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2010/01/28

ダンスマガジン2010年3月号/スージン・カンのガラ公演/ミハイル・ロブーヒン

ダンスマガジン2010年3月号が、珍しく発売日前に届きました。表紙は、とても妖艶で美しい「シェヘラザード」のディアナ・ヴィシニョーワ。

公演レポート:シルヴィ・ギエム「聖なる怪物たち」
スペシャル・インタビュー:シルヴィ・ギエム
速報スペシャル:マリインスキー・バレエ
インタビュー:ロパートキナ/ソーモワ/オブラスツォーワ/ジュージン
稽古場のダンサーたちSPECIAL:テリョーシキナ&シクラローフ
Dance Magazine Interview:ディアナ・ヴィシニョーワ/三浦雅士
Report海外公演レポート:吉田都&ロイヤル・バレエ「くるみ割り人形」
パリ・オペラ座バレエ「くるみ割り人形」「バレエ・リュスへのオマージュ」 ほか

この号は、久しぶりに非常に充実した内容で、読み応えたっぷり。シルヴィ・ギエムとアクラム・カーンの「聖なる怪物たち」はギエムのインタビューのほか、瀬戸秀美さんによる素晴らしい写真も豊富です。

ロイヤル・バレエでの吉田都さんの最後の「くるみ割り人形」の写真&レビュー。都さんはいつまでも可愛らしいですね。大晦日のドラマティックなカール・パケットのエトワール任命劇速報とカールのインタビュー。カールって本当にいい人なんですね。「アルマンは誠実だが不安定で、何も知らないパリの社交界で自分を見失っている若者だと思います」と「椿姫」のアルマン役について語っています。

マリインスキー・バレエの来日公演も、写真をたっぷり使って紹介。ロパートキナ、ソーモワはじめ、マクシム・ジュージンなど若手のダンサーのインタビューあり、テリョーシキナとシクリャーロフのリハーサルレポートあり。しかし何よりも強烈なインパクトなのが、「眠れる森の美女」でのシクリャーロフの濃いお化粧・・・。この舞台は観ていないんですが、聞きしに勝る凄さです。せっかくのシクリャーロフの美貌が台無しですね。うーん。

三浦雅士氏とディアナ・ヴィシニョーワの対談は、彼女の率直なところが出ていて凄く面白い内容です。生い立ち、ワガノワに入るまでのことやローザンヌ・コンクール、ルジマトフやマラーホフとのこと、ABTに出るようになったこと。ディアナが「もっとコンテンポラリー作品のことを聞いて欲しかった」と言っているところはナイスです。彼女のお父さんは大学の准教授で、いわゆるインテリゲンチャだったのですね。本当にこの対談は興味深いので、一読をお勧めします。

DANCE MAGAZINE ( ダンスマガジン ) 2010年 03月号 [雑誌]DANCE MAGAZINE ( ダンスマガジン ) 2010年 03月号 [雑誌]

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世界的なバレリーナといえば、スージン・カン。4月にソウルで行われる彼女のガラについての記事を英語で読むことができます。

Kang Sue-jin Returns With `The Ballet'
http://www.koreatimes.co.kr/www/news/art/2010/01/145_59767.html

上演作品について、この記事でスージンが語っています。演目と出演者はすべて、彼女自身が選んだものです。ショパン生誕200周年を記念してのノイマイヤー振付の「椿姫」1幕と3幕の上演。2幕については、ピアノの演奏とビデオの上映が行われます。「椿姫」のマルグリット役で、スージンはブノワ賞に輝きました。通常ガラ公演は、有名な作品の一部が上演されることがほとんどですが、「椿姫」については長めの抜粋を上演し、また今まで韓国では上演されたことのない作品を人々に紹介したいと彼女は願って、今回の上演作品を決めたとのことです。

ウヴェ・ショルツの``Suite No. 2'をスージンとウェスト・オーストラリア・バレエ団が踊り、二人のピアニストがラフマニノフの組曲を弾きます。シュツットガルト・バレエのプリンシパル、エヴァン・マッカイ振付の「Vapor Plains」をスージンとジェイソン・レイリーが踊ります。昨年の初演を観た彼女がぜひ上演したいということで実現しました。イリ・キリアンの「ヌアージュ」は、スージンとウェスト・オーストラリア・バレエの芸術監督を減殺務めているイヴァン・カラヴァッリが踊ります。マルコ・ゲッケの「Affi」はマライン・ラドメイカーによるソロです。エリック・ゴーティエ振付のユーモラスな「101」は、ジェイソン・レイリーが踊ります。そして、スティーヴン・トスの「マイ・ウェイ」をウェスト・オーストラリア・バレエのダンサーたちが踊ります。現在42歳のスージンですが、一晩にこれだけの作品を踊るというから凄いです。まだまだその情熱は熱いようです。

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今年1月にマリインスキー・バレエからボリショイ・バレエに移籍したミハイル・ロブーヒンですが、ボリショイのオフィシャルサイトを見ると、彼はプリンシパルとして入団したんですね。大出世と言えます。ボリショイのワシントン公演ではスパルタクスを踊ります。そして、今後はマリーヤ・アレクサンドロワのパートナーを務めることが多くなるようです。

http://www.bolshoi.ru/en/theatre/ballet_troupe/soloists/

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