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2010/12/12

10/3昼 シュツットガルト・バレエ「ロミオとジュリエット」Stuttgarter Ballett "Romeo und Julia”

Stuttgarter Ballett
Romeo und Julia
Ballet in drei Akten nach William Shakespeare
Choreograpie :John Cranko
Musik: Sergej Prokofiev
Buhnenbild und Kostume : Jurgen Rose
Premiere : 1962年12月2日 シュツットガルト・バレエ

DAS HAUS CAPULET
Grafin Capulet :Melinda Witham
Julia :Alicia Amatriain
Tybalt :Damiano Pettenella
Graf Paris :Alexander Jones

DAS HAUS MONTAGUE
Romeo :Friedemann Vogel
Mercutio: Arman Zazyan
Benvolio: William Moore

Pater Lorenzo: Sebastien Galtier
Zigeunerinnen :Magdalena Dziegielewska, Daniela Lanzetti Alessandra Tognoloni
Faschingstanz: Lee Fennell

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本来この回は、ロミオ役はフィリップ・バランキエヴィッチが踊る予定だった。私はフィリップのロミオを観たことがないので(マキューシオ役を踊っているのは観たことがあるんだけど)、ちょっと楽しみにしていたのだけど、当日になって会場に張り出されたキャスト表(そしてパンフレットに同封されている印刷されたキャスト表)では、フリーデマン・フォーゲルに変更になっていた。休憩時間に知っている関係者に聞いたところ、フィリップは背中を痛めたそうで、当日になっての変更とのこと。

フィリップの代役を務めたフリーデマンは、アリシアともよく組んで踊っているし、ロミオ役は得意中の得意なので、当日急遽の代役とは思えないほどスムーズなパートナーシップだった。前日、そしてこの日の夜公演でロミオを踊ったマラインと比較すると、フリーデマンはより甘くてロマンティックなんだけど、少しだけ大人で世慣れている。フリーデマンはとても柔軟な身体の持ち主で、特にバルコニーシーンのソロでのランベルセがものすごく柔らかくて美しい。長身の上脚が長いのでアラベスクのラインも綺麗だ。マラインより長身な分、フリーでマンは跳躍などはやや重いのだけど、しなやかで溜めがある動きは流麗で目の保養になる。動きの一つ一つが演劇的で雄弁なのもさすがだ。バルコニーのパ・ド・ドゥのラストの、懸垂キスは演じる人によっては「懸垂しています~」ってなってしまうのだが、フリーデマンはこの懸垂もごく自然で、ジュリエットと最後にキスをしたいから一生懸命になっているというのが伝わってきて、スウィートな余韻を残してくれる。

アリシアのジュリエットは少女らしさがあって、外見的にもフリーデマンとバランスが取れていてジュリエットらしい。どんどん変化を見せていったスージンに対して、最後まで少女のイノセンスを保っていたアリシアは、ラストの死んでいく時の穏やかで幸せそうな表情が印象的だった。彼女はふにゃ~っとした笑顔が可愛いのだけど、表情はやや一本調子かもしれない。だが、生き生きとした息遣いで、ジュリエットそのものにはなりきっているのが伝わってきた。彼女は本当に柔らかい肢体の持ち主で特にアンドゥオールが凄く、その一方でキープ力はとても強いので、パ・ド・ドゥではとてもよく映えて美しい。

マキューシオ役のアルマン・ザジャンはまだこの役を踊り始めて日が浅いとのことだが、テクニックは鮮やかで見事な踊りを見せてくれた。ベンヴォーリオ役は新プリンシパルのウィリアム・ムーアで、甘くてキュートなベンヴォーリオ。彼がロミオを踊る日も近いのではないだろうか。この3人による3バカトリオの踊りも良く揃っていて、このカンパニーの男性ダンサーの水準の高さを立証していた。パリス役のアレクサンダー・ジョーンズはすっきりといた顔立ちの美青年で、本当に育ちが良くてあまり何も考えていないお坊ちゃまという感じがすごくよく出ていた。

一日にクランコ版「ロミオとジュリエット」を2回も観るという贅沢を堪能した一日だった。


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