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2010/03/03

ラトマンスキーの「明るい小川」をABTが2011年1月に上演/マラーホフの新作「ラ・ペリ」

バレエ雑誌PointeのTwitterによると、ABTが、2011年1月にワシントンのケネディセンターにて、アレクセイ・ラトマンスキー振付の「明るい小川」を初演するとのことです。

2011年のMETシーズンでも、「明るい小川」を上演するそうです。これは凄いですね~さて、このバレエダンサー役(ロマンティック・チュチュにポアントの男性ダンサー)は誰が踊ることになるんでしょうか?ポアントの得意なABTのダンサーといえば真っ先にホセ・カレーニョ、次にマルセロ・ゴメスの名前が浮かびますが。いずれにしても楽しみですね。

まだABTのサイトには出ていませんので、続報を待ちましょう。
→追記:オフィシャルサイトにも出ました。
http://www.abt.org/insideabt/news_display.asp?News_ID=295

***
ウラジーミル・マラーホフがベルリン国立バレエにて再振付したオリエンタル風味のロマンティック・バレエ作品「ラ・ペリLa Peri」が初演されました。映像をほんの少しですが、こちらで見ることができます。(1分30秒あたりから)主演は、マラーホフとディアナ・ヴィシニョーワです。
http://www.dw-world.de/popups/popup_single_mediaplayer/0,,5297991_type_video_struct_0_contentId_5272857_start_689_end_824,00.html


写真のスライドショーはこちらの日本語記事で見ることができます。

マラーホフとヴィシニョーワ、ベルリンでリハーサル
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2702837/5410423

写真はこちらにも
http://tanznetz.de/kritiken.phtml?page=showthread&aid=184&tid=16880

追記

チャコットのダンスキューブにはレビューも載っています。
http://www.chacott-jp.com/magazine/news/other-news/post-30.html

追記もうひとつ

ファイナンシャルタイムズのレビューです。
"Deep and meaningful it isn’t, but Vladimir Malakhov’s new La Péri for Berlin’s Staatsballett is, nevertheless, a highly entertaining and visually ravishing two-hour romp, full of joyous dancing".
http://www.ft.com/cms/s/2/dde7cc4c-261f-11df-aff3-00144feabdc0.html
この評では絶賛されていますね!


追記:ABTの「明るい小川」上演についてのリリースです。

AMERICAN BALLET THEATRE TO PERFORM ALEXEI RATMANSKY’S THE BRIGHT STREAM
  Company Premiere Set for January 21, 2011 at The Kennedy Center for the Performing Arts in Washington, DC

American Ballet Theatre will stage the Company Premiere of Alexei Ratmansky’s The Bright Stream on January 21, 2011 at the Kennedy Center for the Performing Arts in Washington, DC. The ballet will be given four performances at the Kennedy Center through January 23, 2011.
ABT will also perform The Bright Stream during its Spring season at the Metropolitan Opera House, May 16-July 9, 2011. Alexei Ratmansky’s The Bright Stream received its World Premiere by the Bolshoi Ballet on April 18, 2003 with sets and costumes by Boris Messerer.
A comic ballet in two acts, American Ballet Theatre’s Company Premiere of The Bright Stream, set to music by Dmitri Shostakovich, features sets by Yevgeny Monakhov and Illya Utkin and costumes by Yelena Markovska. The libretto, by Adrian Piotrovsky and Fyodor Lopukhov, tells the story of the members of a Russian farm collective in the 1930’s and their humorous interactions with a group of visiting performers during the harvest festival. The original production of The Bright Stream, with choreography by Lopukhov, was premiered on April 4, 1935 by the Maly Opera and Ballet Theater at the Maly Theatre in Leningrad.
“I am thrilled to add this wonderful production to ABT's repertoire,” said Kevin McKenzie, Artistic Director. “It so reflects Alexei's inventiveness and good humor."

New York Timesの記事
http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2010/03/02/abt-to-present-ratmanskys-bright-stream-in-washington/

なお、ウォールストリートジャーナル紙によると、ABTは今年の秋は恒例のシティセンターでの公演を行わないで、BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)劇場で上演される「くるみ割り人形」(ラトマンスキーによる新振付)に集中するとのことです。

Ballet Company Scraps Fall Season
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704548604575097942709910962.html?mod=googlenews_wsj

不景気の影響もあり、新作の「くるみ割り人形」と、コンテンポラリー中心のシティセンター公演は両立するのが営業的に難しいという判断とのことです。シティセンター公演は新作が数作品上演されることから、新しいことに挑むカンパニーの姿勢を示せるので、今年開催されないのはとても残念です。ABTのエグゼクティブ・ディレクター、レイチェル・ムーアのコメントでは、今年は秋公演を行わないということであり、将来的にはふたたび行いたいという希望を持っているとのことです。

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コメント

naomiさん、ラ・ペリを取り上げてくださってありがとうございます!!みんなに知ってもらえると嬉しいです。

ご覧になってnaomiさんはどう思われましたか?全2幕の1時間40分の作品らしいのですが、日本に持ってきてくれるような作品になっていますでしょうか。そろそろ時期的には呼ばれる頃だと思うのですけど、ベルリン国立バレエがマラーホフ&フレンズでヨーロッパ遠征を3年計画で考えているようなので、日本に来ている暇はないかもしれないのですけど。実は、3/11、12の公演を見に行く予定なんです。

それから、ABTの明るい小川は、楽しそうですね。イワンと仔馬なんかも、ABTならさらにコミカルになるでしょうし。きっと観客が大喜びですね。ゴメス&ポリーナのシルヴィアのレポ、読みました。行けなくて残念でした。経済的余裕がないのと、フィギュアスケートで気持ちが忙しくて、行けませんでした。


ショコラさん、こんばんは。

「ラ・ペリ」を観にいかれるのですね。この時期のベルリン、寒そうです~。(針山姉妹のブログにもちょっとレポートが載っていましたね)
私はニュース映像をちらりと見ただけですが、そのちらりを見た限りではなかなか面白そうですし、後で追記したファイナンシャル・タイムズの評を見ても、とても褒められているので期待できるのではないでしょうか。ぜひともレポートをお願いしますね。マラーホフが主演しているということだし、ヴィシニョーワ共演だったらお客さんも入りそうだから来日公演なんかもありえるかしら?

「明るい小川」は楽しいコメディなので、ABTにピッタリだと思います!観たいなあ。ボリショイの公演も最高に楽しくて、観て良かったって心から思いましたもの。経済的余裕・・・私も全然なくて、手持ちのチケットを手放さなくちゃならないかも、と思い始めているところです。ちょうどマラーホフの贈り物のチケット案内も来たし。オリンピックのフィギュアももちろん一通り観ました!ただ、時差の関係で、リアルタイムで見られなかったのがちょっと残念でしたね・・仕事している時間だったので。

フィナンシャル・タイムズを読ませていただきました。やっと、英語の評が読めました。やっぱりFT記者も見ていたのですね。いち早く紹介してくださってありあがとうございました。古いバレエの復刻というアカデミックな作業よりも、エンターテイメント性が高くて楽しい作品だと書かれていたのが良かったです。そこがみんな気になるところでしょうし。踊りがふんだんにあったと書かれていますが、別の記事にもそう書かれてありましたので、私はそこが楽しみです。

ヴィシニョーワを迎えているあたり、話題性と海外公を考えているのかと私も思いますが、私はてっきり自分がみる日程はポリーナちゃんが踊ると思っていました。つい最近までキャスティングは発表されませんでしたし、ヴィシのHPにも2/27しか、エントリーがありませんでしたので。やはり、シルヴィアで日本にきていたので、練習時間が不足したのでしょうか。

フィギュアスケートも感動的でしたよね。仕事になりませんでした(笑)。閉会式はロパートキナとゼレンスキーが登場するのでしたっけ?ニコライも来るとどこかで読んだのですが、さてどうなりますか。

上の投稿がわかりにくいので、追記させてください。
ラ・ペリの初演は2010年2月27日でした。26日と28日はポリーナちゃんは、東京でシルヴィアを踊っていましたよね。ベルリンのサイトによると、3/11はマラーホフ/ヴィシとなっているのですが、ヴィシの
サイトには3/11のことは書かれていません。

ラ・ペリは、今回6日間の上演です。shoko/カニンスキン、サレンコ/ウォルターが2日ずつ踊ります。だから今回はポリーナちゃんはみられないんです。残念。ヴィシもきれいだけど、もう何回もみているので(笑) 長々とすみません。

ショコラさん、こんばんは。

記事を読む限りだと、踊りがたくさんあってとても楽しそうな作品なのできっと生の舞台は良いでしょうね~
ポリーナが入っていないのは意外ですが、ヴィシニョーワで見られるのは本当に贅沢ですね!ヤーナ・サレンコは2月28日にドイツダンス賞を受賞したために、授賞式のガラでマライン・ラドメイカーと「オネーギン」のオルガとレンスキーのPDDを踊ったんですよね。マラインが彼女と踊ってすごく楽しかったと言っていました。

フィギュアスケートは、高橋大輔くんのフリーの演技が凄かったですね。思わず涙が出てきてしまいました。ジョニーは美しかったし、ランビエールの表現も素敵だったし。真央ちゃんはがんばったのに惜しかったですね。。。。アイスダンスも楽しかったです。

閉会式については、コメントでrednalさんが書いている通りで、ものすごく豪華な出演陣だったけど本当に一瞬でした。もったいない・・

ヤーナのダンス賞受賞のことは、ベルリンバレエのサイトでも大騒ぎです^^。 マラインはそんな発言をしていたのですか。彼女はちょっと物静かなイメージがあるので、「楽しい」というコメントは意外です。それにしても、今度の贈り物公演でマラインをみるのがとても楽しみです。
高橋クンは本当にすごくがんばっていて、感動しました。フリーは点が低くてブーイングしてしまいました。

閉会式はまだ録画をみていないんですけど、あっという間だったんですね。

FTの記事をファンのサイトに紹介しても良いでしょうか。

ショコラさん、こんばんは。

ベルリン国立バレエのサイトも見に行かなくちゃです。ヤーナ・サレンコについては、オフステージで見たことがないのでどんな人なのかはわからないのですが、本当にかわいいですよね。テクニックも凄いし。彼女がどんなオルガを踊ったのか、興味あります。

高橋大輔くんの今回のオリンピック、凄かったですよね~。ものすごい気迫が伝わってきていて、感動的でした!

ファンサイトへの紹介、もちろんOKです。ネットに出ているものなので、どんどん自由にやっちゃってください!

ラ・ペリを見てきました。感動していたら、今朝関西の友人からメールがきました。ベルリン国立バレエ団が来年1月に来日だそうです。やった☆ びわ湖ホールで1月30日に1日だけ公演でシンデレラだそうです。NBSのサイトではまだ発表されていないですが、何か分ったらまた教えてください。もう1演目はラ・ペリでしょうかね。カラヴァッジョはOKでないでしょうか。。。

ラ・ペリは、クラシックバレエとロマンティックバレエの両方がミックスしているような感じで、クラシカルでエレガントでキュートな作品でした。私は2幕のコールドがとても可愛くて好きです。もう少し書いたほうが良いでしょうか(笑)

ショコラさん、こんばんは。

「ラ・ペリ」の感想ありがとうございます!とても楽しそうで素敵な作品だったんですね~。いつか観られる機会があるといいなあ。よければもう少し教えてくださいね。

ベルリンは来年の1月に「シンデレラ」ほかですか。「シンデレラ」だとやはりマラーホフはあのお菓子大好きバレリーナ役なんでしょうか。「ラ・ペリ」面白そうですが、ちょっと作品としての知名度がないんで「チャイコフスキー」かなって気がします。「カラヴァッジオ」私は好きですが、やはりNBSはコンテンポラリーを上演しない印象が強いのですよね。(もちろん「チャイコフスキー」もコンテンポラリーですが、題名でごまかしが利く)

チャイコフスキーですか。そう言われてみれば、エイフマンのネームバリューもあるし、音楽もタイトルもいいし。見ごたえがある作品だし。最近1月末にポリーナちゃんがベルリンでチャイコフスキーの妻役(汚れ役)デビューしたのでした、そう言えわれてみれば。日本公演の2枚看板がそろったということになりますね。。。カラヴァッジョは贈り物公演で見せてくれるので、それで良しとして。ペリはネームバリューもないけれど、マラーホフが見せたいと思っているのではないかと思うので実現させてあげたいですが、マラーホフ版シンデレラとマラーホフ振付のペリだと偏りますもんね。「甘いもの好きの姉」はとても見たいです。naomiさん、やっぱりよくご存知ですね^^

ラ・ペリの感想をお言葉に甘えて、もう少し。濃いドラマ性を追求した作品ではないので、そういう感動はないのですが、ロマンティックバレエらしさを含むクラシカルなバレエの動きがたくさんあって、気どらずに楽しめる作品でした。でも、バレエの踊りを純粋に好きじゃないと退屈に思う人もいるかもしれません。そういう点では、現在のバレエの傾向からすると、ある意味マニアックかもしれないです。グランプリじゃなくて、審査員賞を取ってしまう感じの作品です。音楽はすぐに覚えて劇場の帰り道に口ずさんでしまうような覚え安くてインパクトのあるメロディーがなく、そこは残念でした。ディヴェルティスマンがふんだんにあって、オダリスク10人、男性奴隷8人、ペリたちのコールド18人、女性4人のチーム、男性キャラクテール、男性トリオ、などが続けざまに踊られます。主役たちのパ・ドゥ・ドゥ、パ・ド・トロワ、ヴァリエーションが長くてたっぷりありました。衣装と大道具がすごく上質で上品でした。ヴィシニョーワが来なくて、マラーホフはサレンコと踊りましたが、サレンコはテクニックが強くて動きもエレガントで、あの容姿でペリらしくみえたし、身長のバランスとマラーホフとの息の合い方がとてもよかったです。内面が充実しているのだという感じでした。翌日の中村祥子さんもすごくキュートでした。もちろん踊りも良かったです。それから、コールドも含めてダンサーたち皆、ほとんど足音がせず、ペリたちが走り抜けても、奴隷たちが跳んでも静かでした。皆ポールドブラが美しかったです。マラーホフがお手本なんだと思いました。国立歌劇場の肝がん楽団の音はそれはそれは綺麗でした。

おかげで、POBのシンデレラのチケットを売ることになり、それはとても残念でした。でもレポがあって嬉しいです。

ショコラさん、こんばんは。

「ラ・ペリ」の詳しい報告をありがとうございます。とても楽しそうな作品で、これをぜひ来日公演で上演してほしいな~って思います。やはりマラーホフが主演の作品じゃないと興行的に難しそうですが、これならばっちりですものね。果たしてどうなることでしょうか?近日中にNBSから発表があるのかしら?

「シンデレラ」はYouTubeに上がったのを見ましたが、マラーホフモ、ロナルド・ザフコビッチも二人とも演技が爆笑ものだし、ポアントがすごく上手ですよね。今回の「シンデレラ」といい、男性ダンサーは実はみんなポアントで踊るのが好きなのかしら。

さすが、naomiさん、ラ・ペリならマラーホフが出なくてもお客さんを満足させられるかもしれないと私も思います。男性のソリストがなかなか揃っていなくてちょっと心配ですけど。ザコヴィッチの意地悪姉さんはほんと、笑ってしまいますよね。

ところで、質問なのですが、今POBが盛り上がっていますが、POBは120人くらいのダンサーがいるのですよね、確か。そうすると、パリと海外の両方で同時に公演を打てると思うのですが、ベルリンは80人と少し。これだと、今回のラ・ペリは50人強の出演になるので、控えを連れてくるとなると、全く本拠地は公演なんてできなくなります。シュツットガルトやハンブルク、ABTなどは十分な人数が居て、海外公演をやっているのでしょうか。

ショコラさん、こんばんは。

パリ・オペラ座の場合には、ちょうど今週から新作「シッダールタ」の幕が開くので、半分近くはパリに残っていると思います。が、こういうことができるのはオペラ座とボリショイ、マリインスキー等ロシア系カンパニーとロイヤルくらいで、それ以外のところはツアーの場合、キャストされていないプリンシパル以外は全員来るという感じだと思いますよ。ABTやシュツットガルトはそうみたいです。100人超のカンパニーじゃないと二班体制は無理なのではないでしょうか。ABTはそもそも本拠地がありません。

いつもすみません、ありがとうございますm_ _m
より分かりました。

いつも楽しみにして拝読させていただいております。
4月号のダンスマガジンにABTラトマンスキーの特集が組まれているようです。Behind the Scenes at DM's April Cover Shoot 動画の配信もありました。素敵な方です!!
日本人の加治屋さんも出ていらっしゃいましたよ。

ソフィさん、こんばんは。

情報ありがとうございます!アメリカの雑誌のDANCE MAGAZINEですね。
http://www.dancemagazine.com/
表紙撮影の舞台裏の動画、早速見に行きました。
ラトマンスキーはダンサーとしても素敵な人でした。とても知的な感じで、この動画でダンスのお手本を示すところが美しいですね。

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