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2010/02/08

2/6夜 《マニュエル・ルグリの新しき世界》Bプロ New Universe of Manuel Legris

2010年2月6日(土)ソワレ
東京・五反田・ゆうぽうとホール

《マニュエル・ルグリの新しき世界》
Bプロ
ルグリと輝ける世界のスターたち

Manuel Legris
Sylvie Guillem
Agnes Letestu (Paris Opera Ballet)
Aurelie Dupont (Paris Opera Ballet)
Mizuka Ueno (Tokyo Ballet)
Naoki Takagishi (Tokyo Ballet)
Helena Martin
Heather Ogden (The National Ballet of Canada)
Patrick de Bana
Friedemann Vogel (Stuttgarter Ballett)
Guillaume Côté (The National Ballet of Canada)
David Hallberg (American Ballet Theatre)

第1部

チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ Tchaikovsky Pas de Duex
振付:バランシン
音楽:チャイコフスキー
ヘザー・オグデン Heather Ogden
ギヨーム・コテ Guillaume Côté

ガラのトップバッターとして客席を暖めるのにしばしば使われる演目だけど、客席の暖まり方は、寒い気候を反映してかまだまだという感じ。二人ともちょっと重い感じ。しかし、ソロになるとギョーム・コテが素晴らしいダンサーであるのがわかった。そんなに背は高くないと思うのだけど、跳躍が高いしつま先が綺麗で正統派。ソロでは、トゥール・ザン・レールとア・ラ・スゴンドピルエットの繰り返しを3回連続でやって見せてくれた。コーダの女性が飛び込むところはちょっと失敗気味だったけど、なかなかなふたり。


モペイ Mopey
振付:マルコ・ゲッケ
音楽:CPEバッハ
フリーデマン・フォーゲル Friedemann Vogel

スカピノ・バレエ・ロッテルダムの芸術監督マルコ・ゲッケの作品は、去年シュツットガルトで「Bravo Charlie」、映像で「くるみ割り人形」とマライン・ラドメイカーのソロ「Affi」を観ているけど、どの作品も同じ系譜というか、痙攣気味の動作、2番に大きく開いてプリエした状態での動き、観客に背中を見せて上半身中心の踊り、とすごく特徴的(というかややワンパターン)。この小品は、自分の身体を撫でて見せたり、小刻みに蟹のように横移動して袖に消えて行っては現れたり、最後はふっと合図すると照明が消えたりと、ユーモラスで楽しい作品。こういう作品を踊るフリーデマン・フォーゲルはとても魅力的に思えて、彼は古典より現代作品で観ていた方がずっと素敵だなあ、って思った。


スリンガーランド Slingerland
振付:ウィリアム・フォーサイス
音楽:ギャビン・ブライアーズ
アニエス・ルテステュ Agnes Letestu
パトリック・ド・バナ Patrick de Bana

去年の世界バレエフェスティバルで、アニエスとジョゼ・マルティネスが踊った作品。ごめんなさい、苦手というか今回も退屈でした。これはダンサーの問題ではなく純粋に作品の問題。特に今回のように体調が悪いときに観るとつらい。


アザー・ダンス Other Dances
振付:ジェローム・ロビンス
音楽:フレデリック・ショパン
オレリー・デュポン Aurelie Dupount
デヴィッド・ホールバーグ David Hallberg

比べてはいけないのだろうけど、昨年のゴールデン・バレエ・コースターで同じ作品を踊ったアシュレー・ボーダー
があまりにも音楽性豊かで素晴らしかったので、オーレリーももちろん悪くないのだけど、やや味気なく思われてしまった。デヴィッドはソロは本当に美しく優雅で素敵なんだけど、フリーデマンの降板で急遽組んだペアだからということもありパ・ド・ドゥはあまり息があっていなかったような。この作品、ちょっとマズルカっぽい踊りとなる後半が可愛くて好きなんだけど、後半はとにかくピアノ演奏のあまりの下手糞さに腹が立ってしまって興をそがれてしまった。どんなに下手な演奏でもテープよりはマシと思っているのだけど、今回に関してはこれだけ酷い演奏を聴かせて集中力をそがせるんだったら、テープにして欲しい。何よりも音楽性が重要なのが「アザー・ダンス」なのだから。


優しい嘘 Doux Mensonges
振付:イリ・キリアン
音楽:モンテヴェルディほか
シルヴィ・ギエム Sylvie Guillem
マニュエル・ルグリ Manuel Legris

ルグリの踊りはしなやかでよどみなくて音楽にふわっと乗っているようで、ピルエットもあまりにも滑らかなことに驚いてしまう。一方シルヴィは硬質で強靭で、あの長い脚がピッと突き刺すように上がるのを観ると、この人は人間じゃないんじゃないかと一瞬思うほど。どちらかといえばギエムの方が男性的というか強く見えるのが面白い。しかも、踊りのタイプがまるで違う二人なのに、一緒に踊るとアーティスティックさのレベルが同じ高さなので、不思議なケミストリーを生み出していて、それが面白い。この二人の共演というのは歴史的に観ても凄いことなんだな~ってしみじみ。


【第2部】

マリー・アントワネット Marie Antoinette
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:ヴィヴァルディ(スタバート・マテル:聖歌)
アニエス・ルテステュ Agnes Letestu
パトリック・ド・バナ Patrick de Bana

断頭台の露と消える直前のマリー・アントワネットの日々を描いたという作品。3つのパートに分かれていて、それぞれの時制が異なっている。最初のうちは、とても無邪気で少女のようなマリーが、バナ(彼のキャラクターはいったい何を象徴しているのだろうか?)と戯れている。それが少しずつ男女のような感じで大人っぽい関係に変化していくのが2番目のパート。3番目のパートではマリーは死の恐怖におびえ、赤い照明とギロチンの落ちる音で死が暗示される。白いシースルーの衣装がとてもクールかつ可愛くて(アニエスのデザインなのかしら?)、特にマリーの衣装のバロックとモダンが同居してガーリーな感じが印象的。上半身は装飾的なのに、衣装が上半身だけで下半身はショーツのほかにアニエスの長い脚を覆うものはないのが生っぽい。バナにも、この白いシースルー衣装がなぜか似合っている。バナの舞踊言語は独特だけど、彼がカンパニーに在籍していたナチョ・ドゥアトの影響が見受けられる。1部のフォーサイスよりはずっと楽しめた。


ハロ Halo
振付:ヘレナ・マーティン
音楽:アラ・マリキアン、ホセ・ルイス・モントン
ヘレナ・マーティン Helena Martin

今回異色のフラメンコ・ダンサーの出演。このように異なったジャンルのダンスを導入すると、ガラの流れにアクセントがついて良いことだと思う。ヘレナ・マーティンは、バナのナファス・ダンス・カンパニーのゲスト・アーティスト/振付家だったとのこと。大きなヴェールを使っての踊りは、従来のフラメンコのイメージとはちょっと違っている。ヴェール使いの巧みさは、「ドン・キホーテ」のエスパーダを髣髴させるし、シェネ(フラメンコではどんな言葉を使うのかな)の滑らかさはちょっとバレエっぽい。カッコよかった。


ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ Donisettei Pas de Deux
振付:マニュエル・ルグリ
音楽:ドニゼッティ
上野水香 Mizuka Ueno
高岸直樹 Naoki Takagishi

「失われた時を求めて」から"モレルとサン・ルー" Les Intermittences du Couer (Morel & Saint-Loup)
振付:ローラン・プティ
音楽:フォーレ
ギヨーム・コテ Guillaume Côté
デヴィッド・ホールバーグ David Hallberg

「優しい嘘」と並んで、この公演のハイライトだったと思う。サン=ルー役はギョーム・コテ。「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」の彼も素敵だったけど、純粋なバレエの美しさを持つ彼には、この役の痛ましさ、純粋さそして悲劇性がよく似合う。最初のソロがフォーレの音楽がすごくドラマティックで、その音楽を踊りに転化させていくコテのムーヴメントが美しくて。見とれていると、背後に美しき悪魔、モレル役のデヴィッドが現れて思わずドキっとする。金髪碧眼長身のデヴィッドは、怖すぎるほどの美形というか、美貌なのだけど目つきが怖いところがあるので、この役にはまり過ぎといってもいいほど。誘惑的で扇情的で背徳的で。悪魔が美しい青年に姿を変えてこの世に現れていたら、きっとこんな姿をしていただろう。存在感の強烈さではデヴィッドが圧倒的だし、彼の方が背も高いのだけど、しかしそれでも決して引き立て役にならないのが、さすがデヴィッドと共に「キングス・オブ・ダンス」に出演している国際スターのコテだ。モレルの誘惑に心揺らぎ、抵抗しようとしてもどうしようもなく惹き付けられてしまう心の葛藤を上手く表現している。ヴァンパイアのように噛み付きそうなデヴィッドのモレル。垂直に上げた彼の脚の長さと伸びやかなラインに陶酔してしまう。さほど長くない作品に、これほどの濃密なドラマに没入させられるとは。今回、本当にこれが観られて良かった!


三人姉妹 Winter Dreams
振付:マクミラン
音楽:チャイコフスキー
シルヴィ・ギエム Sylvie Guillem
マニュエル・ルグリ Manuel Legris

さっきの「優しい嘘」では強靭さを見せてくれたシルヴィが、一転女らしくちょっと地味なところを見せてくれていた。一人になったマーシャが、ヴェルシーニンの残したコートに顔を埋め、身を震わせて泣いている姿が絵になっていた。ルグリがここでは意外とプレイボーイなヴェルシーニンを演じていたのが面白かった。さっとコートを脱ぎ捨てて去っていくところは、「ロミオとジュリエット」の別れの朝のシーンのようだった。一つだけ難を言うなら(友達が話していたことだけど)、ルグリにはヴェルシーニンの下士官の衣装は似合わないということ。
5回公演の2回目だったから、きっと最後の火曜日にはさらに切ない想いがこみ上げてくる幕切れとなるだろう。それがとても楽しみ。


体調が万全ではなかったので100%楽しめたわけではないけれども、ごく一部を除いて充実した公演だったと思う。古典が一つもないというのが、よく考えてみるとすごいことだけど、「ルグリの新しい世界」を象徴しているのかな、と思ってみる。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

その後、いかがですか?体調がすぐれない時に詳細なるアップを有難うございます。
私は1泊の日程で札幌から遠征し、同日同時間の公演を観ました。私もアザー・ダンスでオーレリーとデヴィッドのパートナーシップが今ひとつに感じ、急遽代役ということからくるプレッシャーなのかな?と思いました。「失われた時を求めて」はどうなるんだろ~と不安に感じましたが、デヴィッドはまるで別人のようで、まさに悪魔が乗り移ったかのような演技にゾクゾクしました。naomiさんのコメントにもありましたが、彼ってホント目が怖いですよね。全てを見透かしているようでいて空虚な眼差しっていうか・・・。大好きな映画「ブレードランナー」のレプリカントを思い浮かべました。コテもいいですね~。まさに二人はハマリ役って気がしました。
「マリー・アントワネット」では私もバナが何を象徴しているのか最後まで分からず、naomiさんにお聞きしたかったのです。衣装デザイン良かったですね。アニエスのデザインかもしれないですね。アニエスに似合っていたのはモチロンのこと、コワモテのバナにも似合っていたのが不思議でした。
naomiさんの体調のご回復を祈っています~。

naomi さん

とうとう、ルグリ、ギエムのコンビが見られました!私がバレエを本気で見だした頃には、すでに二人は決裂していたので、心から嬉しいです。まだまだ二人とも全然踊れるから、またこのコンビはみられるかもしれないな、と楽しみに思いました。

naomiさん、早寝してしてくださいね!

どこかで読んだのですが(思い出したら追記いたします)捉えられ悲しみにくれながら往時を偲んでるマリーの思い出に作品を振りつけたバナが自ら国王役として踊ったそうです。私は”最後が一緒”なのは、国王と王妃だからだと解釈しました。

すみません、上記のコメントは確認せず送信したら、消した筈の文章が消えてなくてトンチンカンな文章になってしまいました。とりあえず、バナさんは国王役です。

ななぞうさん、こんにちは。

ご心配をおかけしてすみません。今日は少し元気です。自分の体力への過信ですよね。。
札幌からの遠征、お疲れ様です。私の友達でも、Aプロを観に札幌から来た人がいました。
本当にデヴィッドのモレルは美しかったですよね~美形だけどちょっとコワモテで目がすごく青くて大きいので、怖いんですよね、人工的な美しさなのかもしれません。コテも生で観るのは初めてですが、気品があって素敵なダンサーですよね。

バナの役の設定ですが、コメントでshioさんが説明してくださっています。いろいろな解釈ができるのがまた面白いところですが、やっぱり国王かしら。

ショコラさん、こんばんは。

私もギエム&ルグリは大昔には観たと思うのですが、すでに記憶があやふや&その頃はあまり熱心に見ていなかったので・・伝説的な二人の共演を観られて良かったです。もう一度観るから、心して観なくちゃ。

本当にルグリも、ギエムも、まだまだ全然余裕というか、素晴らしいのでこれからも二人の共演が観られることを祈ります。

shioさん、こんばんは。

教えてくださってありがとうございます!考えてみれば、やっぱり国王が一番正しい解釈という気がしますよね。マリー・アントワネットが嫁いだのは16歳の時でしたよね。だったら子供っぽいのもよくわかります。私はソフィア・コッポラ監督、キルステン・ダンストが演じたマリー・アントワネットの印象が強いんですよね。(実はコミックの方はあまり読んでいなくて)

ご無沙汰しております。
私もBプロ見て参りました。ルグリ&ギエムは予想通りの感があるのである意味素晴らしくて当然と思っている部分もありました。他の初見のダンサーの中ではコテ&ホールバーグの「プルースト」がとてもよかったです。コテとホールバーグは「Kings of Dance」でも踊っているのですね。是非日本でも公演して欲しいものです。

ともりーなさん、こんばんは。

確かに、ギエムは12月に「聖なる怪物たち」で観たばかりだし、ルグリもバレエフェスで元気に踊っている姿が記憶に新しいから、この二人だと素晴らしくないわけがないですよね!ギョーム・コテは私も観るの初めてだったので、ちょっと注目しちゃいました。
「Kings of the Dance」は少しずつメンバーを入れ替えながらも、現在もツィスカリーゼ、ホアキン・デ・ルース、マトヴィエンコ、イワン・ワシリエフ、マルセロ・ゴメス、ホセ・カレーニョなど豪華メンバーで公演していて、日本に持ってきてくれないものかってすごく思います。というか、19日から21日までNYのシティセンターで公演があり、そちらではギョーム・コテとマルセロ・ゴメスが「プルースト」を踊るんですね~。うわ~。古典がないからいくら豪華メンバーでも、それこそルグリが出演でもしない限り日本では難しいと思われているのかしら。
http://www.nycitycenter.org/tickets/productionNew.aspx?performanceNumber=4535#programs

こんばんは。

ドニゼッティ・パ・ド・ドゥだけコメントが無いのを見て笑ってしまいました。

それはさておき、優しい嘘は二人が動き始めた瞬間から鳥肌が立ちっぱなしでした。完璧主義者の二人が遠慮なくエネルギーをぶつけ合ってる感じで、ものすごい緊張感が漂っていました。
三人姉妹のルグリはあまり軍人っぽく見えませんでしが、本当にこの人は「恋する男」を演じさせると天下一品です。そしてギエムもちゃんと彼の情熱を受け止めていました。
この二人のオネーギンが見てみたいです。

他のダンサー(一部除く)も作品も素晴らしく、実に濃密な時間が過ごせて大満足なのですが、あのピアノだけはホントに酷い!ダンサーに対しても観客に対しても失礼です。

naomiさん、今日も行かれるのですね、体調万全で御覧になれますように!
「三人姉妹」ですが、昨日は衣装はあまり気になりませんでした(笑)。
土曜日は舞台に近かったのでちょっと違った印象で、すごく地味に見えてしまって(もっとも衣装に関して言えば今回はチャイパドのコテが登場した時にすでに「タイツの王子様はこれからはこのコたちで見てね」とルグリさんに言われたような気がしたのでした)。切ないパ・ドゥ・ドゥを踊るルグリさんの表情にも踊りにも改めて惚れ直しましたよ〜。
バナさんはルイ16世なのですね。私も初めはそう思って見ていましたが、昨日はマリー・アントワネットが自らの運命と踊っているように思えました。見る人に解釈の自由を与えてくれるバナさんの作品、おもしろいですね。
「アザー・ダンス」は実生活の充実ぶりを伺わせるオーレリのニュアンスに富んだ表情に魅了され、劇場にいる事を忘れました。ピアノのミスタッチは自分の頭で補正して聴く事にしてます(笑)。アシュレーの時はピアノも良かったですものね。
そして「プルースト」、これはもうヤバかったです!ミテハイケナイものを見ている気分になりましたもの。お子様は入場禁止です!!
楽しみに待った今回の公演も今日で終わりなのですね。今回も楽しませてもらい、いろいろ感じた数日間でしたが、これからも「新しいルグリ」を見せて欲しいです。

peluさん、こんばんは。

お返事が遅くなり申し訳ありません。

「ドニセッティ~」の件は、いろんな人に突っ込まれました(笑)

昨日も見に行ったのですが、「優しい嘘」も「三人姉妹」も素晴らしかったですね!ルグリさんは今回の出演者の仲でも最高齢だと思うのに、やっぱり動きは一番美しいですからね~。「優しい嘘」は真摯なぶつかり合いが火花散る感じで凄かったです。「三人姉妹」のルグリは情熱的でしたね!エレガントなのだけど、その中にも熱情があってやっぱり素敵です。ギエムのマーシャも気持ちがこもっていて良かったです。今の彼女くらいの年齢になって、こういう役が似合うようになってきたと思いました。「オネーギン」でルグリのパートナーを踊るにはちょっとシルヴィは背が高すぎるのがもったいないのですが、身長のバランスさえ取れていれば観る機会はあったでしょうね・・。演技という面ではばっちりだと思うので。

クロードさん、こんばんは。遅くなりました。

Bプロの方はすれ違ってしまいましたね・・。「三人姉妹」のルグリの衣装、2回目に観た時には目が慣れたのか、確かに違和感が減っていました。素敵でしたね~。今回は流石にキラキラ王子は若手に任せて、という感じだったのかもしれないですが(ギョーム・コテ、爽やかで素敵ですよね)。

「マリー・アントワネット」私もなかなか面白いと思いました。あの椅子は玉座なのかな~とか、色々と考える余地がありますよね。去年、パリに行った時にグラン・パレでマリー・アントワネット展を開催していて、それまでは贅沢三昧のマリーが、死を前にして気高い女性へと変貌していったことがわかったので、その辺の変化をアニエスがよく演じていたと思います。

「アザーダンス」も昨日の方がずっと良くて、オーレリーがとても女らしく音楽的な踊りを見せてくれていました。アシュレーのときは、演奏がずっと良かったですから、その点は本当に残念というか、もったいなかったですよね。二人が出てきたときの甘い雰囲気がとにかく素敵で。

「プルースト」は本当にイケナイ世界でしたね~若く美しい男性二人が踊ると思わずクラクラしてしまいます・・。楽しい数日間でしたね!またこの企画が続いてくれるといいなって思います。

naomiさん、はじめまして。

バレエ鑑賞初心者の私は、毎日naomiさんのブログでたくさんのことを勉強させていただいています。またtwitterでもいち早く貴重な情報を発信していただき感謝しております。

さて、楽しかった公演も終わってしまいましたね。終わってしまった淋しさで一日ぽやーっとしてしまいました。

「プルースト」本当に素晴らしかったですね。舞台上の二人だけでなく、客席にもみなぎる緊張感、フォーレの美しい音楽、こんなすばらしい舞台を今観ているんだという感動などが相まって涙がこみ上げてきてしまいました。

それから、今回現代作品を踊るフリーデマン・フォーゲルを観ることができてとてもうれしかったです。彼に限らずシュツットガルト・バレエ団のダンサーによる現代作品をもっと観てみたいと思いました。1日だけでもいいので、来日公演の中にそんなプログラムを入れてくれると良いのになぁ、と思います。

cameliaさん、こんばんは。
私も初心者に毛が生えた程度で、みなさんに教えてもらいながらココまで来ましたって感じです!

しかしあっという間に公演が終わってしまいましたね!期待以上に楽しくって、ホント、A1回のB2回でも少なかったかな、って思ったほどでした(体力も財力もないので無理ですが)ちょっと寂しいですよね。多分年内はルグリさんはウィーンで忙しいでしょうし。

「プルースト」、プティのもともとの作品が素晴らしいのでしょうけど、やっぱりこの二人で踊ったというのも大きいでしょうね。フォーレの哀感に満ちた音楽の勝利というのもあったし!

フリーデマンの「モペイ」は楽しい作品でしたよね!古典やドラマティックバレエも踊れば、現代作品も踊れるというのはいいですよね。シュツットガルト・バレエの北京公演では、(私は観なかったんですけど)ガラがあって、「カルタ遊び」や「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」、さらに現代作品なども上演したみたいです。今もフォーサイス、キリアン、クランコ、ショルツのミックスビルをやっているし。なかなか日本では古典やせいぜいネオクラシックじゃないとお客さんが入らないようですが、でもやっぱり観たいですよね。
フリーデマン主催のガラなんていうのがあったりするようになるのかしら?(なんとなく性格的にそういうまとめるタイプではなさそうですが)

naomiさん

こんばんは。いつもお役立ちのたくさんの情報をありがとうございます!
ルグリBプロ最終日を見てきました。大変満足しました。中でも私にはフォーゲルが一際光ってたように思えました。つくづく、オーレリとのアザーダンスが見たかったです・・オーレリはちょっとしたポーズがゴージャスで素敵でしたね。今回意外にも?アニエスの魅力を再認識しました。ジョゼと組むと美しい二人組みですが、いかついバナと組むと可愛らしくなりますね。スリンガーランドも、バナの独特のアクセントがスパイスのように効いて、アニエスのラインの美しさがぐぐっとひきたってましたし。アントワネットもまるでアニエスが本人かと思うくらい似合ってましたし。衣装も、あの時代の国王と王妃の衣装の下をすっぱり切ったように見え、古い時代とモダンが共存する素敵な衣装でした。最後の幕切れが、日本人ならこうは作らないなという作りで。表現が直接的ですよね~。うーん、外国人感覚。バナは本当にすごくいいダンサーで、いい作品を作る人だなと思いました。ダンスで物語を作れる人ですね。プルーストはかなり気恥ずかしかったですが、男性同士のアダージョも素敵でした。カーテンコールもちゃんとあの衣装で出るところがえらい。
しかしなんといってもルグリとギエムですね~!二人の年齢を考えると、ありえないことが起きているような、バレエの常識を超えた事件だと思いました。優しい嘘では神が降りてきたと思いましたもの。三人姉妹の大変情熱的なルグリの中佐と地味なギエムのコンビも素晴らしく。こんな素晴らしい公演を届けてくれたルグリに大感謝の夜でした。三人姉妹の後、ピアニストに優しく感謝をするギエムとルグリにも感動しました。彼らはプロ中のプロなのですね。皆を信頼し持てる力をすべて出してくれていると心から思っている表情だと思いました。言い訳なし、相手を信頼し切る、あの態度をほんの少しでも真似したいですが・・なかなかできることではありませんね。

keyさん、こんばんは。
私も最終日観に行ってきて、また認識を新たにしたところもあったので、改めて感想を書かなくちゃ都思っています。
フリーデマンの作品はユーモアがあるのがいいですよね。振付の面白さもあったと思うけど、意外な一面を見せてもらった感じで。アニエスとバナの組み合わせは面白いですよね。彼も背が高いので、アニエスの大きさが気にならないというか、よりエレガントで、かつちょっと人間的なところも見えてくるような。色々な意見があるようですが、私はバナの作品は面白いと思うし、ダンサーとしてもすぐれている人だと思います。
本当にルグリとギエムは、40代半ばというのが信じられないくらい動きが完璧で、その中でアーティストとしての成熟とか精神性の高さが感じられて凄い人たちだなあ~と当たり前のことかもしれないけど実感してみたり。最後のカーテンコールで、共演者たちに深々と頭を下げるルグリの姿も印象的でした。凄い人ってやっぱり謙虚なんだと思います。ギエムの笑顔も、人柄のよさがすごく伝わってくるし。

お久しぶりです。最近、naomiさんの辛口批評が減っていて、物足りない思いをしているのは私だけではないような?今回のBプロの一部の演目や、新国の白鳥の感想など。正直すぎる感想は批判も多いでしょうし、「コメントする価値なし」と解釈するしかないのでしょうか?(笑)

かりんさん、こんにちは。

正直言って、私もかなりトーンを抑えているところがあるなって自分でも思います。意外と打たれ弱い性格なので・・・。いろんな方が最近読みに来てくださっているようだし。でも、どこかしらユーモアというか毒を入れた感想にしたいなとは思っているので、その辺文章力をつけられるよう、頑張ります。
ルグリBプロの「ドニセッティ・パ・ド・ドゥ」は他の演目とはあまりにもレベルが違いすぎるというか、同じ土俵では勝負できていなくて、いたたまれない気持ちになりました。私の周りの人たちは全然拍手していなかったし。バレエって、一つ一つのポーズが決まればいいってモノではなくて、「踊り」だから一連の流れをどのように作っていくかが大事なのではないかなって思いました。ルグリさんはその点、素晴らしいというか、非常に滑らかで音楽的で見ていて気持ちよいんですよね。「ドニセッティ」はそのルグリさんの振付作品なのに、なんでこうなるかなあ、って。ルグリさんは振付に関してはあまり才能がないのかなとも思ったのですが。マチュー&ドロテで観たときには、踊る歓びがこちらにも伝わってきたんですけどね。

naomiさん

ドニゼッティだけは発表会レベルだったと私も思います。上野さんは音感のないタイプのダンサーだといやでもわかりました。ドロテならきっときらきらと踊ってくれたでしょうね。他が芸術作品だっただけに、惜しまれるというよりとりあえずあれは忘れようと思ったのです。ルグリの振り付けも過剰だなと思ったものの、それにしてもキャスティング自体不適当ですよね。当初のホールバーグとの組み合わせも安直だし。そのうち東バに客演させるつもりだったのでしょうか。

世界バレエフェスティバル後、ルグリのこの公演にも上野さんを入れてきた時点でNBSに呆れましたが、かといって公演を見逃すわけにもいかずに。見終わってまあこれは予測の範囲だし忘れようと思ってましたが、でもやっぱりNBSには一観客の個人的要望を送ることにしました。こんなことを続けられてはたまりません。本当に質のよいものを日本で開催することを本気で考えているなら、一バレエ団の事情など後回しにするくらいの高い志を持ってもらいたい!!

Keyさん、こんばんは。

おっしゃるとおりだったと思います。テクニックだけあってもバレエはダメなんだろうな~ってしみじみ思いました。感想を書かなかったのは、やはり他の作品とは同列には並べられないと思ったというのもあるし。上野さんの身長だと、なかなかつりあう背の高さの男性ダンサーがいないのが大変だなあ、と思います。パートナーにもう少し恵まれればって。それと、クラシックより、コンテンポラリーの方がまだ見られるから、どうしてもということなら、コンテで出演させればと思ったんですよね。(プティが一番いいんでしょうけど・・・)

某AERAという雑誌に、とんでもない提灯記事が載っていてかなり私は憤りました。上野さんについて、NBSのコメントで、東京バレエ団のダンサーだから優遇してバレエフェスに出演させたのではなく、そのレベルに追いついたのだって。ホントAERAってしょうもない雑誌だと思いました。

でも、観客は正直というか、ルグリガラに足を運ぶ人は目が肥えている人が多いようで、拍手の量にそれが現れていましたよね。私も文句を言うだけでなく、直接NBSに要望を言ったほうがいいのかな、ってコメントを読んで思いました。(そして、それ以上に私が憤っているのが、もちろんピアニストの件です。あれではダンサーが気の毒です)

こんばんは。
東バのラシルの会場でアンケート用紙が配られていて、ものくご~く毒を吐きたい気分になりました。幸いにも(?)筆記用具がなくて結局書けなかったけど、観客の要望を伝える貴重な機会を逃してしまいたね。
世界バレエの上野さんの踊りを見たときは「いったい東バの先生たちは、まじめに指導しているのかしら?」と思っちゃいました。なので、ドニゼッティはご馳走とご馳走の間の箸休めと思って割り切りました。

インターネット上の表現は十分に注意しなければいけませんが、ここはnaomiさんの個人的なサイトなので、好き嫌いに関してあまり遠慮なさる必要はないと思います。私もnaomiさんと異なる感想を持つこともありますが、数あるバレエについてのブログの中で一番自分の感覚にあっているかなと思ってコメントさせて頂いています。ここに来られる方の大半はnaomiさんからの情報を楽しみにされているはずですから、これからもユーモアあふれる文章をお願いします。

naomiさん

peluさんがとってもよいコメントしてくださってうれしいです。人それぞれいろんな感じ方あり、naomiさんの情報も感想もいつも読むのを楽しみにしてます。

AERAの記事の件、笑ってしまいました。ほんとにしょうもないですね。舞台って怖いと思うのは、観客にたちまちいろんなことが伝わってしまうところですよね。観客は情状酌量とかそんなのなしにしっかりとそのまま受け止めますからね。そして正直です。
ピアノの件もNBSに一考を要望しておかねば。

peluさん、こんばんは。

私はこの間チラシの整理をしていたら、東京バレエ団の「ラ・シルフィード」のアンケートが出てきて、しまった、って思いました。もともとバレエの祭典会員でこの演目があったから見に行ったのであって、そうでなければ上野さんのシングルキャストで観ようとは思わなかったと思います。せっかく恵まれたプロポーションと綺麗な脚があるのに、もったいないですよね。本人の資質より、仰るとおり教師に問題があるような気がします。

書き方に関しては、穏便に済ませつつもしっかりと思ったことは書いていきたいなとは思う次第です。今後もどうぞよろしくお願いいたします!

Keyさん、こんばんは。

本当に、このブログはKeyさんやpeluさんのように、お会いしたことはないけれども応援してくださる皆様のおかげで成り立っていると思います。ありがとうございます。

日本のマスメディアも、なかなか本当のことは書けなくて困ったものですよね。私が読んでいる毎日新聞も、舞踊評が三浦雅士氏なので、どうも偏ったというか特定の興行主に偏った内容だと思ってしまいます。

チャコットのダンスキューブも、特に海外の評には首をかしげることは多いのですが、2月10日更新の新国立劇場の「白鳥の湖」のザハロワ降板日の佐々木三重子さんの批評が非常に的確で、辛口ながら、こういうことを書くのはマスメディアの役割だと心意気にちょっと感動しました。もし良ければ読んでみてくださいね。

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