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2010/11/21

ロイヤル・オペラハウスのバックステージツアー Backstage Tour of the Royal Opera House

ロンドンに行く機会があり、舞台に興味がある方はロイヤル・オペラハウスのバックステージツアーに参加してみると楽しいと思います。

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バックステージツアーは基本月曜日から金曜日までは1日3回開催(10時半、12時半と2時半)で、土曜日は10時半、11時半、12時半と1時半の4回。ロイヤルオペラハウスのオフィシャルサイト(VISITのところを選ぶ)または電話で予約していきます。かなり人気があって、満席になって取れない回も多いようです。毎日開催とは限らないのでご注意。お値段は大人10ポンド、子供、学生は7ポンド、シニアが9ポンド。当日半券を見せると、オペラハウスの売店での買い物が10%引きになります。

どこを回るかは案内する人次第だし、オペラハウス自体が毎日違った活動を行っているのですが、私の場合。前の日にサイトで予約して2時半の回しかあいていなかったのでこれに参加。とてもわかりやすい英語を話す、しゃべりの達者でソフトな感じの係員さん。基本的に撮影禁止(このエントリで使用している写真は、舞台上演時の休憩時間に撮影したものです)。まずは全体の説明があってから、オーケストラ席に案内されると、ちょうどオペラ「リゴレット」のリハーサルが終わった後とのことで、「リゴレット」から夜のバレエ「オネーギン」へと舞台装置を入れ替えているところで、リゴレットの大きな装置がズルズルと左へと水平移動するところが見られてけっこう面白かったです。舞台は幅15メートル、奥行き25メートルとのこと。舞台装置をそのままそっくり水平移動できるだけのスペースが横に用意されているということです。

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ロビーに飾られている過去の作品のアートワーク等

ちなみに音響が一番良いのは、案内してくれた人の意見ではアンフィテアトル(4階席)正面とのことです。実際夜の「オネーギン」でそこに座って、確かに音響は最高に良いなあと思いました。ついでに、アンフィテアトルの正面は舞台を見るにも大変見やすくて、良いお席だと思いました。一番安い席は「スリップ」というところで、かつてはチケットが発券されず、紙片に手書きされていたことからそういう名称となっているそうです。

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アンフィテアトル席からの舞台の眺め(「オネーギン」上演時に撮影)

ロイヤル・ボックスは上手一番舞台寄りのボックスで王室の冠マークがついていました。さぞ観にくいんじゃないかって席でしたが、王室の人なんてオペラやバレエを見に来るためにオペラハウスに来るわけではないんで、って説明で(笑) ロイヤルボックスのちょうど真下に小さな控え室があってそこに入ってみました、かつては王室専用の控え室であり、そこにある小さなベンチで昔の王様が舞台上演中にそこへ降りてきては女性を引っ張り込んでいろんないことをしていたそうです。

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照明器具も美しい

ロイヤル・オペラハウスの食堂もちらりと覗きました。それからオーケストラピットの奥から客席を覗きました。改装時にかなりオケピを深くしたようです。オケピのさらに奥には、舞台装置を動かすための大きな歯車が見えました。

エレベーターで最上階にあがると、そこでは大道具や小道具を作成していました。ガラス張りの天井から光が差し込んでとても明るいです。大道具の人が石膏を削って作っているのは、バーミンガム・ロイヤル・バレエの「シンデレラ」に登場するケーキとか、オペラ「アンナ・ニコル・スミス」(高齢の億万長者と結婚して遺産を相続し、その後謎の死を遂げた元プレイメイトの実話のオペラ化)、それから今度初演されるクリストファー・ウィールダンのバレエ「不思議の国のアリス」の大道具でした。過去のプロダクションの大道具なども、後日の上演の参考にするために一部ここに置いてありました。

ひとつ下の階に下りると、「オネーギン」の女性ダンサー用の衣装が移動式ハンガーにかけられて、ダンサーの名前を書いた紙が張ってあり、ダンサーごとに何枚も着替えることがわかります。タチヤーナのは見なかったけど、オルガや群舞の女性たちの衣装はたくさんありました。

さらにひとつ降りるとリハーサル室の廊下に出て、リハーサル室をガラス窓越しに覗きます。広いリハーサル室にダンサーたちが少しずつ入ってきてはウォーミングアップをしていました。貨物用のような大きなエレベーターでダンサーたちが出入りしています。見かけたのは、セルゲイ・ポルーニン、エドワード・ワトソン、エリック・アンダーウッド、高田茜さん、それからジョナサン・コープなど。これから「テーマとヴァリエーション」のリハーサルを行うところだったようです。

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アトリウムからアンフィテアトルのバーを望む

そこからアンフィテアトルの階のバーに移動。ロイヤル・オペラハウス内のバーやカフェはランチタイムは一般に開放されているので、ぜひご利用くださいって宣伝でした。(実際雰囲気も素敵なので公演がないときでも行ってみたいなって思いました)1999年にオペラハウスが改装されましたが、現在の建物のうち、50%はかつてあったオペラハウスの建物を生かしているとのことです。

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大体そんな感じで全部で1時間半くらいでした。想像以上に大勢の人が働いていて活気があり、それ自体が生き物のように絶えず動いているオペラハウスの舞台裏を覗けたのはとても面白い経験でした。

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コメント

私が今年の1月にオペラハウスを訪れたときは、4階席と、1階席に座ったのですが、
4階席のほうがコストパフォーマンスが高かったです(笑)
バックステージツアーにも参加したかったのですが、空がなくて参加できず残念でした。
naomiさんのレポートを拝見してすごく行きたくなりました。

パリのオペラ座もいいですけど、ロンドンのオペラハウスはモダンとクラシックがちょうどいいバランスで、私は好きです。

nomuyukaさん、こんばんは。

1月にROHに行かれたんですね!私も1階席と4階席と両方座ったのですが、4階の方が断然見やすくてコストパフォーマンスが高く、幸運にも公演1週間前にこんな良い席が残っていたなんて、って思いました。
バックステージツアーも現地に到着してから運良く買えたんですよね。行くたびに、観て回るところも違っているらしいので、またロンドンに行く機会があれば行きたいです。
そう、ロイヤルオペラハウスは本当にモダンとクラシックが良いバランスで、観劇しに来たという贅沢な想い出を残すことができる素敵な場所ですよね。

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