人組、明日はマシューさんの白鳥湖を見ます。ロベルトには期待が大きすぎたようでファンの心理は自分ながら恐ろしいと思います。でも、本当に一度は生ロベルトを見てみたいのも事実ですが。

yさん、こんにちは。

お返事が遅くなってしまってごめんなさい。私も今回はアッサンブレ会員の友達にお願いして、非常に良いお席を取ってもらったのでロベルトが来なかったことはとても残念です。特にロベルトの激励文はとても感動的で素敵だったので、ちょっと裏切られた気持ちにはなりますよね。マシューの白鳥の王子はとても素晴らしくて、今回彼を観られたのはとても良かったと思います。が、好きなダンサーだった人がこういうことで来ないと気持ちがなえるのはとてもよく理解できます。彼のキャリアも年齢的なことを考えるとそれほど長くないと思いますが、一度は日本に来てほしい、そのためには日本国内の状況も少しでも改善することを祈るばかりです。

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