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2010/01/26

イリ・イェリネクのインタビュー記事 Why ballet dancer Jiri Jelinek came to Canada

今年1月にシュツットガルト・バレエからナショナル・バレエ・オブ・カナダに移籍したイリ・イェリネクのインタビューj記事がカナダの新聞に載っていました。

Why ballet dancer Jiri Jelinek came to Canada
http://www.theglobeandmail.com/news/arts/why-ballet-dancer-jiri-jelinek-came-to-canada/article1442395/

イリがカナダに移籍したのは、芸術監督のカレン・ケインが引き抜いたのではなく、彼からコンタクトがあったとのこと。2007年にガラで彼の踊りを観ていた彼女に、シュツットガルト・バレエの芸術監督リード・アンダーソンは、イリが現代における世界一のオネーギンであると語ったそうです。

チェコ出身で現在32歳のイリがなぜ、9年間の輝かしいキャリアを誇ったシュツットガルトを離れ、カナダへと旅立ったのか。昨年10月にチェコ人のガールフレンドと結婚した彼は、ドイツではなくカナダの方が二人の将来に相応しいと感じたようです。32歳というダンサーとしての頂点にいてまだ何年も踊れる今のこの時が、新天地へと移動すべき時期であったとも。また、英語をベースにした文化であり、また米国よりも地に足のついた生活のできるカナダが良いと感じたとのこと。米国では、経済危機も心配の種であったそうです。

また、ダンサーを引退した後に行おうとしていることも、この決断に関係していました。引退後には、彼は舞台俳優になりたいと考えていたのです。そのため、カレン・ケインはトロントで演劇と台詞の良い教師を見つけてくることを彼に約束しました。

1977年プラハ生まれのイリは、波乱に満ちた人生を送ってきました。7歳の時に両親が離婚し、母親は彼と二人の兄弟を育てるために3つの仕事を持って苦労したとのことです。近所との子供たちとの喧嘩も絶えず、彼の有り余るエネルギーを向けるために母親は彼をバレエ学校に入れました。母親は彼が17歳の時に亡くなり、彼がバレエダンサーとして大成した姿を観ることはありませんでした。1988年にプラハの国立コンセルヴァトゥールに彼は入学しましたが、そこでもトラブルメイカーでした。毎年、教師たちは彼を退学すべきかどうかで激論を交わしていたそうです。

しかし卒業の年になって、イリは自分にはバレエしかないことに気がつき、真剣に取り組むことを決意しました。彼はスカラシップを得てハンブルク・バレエ学校に編入し、伝説的な教師アナトリー・ニスネヴィッチに師事します。が、彼はハンブルク・バレエには入団しませんでした。「ジョン・ノイマイヤーの絨毯の上で、長い時間押さえつけられていたよ」とのこと。

1997年にイリ・イェリネクはプラハ国立バレエにソリストとして入団し、翌年にはプリンシパルに。99年には、チェコで最高のダンサーとして賞を与えられます。そこでの芸術性に満足できず、彼はシュツットガルト・バレエに移籍しました

イリ・イェリネクはバレエ以外にも様々な顔を持っており、過去六年間、シュツットガルトやプラハのクラブでDJとしての活動をしてきました。10歳の時に空手を始めたイリは、やがてカンフー、そしてタイ式ボクシングに魅せられます。バレエをやるためには、これらをあきらめなくてはならなかったわけですが、ダンサーを引退したら再びそれを始めたいという意欲を持っているようです。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダに移籍後のイリ・イェリネクの最初の舞台は、3月11日から21日までトロントのフォーシーズンズ・センターで上演されるジェームズ・クデルカ版の「白鳥の湖」ジークフリート王子です。


ナショナル・バレエ・オブ・カナダのサイトにも、イリ・イェリネクのプロフィールが掲載されていますね。
http://www.national.ballet.ca/thecompany/principals/jiri_jelinek.php

1/31 追記
もう一つイリ・イェリネクのインタビューが載っていました。こちらの写真の彼もカッコいいですね!

Former bad boy now a prince
http://www.thestar.com/entertainment/article/757252--former-bad-boy-now-a-prince

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

Naomi様
こんにちは、イリ・イェリネクの情報ありがとうございます!
東京公演でのオネーギンに感動し、ステージドアでの紳士的な姿に目がハートに・・・(*^^*)トラブルメーカーだったなんて想像つきませんがやんちゃな子ども時代も可愛かったんだろうなぁ~バレエを通して素敵な大人に成長したのですね!
カナダへの移籍は来日公演が期待できないだけに残念でしたが、引退後の生活を考えてとのことなので、遠くから応援したいと思います。
イリ&オットーの公演土曜日に行きました。魂の溜息が本当に素敵でいつまでも見ていたいって思いました。クラシックのパであれほど躍動感があり、流れるような振付・・イリって才能があるのですね!
若いコリフェのシモン君にも目がとまりました(^^)
ドレスデンの来日公演もあるといいなと思います。

エミリーさん、こんばんは。

リード・アンダーソンが言っている通り、イリ・イェリネクは本当に現代最高のオネーギンダンサーだと思います。11月に彼とスージンのオネーギンを見たときも、本当に格好よくて、惚れ惚れしました。以前、来日のためのインタビューでイリが、3幕で間違っていたのはタチヤーナであって、オネーギンはそれだけの魅力を持っていなければならないと語っていましたが、その通り、彼のオネーギンは3幕になっても非常に魅力的でセクシーだったと思います。
そんな彼が、実は意外とバッドボーイだったのですね。「Pure Dance」というシュツットガルト・バレエのダンサーたちを写した写真集にも彼は登場していますが、いっぱいタトゥーが入っていますしね。そういう意外なところも素敵ですよね。
カナダ・ナショナル・バレエのカンパニーとしての来日は難しいかもしれませんが、同じカンパニーのダンサーがガラなどで日本に来ていますので、今後はガラで観る機会はあるかもしれませんね。

ブベニチェク兄弟とドレスデン・バレエの公演、良かったですよね。「ル・スフレ・ドゥ・レスプリ」は本当にいつまでも観ていたい作品ですよね。音楽をあんなふうに表現できたらいいだろうな、踊っている方もとても気持ちよいだろうなって思いました。若いダンサーでも、素敵な方がいっぱいいたので、また今後も同じ企画をやってくれたら嬉しいって思います。

一度しか見たことがないですが、一度でも、彼のオネーギンを見られてラッキーだったと思っています。いろいろと頷ける箇所が沢山あったのですが、「ノイマイヤーの絨毯・・・」のところには、拍手してしまいました。私はアンチ・ノイマイヤでもなんでもないのですが、ノイマイヤの作品は、見る方も彼の意図したとおりに感動するようにレールがひかれているな、と思いながら見ています。素敵だと思ったダンサーが同じように感じていると知ると楽しいですね。イリがシュツットガルトに入ってくれたおかげで、私はあのオネーギンがみられたので、感謝です。自分の世界を自由に広げる人って格好いいですね。

それから、ジェイソンの101は、韓国に行けば見られるのですね。みてみたいですけど、ちょっと無理です^^;;

ショコラさん、こんばんは。

イルジさんのオネーギン、私も観たのは2回だけですが、いずれも素晴らしかったです。これぞオネーギンって感じで。また観る機会があればいいのですが。

確かに、ノイマイヤーさんの作品は、踊る側にとっては大変だろうなって思います。彼も一種の天才なんだと思うけど、彼の作品ってすごく理屈っぽい感じがします。「人魚姫」素晴らしい作品で大好きなんですが、最初のうちはちょっとあざとさを感じてしまいました。

ジェイソンの「101」、生で見るとどんな感じなのか、すごく興味津々ですよね。あのマラーホフの「チャイコフスキー」と同じ会場のようです。

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