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2010/11/22

シュツットガルト・バレエの新作「レオンスとレーナ」Stuttgart Ballet's "Leonce und Lena"

シュツットガルト・バレエの今シーズンの新作は、クリスチャン・シュプック振付の「レオンスとレーナ」Leonce und Lena。11月18日に初演されました。
http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/spielplan/a_z.php?id=156

「レオンスとレーナ」は、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーの戯曲で喜劇。宮廷の生活に退屈しきった王子が親の決めた結婚を嫌い南の国へ旅立つ。そこで、ある国の姫と恋仲になり自分の国に連れて帰る。と彼女こそ親の決めた結婚相手だと判明し、晴れて二人は結婚するというストーリー。上記サイトの写真を見ると、白塗りのメイクが奇妙ながらもとてもキュートなおとぎ話の雰囲気を出しています。ファーストキャストは、レーナ姫にカーチャ・ヴュンシュ、レオンス王子に今シーズンからプリンシパルに昇進したウィリアム・ムーア。ウィリアム・ムーアがとても可愛い感じで赤い頬も似合っています。

現在のカンパニーのトップページには、セカンドキャストのローラ・オマリーとマライン・ラドメイカーの写真も。
http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/start.htm

写真はシュツットガルトのFacebookにもいろいろアップされています。
http://www.facebook.com/photos.php?id=119596711426796

そして、ドイツのテレビ番組で放映されたリハーサルと舞台映像をこちらで見ることができます。
http://swrmediathek.de/player.htm?show=5c632390-f3b7-11df-83dc-0026b975f2e6

この作品の初演はエッセンのアールトバレエシアターですが、カナダのレ・グラン・バレエも上演しているとのことで、同バレエ団の公式チャンネルに舞台映像がありました。

なお、シュツットガルト・バレエのサイトにVideoのセクションができて、そこでヨルマ・エロ振付の「Red in 3」のリハーサルと舞台の映像を見ることができます。
http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/ballett/videos.php
ただし、こちらのサーバーが凄く重くて最初に読み込むのに時間がかかるかもしれません。やはり今年初演されたこの作品は7月に観ています。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲に振付けたもので、「白鳥の湖」のパロディやバランシンの作風にコミカルなテイストを加え、さらに超絶技巧をこれでもかと盛り込んだスピーディな作品。アリシア・アマトリアン、ジェイソン・レイリー、フィリップ・バランキエヴィッチ、アレクサンドル・ザイツェフらプリンシパルを大勢投入しています。衣装デザインは竹島由美子さんで、女性ダンサーの着る小ぶりのチュチュがとても愛らしいです。

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

naomiさん こんにちは

10月にGAGAのクラスの後、お茶をご一緒させていただきました。
あの時はシュツットガルトのお話を色々伺えて楽しかったです。
来月4日に「レオンスとレーナ」を見に行くのですが
たくさん情報を載せていただいて すごく参考になりました。
ありがとうございます。
あの白塗りの写真だけで妄想を膨らましていたのですが、
動画を見てしまうと 更にワクワクです!
私の行く回は ウィリアム・ムーアですが、今日の公演はマラインがやるんですね。

ちなみに翌日のマチネで マラインがチャイコフスキーパドドゥを踊ると出ていますが
こちらは即完売だったらしく チケット取れませんでした・・・
あ~残念。

vegaさん、こんばんは。
「レオンスとレーナ」をご覧にいかれるんですね~いいな!参考になって良かったです。ファーストキャストのウィリアム可愛いですよね~。またご覧になったら感想を教えてくださいね。
シュツットガルトは今日は雪が降ったらしくて寒いと思うので防寒対策を万全にした方が良いかもしれませんね。マラインのバランシンは観たことがないので、私もいつか観てみたいです。一昨年のクリスマスにはテーマとヴァリエーションを踊ったそうです。

naomiさん こんにちは。

行ってきました!

「レオンスとレーナ」すごく魅力的な舞台でした!
シニカルでコメディで モダンでありクラシックでもあり、
あちこちに人の感情をくすぐる仕掛けがいっぱいです。
ぜひ日本でも公演してほしいです。
洗練されたティム・バートン、と私は感じてしまったのですが
少々短絡的かも(笑)

で、肝心のダンサーですが、王子(ウィリアム・ムーア)は本当に役にぴったりで
いかにもやる気なさそーな脱力ダンスと 間の取り方のうまさには脱帽です。
ダンサーと役者のバランスがとてもうまく取れていました。
そして脇を固めるキャストの豪華さ。
王女のお付きにはアリシア・アマトリアン、王子の悪友?お付き?にはアレクサンドル・ザイチェフ。
アリシアはすぐわかったのですが 私恥ずかしいことにザイチェフを知らず、
あわてて休憩時にブックレットを買って 初めて彼の名前を知りました。
日本に帰って調べてみたら、2002年の来日公演のときから名前が載っていて。
何で気づかなかったのか 自分ってバカと後悔を。

とにかく彼がすごく良かったのです。
すごく若々しくてかわいい踊りで、王子の気を紛らわそうとふざけてみたり、絡んで失敗したりするところがいちいちキュートで。
しかも体とジャンプがとても柔らかい。アリシアにまいってしまって、くんくん匂いをかいで(犬か!)ふにゃん、となってしまうところは 見ていた女性はのこらずキュンとしてしまったと思います。(笑)
もう ヴァレーリオは彼しか考えられません。

まだまだ発展していく舞台だと思えたので
ぜひもう一度観たいという欲望がふつふつと湧いてきます。
どう完成するのか 楽しみです。

vegaさん、こんばんは。そしておかえりなさい!

「レオンスとレーナ」とても良さそうですね。私も11月は休業期間中だったので観に行けば良かったです。単なるコメディにとどまらず、さまざまな要素が入っている作品だったのですね。現地に行かなければなかなか観られない作品だと思うので、貴重なレポート感謝です。

ウィリアム・ムーアはプリンシパルに昇格したばかりだけど、なかなか良いですよね。かわいいし。そしてサーシャ(アレクダサンドル・ザイツェフ)いいでしょう!ちょうど先日彼の「ロミオとジュリエット」のマキューシオを観たのですが彼のマキューシオも素晴らしかったです。けっこうベテランだと思うけど若々しくてテクニックもあってキュートで。ううううそのヴァレーリオ役観たいです!2008年にカンパニーで来た時にはレンスキーとアリババ役でした。

サーシャって言うんですね。
彼のマキューシオ、3人でじゃれるところはきっと微笑まずにはいられませんね!
刺された後、どう演じていたのかも興味津々です・・・

次の日 Yantraに彼とマリインが出ていて 絡むシーンもあったのですが
童顔だったり 軽々ジャンプできたりと 共通点は色々あるくせに
踊りは全く逆なんですねぇ。
マリインは気持ちいいほど止まってほしい所で きっちり決めてくれるんですが
彼は惰性でもう少し行くというか 最後が少しほわんとしているところがあって
そこがまたチャーミングに見えるのかもしれません。

元に戻して・・・ シュツットガルトのお客さんって
自分が気に入ると足を踏み鳴らしますよね!プロレスの試合のように。
終演した後の地響き、私が今まで行った中で 一番大きかったです☆
私同様、みなさん夢中になったようですよ。

vegaさん、こんばんは。

サーシャのマキューシオの死の演技は本当に素晴らしかったですよ。最後まで愛嬌があって、それゆえますます哀しみを感じさせました。ちなみに、3人でじゃれあうシーンの動画はYouTubeにあります。フリーデマン・フォーゲルのロミオなので、フォーゲルとロミジュリで検索すると出てきます。
http://www.youtube.com/watch?v=w710kmspflE

Yantraもごらんになったのですね。私も7月に観ているんですが、情報量のあまりに多い作品だったのでとても細かいところまでは追いきれませんでした。(というか、もうすっかり忘れてしまっている!あかん)サーシャはボリショイ・バレエ学校の出身で、彼の師匠はマラーホフやツィスカリーゼと同じピョートル・ペストフなんですが、それも納得というか、ロシア的な柔らかい踊りをしますよね。

地響きのような足の踏み鳴らしは、「オネーギン」でエヴァンがタイトル・ロールでデビューした時に聞こえました。オーケストラの人たちも一緒になってやっていましたね。

naomiさん

わー♪
ステキなものをありがとうございます。
まさに見たかったものです(笑)
2002年のシュツット来日公演では マラーホフがロミオをやったので
同じ師匠を持つ者同士が同じ舞台に立ったのですね!

劇場であの踏み鳴らす音を聞くと いつも暖かい気持ちになれます。
みんながダンサーや劇場を愛していることが伝わってきて。

vegaさん、こんばんは。
ちょうどご覧になられたい映像があって良かったです!気づかれたかと思いますが、この映像はパート7まであって、主役二人中心ではありますが嬉しいです。というかこんなに映像があるんなら出してよ、って感じですよね。
サドラーズ・ウェルズのサイトにも、2幕の映像がちょっとあります。
http://bcove.me/rt4gk6um
2002年の来日公演は観に行っていないんですが、考えてみればそうですよね!今はペストフ氏はジョン・クランコスクールの教師をやっているので、彼の教え子たちが大勢バレエ団に入団しています。マラーホフのロミオ観たかったです。

シュツットガルト州立劇場はこじんまりとしていますが、本当に独特の雰囲気があってとても素敵ですよね。バレエの神様がここにいるんだなって感じます。

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