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2010/01/21

SWAN MAGAZINE Vol.18(2010冬号)

SWAN MAGAZINE Vol.18(2010冬号) は、シュツットガルト・バレエ特集です。

新連載『SWAN モスクワ編』がいよいよスタート!
特集は、取材のため有吉京子が訪れたドイツのシュツットガルト・バレエ団。
パリ・オペラ座のエトワール、マリ=アニエス・ジロも登場!

[連載]パリ・オペラ座エトワールに夢中! Vol.3 マリ=アニエス・ジロ 文・加納雪乃 写真・村松史郎

[特集]
SWANの舞台を訪ねて
シュツットガルト・バレエ団

[観劇レビュー]
GOECKE-LEE-CLUG & じゃじゃ馬ならし  菘あつこ

天才振付家ジョン・クランコ
「シュツットガルトの奇跡」とは? 岩城京子

有吉京子先生と行く
シュツットガルト・バレエ・ツアー

[プリンシパル・インタビュー4]
スー・ジン・カン/マライン・ラーデマーカー
マリア・アイシュヴァルト/エヴァン・マッカイ

パリ・オペラ座バレエ学校の四季[秋-冬]土屋裕子

[新国立劇場バレエ団]2009/2010シーズンスタート
モスクワ公演「椿姫」が大好評!  渡辺真弓

パリ・オペラ座バレエ団 進級試験ルポ 2009

世界の劇場からこんにちは!
カイロ国立オペラ座バレエ 落合里沙(ソリスト)

毎号巻頭連載のパリ・オペラ座エトワール・インタビューはマリ=アニエス・ジロ。ガルニエの絢爛たるホワイエにいても、決して存在感では負けない強い美しさ。美しい舞台写真も満載で、インタビューからは飾らない人柄のよさが伝わってきます。チャリティダンスイベントや、レペットのモデルなど、様々な活動に精力的に動き回っており、ヴァカンスは無いそうです。主なグランド・バレエの主役はほとんど踊っている彼女ですが、ヌレエフ版の「シンデレラ」のタイトル・ロールだけはまだ踊っていなくて、3月の来日公演が初めてとのこと。

シュツットガルト・バレエの特集は、昨年の夏に行われたシュツットガルト現地取材。有吉京子さんも同行しています。トリプル・ビル「Goecke-Clug-Lee」と「じゃじゃ馬ならし」の公演紹介(公演レビューと舞台写真)から始まり(アリシア・アマトリアン、イリ・イェリネクの写真あり)、ジョン・クランコがもたらした「シュツゥトガルトの奇跡」について、バレエ団のリハーサル風景やシュツットガルトの街の紹介。フリーデマン・フォーゲルが元シュツットガルト・バレエのソリスト、トーマス・レンパートと経営するファッション関係の店Goldknopf(金のボタン)も紹介されています。また、偶然わかったことに、ベジャールの20世紀バレエ団で活躍されていた浅川仁美さんが現在、シュツットガルト在住で、現地でバレエ・スタジオを持ちを教えられているとのことで、彼女の近況についても紹介されています。

プリンシパルのインタビューは4人。スージン・カン、マライン・ラーデマーカー(これが本来の読みかただそう)、マリア・アイシュヴァルト、そしてエヴァン・マッカイ(これも、マッキーではなくマッカイが正しいそうで)

スージン・カンは実はバレエを始めたのは11歳と遅く、留学した時も馴染めずに苦労して太ってしまったこともあったと、今の美しい姿からはとても想像できません。150%の努力を重ねて今の地位に上りつめ、ほとんど全てのクランコ作品を踊ったとのことです。そんな彼女は、バレエの天才ではなく、職人でありたいとのこと。
マライン・ラーデマーカーとの美しい「椿姫」の写真が3枚使われていますが、素顔の彼女もとても綺麗な人ですね。

スージン・カンがもっともお気に入りのパートナーとしているマライン・ラーデマーカーは、撮影当時怪我をしていて舞台に出られないということで、トレードマークのサラサラ金髪ではなく坊主でまるで別人というか、27歳の実年齢からは相当若く見えます。定評のあるアルマンやロミオも好きだけど、悪役である「オテロ」のイアーゴ役もお気に入り。将来はオネーギンも踊りたいそうです。ノイマイヤー作品が大好きとのことですが、すでに「椿姫」「ヴェニスに死す」でゲスト出演している彼、油断していたらさらわれてしまいそうですね。

マリア・アイシュヴァルトは日本で踊る機会が多いのに、意外と彼女のインタビューを読んだことが少なかったのです。カザフスタン出身ですが、教育は完全にワガノワ流。19歳の時にドイツに来て、ミュンヘン・バレエを経てシュツゥトガルトに。「オネーギン」のタチヤーナ役を踊りたいという強い思いを持って移籍してきたとのことです。マニュエル・ルグリに、彼女の素晴らしさを讃えるのに2時間では足りないといわれるほど絶賛されたタチヤーナ役、バランキエヴィッチとの写真にもドラマがあります。

そして先日、念願の「オネーギン」タイトルロールデビューをしたエヴァン・マッカイ。そもそも10歳の時にカナダナショナルバレエで「オネーギン」を観たことでバレエダンサーになろうと決意したとのことです。オネーギンデビューを果たした今も、レンスキー役も引き続き踊り続けたいとのこと。7月には、彼の初めての振付作品「Vapor Plains」がジェイソン・レイリーとアリシア・アマトリアンに振付けられ、「若手振付家の夕べ」で上演されました。(この作品の写真も載っていますが、ジェイソンがワイルドでカッコいいです) エヴァンは、ダンサーだけでなく、振付、衣装、装置、写真など色々なことをやっていきたいという希望があるそうです。気に入っている作品の一つに、ケヴィン・オデイが振付けた「ハムレット」があるのですが、ファーストキャストのジェイソンとはまったく違ったアプローチで踊ったとのこと。この「ハムレット」の写真が素敵です。余談ですが、エヴァンとジェイソンは大の仲良しだそうで。

そして、奥付には、エヴァンとミリアム・サイモンの「オネーギン」のリハーサル写真も。

パリ・オペラ座学校便りでは、学校公演ではなくバレエ団のほうの「ジゼル」の素敵な写真がたくさん掲載され、また進級試験のレポートも載っていました。


有吉京子さんの「SWAN」はモスクワ編として再スタートし、レオンと真澄が登場。ハンブルク州立劇場、シュツゥトガルト州立劇場が登場したり、エヴァン・マッカイとスージン・カン?に似たダンサーが「椿姫」を踊っていたりして、楽しく読むことができます。この後二人はボリショイに行くのですね。

海外で活躍する日本人ダンサーを紹介するコーナーでは、カイロ国立オペラ劇場ソリストの落合里沙さんが登場。とても綺麗な方です。オペラ「アイーダ」の初演は、この劇場だったのですね。イスラム国ならではの苦労も色々とあるようです。

そんなわけで、とても充実した内容の SWAN MAGAZINEですが、この号は少しだけ取材協力もしました。本当に面白い一冊となっています。

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