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2010/02/27

2/26 東京バレエ団「シルヴィア」短評 Tokyo Ballet "Sylvia" Semionova, Gomes

大好きなマルセロ・ゴメスとポリーナ・セミオノワがゲストの公演、楽しみにしていた。

http://www.nbs.or.jp/stages/1002_sylvia/index.html

ポリーナのシルヴィアはとってもハマリ役。すごく綺麗なんだけど、シャープで凛々しくてちょっと美少年っぽいポリーナは、1幕の勇ましいニンフがよく似合う。くっきりとした輪郭の踊りで、テクニック的にも文句のつけようがない。小さな顔と伸びやかで長い手脚は、弓を片手に駆け回る姿がぴったりというか、これ以上似合う人を見つけるのは難しいのではないかと思うほど。清潔感があって鮮やかなシルヴィアを見せてくれた。

2幕でシルヴィアがオリオンのことを受け入れたふりをしているときの小悪魔的な色っぽさが可愛くて素敵だった。オリオンは鼻の下を伸ばした単なるエロおやじみたいだったけど・・・。3幕の踊りも素晴らしかったのだけど、贅沢を言えばもう少しキラキラ感と女らしさがあったら更に良かったかも。でも、ポリーナは素材の完璧さに加え、今の若さでこれだけの完成度を誇っていて本当にすごいなって思う。これから先もまだまだ成長していっそう花開いていくんだろうな。踊りっぱなしの「シルヴィア」でも、まったく疲れたそぶりもなく、最後まで美しかった!

マルセロのアミンタはもう最高。長身なのにまったく足音がしなくて軽やかで美しい着地、高いルルベ、隅々まで注意が行き届いていて、エレガントで優しいアミンタだった。何よりもパートナーリングが素晴らしくて。つい先日までKings of the Danceに出ていて、ポリーナと合わせる時間なんてほとんどなかったと思われるのに、二人の息はピッタリ合っていた。3幕のパ・ド・ドゥで後方へとダイブしたポリーナをしっかりと受け止めていた彼は、とても頼もしくて素敵だった。ポリーナへと向ける愛情たっぷりの甘い微笑みには、観ているこちらも幸せな気持ちにさせられた。もともとマルセロは「シルヴィア」では、オリオン役のほうを先に踊っていたはずなので、そっちも観たかったわ。
1幕の登場のところのソロなど、アラベスクで長いバランスをぴたっと保ったり、すごく難易度の高い振付なのだけど、その難しさをぜんぜん感じさせなかった。2幕に出番がほとんどないのが残念だけど、3幕はその恨みを晴らすように、たくさん魅せてくれた。5番は綺麗に入るし、伸びやかで美しいアラベスク、3幕のアダージオでの高々としたサポート。男性ダンサーかくあるべしという姿だった。


オリオン役とエロス役については、悪口しか出てこないので、感想は省略。エロス役ってテクニックのあるダンサーの持ち役じゃなかったのかしら?ABTではダニール・シムキンが踊っているんだけど・・・。

山羊役の松下さんと河合さんはすごく良かった。ふたりともよく跳んでいて、動物っぽいところがとてもよく出ていた感じ。それから、2幕の奴隷役の高橋竜太さんは、いつもながらにさりげなく凄くって、音への合わせ方がピッタリ。

全体的に、アシュトンのとても難しいパを、特に女性陣はよく踊っていたと思う。ポリーナと一緒に踊ると、あまりのプロポーションの差に一瞬驚くけど、群舞も動き出すと良い感じ。特に3幕は圧巻で、とても迫力があった。装置はベルリン国立バレエのものを使用しているとのことだけど、繊細かつ美しいデザインで神話の世界へと連れて行ってくれた。また、指揮者が良かったということもあったと思うけど、ニューシティの演奏も良かった。ドリーブの「シルヴィア」の音楽はとても素晴らしいので、良い演奏で聴けると幸せが倍増する。

日曜日も観るので、また楽しみだし、もう一回観られるのがうれしい。


東京バレエ団創立45周年記念公演X
東京バレエ団初演
「シルヴィア」(全3幕)

振付:フレデリック・アシュトン
復元:クリストファー・ニュートン
音楽:レオ・ドリーブ
振付指導:クリストファー・ニュートン、アンナ・デリシア・トレヴィエン


◆主な配役◆

シルヴィア(ディアナのニンフ):ポリーナ・セミオノワ
アミンタ(羊飼い):マルセロ・ゴメス
オリオン(邪悪な狩人):高岸直樹
エロス(愛の神):後藤晴雄 
ディアナ(狩り、純潔の女神):高木綾


【第1幕】

シルヴィアのお付き:
乾友子、高木綾、奈良春夏、吉川留衣、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子

【第2幕】

オリオンの女官:吉川留衣、河谷まりあ
奴隷:高橋竜太、岡崎隼也

【第3幕】

山羊:河合眞里-松下裕次
シルヴィアのお付き:
乾友子、奈良春夏、矢島まい、渡辺理恵、川島麻実子、加茂雅子、小川ふみ、二階堂由依
ケレスとイアセイオン:吉川留衣-梅澤紘貴
ペルセフォネとプルート:佐伯知香-平野玲
テレプシコールとアポロ:小出領子-長瀬直義

指揮: ベンジャミン・ポープ
演奏: 東京ニューシティ管弦楽団

英国ロイヤル・バレエ団 シルヴィア(全3幕 アシュトン版) [DVD]英国ロイヤル・バレエ団 シルヴィア(全3幕 アシュトン版) [DVD]

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

ワタシも日曜日にいきます!
このレビューを見て益々楽しみになりました。

Naomiさま
こんにちは!私も昨日観てと明日も観にいきます(^^)
マルセロ・ゴメス・・・手先指先が優しくて柔らかい・・・シルヴィアの頭を後ろから支えると事など、本当に優しく包み込んでいるって感じがしました。踊りがエレエガントなんですね~(不覚にも今まで気づきませんでした)素敵でした(*^^*)男前なポリーナちゃんとの相性も良いみたいですね!
東京バレエ団は若手のバレリーナが育ってきているな・・・と感じてます。衣装も借り物?は良いですね!

こんばんは。

私も26日に観に行きましたが、踊りのことはもちろんですが、とにかく指揮者のベンジャミン・ポープ(英国ロイヤルバレエ団、ベルリン国立歌劇場バレエ団などを振っている人ですよね)のためか、ニューシティフィルが(いつもと違って)とてもよく、ホルンがよく鳴っていましたね。弦楽器のソロもよかったです。

nomuyukaさん、こんばんは。

明日(もう今日ですが)楽しみにしてくださいね!主役二人が本当に美しくて素敵でした~。欲を言えばマルセロには2幕も踊ってほしかったけど満足です!(シルヴィアの2幕にはアミンタはほとんど出ないから・・)

エミリーさん、こんばんは。

エミリーさんも2回ご覧になるんですね。ナカマ!意外とマルセロってエレガントなんですよね~。さすがはパリ・オペラ座学校在籍経験あり。彼は本当にパートナーリングが素晴らしくて、世界中のバレリーナが彼と踊りたがっているというのも納得です。
気がつけば東京バレエ団のバレリーナはずいぶん入れ替わって世代交代している感じでしたが、小出さんが復帰したのがうれしいところです。山羊の河合さんも可愛かったですね。

Hogawannさん、こんばんは。

昨日いらっしゃっていたんですね!おっしゃるとおり、演奏がとても良くて、とても去年のマリインスキーのひどい「シェヘラザード」演奏を行ったところとは思えませんでした。「シルヴィア」は特に3幕の音楽が素敵ですが、アダージオの弦楽器のソロが素晴らしかったですよね。

naomiさん、こんばんは。

私はマルセロ・ゴメスは今回が初めてだったのですが、naomiさんの感想を拝見して楽しみに本日観に行きました。
期待通り素晴らしかったです!本当にエレガントで動きが美しいですね。金曜日も観に行けば良かったと後悔しました。
次に観れるのはABTの来日公演になってしまうのでしょうか。
そしてもちろんポリーナも言うことなし!二人とも完璧で素晴らしすぎてもう異次元の世界の人、という感じでした。

シルヴィアのお付きやオリオンの女官で西村さんが当初キャスティングされていたかと思うのですが、今日は出ていらっしゃらなかったようです。
怪我されたのでなければ良いのですが、西村さんの踊りも楽しみにしていたので少し気になりました。

cameliaさん、こんにちは。

マルセロは確かにABTの来日公演以外では、2003年の世界バレエフェスティバルで来たくらいですよね。大柄でラテンな容姿の割にはとてもエレガントでパートナーリングが素晴らしいですしね。次はABTの来日なのかしら。来年ですよね?「椿姫」が予定されているらしいので、彼のアルマンがとても楽しみです。(しかも今年のMETでの上演のパートナーはヴィシニョーワだし)

西村さんが今回出演されていなかったのは本当に残念ですよね。私も楽しみにしていたので。怪我だそうですが、軽いものであることを祈ります。

naomiさん、ABT情報ありがとうございます!

来日公演はもう来年なんですね。
きっと、楽しみに待っているうちにあっという間にその日が来ちゃうんでしょうね。
しかも「椿姫」が予定されているなんてますます楽しみです。
(ヴィシニョーワ&マルセロ、豪華な組み合わせですね!)
あと個人的には、ABTの中でのダニール・シムキンがどんな感じなのかもとっても興味があります。
早くJAの夢倶楽部会員にならなくては!

西村さんは怪我だったのですね。
「ホワイト・シャドウ」で印象的な踊りをみせてくれたので、今回も楽しみにしていました。
本当に、軽い怪我であるよう願ってます。

cameliaさん、こんばんは。

私も改めて、そういえばABTって来年来日だったわ、って気がついた次第です。「椿姫」のMETでの予定キャストはロベルト・ボッレとジュリー・ケント、マルセロとヴィシニョーワ、そしてコリー・スターンズとイリーナ・ドヴォロヴェンコですが、デヴィッド・ホールバーグもノイマイヤーとリハーサルをしたようですから、出演するかもしれませんね。
ダニール・シムキンは、「椿姫」だったらN伯爵かしら。もうひとつは「ドン・キホーテ」の予定だそうですから、こちらは主役もあるかもしれません。
「椿姫」&「ドン・キホーテ」はあくまでも予定らしいのですが、そうなるよう期待しています。

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