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2010/11/28

11/27 新国立劇場バレエ団「シンデレラ」New National Theatre Ballet "Frederick Ashton's Cinderella"

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
監修・演出:ウェンディ・エリス・サムス
舞台美術・衣裳:デヴィッド・ウォーカー
装置・衣装製作:英国ロイヤルバレエ

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指揮:デヴィッド・ガルフォース
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

シンデレラ:さいとう美帆
王子   :マイレン・トレウバエフ
仙女   :川村真樹
義理の姉たち:保坂アントン慶/高木裕次
父親:石井四郎
春の精:西山裕子
夏の精:西川貴子
秋の精:高橋有里
冬の精:厚木三杏
道化:八幡顕光
ナポレオン :吉本泰久
ウェリントン:市川透
王子の友人:芳賀望、江本拓、菅野英男、古川和則

新国立劇場のクリスマスの時期といえば「くるみ割り人形」か「シンデレラ」とお馴染みになった演目。特に2008年の上演では、初日の2幕で怪我降板したラリッサ・レジュニナの代役として急遽出演したさいとう美帆さんの大活躍が記憶に新しい。すっかりカンパニーのレパートリーとして定着した感があり、アンサンブルもよく整っていて安心して観ていられる。この作品に対する出演者たちの愛が伝わってくるような舞台だった。

さいとう美帆さんは本当に素晴らしいバレリーナに成長したって改めて思った。不幸にめげない明るくて健気なシンデレラが舞踏会では美しく脱皮する。変身後の初々しい中にも自信が覗く佇まいから放たれるキラキラとした輝き。アシュトン特有の上半身のひねりがある難しい振りがしっかりと身についていてとても滑らかな動き。軸がしっかりしているし、音楽にもぴったりと合っていて観ていて気持ちよい。アシュトンの「シンデレラ」は心の優しい娘が幸せをつかみ妖精たちに見守られ、王子と手をとって歩いていくエンディングがしみじみとして心に暖かい灯りをともしてくれて好き。さいとうさんのキャラクター、自然で表情豊かな演技もこの作品に実に良く似合っている。

そしてマイレンの王子!堂々として王子らしい風格と気品があり、一つ一つの動作が脚先、指先まで行き届いていて端正で美しい。アシュトンの「シンデレラ」は王子が踊るシーンは2幕にしかないのだが、数少ない見せ場でのソロはこれぞクラシックバレエの美しさというべき折り目正しさと優雅さが満ち満ちており、至福の時だった。パーフェクトなアンドゥオール、柔らかく美しい着地、ふわっと浮かび上がるような跳躍。パ・ド・ドゥではしっかりとしたサポートが優しく包容力があり、頼もしさを感じさせてくれた。さいとうさんとのパートナーシップは完璧だったといえる。何で今シーズンはマイレンの主演が「シンデレラ」だけなのだろう、そのことだけが残念だ。

道化役の八幡さんの軽やかで弾むような愛嬌ある踊りも楽しいし、川村さんの仙女は柔らかくて暖かい光のようで優しげだ。四季の精ではなんといっても春を踊った西山さんが素晴らしい。星の精たちのコール・ドはよく訓練されており、星のキラッキラしたきらめきを再現するかのような動きがキュートだった。中でも、一番最初に登場する大和雅美さんの切れ味ある踊りが良い。

もうひとつの主役ともいえる義理の姉たちは、すごく可笑しいのだけどでしゃばり過ぎることがなくて、全体のバランスを崩さなくてちょうど良い塩梅。ちょっとシャイな妹役の高木さんが可愛かった。アントンさんは本当は美人なはずなのに、というのがわかって面白い。

ガルフォースさん指揮による東フィルの演奏もとても良くて、特にフィナーレの弦の響きが美しくて感動を倍増させてくれた。同じ主演でもう一度水曜日に再見できるのがとても楽しみ!そして最終日、長田さんと福岡さんの主演(andマイレンの義理の姉)も観られる予定で幸せ。


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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

naomiさま
12月1日の舞台も楽しかったですねhappy01
おっしゃるとおり、マイレンさんは今の日本で、もっともお客を満足させてくれるダンサーです よね。ジュニアも可愛かったです。
このところ今一つバレエに燃えない私ですが、naomiさんのブログを読むと「バレエっていいな、素晴らしいな」って素直に思えます。
これからも舞台を楽しみましょう!

クロードさん、こんばんは。昨日は新国立劇場でお話できて楽しかったです。公演もとても楽しかったですよね~♪ジュニアも可愛かった~。
最近、これはという公演が少なくて、昨日もお話ししたとおり、私も来年のバレエチケットは新国立バヤデールと、ベルリン国立バレエの祭典会員分しかないんですけど、でもやっぱり実演に接するとバレエっていいな、って思います。また会場でお会いしましょうhappy01

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