レオニード・サラファーノフがミハイロフスキー・バレエに入団
ミハイロフスキー・バレエ(レニングラード国立バレエ)のオフィシャルサイトに、マリインスキー・バレエのレオニード・サラファーノフが来年1月に移籍する加入という驚きのニュースのリリースが掲載されていました。
Leonid Sarafanov is coming to the Mikhailovsky Ballet
http://www.mikhailovsky.ru/en/events/leonid-sarafanov-is-coming-to-the-mikhailovsky-ballet/
それによると、2011年1月22日に彼はミハイロフスキーに移籍する加入するとのこと。伝統的なレパートリーだけでは物足りない可能性を自分は秘めていると考えており、ナチョ・ドゥアトが芸術監督を務めることになったミハイロフスキーで、新しい芸術的なクオリティを高めることができるのではないかと思って移籍を決めたとのことだそうです。
1月の移籍ということでミハイロフスキー(レニングラード国立バレエ)の日本での公演には間に合いませんが、今後来日公演があったときには彼の姿を見ることができる可能性がありますね。
なお、ジャパンアーツのブログによれば本日、ボリショイ&マリインスキー合同公演に出演する両バレエ団が元気に来日したとのことなので、サラファーノフももちろん来日していると思われます。きっとインタビューでは移籍のことについて語るのでしょうね。
サラファーノフの妻で最近産休から復帰したオレシア・ノーヴィコワがミハイロフスキーに移籍するのかどうかも気になります。
追記:よく考えてみると「moving」というのは、移籍というより参加するということであり、マリインスキーとの契約がどうなっているのかは不明なので、「入団」という表現に変更してみました。
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コメント
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え~~~~~~っ?!!!
凄いビックリしました。噂とかもなかったですよね?
マリインスキーにいることを誇りに思っているような印象を持っていたので・・・。
ナチョ・ドゥアトから直接交渉でもあったのでしょうか。
オレシア・ノーヴィコワも気になりますね!
投稿: YUIOTO | 2010/10/20 16:59
かなり驚きました!!
ドゥアト氏の影響力はすごいですね。
日本でのインタビュー等、気になります。
投稿: F | 2010/10/20 20:32
naomiさん、こんばんは。
つい、反応してしまいました。サラファーノフは、マリインスキーで優雅さも身に付けてきて
大好きなダンサーなのですが、そしてマリインスキーも、ミハイロフスキーも、ナチョも好きなので、
どこの気持になって考えたらよいのか、混乱しています。
彼がどんな風に新しい作品を踊るのか、とても楽しみです。もちろん、ミハイロフスキーには古典作品だってこれからも上演し続けてもらいたいし、サラファーノフの古典は見ごたえがありますから、やっぱり喜ぶべきかしら。いつも新鮮な情報をありがとうございます。
投稿: ショコラ | 2010/10/20 22:19
YUIOTOさん、こんばんは。
よく考えてみると、coming to Mikhailovskyということで、マリインスキーに籍を残したままミハイロフスキーに参加という可能性も考えられるんですよね(ヴィシニョーワがマリインスキーに籍を残したままABTにも参加しているように)。そのへんは、きっと来日中に判明することだと思いますが。
いずれにしても、サラファーノフはクラシックダンサーとしての印象が強いので、ナチョ・ドゥアトの現代作品をどう踊るのかは非常に興味深いところです。
投稿: naomi | 2010/10/21 01:41
Fさん、こんばんは。
確かにナチョ・ドゥアトの作品が大好きというダンサーは多いようなので、今後サラファーノフに続き、他のバレエ団からもミハイロフスキーに移籍するケースは出てくるのかな、ってことも考えられますよね。
今までの古典のレパートリーも残してほしいなって思いますけどね。
投稿: naomi | 2010/10/21 01:49
ショコラさん、こんばんは。
本当にサラファーノフは素晴らしいダンサーですよね。今日もYTで彼の「エチュード」の動画を見て、8連続トゥールザンレールを見せていたりして本当にすごいなあって思います。来年の東京バレエ団でのソロルもきっとすごいことでしょう。
どの気持ちになって考えればいいのか混乱してしまうっていうお気持ちは良くわかります。それぞれのダンサー、バレエ団、振付家のファン同士の考え方もいろいろあると思うし。
いずれにしても、関係者それぞれ、そしてバレエ界全体にとってプラスとなることを祈ります。
投稿: naomi | 2010/10/21 01:52