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2009/12/20

「パールの夢、バレエの記憶」~舞踊芸術を彩ったパールの魅力~

銀座のミキモト本店の6階で、バレエ・リュス関連の展覧会があるというので、行ってきました。

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http://www.mikimoto.com/jp/events/events_059_2.html

「パールの夢、バレエの記憶」

~舞踊芸術を彩ったパールの魅力~
伝説のバレエ団バレエ・リュス誕生から100年を迎えて

とき12月4日(金)~12月25日(金)11:00~19:00
会期中の土曜日15:00~ 芳賀直子氏によるギャラリートークを開催。
場所 ミキモト本店・6Fミキモトホール =入場無料= 中央区銀座4-5-5 Tel 03-3535-4611
主催 ミキモト 協力 兵庫県立芸術文化センター 
監修 芳賀直子(舞踊研究家/兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション キュレーター)

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(ミキモトの前のクリスマスツリーの下の雪だるまさんたちが可愛かった!)

主に兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクションからの出品ということで観たことがあるものも多かったのですが、これが無料でゆっくりと観られるのは本当にラッキー。バルビエの銅版画やバクストによるデザイン画、ルードヴィヒ・カイナーによる絵、そしてニジンスキーやカルザヴィナを中心に、フォーキン、リファールなどの写真もありました。バレエ・リュスの公演パンフレットの数々は、100年近い時を経ても今でも美しく色鮮やか。

中でも貴重なものは、1922年のバレエ・リュスによる「眠れる森の美女The Sleeping Princess」の初演での「青い鳥」の衣装で、ロマン・ヤジンスキーが着用したものだそうです。(着用した時の写真もあります)ここには人造真珠が使われています。

パールとバレエ・リュスのつながりというのがテーマということもあり、特に「シェヘラザード」の黄金の奴隷の衣装やイヤリングにおびただしい真珠が使われていることを再確認。「青神」のタマラ・カルサヴィナも、幾重にも真珠を重ねた衣装を身に着けています。また、今年NBAバレエ団が国内初演をした「レ・ビッシュ 牝鹿」の衣装も展示されていて、女主人公は長い真珠のネックレスを身につけていました。

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この展覧会には、独自のパンフレットが作られており、500円という値段ですが、カラーの図版もかなりあり、中身は充実していました。出展作品の全部のタイトルと所蔵場所が日本語と英語で書かれているので、資料的な価値も大きいと思います。ニジンスキーとアンナ・パブロヴァの「アルミードの館」の彩色写真など、本当にすごく美しいのですよね。

25日までの開催なので、まだの方はぜひご覧になることをお勧めします。

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バレエ(情報)」カテゴリの記事

コメント

Naomiさん
私も今日の午後、友人と行ってきました。青い鳥の衣装、プログラム等展示されていて充実でしたね。それにやはりミキモトで開催されるほどタップリな真珠が(本物ではないですが)衣装・装飾品に使われていたんですね。ピカソの書いた表紙のプログラムも感動でした。通りはクリスマスの買い物客で溢れていましたが、会場はガラガラでゆっくり見られました。

ハミーさん、こんばんは。

この週末に観に行った人、私の周りでも多かったみたいです。外の喧騒が嘘みたいに空いていて、静かにゆっくりと観られて良かったですよね!長い時を経ても、プログラムの表紙など今だ色鮮やかで、やっぱり実物は違うって思いました。真珠があんなに衣装に使われているとは意外でしたね~。バレエ・リュスと縁の深いシャネルも、そういえば模造真珠をよく使ったなあ、と思ったものです。

こんばんは、いつも有意義な情報をお知らせくださり有難うございます。
こちらでこの展覧会を知り、最終日の今日、母と娘達と4人で出向きました。
旧きよき時代の贅沢な芸術の香り高い版画や写真、プログラムなど素晴らしい資料興味深かったです。
青い鳥の衣装の凝ったつくりに4人で感歎、舞台模型も楽しみました。
丁度お店を出たところでツリー下のサンタさんたちが演奏を始めてくれて、それにあわせてツリーのイルミネーションが色々変りとても楽しかったです。
入り口の少し上に指揮者のサンタさんがちゃんと居るのもお洒落ですね。

マーシャさん、こんばんは。

お役に立てたなら幸いです!親子3代でクリスマスにご覧になったなんて素敵ですね~♪これが無料で見られるなんて本当にラッキーでした!
そしてツリーのところは、ものすごい人だかりだったかと思いますが、サンタさんたちが本当に可愛かったですよね。私は自分が行った日は夜に忘年会があったので、ツリーはあまりゆっくり観ていられなかったのですが、イルミネーションも変わったんですね♪素敵なクリスマスと新年を!

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