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2011/03/19

ボリショイ・バレエの新芸術監督に、セルゲイ・フィーリンが就任

ボリショイ・バレエの芸術監督だったユーリ・ブルラーカが3月15日に契約が切れた後の後任に、元ボリショイのプリンシパルで、現在はモスクワ音楽劇場バレエ(ダンチェンコ劇場)の芸術監督であるセルゲイ・フィーリンが就任したとのことです。フィーリンは5年契約を結んだと報道されています。

The Arts Deskの記事
Sergei Filin, star dancer, becomes new Bolshoi chief
http://www.theartsdesk.com/index.php?option=com_k2&view=item&id=3311:sergei-filin-star-dancer-becomes-new-bolshoi-chief&Itemid=12

追記:ボリショイのオフィシャルにも出ました!(ロシア語)
http://bolshoi.ru/ru/theatre/people/detail.php?act26=info&id26=1242

ユーリ・ブルラーカの後任としては、元マリインスキー・バレエの芸術監督で現在はミラノ・スカラ座の芸術監督を務めているマハール・ワジーエフが有力候補とされていましたが、結局ボリショイOBのフィーリンに落ち着くことになりました。

ボリショイ・バレエ関係では、バレエ監督のゲンナーディ・ヤーニンが、ネット上に猥褻な写真が流出してそのアドレスが千人もの関係者にメールで送りつけられるというスキャンダルで退任するという事件が最近ありました。
http://www.theartsdesk.com/index.php?option=com_k2&view=item&id=3298:bolshoi-leader-quits-in-porn-scandal&Itemid=12

ヤーニンの後任のAssistant Ballet Artistic Directorには、バレエ団ソリストのヤン・ゴドフスキーが就任することになりましたが、芸術監督の座は空席のままだったわけです。

ボリショイ劇場は、600万ドルもかけた劇場の改修工事が大幅に遅れるなど最近さまざまな問題が噴出していましたが、モスクワ音楽劇場の芸術監督としてカンパニーに新しい風を吹き込んだフィーリンが適任者として浮上したということですね。フィーリン監督の下、モスクワ音楽劇場は「エスメラルダ」の復元をはじめ、レパートリーにナチョ・ドゥアトの「ナ・フロレスタ」やジョン・ノイマイヤーの「人魚姫」を取り入れるなど新しい試みに挑んできましたので、ボリショイ・バレエの今後の方向性についても、とても注目されます。

ボリショイ劇場の改修工事についての最新記事
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2788426/6895783

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

震災に遭われた方達と同じ気持ちで、過ごす日々です。
世界中のアーティストの方達の思いやりは、大変ありがたく思っております。
セルゲイ・フィーリン
ダンチェンコで精力的に活動されていたのに、ボリショイ芸術監督は驚きました。
最近、ダンチェンコへのゲスト出演が増えてるオブラスツォーワが、ボリショイのゲストなんてあり得るでしょうか?

キララさん、お返事が遅くなり申し訳ありません。

フィーリンがダンチェンコの芸術監督になってから、ずいぶんとダンチェンコも変化していて楽しみだったのにボリショイの芸術監督になるというニュースは私も驚きでした。
オブラスツォーワのボリショイへのゲスト出演も、ありえるでしょうね!(マリインスキーではどうも役柄が限定されてしまっているようでちょっと気の毒なジェーニャ)

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