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2009年11月

2009/11/30

ラトマンスキーがABTのために新作「くるみ割り人形」を振り付け

ABT常任振付家、アレクセイ・ラトマンスキーがABTのために新しい「くるみ割り人形」を振り付け、2010年12月にニューヨーク、ブルックリンのBAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)で初演するそうです。
 
 
BAMでの上演契約は5年間で、最初の年は2週間、将来的には4週間の上演を予定しています。
ABTの大物スポンサーの寄付により、これは実現しました。
 
ニューヨークの冬の風物詩としては、NYCBによるバランシン版の「くるみ割り人形」が有名で、毎年チケットが売り切れるほどの人気です。
 
ところが、冬はメトロポリタン・オペラがオペラ用に使用されていることもあり、ABTはNYでは公演を行わず、「くるみ割り人形」はワシントンのケネディセンターで上演されていました。
 
現行のABTの「くるみ割り人形」は、芸術監督ケヴィン・マッケンジー振り付けによるもので、正直あまり評判の良いプロダクションではありません(まーマッケンジーの振り付けで評判の良いものは聞いたことがありませんが)。
 
それが、現在もっとも評価の高い若手振付家の一人であるラトマンスキーによる新作ということで、期待が高まりますね。ラトマンスキーは、デンマーク・ロイヤル・バレエのために「くるみ割り人形」を振付けたことがありますが、今回の作品はまったく違ったものとなることとなると彼はコメントしています。
 
また、冬の間もブルックリンとはいえ、ABTがNYで公演するということでファンには嬉しいお知らせです。
 
さらに、150人のABT付属ジャクリーン・ケネディ・オナシススクールの生徒たちが舞台に出演するチャンスもできるし、ツアーをしなくてすむために経費的にも助かると、この「くるみ割り人形」はいいこと尽くめのプランのようです。

映画館でバレエを楽しむLivespire

今日はマリインスキーの「白鳥の湖」テリョーシキナ&サラファーノフを見てきました。金曜日のロパートキナとはまったく違っていましたが、素晴らしいパフォーマンスで、特に前回の来日公演のときから進化していたテリョーシキナの美しく伸びやかなライン、ゆるぎないテクニックと表現力、華やかさ、女らしさに磨きがかかった様子に魅せられました。こんなに素晴らしい公演なのに、日曜日のマチネで空席がこんなにあるとはもったいなかったです。S席は完売のようでしたが、私のいた3階サイドなどガラガラで・・。

そして、ついつい、火曜日のロパートキナ&イワンチェンコの白鳥を会場で買ってしまいました。元々は、ゲルギエフのショスタコーヴィチプロのチケットを持っていたのですが、ショスタコーヴィチマニアの家人にチケットを奪い取られてしまって。安くてよい席も残っていました。

バレエ公演の感想で書きかけのものがいっぱいたまってしまっており、しかも今日は帰宅してから家人とテレビで内藤vs亀田戦のボクシング観戦などしてしまったもので、全然進んでいなくて申し訳ありません!


その会場においてあったチラシの中に、「映画館で楽しむオペラとバレエの世界紀行」と題して、映画館で、3本のバレエ映像が公開されるというLivespireのものがありました。

以前にも拙ブログでお知らせしましたが、
マリインスキー・バレエの「白鳥の湖」(ロパートキナ&コルスンツェフ、DVDで発売されているものと同じ)、
ロイヤル・バレエの「オンディーヌ」(吉田都さん主演でこの間TVで放映されたもの)、
ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」(先日、都さんとスティーヴン・マックレーが主演した公演が映像用に収録されたのですが、それではなく、アレクサンドラ・アンサネッリとヴァレリー・ヒストリフ主演。アンサネッリは若くして引退してしまったので、貴重な映像ですね)

の3つの作品が上演されるとのことです

チラシによれば、2010年1月16日(土)新宿バルト9ほか全国順次ロードショー
料金は一般は3500円、学生・子供が2000円、リピーター割引3200円だそうです。

http://livespire.jp/opera/news/index.html

こんな催しもあるようで。

全国上映に先駆けて、新宿バルト9にて、プレミア上映会を開催します。 12月15日(火)午後7時30分開演!! 上映作品は、クリスマスの時期に相応しく、英国「ロイヤル・バレエ」による『くるみ割り人形』。 今回の上映は、日本では初めての“バレエ公演の映画館上映”となります。 当日は、素敵なゲストをお呼びして、バレエの魅力はもちろん、映画館の大スクリーンならではの魅力にもアプローチする、楽しいトークショーを予定しています。 ご観覧希望の方は、下記のガイドをお読みのうえ、"チケットぴあ"にて特別チケットお買い求めください。

■プレミア上映会開催決定!!
12/15(火)19:30より 新宿バルト9にて
World Classics @ CINEMA『くるみ割り人形』プレミア上映(&スペシャルトークショー)

【トークショーゲスト(予定)】
宮尾 俊太郎、浅川紫織、神戸里奈 (Kバレエ カンパニー)
桜塚やっくん (タレント)

●先行抽選販売「プレリザーブ」購入方法
※確実に席をゲットするために、プレリザーブにご応募してください。
申込受付期間:11月28日(土) 11:00AM - 12月3日(木) 11:00AM
抽選結果発表:12月4日(金)  チケットのお申込は、お一人様4枚までとさせていただきます。
前売券からのお引換は出来ません。ご注意ください。
チケット当選後の変更・払戻は致しかねます。予めご了承下さい。
→こちらからご応募いただけます。http://ent.pia.jp/pia/event.do?eventCd=0955056&perfCd=001

まだ、このプレミアム上映以外の上演予定は発表されていませんが、大きな画面で見られるのは素敵でしょうね。

2009/11/29

ハンブルク歌劇場のジャーナル表紙にロベルト・ボッレ

ハンブルク歌劇場が発行している情報誌Hamburg Journalの最新号の表紙を、「オルフェウス」をリハーサル中のロベルト・ボッレが飾っています。

ロベルトが怪我によってノイマイヤーの新作「オルフェウス」を降板してしまった今、これを見るのはとても切ないのですが、非常に美しい表紙です。また、誌面にも、「オルフェウス」のリハーサルの模様がたっぷりと写真によって紹介されています。(記事はドイツ語なので簡単には読めませんが)

Hamburg Journalはダウンロードして見ることができます。
http://www.hamburgballett.de/form/journal_3_0910.pdf

ハンブルク・バレエのオフィシャルサイトのトップも、ロベルトの「オルフェウス」が現在飾っていますね。
http://www.hamburgballett.de/

ロベルトが踊る「オルフェウス」が遠くない将来に実現することを祈っています。

11/27 マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」Mariinsky Ballet Swan Lake

2009年11月27日
上野・東京文化会館

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮 : ボリス・グルージン
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

オデット/オディール:ウリヤーナ・ロパートキナ Uliana Lopatkina
ジークフリート王子:ダニーラ・コルスンツェフ Danila Korsuntsev
王妃 (王子の母):エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師:ソスラン・クラーエフ
道化:グリゴーリー・ポポフ
悪魔ロットバルト:コンスタンチン・ズヴェレフ

王子の友人たち:ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/マクシム・ジュージン
小さな白鳥:
  エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
大きな白鳥:
  ダリア・ヴァスネツォーワ/ユリアナ・チェレシケーヴィチ/アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
2羽の白鳥:ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリク

スペインの踊り:
 アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ
 イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
ナポリの踊り:ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフ
ハンガリーの踊り:ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
マズルカ:
 アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ/スヴェトラーナ・シプラトワ
 ドミートリー・プィハチョーフ/カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ


ロパートキナの白鳥は、やはり世界一だった。2幕で湖畔に現れたオデットは、ロパートキナというバレリーナではなく、白鳥そのものだった。およそ人間とは思えない、この世のものならざる存在。細く長く白い腕からは、マイナスイオンが漂い、静謐でひんやりとした空気に場内は包まれる。ロパートキナの腕の動きは、可動域がとても大きいのに無駄がなくて洗練されており、滑らかで自然、関節など一切ないように見えるし、骨も筋肉すらないようだ。すみずみまで動きは計算しているはずなのだろうけど、力はまったく入っていないように見えて、彼女の腕が作り上げる完璧に美しい軌跡に目を奪われる。私は、必要以上に腕をくねくね波立たせる白鳥の表現がとっても苦手なのだけど、ロパートキナの動きはそうしたものとは無縁で、バレリーナが踊っているのではなく、一羽の美しい白鳥の精霊であり、肩からは白い翼が見えた。音のとり方も非常にゆっくりとしていて、永遠の時を感じさせる。目の前で行われているものは、地上で起きているものではなく、夢の中のようだった。

前回の来日公演でロパートキナの白鳥を観たとき(パートナーはイーゴリ・ゼレンスキー)、やはり彼女の創り上げる圧倒的な世界に打ちのめされたものだったけど、その時の彼女のオデットは、凛とした孤高の存在で、パートナーとコミュニケーションを取ることなく、ただただ彼女のストイックな表現の中にある純粋な美に打ち震えたものだった。だが、今回、王子はダニーラ・コルスンツェフ。朴訥としていながらも包容力があり、あたたかく、なんとかして彼女の心を開こうと心を砕いている。そんな彼の純粋な優しさ、溢れ出す愛に触れ、白鳥も心を開き始める。視線は常に逸らしながらも、彼女の中で確実に変化がおきている。もう寂しくなんかない。コーダの時には、白鳥はスローな演奏にあわせて非常にゆっくりと羽ばたきながらも、やがて生命力がみなぎってくる。王子が白鳥の元に跪き、膝の上にオデットが乗って美しいポーズを決めた時、ひんやりとしていた世界が色づいたようだった。悪魔ロットバルトに引き裂かれる時、白鳥はパンシェをして王子に魔法のようなキスをして、去りがたい想いの余韻を残しながら、パドブレして去っていく。飛び去っていく白鳥の姿をいつまでも追うように見ている王子。

なんという美しい時間だったことだろう。ロパートキナとダニーラ・コルスンツェフの二人には、特別なケミストリーがある。長身でプロポーションに恵まれた二人の並ぶ姿一つとっても、これがクラシック・バレエの美であると酔ってとろけてしまいそうになる。魂が震える至高の芸術、純粋に美しいだけではなく、心の奥深くの琴線に触れるパフォーマンスだった。


というわけで続きです。(実は書いていたのですが、PCがフリーズして1時間かけて書いたものが消えてしまったのをまた思い出して書き直しているという始末)

1幕1場

道化のグリゴーリー・ポポフは、道化役にしては若干品が良くて貴族っぽいところがあると思ったけど、弾むような跳躍も高いし、ピルエット・ア・ラ・スゴンドもよく回っていて場内を沸かせた。でも前回の来日公演のときのアンドレイ・イワーノフの道化はもっと凄かったような記憶が。イワーノフは今回のパンフレットにもプロフィールが載っているのに出演していなくて残念。彼のいかにも道化らしい表情や柔らかさが好きだったのだけど。いずれにしても、ポポフの道化はとてもよいパフォーマンスを見せてくれたし、王子と絡む芝居も達者だった。

ダニーラ・コルスンツェフの王子は、落ち着きはあるものの、道化とも積極的にコミュニケーションを取っているし、人当たりが良い。悩める王子というよりは、人柄の良い、明るい青年という雰囲気。おっとりとした雰囲気の中に育ちのよさと誠実さを感じさせていた。長身で脚も腕も長く、エレガントな上半身。一つ一つの動きがとてもきれいで、王族ならではの気品が漂う。花輪を頭にかぶって女性たちと踊るところがちょっと可愛くて、それを王妃に指摘されて慌てて外すところもお茶目な感じ。だけど、ふとしたところで、「自分の人生はこのままで、決められた妃を娶るということでいいんだろうか」という疑問が頭をよぎっているのが見える。

パ・ド・トロワのマクシム・ジュージンは、背はあまり高いようには見えなかったけど、とにかくポール・ド・ブラが美しくて、思わずその上半身に目を引き寄せられた。若い男性ダンサーでここまで柔らかく優雅で気品のある腕の使い方をする人は珍しいのではないかな。カブリオールのつま先も綺麗だし、派手さはないけれどもとても良いダンサーだと思った。トロワの片方(2番目のヴァリエーションを踊っていたと思う)のヤナ・セーリナは以前から注目していた。アティチュード・ドゥヴァンの位置などがすごく正確で、音によく乗っていて、観ていて気持ちよい踊りを見せてくれるバレリーナ。しかも、この日は4羽の小さな白鳥、ナポリとフル回転。もう一人のヴァレーリヤ・マルトゥイニュクも良かった。

乾杯の踊りの後、独りになった王子は表情に憂いを帯び、ゆっくりと踊り始める。それがやがて高速シェネへとなっていく。

1幕2場(湖畔)
オデットと王子については、前述の通り。

ロットバルトのコンスタンチン・ズヴェレフは、DVD「グラン・ガラ~ロシアバレエのスターたち」ではソロルを踊っている、長身でハンサムなダンサー。北米ツアーでも「ドン・キホーテ」のエスパーダにキャスティングされていたりして、注目株。しかしせっかくの素敵なお顔が、特殊メイク&付け鼻のロットバルト・メイクに隠れてしまっているのがもったいない。背が高くスタイルがいいし、踊りの方も高くて綺麗な跳躍を持っているのだけど、ロパートキナ&コルスンツェフのペアに対抗するには若干演技が薄い。DVDでのイリヤ・クズネツォフの迫力の演技が刷り込まれてしまっているから。今後に期待はできそう。

コール・ドが舞台上に現れ、静止した一瞬はその美しさに息を呑んだ。プロポーションの美しさと揃い方は比類なく、バレエの美とはこのようなものだとうっとりした。ところが、動き出すとポアントの音がうるさく、またキュルキュルと床とこすれる音も耳障り。白鳥のコール・ドだったらもう少し叙情性が欲しいところ。だが、やはり容姿が美しいということがバレエにおいて重要であることが改めて実感された。

4羽の小さな白鳥はよく揃っていて良かったけど、大きな4羽については、ダイナミックに踊ればいいってものではないと感じられてしまった。


(2幕)
2幕の花嫁選びのシーン(版によっては3幕)。古典的で重厚な美術が美しい。特に民族衣装の、まるでフランドル派の絵画に出てきそうな美しい色彩と渋めのゴールドを使った華麗さには目を奪われる。

シュツットガルト・バレエのマクミラン・プロのキャスト変更/ハンブルク・バレエ「欲望という名の電車」動画

シュツットガルト・バレエのカレンダーを見ていたら、11月27日に初日を迎えたマクミラン・プロの「大地の歌」のキャストが変更になっていることに気がつきました。

主役の「死」(The Messenger of Death the eternal one)のファーストキャストはフリーデマン・フォーゲルで、29日のマチネ、ソワレともフリーデマンが踊る予定となっていたのですが、マチネがマライン(マリイン)・ラドメーカーに変更になっています。当初マラインが踊る予定だった12月5,6日は予定通り彼が踊るのに加え、フリーデマンが踊る予定だった12月1日もマラインです。パートナーはマリア・アイシュヴァルトからアリシア・アマトリアンへ変更。

また、「レクイエム」はスージン・カンからエリザベス・メイソンに変更となっています。マラインは「レクイエム」にも出演。彼のオフィシャルサイトのスケジュールを見ていると、12月5、6日に「大地の歌」を踊った後、8日にイタリアのウディーヌでアリシア・アマトリアンとチャリティ・ガラに出演し、さらに9日にまたシュツットガルトに戻って「レクイエム」に出るようで、大変なスケジュールなんですね。「大地の歌」の死役は、マスクをつけているのでせっかくの美貌が見えないのですよね。

Das Lied von der Erde (Song of the Earth)
Der Ewige Marijn Rademaker

1. Satz Jason Reilly
David Moore, William Moore, Damiano Pettenella, Alexander Jones, Roland Havlica

2. Satz Alicia Amatriain, Laura O Malley, Anna Osadcenko, Myriam Simon
Dimitri Magitov, Damiano Pettenella, Alexander Jones, William Moore

3. Satz
Laura O Malley
Julie Marquet, Christina Burnell, Magdalena Dziegielewska, Hyo-Jung Kang
Tomas Danhel, Arman Zazyan, Yaosheng Weng, Mikhail Soloviev

4. Satz Anna Osadcenko, Damiano Pettenella
Myriam Simon, Oihane Herrero, Julie Marquet, Christina Burnell, Magdalena Dziegielewska, Hyo-Jung Kang
Alexander Jones, Roland Havlica, Tomas Danhel, Arman Zazyan, Yaosheng Weng, Mikhail Soloviev

5. Satz Marijn Rademaker
Alexander Jones, Damiano Pettenella, William Moore

6. Satz Marijn Rademaker
Alicia Amatriain, Filip Barankiewicz und Ensemble


Requiem

1. Satz Elizabeth Mason und Ensemble
2. Satz Elizabeth Mason, Jason Reilly
3. Satz Elizabeth Mason, Jiří Jelinek
4. Satz Elizabeth Mason
5. Satz Alicia Amatriain und Ensemble
6. Satz Marijn Rademaker, Jiří Jelinek, Roland Havlica, Damiano Pettenella und Ensemble
7. Satz Ensemble


マクミランといえば、今、彼の伝記「Different Drummer : The Life of Kenneth Macmillan」を読んでいます。届いた時、700ページを超える長さと分厚さ、本の大きさにびびりましたが、文体は大変読みやすいです。「マイヤリング」上演中の、彼の衝撃的な死のところからこの伝記は始まっていますが、マクミランは実に波乱万丈の人生を送っていたのですね。読み進めるのが楽しみです。

Different Drummer: The Life of Kenneth MacmillanDifferent Drummer: The Life of Kenneth Macmillan

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ハンブルク・バレエのオフィシャルYouTubeチャンネルに、「欲望という名の電車」の映像がアップされていました。ブランチはシルヴィア・アッツオーニ。彼女の凄まじいまでの演技を見ることができます。

Hamburg Ballett: Endstation Sehnsucht


「欲望という名の電車」のレビュー(日本語)を以下のサイトで読むことができます。
http://www.musicpenclub.com/world-200912.html

2009/11/28

ABTの2011年来日公演は「椿姫」!?

今日のマリインスキー・バレエ公演で配られたアンケート用紙、記入しないで家に持って帰って見ていたのですが、今後のジャパンアーツ上演予定演目が書いてあって、それに対して意見・要望を求む、みたいな設問がありました。

2010年10月 ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ合同公演
(2010年4月発売予定)

2011年7月 アメリカン・バレエ・シアター「椿姫」「ドン・キホーテ」「オールスター・ガラ公演」

2012年2月 ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」ほか未定


何がびっくりしたって、ABTが来年のMETシーズンでカンパニー初演を迎えるノイマイヤーの「椿姫」を、早くも来日公演に持ってくるってことです。そもそも、ハンブルク・バレエ以外で「椿姫」を持ってくるって凄い。

しかも、この「椿姫」って、METでは3つの組み合わせしかなくて、ロベルト・ボッレ&ジュリー・ケント、マルセロ・ゴメス&ディアナ・ヴィシニョーワ、コリー・スターンズ&イリーナ・ドヴォロヴェンコなのです。ゲスト・プリンシパルが2人も入っているんですが、ロベルト・ボッレとディアナ・ヴィシニョーワが来日公演にきたら凄いことですよね。ロベルトなんか、日本では滅多に観られない数少ないスターの一人だし。

まだ1年8ヶ月も先のことで、実際のところどうなるかわかりませんが、(今回のマリインスキー・バレエ公演だって、当初はフォーキン・プロが予定されていたのになくなってしまった)ちょっと期待してしまいます。

また、ボリショイ・バレエですが「白鳥の湖」しか演目が決まっていないとのこと。(前回も「白鳥」だったし、現在のグリゴローヴィチ版の白鳥って必ずしも好評ってわけではなかったし、ここんところジャパンアーツ公演は毎回のように「白鳥の湖」が入ってきて食傷気味なのですが)
もう一演目は、「スパルタクス」がいいな~なんてアンケートに書いてみようかしら。

パリ・オペラ座のバレエ・リュス「ペトルーシュカ」、ルグリ降板

ダンソマニのTwitterで教えていただきましたが、12月13日、16日に予定されていたマニュエル・ルグリの「ペトルーシュカ」への出演はキャンセルとなったようです。

12/13はジェレミー・ベランガールが、12/16(AROP ガラ)はバンジャマン・ペッシュが代わりに踊る予定とのことです。

なお、12月20日に、ルグリのサイン会が東京で行われます。
日時:12月20日(日)16:00~
場所:渋谷タワーレコード

20日に東京にいるためには、16日の舞台出演は難しいということなのでしょうか?ちょうどこの時期、シルヴィ・ギエムとアクラム・カーンの「聖なる怪物たち」公演がゆうぽうとであるのですよね。

12月16日のAROPガラは大変豪華なラインアップです。

16 décembre 2009 à 19h30 (soirée de Gala AROP)

Le Spectre de la Rose 薔薇の精
LE SPECTRE Mathias Heymann
LA JEUNE FILLE Nina KAPTSOVA

L'Après midi d'un faune 牧神の午後
LE FAUNE Nicolas Le Riche
LA NYMPHE Emilie Cozette

Le Lac des Cygnes - la mort du cygne 白鳥の湖(「白鳥の死」)
Le Cygne Marie-Agnes Gillot

Shéhérazade - Pas de deux シェヘラザード
Danseuse Agnes Letestu
Danseur Nikolai Tsiskaridze

Giselle - Pas de deux ジゼル
Danseuse Aurélie Dupont
Danseur Ruslan SKVORTOV

Le Tricorne- Pas de deux 三角帽子
Danseuse Maria Alexandrova
Danseur Jose Martinez

Le Lac des cygnes (Pas de trois du cygne noir) 白鳥の湖(黒鳥のパ・ド・トロワ)
Mlle Svetlana Zakharova
M Mathieu Ganio
ROTHBART Stéphane Bullion

Petrouchka ペトルーシュカ
PETROUCHKA Manuel Legris Benjamin Pech
LA POUPEE Natalia Ossipova

ボリショイからスヴェトラーナ・ザハロワ、マリーヤ・アレクサンドロワ、ニコライ・ツィスカリーゼ、ルスラン・スクヴォルツォフ、ニーナ・カプツォーワ、そしてナタリア・オシポワがゲスト出演します。

オペラ座のオフィシャルでは、「ペトルーシュカ」の映像が見られます。
http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2009_2010/decouvrir/index.php?lang=fr&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=petrouchka&content_type=video&event_id=430&selected_season=354663924

ペトルーシュカがローラン・イレール、バレリーナがエリザベット・モーラン、ムーア人にウィルフリード・ロモリ。3体の人形の登場シーンで、超貴重な映像ですね!


そして今日はもちろん、マリインスキーの「白鳥の湖」を見てきました。週末のうちに「オネーギン」の続きとあわせて感想を書かなくては。ロパートキナとダニーラ・コルスンツェフの作り上げる世界は、もはや別物でした。白い長い翼が生えている人ならざる存在のロパートキナと、愛情溢れてエレガントなダニーラ王子。言うまでもなく素晴らしかったです。

2009/11/27

吉田都さん、ロイヤル・バレエを引退 Royal Ballet principal dancer Miyako Yoshida announces retirement

衝撃的なニュースが飛び込んできました。

Royal Ballet principal dancer Yoshida announces retirement
http://www.thestage.co.uk/news/newsstory.php/26339/royal-ballet-principal-dancer-yoshida

Royal Ballet dancer Miyako Yoshida has announced her retirement after 14 years of dancing with the company.

The guest principal will dance in the forthcoming productions of The Nutcracker and Cinderella at the Royal Opera House, with her final performance being Romeo and Juliet in Tokyo as part of the Royal Ballet’s 2010 summer tour to Japan.

吉田都さんは、ロイヤル・バレエの「くるみ割り人形」と「シンデレラ」に主演した後、来年6月のロイヤル・バレエの来日公演「ロミオとジュリエット」のジュリエット役を、ロイヤルでの最後の舞台とするとのことです。

「ロイヤル・バレエという家族で素晴らしい時を過ごし、宝物のような思い出と経験を贈られました。ロイヤル・バレエの二つのプロダクションで踊り、母国日本でさよならを言うのが、カンパニーでのキャリアを終える完璧な方法だと思います」
と都さんはコメントしています。

「スーパーバレエレッスン」でのお手本を見ても、音楽性、表現、技術とも素晴らしく、稽古場で稽古着で踊っているのに思わず涙がこぼれてしまうようなパフォーマンスを見せてくれていた都さん。まだまだ踊れるはず、ですが本人が決めたことなので。(ロイヤルを引退、ということは、日本ではまだ踊るということなのでしょうか?)

くしくも、明日放映の「スーパーバレエレッスン」が最終回なのですよね。

いずれにしても、来年のロイヤル・バレエの「ロミオとジュリエット」は、大変なチケット争奪戦になることでしょう。決して見逃すことのできない舞台になると思われます。


追記:NBSオフィシャル最新情報でも、吉田都さんのロイヤル・バレエ来日公演「ロミオとジュリエット」への出演とロイヤル・バレエ引退について掲載されていました。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/2010-1.html

さらに追記:ロイヤル・オペラハウスのプレスリリース(PDF)
Royal Ballet Guest Principal announces her final performances with the Company
http://www.roh.org.uk/uploadedFiles/Press_and_Media/Press_Releases/RoyalBalletMiyakoYoshida.pdf

最新のダンスマガジンの連載でも、都さんはロイヤル・バレエを去ることについて書いておられます。日本国内での活動は続けられるとのことです。

2009/11/26

エレオノール・ゲリノーとジョシュア・オファルトがAROP賞を受賞

ダンソマニさん本家Twitterからの情報です。

Le prix a été remis hier soir à Eléonore Guérineau (coryphée) et Josua Hoffalt (Premier danseur).

というわけで、先日の昇進試験で見事に昇進を決めた、エレオノール・ゲリノーとジョシュア・オファルトが受賞しました。おめでとうございます。

AROP賞は、AROP(Association pour le Rayonnement de l'Opéra de Paris)の会員が選ぶもので、1987年より、その前の年のパリオペラ座バレエの優秀なコール・ドのダンサーに与えられる賞です。今までも錚錚たるメンバーが受賞しています。

過去の受賞者のリスト

1987 : Karin Averty / Manuel Legris
1989 : Elisabeth Maurin / Marie-Claude Pietragalla / Kader Belarbi
1991 : Delphine Moussin / Lionel Delanoe / Gil Isoart
1992 : Agnes Letestu / Eric Camillo / Jose Martinez
1993 : Ghislaine Fallou / Nicolas Le Riche / Fabien Roques
1994 : Aurelie Dupont / Yann Bridard / Emmanuel Thibault (prix "junior")
1995 : Miteki Kudo / Jean-Guillaume Bart
1996 : Clairemarie Osta / Stephane Phavorin
1997 : Marie-Agnes Gillot / Benjamin Pech
1998 : Nathalie Aubin / Yann Saiz
1999 : Eleonora Abbagnato / Herve Courtain
2000 : Fanny Fiat / Emmanuel Thibault
2001 : Emilie Cozette / Herve Moreau
2002 : Dorothee Gilbert / Christophe Duquenne
2003 : Mathilde Froustey / Stephane Bullion
2004 : Myriam Ould Braham / Florian Magnenet
2005 : Laura Hecquet/ Jean-Philippe Dury
2006 : Sarah Kora Dayanova / Mathias Heymann
2007 : Alice Renavand / Simon Valastro

オペラ座がらみで、もう一つニュース。

NYCBのオープニングガラにオーレリー・デュポンとマチアス・エイマンが「ルビー」でゲスト出演したのですが、その公演の批評がNew York Timesに載っています。同じバランシンの作品でも、NYCBのダンサーとオペラ座のダンサーではかなり違っているようで。

New York City Ballet Scene Stealers at City Ballet's Gala Night
http://www.nytimes.com/2009/11/26/arts/dance/26nycb.html?_r=1

映画「Black Swan」にバレリーナ役で主演予定のナタリー・ポートマンも観客の中にいたようです。

11/22 シュツットガルト・バレエ「オネーギン」 Onegin Stuttgart Ballet (まだ途中)

Onegin
Ballett in drei Akten nach Alexander Puschkin

Onegin Filip Barankiewicz
Lenski Marijn Rademaker
Tatjana Maria Eichwald
Olga Anna Osadcenko
Fürst Gremin Damiano Pettenella

P1040902s

シュツットガルトでの「オネーギン」2回目は、今年の夏に世界バレエフェスティバルのBプロでこの作品の3幕「手紙のパ・ド・ドゥ」を踊ったマリア・アイシュヴァルトとフィリップ・バランキエヴィッチ。日本での知名度はこの二人が圧倒的に高い。ところが、20日に観たイリ・イェリネクとスージン・カンの舞台が、言葉を失うほどのあまりの素晴らしさだったため、相対的に観てしまうと、20日ほどの感動は得られなかった。

本を手に寝そべって登場するタチヤーナ。1幕のマリア・アイシュヴァルトのタチヤーナは、いかにも聡明でしっかりとした女の子。タチヤーナ役にはちょっと美人過ぎで華やかだけど、真面目そうな雰囲気。ただ、晩熟で想像力が豊かで夢見がちな少女の繊細さがあまりなくて、最初から大人っぽくて成熟している。将来結ばれる人を映すと言われる鏡に現れたオネーギンの姿を見て、一瞬で恋に落ちる様子がやや予定調和的。

鏡のシーンでは、オネーギンに対する想いで気持ちが火照り、ときめきで眠れないタチヤーナは無邪気で初々しく愛らしい。ところが、踊りの方が本調子ではないのがわかってしまう。ラインはとても綺麗だし、脚も高く上がって美しいのだけど、緩急の差がなくて一本調子。歌うように音楽に乗ることができていないようだった。実際、マリアは怪我をしていたようだったのだけど。

「オネーギン」のタチヤーナって、1幕と2幕の垢抜けない少女が、初恋に破れ、大人の男性との穏やかな結婚生活で美しく磨かれていく変化を見せなくちゃいけないのに、最初からちょっと分別ありげなところが残念だった。

2幕でタチヤーナがオネーギンに手紙を突き返され、「これは差し上げたものですから」と戻そうとするも、何度もやり取りをしているうちに彼に激しく拒絶されて泣くところ、身を震わせて涙を流していたスージンが可哀相で仕方なかったのに、ここではそんなに見えなかった。その後にタチヤーナがオネーギンに対する想いをぶつけるように見せるソロの切れ味は鋭くてとても素晴らしかったのだけど(そこでオネーギンがついにキレてバンとテーブルを叩く)。さすがにマリアはタチヤーナ役は踊り慣れているだけに、目を釘付けにされるような素晴らしい瞬間が時々はやってくるのだけど、それが続かないのが惜しい。


バランキエヴィッチのオネーギンは、登場シーンでは都会的なクールな男で、唸るほどのカッコよさ。他の出演者が淡いグリーン~ベージュ色の衣装を身に着けている中、一人黒い服を着て、長身でほっそりとした影が登場すると、目が自然と吸い寄せられる。タチヤーナがころりと参ってしまうのも納得のスマートさ。ただ、オネーギンっていわば高等遊民で、虚勢を張っているところももちろんあるし、ナルシストでもいいと思うんだけどフィリップはちょっとかっこつけ過ぎ。タチヤーナが読んでいる本を手に取る時、イリ・イェリネクはニヤっと笑って、努めて感じよく返すんだけど、フィリップは眉毛を片方上げて、かなりバカにした感じでふん、と返す。この辺はちょっとやりすぎ。

鏡のパ・ド・ドゥでは、前にフィリップを観たときはもっと踊りに切れ味があって鮮やかだったんじゃなかったっけ?と思ってしまった。マリアの怪我のこともあって、今ひとつサポートに流麗さが欠けていたし、音楽に乗っていない。腕や脚が長いので上半身の動きはとても綺麗だし、トゥールザンレールも鮮やかに5番に着地しているし、回転も軸がぶれなくてテクニック的には申し分がない。でも、イリのほうがジュッテ・アントルラッセのときに脚が綺麗に伸びてつま先が美しかったししなやかだったな、とないものねだりをしてしまった。鏡の中に消えていくところも、イリのほうがドラマティックでタメが効いていて、悪魔的な魅力があったな、と思わず見比べてしまう。二人のダンサーの持ち味が全然違うから、比べるのは意味がないと思うのだけど、つい。

そして2幕。フィリップのオネーギンはとてもニヒルでクールな雰囲気で、所在なげに下手のテーブルで一人カード遊び。以前オペラ座でジョゼ・マルティネスがオネーギンを演じたのを観たとき、タチヤーナのことをうざったい小娘だと思っているのが露骨に顔に出ていて、神経質そうにイライラとしているのが病的で怖いと思った。フィリップも苛ついているのはわかったけど、それよりも、頼むから自分を放っておいてくれよ、と言いたげな感じだった。2幕の晩餐会は、なぜか老人が多く、都会的でスマートなオネーギンは明らかに場違いで、「なんで俺様がこんな加齢臭漂う田舎町で、小娘にまとわりつかれなくてはならないんだろう」と不機嫌さが徐々に募っているのがわかる。タチヤーナが鬱陶しいというよりは、この場所が嫌でやってられない。そんなときに、タチヤーナに手紙を返したら、泣かれちゃって、表情には出さないけど彼はもうすっかり全てが嫌になってしまった。そして、そのことがきっかけとなって、悲劇へとなだれ込んでしまうのだ。戯れにオルガにちょっかいを出したところ、オネーギンの予想に反してレンスキーが激高、決闘となってしまう。オネーギンは、なんでこんな事態になってしまったのか、理解できていない。レンスキーがなぜあんなに怒っているのかもわからない。そんな男なのだ、ここでのオネーギンは。

オネーギンは、どうしてこんなことになってしまったんだろうと銃を見ながら暗い顔で決闘の場面へ。怒りで白く燃えているレンスキー、彼らを止めようと必死になっているタチヤーナとオルガの姉妹を見ても、なぜこんなことになったのか、彼にはわからない。ギリシャ悲劇の主人公のように運命の糸に操られるように決闘の場面へと踏み込んでいったイリのオネーギンとは全然違っている。決闘の末に、レンスキーが倒れてもオネーギンは呆然として、うつむくばかり。なんということをしてしまったのだ、と苦悶の表情を浮かべて顔を手で覆ったイリのほうが、オネーギンの弱さ、苦悩と悲劇性が強調されていたように思えた。

(続く)

2009/11/25

ロベルト・ボッレ、ノイマイヤー新作「オルフェウス」を怪我で降板 Neumeier's "Orpheus" Roberto Bolle injured, Otto Bubeníček dances world premiere

ロベルト・ボッレのオフィシャルサイトにお知らせが載っていました(Roberto Bolle Fans and Friends経由)

健康上の理由により、ロベルト・ボッレはジョン・ノイマイヤー作品「オルフェウス」の12月の初演とそれに続く三公演へ出演することが不可能となりました。
初日の12月6日には、ノイマイヤー、ボッレとともに数ヶ月にわたり稽古をして来たハンブルグ・バレエのプリンシパル・ダンサー、オットー・ブベニチェクがオルフェウス役をつとめることになります。

ロベルトがどの時期にこの役を演じることができるか、現時点でのあらゆる可能性を探っているところです。

24/11/2009
John Neumeier's "Orpheus" Roberto Bolle injured, Otto Bubeníček dances world premiere on December 6

For health reasons, Roberto Bolle will be unable to dance the title part of John Neumeier "Orpheus" in the world premiere and the following three December performances.

ハンブルク・バレエオフィシャルでの告知
Change of Cast
http://www.hamburgballett.de/e/index.htm
For health reasons, Roberto Bolle will be unable to dance the title part of John Neumeier’s "Orpheus" in the world premiere and the following three December performances.

12月のスカラ座でのベジャールプロへの出演も不可能となったようです。


ハンブルク・バレエのオルフェウスの初演キャストは以下の通り
http://www.hamburgballett.de/e/rep/orpheus.htm
このサイトの写真がロベルトの写真なのが切ないです。

Premiere
The Hamburg Ballet, Hamburg, December 6, 2009

Music Igor Stravinsky
"Apollon" and "Orpheus"
Heinrich Ignaz Franz Biber
from the "Rosary Sonatas"
Peter Blegvad
Andy Partridge

Original Cast
Orpheus Otto Bubenícek
(for Roberto Bolle)

Apollo, his Father Edvin Revazov
Kalliope, his Mother Anna Laudere
Eurydice Hélène Bouchet
Hermes, the Psychopomp Yohan Stegli
Hermes' Attendants Alexandr Trusch
Konstantin Tselikov

ロベルトの一日も早い快復を祈ります。

シュツットガルト・バレエのマクミラン・プロ セカンドキャスト

シュツットガルト・バレエで上演されるマクミランの2つの作品「大地の歌」と「レクイエム」のセカンドキャストが発表されました。

12月5日、6日のキャスト

KENNETH MACMILLAN: LIEDER VON LEBEN UND TOD

Das Lied von der Erde 「大地の歌」

ソリスト(歌)
Gea-Hwa Yang, Ki-Chun Park

Der Ewige (死The Messenger of Death) Marijn Rademaker

1. Satz
Jason Reilly
David Moore, Laurent Guilbaud, Dimitri Magitov, Brent Parolin, Attila Bako

2. Satz
Sue Jin Kang, Laura O Malley, Miriam Kacerova, Rachele Buriassi
Dimitri Magitov, David Moore, Brent Parolin, Laurent Guilbaud

3. Satz
Laura O Malley
Angelina Zuccarini, Elizabeth Wisenberg, Maria Alati, Francesca Berruto
Daniel Camargo, Demis Volpi, Özkan Ayik, Ludovico Pace

4. Satz
Miriam Kacerova, Damiano Pettenella
Rachele Buriassi, Alessandra Tognoloni, Angelina Zuccarini, Elizabeth Wisenberg, Maria Alati, Francesca Berruto
Matthew Crockard-Villa, Attila Bako, Daniel Camargo, Demis Volpi, Özkan Ayik, Ludovico Pace

5. Satz
Marijn Rademaker
Jason Reilly, Nikolay Godunov, Laurent Guilbaud

6. Satz
Marijn Rademaker
Sue Jin Kang, Jason Reilly
und Ensemble


Requiem

ソリスト(歌手)
Catriona Smith, Adam Kim

Besetzung:
1. Satz Maria Eichwald und Ensemble

2. Satz Maria Eichwald, Evan McKie und Ensemble

3. Satz Maria Eichwald, Nikolay Godunov

4. Satz Maria Eichwald

5. Satz Alicia Amatriain und Ensemble

6. Satz Alexander Zaitsev, Nikolay Godunov, Roland Havlica, Laurent Guilbaud und Ensemble

7. Satz Ensemble

19.00-21.15
Opernhaus

というわけで、「大地の歌」の主役「死The Messenger of Death」は、マライン(マリイン)・ラドメーカーです。美しい顔をマスクで覆ってしまうのが残念ですが・・。そしてスージン・カンとジェイソン・レイリーと豪華なキャストです。

「レクイエム」のほうは、マリア・アイシュヴァルトとエヴァン・マッキーが主演。今ちょうどリハーサルの真っ最中とのことです。マクミランがジョン・クランコの死を悼んで創ったという作品。そもそも、マクミランに振付を行うことを勧めたのはクランコであり、クランコの存在なしでは、振付家マクミランは誕生しなかったかもしれませんね。

シュツットガルトから帰ってきました

電車が遅れてシュツットガルト空港への到着がぎりぎりになってしまったけど、シャルル・ドゴール空港では運よく、ビジネスクラスにアップグレードしてもらえたので楽でした。ただ、ドゴールからの成田便がターミナルEに移ってしまい、一番遠いゲートで大変でした。シュツットガルトからの便がGターミナルと遠かったので一時間半あったのに走る羽目に…免税店を見る暇もなかったです。

エールフランスのフライングブルーの改悪で、ゴールド会員も今年限りだから、ラウンジ利用もビジネスへのアップグレードも今後ないかと思うと切ないです。(今年ビジネスへのアップグレードが3回もあったのです)

成田からは職場へ直行して、しっかりお仕事をしてきました。

P1040575s


というわけで、ちょっとバタバタしてまだ22日の公演の感想が書けていません。主役は、断然20日のイリ・イェリネクとスージン・カンが神がかり的に良かったです。マリア・アイシュヴァルトはわき腹だったか肋骨を負傷している状態で踊ったようで、好調とは言いがたい状態。フィリップ・バランキエヴィッチも、いつものキレがなくて、演技も一本調子でした。とはいっても、二人ともこの役は踊り慣れているから、一定以上の質はもちろん保たれていたのですが。

とにかく、レンスキー役のマライン(マリイン)・ラドメーカーが素晴らしかったです。 20日も良かったけど、22日は、2回目ということでより役になじんでいて、レンスキーというロマンティックな役を痛ましく生き切って、花火のように美しく散っていました。オルガ役のアンナ・オサチェンコもこの役にぴったりの軽薄さと可愛らしさで、すごく良かったです。

州立美術館でのエドワード・バーン=ジョーンズ展も素晴らしかったし、友達と食べたドイツ料理は美味しかったし、他にもとても素敵なことがあって、短かったけど楽しい旅行となりました。

2009/11/23

シュツットガルト・バレエの中国公演の番組

マリイン・ラドメーカーくんのTwitterで教えてもらったのですが、中国で放映されたシュツットガルト・バレエの特集番組をYouTubeで観ることができます。パート5まで。最初の1分20秒くらいはCMです。ホテルのインターネットが重くて中身は途中までしか見ていないのですが・・

Stuttgart ballet in NCPA 1/5

今から2回目の「オネーギン」を観ます。今日はフィリップ・バランキエヴィッチとマリア・アイシュヴァルトの予定。

2009/11/21

イリ・イェリネク、ナショナル・バレエ・オブ・カナダに移籍 TORONTO — Jiri Jelinek will join the National Ballet of Canada in January

うわさでは聞いていましたが、イリ・イェリネクがシュツットガルト・バレエを退団し、ナショナル・バレエ・オブ・カナダに移籍することが正式に発表されました。昨日のオネーギンがあまりにも素晴らしかったので、残念です・・・

Ballett-Solist Jelinek geht nach Kanada
http://www.ez-online.de/lokal/kultur/schaufenster/Artikel492096.cfm

12月21日の「オネーギン」がシュツットガルトでの最後の舞台となるとのことです。

ナショナル・バレエ・オブ・カナダもクランコの「オネーギン」がレパートリーにあり、今シーズン上演される予定ですし、今はちょうどジェイソン・レイリーが「眠れる森の美女」にゲスト出演中、とシュツットガルトとは縁の深いカンパニーではあります。

世界最高のオネーギンとタチヤーナ、イリとスージンの舞台がもう観られないかと思うと本当に寂しいです。あのようなクランコの魂が降臨したような舞台はもう二度と観られないのかもしれません・・。

追記:英語の記事があったので貼っておきます。

Jiri Jelinek joins National Ballet as principal dancer
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/20091120/ent_jiri_national_ballet_091120/20091120/?hub=EntertainmentV2?@
TORONTO — Jiri Jelinek will join the National Ballet as a principal dancer in January, artistic director Karen Kain announced Friday.

もうひとつ
Dancer leaps from Stuttgart Ballet to Toronto
http://www.cbc.ca/arts/theatre/story/2009/11/20/ballet-jelinek-national.html

11/20 シュツットガルト・バレエ「オネーギン」 Onegin Stuttgart Ballet

せっかく感想をブログに書いたのに、ココログが落ちてパーになってショックです・・・。本当はもう少し気合が入った文章だったのですが、それはまた改めて書く直すということで速報。

Staatstheater Stuttgart
Stuttgarter Ballett

Onegin by John Cranko

Onegin Jiri Jelinek
Tatjana Sue Jin Kang
Lenski Marijn Rademaker
Olga Anna Osdachenko
Gremin Nikolay Goudnov

念願だった、シュツットガルト州立劇場で観る「オネーギン」しかも、世界一のオネーギン、イリ・イェリネクと、世界一のタチヤーナ、スージン・カンのペア!さらにマイ王子のマリイン(マライン)・ラドメーカーのレンスキーという最強キャスト。苦労して見に行った甲斐がありました。本当に素晴らしいパフォーマンスで、心が震えました。

イリ・イェリネクのオネーギンはやっぱり凄い!凄すぎる!さすが世界ナンバーワン・オネーギンだけのことはある。オネーギンそのものが降臨してきたという感じで、彼のオネーギンは如才なく表面的には紳士的なのだけど、時々高すぎるプライドが顔を出して邪魔をするという感じ。でも本当に魅力的なのよね。鏡のシーンではまさに悪魔的なまでの、少々強引ながらも大人っぽくて魅惑的で、タチアーナならずともメロメロになるだろうなって思う。だけど、2幕ではついに堪忍袋の緒が切れて、ついには愛想良い大人の男性の仮面の下から、虚勢を張っている本性が顔を出してしまう。手紙を返そうとしても絶対にタチヤーナが受け取らないものだから、仕方ないなあ、とビリビリと手紙を破ってしまう。

レンスキーを殺してしまった後の静かだけど激しい慟哭、何でこのようなことにはなってしまったのか、やってはならないことをやってしまったという心からの後悔には、胸がつぶれる思いがした。姉妹たちよりも彼のほうに感情移入してしまった。

3幕での彼も、少々くたびれてはいるものの、今もなお魅力的で、タチアーナがあの優しい夫を一瞬捨ててもいいかも、とぐらりと来るのもわかる気がする。必死に懇願してはいるけれども哀れさはなくて、情熱がほとばしる感じ。やっぱり、3幕のオネーギンがあまりに老け込んでいて情けない姿になっているのって観たくない。

そしてイリのリフトって本当に凄い。3幕のあそこであんなに複雑なリフト(普通のオネーギン手紙のPDDよりも複雑なことをやっていた)ができる人ってたぶんほかにはいないんじゃないかなあ。

スージンのタチアナも素晴らしかった。繊細で少女っぽくて、控えめで晩生な感じが良く出ていたし、華やかな貴婦人への変身振りも見事。華奢な彼女は、ちゃんと若い娘に見えるのですよね。2幕で手紙を破り捨てられたときの身を震わせて泣く姿がかわいそうでかわいそうで。でも、最初は一瞬、唖然として固まっているところが凄くリアルで。この二人は本当に物語を語ることの達人で、スルスルとストーリーが中に入ってくるの。とてもわかりやすくて、説得力があって、その役を生きているって感じが良くわかった。

そしてもちろん、マイ王子さま、マライン♪今日もキラキラと美しかったです~。1幕でオルガ役のオサチェンコに顔を蹴られて、唇が腫れあがっていました・・。白い炎が立ち上るかのような激しい怒りが凄くて、オネーギンに決闘を申し込むときの顔をたたくところも激しく火花が炸裂していました。月光のソロも死に行く前の最後の輝きという感じで美しかったです~。理想主義者であんなに美しいのに、ちょっと純朴な感じなのがまたいいのですよね。撃たれて倒れるところまで繊細で綺麗だった。

シュツットガルトのオネーギンを観ちゃうと、もうほかでは見られないっていうのは良くわかります。

パリ・オペラ座昇進コンクール男子編

またまたダンソマニさんからの速報です。

昇進は以下の方々

Premiers danseurs :

1. Josuah Hoffalt

2. Vincent Chaillet

Sujets :

1. Florimond Lorieux

2. Fabien Révillon

Coryphées :

1. Yann Chailloux

2. Adrien Couvez

3. Mickaël Lafon


というわけで、最有力だったジョシュア・オファルトが昇進というのは順当ですね。彼は身長も高いし王子様も似合いそうなので期待できます。順位は以下のとおり。

Premiers danseurs :

1. Josua Hoffalt : promu

2. Vincent Chaillet : promu

3. Audric Bezard

4. Yann Saïz

5. Mallory Gaudion

6. Julien Meyzindi


Sujets :


1. Florimond Lorieux : promu

2. Fabien Révillon : promu

3. Yannick Bittencourt

4. Cyril Mitilian

5. Sébastien Bertaud

6. Marc Moreau


Coryphées :

1. Yann Chailloux : promu

2. Adrien Couvez : promu

3. Mickaël Lafon : promu

4. Alexandre Gasse

5. Erwan Leroux

6. Cyril Chockroun

ヤン・サイズとオドリック・ベザールは惜しかったですね。特にヤン・サイズは最近復活してがんばっていたようなので。ヴァンサン・シャイエは最近注目されていてフィガロにもインタビューが載っていたかな?(今手元にないのでうろ覚え)フロリアン・マニュネは試験を受けられなかったようで、残念です。

昇進された皆様、おめでとうございます!

2009/11/20

これからシュツットガルト・バレエで「オネーギン」観ます

そんなわけで、今朝シュツットガルトに到着しました。今日の夜と22日、シュツットガルト・バレエのオネーギンを観ます。キャストを見て思い立って見ることにしたので、それまで本当にバタバタでして、仕事でももう死ぬんじゃないかと思いますが、ホテルの部屋からは劇場が見えて、お天気もよくて、今のところは超幸せな気分です。

ところが、早速日本にいる友達からびっくりのニュースが届いて、皆様きっとご存知かと思いますが、東京バレエ団で「オネーギン」やるんですね。最近、中国国立バレエで上演したり、韓国ユニバーサル・バレエで上演したり(そして来年にはミラノ・スカラ座で上演)と、オネーギンの版権がやけに安売りされているかと思ったら、ついにササチューさんの念願かなっての「オネーギン」ですか。(「闘うバレエ」にも、オネーギンを今のメンバーで上演したいと書いておられましたね)

http://www.thetokyoballet.com/news/

4月 モーリス・ベジャール振付「ザ・カブキ」全幕

■公演日
2010年4月24日(土)3:00p.m./4月25日(日)3:00p.m.

■会場:Bunkamura オーチャードホール

■主な出演
由良之助:柄本 弾(4/24)、後藤晴雄(4/25)
顔世御前:二階堂由依(4/24)、上野水香(4/25)ほか


5月
「オネーギン」(東京バレエ団初演)

9-10月
「ジゼル」全幕

12月
モーリス・ベジャール振付「M」全幕

個人的には、あまり今の東京バレエ団のトップのメンバーで見たいとは思いませんが、今日早速現地での様子を伺ってみたいと思います。
もちろん、ゲストは呼ぶのでしょうね。シュツットガルト・バレエから?それともオペラ座?


2009/11/19

パリ・オペラ座昇進コンクール女子の結果

ダンソマニさんからの速報です。

Résultats - Concours Dames

Sont promues:

Première danseuse: プルミエール・ダンス-ズ
Ludmila Pagliero

Sujets: スジェ
Amandine Albisson
Héloïse Bourdon
Séverine Westermann

Coryphées: コリフェ
Laure-Adélaïde Boucaud
Aubane Philbert
Valentine Colasante

以上が昇進です。

リュドミラ・パリエロはアルゼンチン出身でチリのサンチアゴ・バレエからオペラ座に移籍した異色のダンサーで、日本ではなじみが薄いですが、去年の「天井桟敷の人々」でギャランス、「これが死か」で死、そして「ジゼル」のドゥ・ウィリなど、最近抜擢が続いているのですよね。
多分大方は、アリス・ルナヴァンを予想していたのではないかと思いますが・・。

コリフェに、「スーパーバレエレッスン」のオーバーヌ・フィルベールが昇進しました。

順位です。

Quadrilles

1. Boucaud, Laure-Adélaïde : promue
2. Philbert, Aubane : promue
3. Colasante, Valentine : promue

4. Baulac, Léonore
5. Dilhac, Leila
6. Gandolfi, Claire


Coryphées

1. Albisson, Amandine : promue
2. Bourdon, Héloïse : promue
3. Westermann, Séverine : promue

4. Lévy, Laurène
5. Guérineau, Eléonore
6. Clément, Lucie


Sujets

1. Pagliero, Ludmila : promue

2. Renavand, Alice
3. Froustey, Mathilde
4. Dayanova, Sarah Kora
5. Granier, Christelle
6. Giezendanner, Charline

有力候補のローラ・エケが直前に怪我をして不参加。アリス・ルナヴァン、マチルド・フルステ、サラ・コラ・ダヤノヴァを押しのけてパリエロが昇進なのは、ルフェーブルのお気に入りだからなのかしら?

2009/11/18

サンフランシスコ・バレエのインタラクティブ・サイトとノイマイヤー「人魚姫」

昨日のエントリでも、さまざまなバレエ団がどんどんソーシャルウェブ化を進めているという話題でしたが、今度はサンフランシスコ・バレエの話です。

サンフランシスコ・バレエが新しいインタラクティブ・サイトをオープンしました。
http://www.sfballet.org/interact/index.asp

プリンシパル・ダンサーに関しては一人一人のハイライト動画を観ることができるようになっています。バランシン作品まであってすごいです。

「Watch」では、来シーズンのハイライトと、Behind the Scenesということで、ジョン・ノイマイヤー振付の「人魚姫」のリハーサル動画を観ることができます。ノイマイヤーが振付指導する様子や、人魚姫役のヤンヤン・タンのリハーサルなど。人魚姫の東洋的メイクは彼女にはよく似合いますね。

http://www.sfballet.org/interact/watch/index.asp?bclid=49924290001&bctid=50922913001

「人魚姫」は2010年3月20日がサンフランシスコ・バレエでの初日です。ヤンヤン・タン以外のキャストはまだ未定のようですね。
http://www.sfballet.org/performancestickets/2010season/program5.asp

2010年シーズンを見ればわかるように、サンフランシスコ・バレエは基本的にはコンテンポラリーのミックスプロが中心で、来シーズンの全幕は「白鳥の湖」、「人魚姫」、「ロミオとジュリエット」(ヘルジ・トマソン振付)だけです。プログラム4では、フォーキンの「ペトルーシュカ」をカンパニー初演するようです。

サンフランシスコ・バレエも、YouTubeチャンネル、Facebook、Twitter、ポッドキャスト、ブログと積極的にソーシャルメディアに取り組んでいるカンパニーです。これからは、どこのバレエ団もこういうことに取り組んでいくべきでしょうね。

2009/11/17

ハンブルク・バレエのYouTubeチャンネル/「欲望という名の電車」リバイバル/追記カーステン・ユング

YouTubeにハンブルク・バレエのオフィシャルチャンネルがいつのまにか開設されていました。

http://www.youtube.com/user/hamburgballet

今までオフィシャルサイトにアップされていたものが中心だとは思いますが、貴重な映像が色々と見られます。

バレエ・リュスへのオマージュ(「アルミードの館」「放蕩息子」「春の祭典」)

映像がちょっと荒いのですが、でもここでしか見られないものも多いのでありがたいです。

ハンブルク・バレエ、ベルリン国立バレエ、ドレスデン・バレエ、オランダ国立バレエなどは最近YouTube、Twitter、Facebookなどで積極的に情報発信をしてくれていますね。

****

ハンブルク・バレエは現在、ノイマイヤー振付の「欲望という名の電車」を上演中です。
A Streetcar Named Desire"'Endstation Sehnsucht'"

シュツットガルト・バレエで1983年に初演され、ブランチ・デュボワ役はもちろんマリシア・ハイデでした。シュツットガルト・バレエのレパートリーとしては最近でも上演されていますが、ハンブルクで上演されるのは20年ぶりのことです。今回は、ブランチはシルヴィア・アッツオーニとジョエル・ブーローニュが演じます。

そして、スタンリー・コワルスキーは、カーステン・ユングとイヴァン・ウルバンが演じる予定でしたが、ウルヴァンが降板したため、シュツットガルト・バレエでこの役を演じていたイリ・イェリネクがゲストとして18日、22日マチネに出演します。イリ・イェリネクは20日にはシュツットガルトでオネーギンを演じるので、大忙しですね。
また、ティアゴ・ボァディンもこの作品を降板しているので、気になるところです。

http://www.hamburgballett.de/e/rep/endstation.htm

Music Serge Prokofiev "Visions Fugitives" op. 22、
Alfred Schnittke First Symphony
Choreography Staging Set Costumes John Neumeier

World Premiere
Stuttgart Ballet, Stuttgart, December 3, 1983

A Streetcar Named Desire
November 14th
Blanche DuBois: Azzoni,
Stella, Blanche's Sister: Agüero
Stanley Kowalsky: Jung,
Harold Mitchell (Mitch): Riggins
Allan Grey: Dingle, Allan's Friend: Franconi
Kiefaber: Revazov, Shaw: Stegli, A Soldier: West

November 18th
Blanche DuBois: Boulogne,
Stella, Blanche's Sister: Heylmann
Stanley Kowalsky: Jirí Jelinek as guest,
Harold Mitchell (Mitch): Franconi
Allan Grey: Stuhrmann, Allan's Friend: Revazov
Kiefaber: Hayryan, Shaw: Stegli, A Soldier: West


November 18 and 22 (matinee), 2009
Stanley Kowalsky
Jirí Jelinek (Guest) for Ivan Urban

追記:ハンブルク・バレエのカーステン・ユングを取り上げた30分番組がドイツで放映されました。全編をネットで見ることができます。可愛い二人の娘さんを幼稚園に送り迎えするや、リハーサルシーンなどいろいろと貴重な映像です。
http://www1.ndr.de/flash/mediathek/mediathek.html?media=typisch146
「欲望という名の電車」のリハーサルも少し見られます。ボクシングしていますね。振付指導に、タマシュ・ディートリッヒが来ていました。「人魚姫」の本番の舞台も!

シュツットガルト・バレエ エヴァン・マッキー、ニコライ・ゴドノフ、ミリアム・サイモン「オネーギン」デビュー

日々これ口実」ebijiさんに教えていただきました!

http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/start.htm

In subsequent performances Nikolay Godunov first assumes the title role, with Alicia Amatriain as Tatyana. In a dual role in ballet's friends are allowed to debut in January, with Myriam Simon as Tatiana, and Evan McKie as Onegin.

1月オネーギンデビューとは聞いていたのですが、バレエ団サイトでもアナウンスされたんですね。

シュツットガルト・バレエ「じゃじゃ馬ならし」動画とバランキエヴィッチのインタビュー

最近よく紹介している中国のサイトなのですが、11月8日に現地Phoenix Satellite TVで放映された「じゃじゃ馬ならし」の紹介(中国語)と、この作品の動画(スージン・カンとフィリップ・バランキエヴィッチ)、およびバランキエヴィッチのインタビュー映像がアップされていました。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_4dbd11b70100fsbv.html

こうやって見ると、フィリップってやっぱり男前ですね~。「キャタリーナとペトルーチオの話は、日常生活の話で、どこでもありえる話で、僕と僕の妻でもありえる話なんだよ。自分たちについての話だと感じてもらえるから、観客は笑ってくれるんだよ」って話しています。

マリインスキー・バレエ オールスターガラのキャスト変更とバイムラードフさん紹介

ジャパン・アーツの「バレエ・舞踊ブログ」で2つのマリインスキー・バレエ関係の情報更新がありました。


一つは「キャスト変更のお知らせ」という非常に心臓に悪いエントリで、最悪の事態ではなかったのですが、やっぱりちょっと残念なお知らせでした。

http://www.japanarts.co.jp/html/2009/ballet/mariinsky/abstracts.htm

12月11日(金)オールスター・ガラ
【ロミオとジュリエット】 
アリーナ・ソーモワ&エフゲニー・イワンチェンコ
⇒ヴィクトリア・テリョーシキナ&エフゲニー・イワンチェンコ

【別れ】
エヴゲーニャ・オブラスツォーワ&ウラジーミル・シクリャローフ
⇒「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」アリーナ・ソーモワ&レオニード・サラファーノフ

【海賊】アリ
レオニード・サラファーノフ ⇒ ウラジーミル・シクリャローフ

11日オールスター・ガラにはエフゲーニャ・オブラスツォーワが出なくなってしまうのですね。しかも「別れ」という観たことがないだけに楽しみだった作品から、ソーモワの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」になってしまうとは。以前「ゴールデン・バレエ・コースター」でソーモワとサラファーノフが踊った「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」は、今まで観た同作品の中で史上最悪のもので(もちろん、サラファーノフが悪いわけではなく、あまりにも音楽性のないソーモワに唖然としたものでした)、これをまた見せられるかと思うと眩暈がしてしまいます。

オブラスツォーワは「白鳥の湖」のパ・ド・トロワにも出なくなってしまうし、出番がずいぶん減ってしまいましたね。ロイヤル・バレエでの「眠れる森の美女」にゲスト出演する関係もあると思うのですが。それにしても、なんでジェーニャちゃんの「眠り」はびわ湖だけなんでしょうね。東京のソーモワの「眠り」はチケットが売れていなくて夢倶楽部会員のプレゼント対象演目になってしまっていましたが、ジェーニャだったらそんなことにはならなかったと思います。


一方、嬉しい方のお知らせは、ダンサー紹介にイスロム・バイムラードフさんが登場していること。
http://ja-ballet.seesaa.net/article/133088794.html
彼はマリインスキーの至宝ともいうべき、素晴らしいキャラクターダンサーなのですよね。キャラクターといっても、エスパーダなども踊っていますし、なんといっても、(この紹介文の中にもありますが)去年のマリインスキー・オペラ来日公演での「ダッタン人の踊り」の鮮やかで勇壮な踊りにはしびれました。長身で大人の男の人のカッコよさがあるんですよね。そして、エカテリーナ・コンダウーロワの夫君でもあります。長身美男美女のご夫婦なんですね。今回は「眠り」のカラボスと「イワンと仔馬」の"ずる賢い執事"役(この役名が素敵!)で出演するとのことで楽しみです。

今回、プログラムには来日ダンサー全員の写真とプロフィールを掲載するということで、ジャパンアーツさま、グッドジョブです。

******

今日、キエフ・バレエの感想を書く予定だったのですが、今仕事で相当はまっていて連日遅くまで残業している上、風邪から来る腹痛もあって、書けなくてごめんなさい。今しばらくお待ちください。

2009/11/16

ロイヤル・バレエの来日公演日決定(2010年6月) Royal Ballet Japan Tour 2010/6

NBSのサイトにお知らせが載っていました。
(先日もお知らせした、ロイヤル・オペラハウスのトニー・ホール総支配人の記者会見から)

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/cat114/post-168.html


英国ロイヤル・バレエ団2010年日本公演

「リーズの結婚」全2幕
(振付:フレデリック・アシュトン/音楽:フェルナンド・エロルド(編曲:ジョン・ランチベリー))

[公演日程] 
6月19日(土) 昼・夜、6月20日(日) 昼 - 東京 3回

「うたかたの恋」全3幕
(振付:ケネス・マクミラン/音楽:フランツ・リスト(編曲:ジョン・ランチベリー))


[公演日程] 
6月22日(火)、23日(水) 、24日(木) - 東京 3回

「ロミオとジュリエット」全3幕
(振付:ケネス・マクミラン/音楽:セルゲイ・プロコフィエフ)

[公演日程] 
6月26日(土) 、27日(日)昼・夜 、28日(月) 、29日(火)  - 東京 5回
7月3日(土) - 西宮 1回 


前売開始は2010年2月下旬を予定

***
1回だけ、西宮公演が予定されているんですね!そして「ロミオとジュリエット」が東京5回ということは、いろいろなキャストで見られるということかしら?

11月のバレエ公演チケット譲ります←終了しました

以下の公演を観に行けなくなってしまったため、ご覧になっていただける方にお譲りしたいと思います。

(すべて譲り先が決まりました。ありがとうございました)

11月23日(月・祝)14時開演 
マリインスキー・バレエ「白鳥の湖」(エカテリーナ・コンダウーロワ、ダニーラ・コルスンツェフ主演)
神奈川県民ホール S席 1階12列20番台 
定価20000円をさらに値下げして15000円で


ご希望の方は、私のプロフィール欄からメールを出せるようになっておりますので、ご連絡をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。gmailのアドレスになっています。

なお、上記東京バレエ団の「くるみ割り人形」、およびパトリック・ド・バナ振付による新作「ホワイト・シャドウ」のリハーサルの様子が東京バレエ団のブログに載っています。マニュエル・ルグリも登場しています。
http://www.thetokyoballet.com/blog/

また、マリインスキーのエカテリーナ・コンダウーロワは、ジャパン・アーツのブログで紹介されています。日本のファンへの動画メッセージつき(ダニーラがパートナーだし、観たかったです・・・)
http://ja-ballet.seesaa.net/article/131307441.html

しばらくこのお知らせをトップに置いておきます。

キエフ・バレエ「白鳥の湖」行ってきました

とてもよい公演でした。主演はエレーナ・フィリピエワとセルゲイ・シドルスキー。ナポリを菅野英男さんが踊り、素晴らしいグランピルエットで喝采を浴びていました。

前日にロイヤル・バレエの「白鳥の湖」(マリアネラ・ヌニェスとティアゴ・ソアレス主演)DVDを見たので、やっぱりロシア系の白鳥はいいな~と思ってしまいました。マリアネラは演技が濃くてテクニックが素晴らしかったのですが、やっぱり白鳥の表現はフィリピエワには全然かないません。ロイヤルの白鳥って、群舞が長い腰蓑のようなドレスなので、全然白鳥っぽくないし、群舞がそもそも合わせようとしていないもので違和感がありました。王子も、ティアゴ・ソアレスは人が良さそうで手が大きくて結構好きなのですが、シドルスキーのエレガントで端正な王子な正統派王子はまったく別物ですね。前回の来日の時よりもさらに上手くなっていて、鮮やかに5番にはいる着地も見事でした。

フィリピエワ、地方公演ではグランフェッテをしていなかったということで、今日も無いだろうと思ったら速いスピードできっちりシングルで回り始め、びっくりしました。途中でストップしてしまいましたが、でも大きな傷にはならなかったと思います。グリゴローヴィッチ版と同じ難しいヴァリエーションも綺麗に踊っていたし、演技面であまりにも素晴らしかったので。特にオデット役は、技術よりも表現力が何よりも大切だと思ったこの公演です。フィリピエワは白鳥そのものでした。

素晴らしい演奏の劇場つきオーケストラがついて、この値段とは本当にお得な公演です。

帰って感想を書こうと思ったのですが、ここしばらくの気温の変化の大きさと、毎日のヘビーな残業がたたって風邪を引き始めてしまったので、今日は寝ます。また改めて感想は書きますね。

2009/11/15

ABT北京公演の続報

14日、15日のマチネとソワレは「ドン・キホーテ」が上演されているのですが、当初14日マチネに出演予定だったコリー・スターンズが急病で出演できなくなり、代わりにデヴィッド・ホールバーグが踊ったそうです。

それから、15日のソワレは、当初の予定から変更され、各幕ごとに主演ダンサーを代えるということをやるようです。

http://www.chncpa.org/n16/n2279/n2297920/3099560.html

1幕はジリアン・マーフィとデヴィッド・ホールバーグ、2幕はミシェル・ワイルズとコリー・スターンズ、そして3幕は加治屋百合子さんとダニール・シムキン。コリーの不調とツアーだからこそ実現したことなのでしょうね。


ゲネプロの写真がこちらにアップされていました。
http://blog.sina.com.cn/s/blog_4dbd11b70100frtd.htm

また、デヴィッド・ホールバーグのバジルの写真もこちらに。王子様キャラの彼のバジルってなかなか想像つきませんが。
http://www.chncpa.org/n16/n2279/n2297920/3094502.html

ツアーに同行している写真家Gene Schaiavoneさんが撮影した、万里の長城でのABTご一行様。北京で公演をやるバレエ団は、ことごとく万里の長城観光をしているようです。

http://www.geneschiavone.com/gallery/v/eru/_DSC4683.jpg.html

国家大劇院の英語版のほうには、現地評の英訳が載っています。

http://www.chncpa.org/n457779/n457927/n458786/3086280.html


しかしオバマ大統領のアジア訪問にあわせて、こんなことを表明する中国って最悪最低の非民主的国家ですね。私はよほどのことが無い限り、中国本土には二度と行かないと思います。

China Focuses on Territorial Issues as It Equates Tibet to U.S. Civil War South
http://www.nytimes.com/2009/11/14/world/asia/14beijing.html?_r=1&scp=1&sq=china%20tibet%20civil%20war&st=cse

ロイヤル・バレエ イヤーブック2009/2010 The Royal Ballet Yearbook

来日公演の会場で販売されているのを買ったり、ロンドンに行く友達に買ってきてもらったりしていて最近ほぼ毎年買っていたロイヤル・バレエのイヤーブック。ゆうさんのSide B-alletさまで教えていただきましたが、2009/2010シーズン版はAmazon.co.jpで扱っているとのことで注文したところ、早速届きました。

ロイヤル・オペラハウスのサイトで4ページほどプレビューを観ることができました。
http://www.roh.org.uk/merchandise/display.aspx?id=643&showcase=104&category=399

今回のイヤーブックは、以前よりも版型が横長でおおきくなっています。前のシーズンを写真などで振り返る形式は前回までと同様ですが、今回は読み物が増えていて、とても面白く読むことができました。

2008/2009シーズンで引退したアレクサンドラ・アンサネッリのインタビューを読むと、彼女が抱えていた葛藤が見えてきます。絶えず怪我や病気に悩まされてきて思うように踊れなかったことが大きな原因のようでしたね。「オンディーヌ」での彼女の写真が恐ろしいほどの美しさなので、28歳という早い引退が惜しまれます。

一方で、これから大きな未来が開けている注目の若手ダンサーのインタビューも載っており、チェ・ユフィさん、エリック・アンダーウッド、そして先シーズン入団したばかりのルース・ベイリーの3人が紹介されています。ロイヤル・バレエはオペラハウスのメーンステージで年間135公演を行い、さらに小劇場であるリンドベリー・スタジオでの実験的な公演もあって、本当に公演数が多いのですね。

ユフィさんは、「眠れる森の美女」のフロリナ姫を入団一年目でナタリア・マカロワから教えられ、「エメラルド」では初演キャストのヴィオレット・ヴェルディが振付指導にやってきたとのこと。そして「ロミオとジュリエット」でシルヴィ・ギエムと同じ舞台に立てたのが感動的な経験だったと語っています。「レ・シルフィード」のリハーサル中のユフィさんの可憐なこと!

エリック・アンダーウッドはABTからロイヤルに移籍して、コンテンポラリーで頭角を現しました。このイヤーブックの表紙も飾っているほどで、どれほど期待されているかが感じられます。ABTとロイヤルでは日常もまったく違っているようで、ABTではシティセンターシーズンとMETシーズンがあって残りはリハーサルの期間ですが、ロイヤルでは常に上演があるので、昼間のリハーサルとまったく別の作品を夜上演することが当たり前だそうです。

ルース・ベイリーはロイヤル・バレエスクールのアッパースクールに在籍していたところ、いきなりメーンカンパニーに参加するように呼ばれたとのことです。アッパースクールの同学年の生徒で、ロイヤルに入団できたのは彼女を含め4人だけだったとのこと。

ロイヤル・バレエといえば、ケネス・マクミランの作品抜きに語ることができません。今年はマクミランの生誕80年ということで、彼の伝記「Different Drummer」が発売されました。1992年、「マイヤリング」の再演の初日の上演最中、マクミランは心臓発作に襲われてそのまま帰らぬ人となりました。彼の命日である10月29日に、今年ロイヤル・バレエは「マイヤリング」を上演しました。「Different Drummer」の筆者が、彼の人生について、このイヤーブックで6ページにわたって記述しています。舞台恐怖症で舞台に上がれなくなった彼に、振付家になることを勧めたのはジョン・クランコだったのですね。マクミランの伝記もぜひ読んでみたいです。

また、ポアント・シューズについて、そしてロイヤル・バレエの歴史についても文章があり、上演作品の写真も美しく、とても読み応えのある1冊となっています。団員一人一人の顔写真もあるので、映像を観るときに手元にあるととても便利です。おそらく来年6月のロイヤル・バレエの来日公演の公演会場でも販売されると思いますが、予習するのも良いと思います。

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Different Drummer: The Life of Kenneth MacmillanDifferent Drummer: The Life of Kenneth Macmillan

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2009/11/14

[パリ・オペラ座]「シンデレラ」「ジゼル」キャスト追加発表!

NBSのパリ・オペラ座バレエ団ブログで、皆様お待ちかね!の「シンデレラ」継母キャストと「ジゼル」のミルタのキャストが発表されました。

http://www.nbs.or.jp/blog/1003_parisopera/contents/2009/11/post-16.html

パリ・オペラ座バレエ団2010年日本公演

「シンデレラ」全3幕(シンデレラ/映画スター/継母)
3/12(金)6:30p.m. アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネス/ステファン・ファヴォラン
3/13(土)1:30p.m. マリ=アニエス・ジロー/カール・パケット/ジョゼ・マルティネス
3/13(土)6:30p.m. デルフィーヌ・ムッサン/マチュー・ガニオ/ステファン・ファヴォラン
3/14(日)1:30p.m. マリ=アニエス・ジロー/カール・パケット/ジョゼ・マルティネス
3/15(月)6:30p.m. デルフィーヌ・ムッサン/マチュー・ガニオ/ステファン・ファヴォラン


「ジゼル」全2幕(ジゼル/アルブレヒト/ミルタ)
3/18(木)7:00p.m. アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネス/マリ=アニエス・ジロー
3/19(金)7:00p.m. ドロテ・ジルベール/マチアス・エイマン/エミリー・コゼット
3/20(土)1:30p.m. アニエス・ルテステュ/ジョゼ・マルティネス/マリ=アニエス・ジロー
3/20(土)6:30p.m. イザベル・シアラヴォラ/バンジャマン・ペッシュ/エミリー・コゼット
3/21(日・祝)1:30p.m. オレリー・デュポン/ニコラ・ル・リッシュ/マリ=アニエス・ジロー

ジョゼの継母を楽しみにしていた方も多いと思うので、きっと、彼の出演日はチケットが売れることでしょうね。DVDで観たファヴォランの継母もとても面白くて良かったと思うけど。

あとはやっぱり、「ジゼル」のヒラリオンとペザント、「シンデレラ」の意地悪姉妹のキャストも発表して欲しいところです!


シュツットガルト・バレエの「大地の歌」「レクイエム」キャスト

シュツットガルト・バレエのマクミラン・プロのキャスト、初日だけ出ました。ケネス・マクミランの生誕80周年を記念した公演です。11月29日が初日です

KENNETH MACMILLAN: LIEDER VON LEBEN UND TOD (SONGS OF LIFE AND DEATH)
http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/english/start/news_detail.php?id=8

Das Lied von der Erde The Song of the Earth「大地の歌」
Music: Gustav Mahler
World Premiere: November 7, 1965, Stuttgart Ballet

Vocal soloists: Michaela Schuster, Johan Weigel

Der Ewige(The Eternal 死) Friedemann Vogel

1. Satz Filip Barankiewicz
Nikolay Godunov, William Moore, Damiano Pettenella, Alexander Jones, Roland Havlica

2. Satz Maria Eichwald, Elizabeth Mason, Anna Osadcenko, Myriam Simon
Nikolay Godunov, Damiano Pettenella, Alexander Jones, William Moore

3. Satz Elizabeth Mason
Julie Marquet, Christina Burnell, Magdalena Dziegielewska, Hyo-Jung Kang
Tomas Danhel, Arman Zazyan, Yaosheng Weng, Mikhail Soloviev

4. Satz Anna Osadcenko, Nikolay Godunov
Myriam Simon, Oihane Herrero, Julie Marquet, Christina Burnell, Magdalena Dziegielewska, Hyo-Jung Kang
Alexander Jones, Roland Havlica, Tomas Danhel, Arman Zazyan, Yaosheng Weng, Mikhail Soloviev

5. Satz
Friedemann Vogel
Filip Barankiewicz, Damiano Pettenella, William Moore

6. Satz
Friedemann Vogel
Maria Eichwald, Filip Barankiewicz
und Ensemble


Requiem「レクイエム」
Music: Gabriel Fauré Requiem, op 48
World Premiere November 28, 1976, Stuttgart Ballet
Vocal soloists: Olga Polyakova, Motti Kastón

1. Satz Sue Jin Kang und Ensemble

2. Satz Sue Jin Kang, Jason Reilly und Ensemble

3. Satz Sue Jin Kang, Jiri Jelinek

4. Satz Sue Jin Kang

5. Satz Alicia Amatriain und Ensemble

6. Satz Marijn Rademaker, Jiri Jelinek, Nikolay Godunov, Damiano Pettenella und Ensemble

7. Satz Ensemble


シュツットガルト・バレエのサイトには、英語版ができました。ただし、カレンダーのところ、英語版にはキャストが載っていません。
http://www.staatstheater.stuttgart.de/ballett/english/start.htm

サイトのトップには、「レクイエム」のスージン・カンの美しい写真が載っています。オールスターキャストで豪華な2本立てですね。

「大地の歌」ってシュツットガルト・バレエが初演したって知りませんでした。ダーシー・バッセルとカルロス・アコスタが踊ったロイヤル・バレエの映像しか観ていなくて。

2009/11/13

マシュー・ボーン「白鳥の湖」先行発売とロイヤル・バレエ来日公演の日程

仮チラシが配られていたマシュー・ボーン振付「白鳥の湖」の来日公演ですが、ローソンチケットから先行発売の案内が来ていました。

 <マシュー・ボーンの「白鳥の湖」2010年日本公演>

 【音楽】ピョートル・チャイコフスキー
 【演出・振付】マシュー・ボーン(1999年トニー賞最優秀演出、最優秀振付賞受賞)
 【出演】ニュー・アドベンチャーズ

 ◇日程:6/9[水]~6/27[日]
 ◇会場:東京・青山劇場(こどもの城内)
 ◇料金(税込):S席 ¥12,600/A席 ¥10,500
 ※未就学児童のご入場はご遠慮ください。
 ※入場券はお1人様1枚お求めください。
 ※音楽は録音テープを使用します。
 ※地方公演の予定はございません。

 [企画]ローソンエンターメディア
 [主催]朝日新聞社 ローソンエンターメディア キョードー東京 テレビ朝日

■先行発売情報
■受付期間:11月22日[日]10:00~11月29日[日]23:59
※下記【インターネット予約】、【店頭受付】、【電話予約】のいずれかをご利用ください。※先着順での受付となります。

【インターネット予約】
 http://l-tike.com/dm-swan/ (PC・MB共通)。
また、下記HPもご利用いただけます。
⇒キョードー東京(https://ticket.kyodotokyo.com ※パソコンのみ)

 【公演・お申込みに関するお問い合わせ】
 ローソンチケット:0570-000-407 (オペレーター 10:00~20:00)
 キョードー東京:03-3498-6666 (10:00~18:00)

今回もけっこう期間が長いので、いつごろのチケットを買うべきか悩ましいところです。しかも、後述するロイヤル・バレエと期間がかぶっています。

********
ちなみに、12月から始まるツアーのキャストはこんな感じです

http://www.new-adventures.net/news.php?id=75

The Swan/The Stranger
Richard Winsor and Jonathan Ollivier

ジョナサン・オリヴィエは元ノーザン・バレエ、元アルバータ・バレエのプリンシパルだそうです。

The Prince
Christopher Marney (London Only) and Dominic North. Sam Archer

The Queen
Nina Goldman、Charlotte Broom

シャーロット・ブルームは元クルべり・バレエ、ノーザン・バレエ

The Private Secretary
Scott Ambler Steve Kirkham

The Girlfriend
Madelaine Brennan  Kerry Biggin

おなじみのキャストもいれば新顔もいて、なかなか魅力的なメンバーです。

********
一方、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの総支配人トニー・ホールが、11月10日に都内で記者会見を行ったそうで、ロイヤル・バレエとロイヤル・オペラの来日予定がニュースになっていました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091111-00000001-pia-ent

▼英国ロイヤル・バレエ団 日本公演 6月19日(土)~7月3日(土)
「リーズの結婚」振付:フレデリック・アシュトン
「うたかたの恋」振付:ケネス・マクミラン
「ロミオとジュリエット」振付:ケネス・マクミラン

▼英国ロイヤル・オペラ 日本公演 9月11日(土)~22日(水)
「マノン」演出:リチャード・エア
「椿姫」演出:ロラン・ペリー
指揮:アントニオ・パッパーノ

まだロイヤル・バレエの細かい日程はわかりませんが、上記「白鳥の湖」と時期が重なっていますね。まだまだNBSからのアナウンスは先になるのかしら?

ABT北京公演の写真 Pictures from ABT's China Tour

出勤前なので取り急ぎリンクのみ紹介します!ミックスプロの写真です。

http://blog.sina.com.cn/s/blog_4dbd11b70100fqui.html

国家大劇院のサイトにも写真が載っていますね。
http://www.chncpa.org/n16/n2279/n2297920/3089528.html

プリンシパル7人(エルマン・コルネホ、シオマラ・レイエス、パロマ・ヘレーラ、ミシェル・ワイルス、ヴェロニカ・パルト、マルセロ・ゴメス、ジリアン・マーフィ)やスタッフの記者会見も行われたようです。
http://www.chncpa.org/n16/n2279/n2297920/3084131.html

http://www.china.com.cn/info/zhanyan/2009-11/14/content_18885582.htm

こちらは記者会見での一人一人のプリンシパルの写真があって、とても素敵です。

2009/11/12

オーレリー・デュポンとマチアス・エイマンがNYCBのオープニング・ガラで「ルビー」出演

パリ・オペラ座のオーレリー・デュポンとマチアス・エイマンが、11月24日のNYCB冬シーズンのオープニング・ガラで、ゲストとして「ルビー」を踊るとのことです。

Paris and New York to Swap Ballet Dancers
http://www.nytimes.com/2009/11/12/arts/dance/12arts-PARISANDNEWY_BRF.html

http://boxoffice.nycballet.com/nycballet/2010-winter-single-tickets/winter-opening-night-gala/11/24/2009-8-00-PM/prod101124E.html

この日は、NYCBの来日公演でも踊られたラトマンスキーの「コンチェルトDSCH」(ウェンディ・ウェーラン、ベンジャミン・ミルピエ、アシュレー・ボーダー、ゴンザロ・ガルシア、ホアキン・デ・ルースというオールスターキャスト)とピーター・マーティンスの新作も踊られるそうです。

一方、NYCBのアシュレー・ボーダーとゴンザロ・ガルシアは、パリ・オペラ座のゲストとして11月12日(今日ですね)の「ジュエルズ」のうち「ルビー」の主役ペアを踊るとのこと。

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/Saison_2009_2010/decouvrir/index.php?lang=fr&CNSACTION=SELECT_CONTENT&content_id=1076&content_type=text&event_id=425&selected_season=354663924

この日のキャストはこんな感じ。

12 novembre 2009 a 19h30IER

エメラルド
PAS DE DEUX EMERAUDES FEMME Melanie Hurel
IER PAS DE DEUX EMERAUDES HOMME Mathieu Ganio
2EME PAS DE DEUX EMERAUDES FEMME Clairemarie Osta
2EME PAS DE DEUX EMERAUDES HOMME Benjamin Pech
PAS DE TROIS EMERAUDES FEMME Sarah Kora Dayanova Pauline Verdusen
PAS DE TROIS EMERAUDES HOMME Julien Meyzindi

ルビー
COUPLE RUBIS FEMME Ashley Bouder*
COUPLE RUBIS HOMME Gonzalo Garcia*
LA SOLISTE RUBIS Stephanie Romberg

ダイヤモンド
COUPLE DIAMANTS FEMME Marie-Agnes Gillot
COUPLE DIAMANTS HOMME Karl Paquette

こういうダンサー交流は面白いし、いい試みですよね。

ロベルト・ボッレのブルース・ウェーバー撮影写真がVANITY FAIRに/ザハロワとの「ジゼル」

写真家ブルース・ウェーバーがロベルト・ボッレを撮影した写真集「Roberto Bolle: An Athlete in Tights」の写真のプレビュー5枚が、VANITY FAIRのサイトに掲載されています。あまりにも美しいですね~。

http://www.vanityfair.com/online/culture/2009/11/09/bruce-weber-on-robert-bolle.html

Amazon.comからは、発売が12/20に延期になったというメールが来ていましたが、ドイツの版元からはすでに発売されていて直接購入できるようです。(Roberto Bolle Fans & Friendsサイトより)

http://www.teneues.com/shop-int/books-int/single00/?no_cache=1&item=102804&tx_t3nav_displaymode=&cHash=8bcdb13891

ついでに、ミラノ・スカラ座での「ジゼル」(スヴェトラーナ・ザハロワ共演)の映像と、インタビュー映像もご紹介(イタリアのテレビ局Skyより)あまりにも美しいペアですね・・。
http://tg24.sky.it/tg24/spettacolo/2009/11/04/milano_balla_con_bolle.html

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2009/11/10

Dance Cube Vol.83(2009年11月10日更新)

チャコットのDance Cube Vol.83(2009年11月10日更新)がアップされたのですが、ひとつだけツッコミをいれておきます。

http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-tokyo/

「ガルシア・マルケスのジュリエットを輝かせた熊川版『ロミオとジュリエット』

さて、いつ修正されるのでしょうか?

しかも本文も全部ガルシア・マルケスになっています…もちろん正解はロベルタ・マルケスです。

せっかく写真は素敵なのに。

***

それはさておき、このDance Cubeに載っているマニュエル・ルグリのインタビューは非常に読み応えがあります。来年は4月のジェローム・ロビンスの『イン・ザ・ナイト』を踊る予定とのことだそうです。

http://www.chacott-jp.com/magazine/interview-report/interview/post-18.html

ルグリのオフィシャルにも情報あり
http://www.manuel-legris.com/actualite.html

Paris Opéra Garnier, les 13 et 16 Décembre, 12月13日と16日
Soirée Ballets Russes "Petrouchka" 「ペトルーシュカ」

Paris Opéra Garnier, Avril 2010, 2010年4月
Soirée Jerôme Robbins (Dates et partenaires à confirmer) ジェローム・ロビンスの夕べ
"In the night" 3ème pas de deux 「イン・ザ・ナイト」第3パ・ド・ドゥ


それから、パリ・オペラ座の「ジゼル」の写真もとても素敵ですね~。
http://www.chacott-jp.com/magazine/world-report/from-paris/

2009/11/09

ナタリー・ポートマン主演映画「Black Swan」にウィノナ・ライダーも出演

「レクイエム・フォー・ア・ドリーム」や「レスラー」の監督であるダレン・アロノフスキー監督の新作が、バレエ界を舞台にしたスーパーナチュラル・スリラーで、ナタリー・ポートマン主演であることは以前お知らせしましたが、キャスティングが着々と決まってきているようです。

http://www.firstshowing.net/2009/11/08/winona-ryder-vincent-cassel-cast-in-aronofskys-black-swan/

こちらの記事によると、ウィノナ・ライダーとヴァンサン・カッセル(モニカ・ベルッチの夫:修正しました)、そしてバーバラ・ハーシーが出演するとのことです。ウィノナの役は、ナタリー・ポートマン演じるヒロインの友人役です。キャリアが終わりに近づいているベテランのバレリーナで、みんなにオデットの後釜を狙われている役なのだそうです。また、ヴァンサン・カッセルは、新しいプロダクションの邪悪な芸術監督とのこと。

それにしても、ウィノナ・ライダーのニュースを聞くのは久しぶりのような気がします。

撮影開始は数週間後にニューヨークで予定されており、NYCBが協力しているそうです。ベンジャミン・ミルピエがナタリー・ポートマンのバレエ指導を担当しているとか。

http://www.imdb.com/title/tt0947798/

エトワール・ガラ2010のチケット発売予定と日程/イザベル・シアラヴォラのインタビュー

Bunkamuraのサイトに、「エトワール・ガラ2010」のチケット発売情報とスケジュールが掲載されていました。

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/shosai_10_etoiles.html

2010年7月28日(水) 19:00、29日(木) 19:00 - Aプロ
2010年7月30日(金) 19:00、31日(土) 14:00 - Bプロ
2010年8月1日(日) 14:00 - Aプロ

全5回公演です。

出演: マリ=アニエス・ジロ、マチュー・ガニオ、バンジャマン・ペッシュ、マチアス・エイマン、イザベル・シアラヴォラ、ドロテ・ジルベール (以上 パリ・オペラ座バレエ団 エトワール) エレオノラ・アバニャート(パリ・オペラ座バレエ団 プルミエール・ダンスーズ)、 シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ(以上 ハンブルク・バレエ団 プリンシパル) イリ・ブベニチェク(ドレスデン・バレエ団 プリンシパル)

料金 S¥15,000 A¥11,000 B¥8,000円、S席セット券¥28,000 (税込)
※セット券はBunkamuraチケットセンターのみ取扱いとなります。

チケットメイト専用先行販売 2010/2/27(土)

一般発売 2010/3/13(土)

チケット取扱い
Bunkamuraチケットセンターでのお申込み

お電話でのお申込み
Bunkamuraチケットセンター<10:00~17:30>
03-3477-9912<3/13(土)発売初日特別電話>
03-3477-9999<3/14(日)以降残席がある場合>

チケットカウンターでのお申込み
Bunkamuraチケットカウンター <10:00~19:00>

※本公演のBunkamuraでの一般発売初日3/13(土)は、Bunkamuraチケットカウンター及びBunkamuraチケットセンター特別電話での受付となります。

******

エトワール・ガラと出演メンバーがかなり重なっているパリ・オペラ座の来日公演のブログが更新されていました。

イザベル・シアラヴォラのインタビュー
http://www.nbs.or.jp/blog/1003_parisopera/contents/2009/11/post-12.html

「ジゼル」の写真が2枚載っていますが、とても華奢でラインが美しいですよね。パリ一の脚線美を誇ると言われる美女なのに、インタビューを読むとどこか気さくで率直な感じなのが素敵です。


それから、「シンデレラ」のダイジェスト映像も。こちらは、発売済みのDVDからの映像からと思います。アニエス・ルテステュとジョゼ・マルティネスの長身コンビはさすがに美しいです。
http://www.nbs.or.jp/blog/1003_parisopera/contents/2009/11/post-11.html

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映画「パリ・オペラ座のすべて」2回目 La Danse Le Ballet de l'Opera de Paris

連日大混雑が続いているという映画「パリ・オペラ座のすべて」、やっとル・シネマに観に行きました。試写会で1回観ていて、感想も書いているので、詳しくはそちらを見ていただければ。

http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2009/09/le-ballet-de-lo.html

P1040868s

(アニエス・ルテステュ、ジョゼ・マルティネス、マチュー・ガニオ、オーレリー・デュポンのサイン入りポスターが飾ってありました)

やはり大混雑でした。12時半に行ったのですが、1時20分の回は当然満席で、4時半の回で51番。4時間近くも友達と時間をつぶすことになりました。ル・シネマのサイトによれば、12月上旬までは確実に上映するそうです。

冒頭の「ジュニュス」のリハーサルの字幕はやはり直っていなくて、ステファン・ビュヨンの字幕がヤン・ブリダールとなっていました。(場内に修正の掲示あり) パンフレットがなかなかよくできていて、各演目の説明、エトワールの紹介、そしておおよそのあらすじなどが書いてあります。そのあらすじでは、ちゃんとステファン・ビュヨンになっていました。ただし、そこにも間違いが一つあって、最後の方に「パキータ」のパ・ド・トロワを与えられて喜んでいる女性ダンサーは、マチルド・フルステーではなく、サラ・コラ・ダヤノヴァです。今ちょうどNYでも劇場公開中で、NYTimesを始め、絶賛されているようなのですが、英語版に関しては、ダンサーのテロップすらないようです。

Creating Dialogue From Body Language
http://movies.nytimes.com/2009/11/04/movies/04danse.htm
Yes, this is one of the finest dance films ever made, but there’s more to it than that

印象に残った点としては、まずは「メディアの夢」のアリス・ルナヴァンがぞっとするほど妖しく美しいこと。伸びやかなプロポーションと艶やかな黒髪、ザ・アジアン・ビューティで、イアソンならずとも夢中になってしまうことでしょう。同じく「メディアの夢」のデルフィーヌ・ムッサンの子殺しのシーン。最初に見たときも衝撃的でしたが、今回も強烈で、彼女の凄まじい演技力が迫ってきました。実際に子供を持つ母親ならではの演技だと感じられました。

La_danse___le_ballet_de_l_opera_de_
(これはヤン・ブリダールとエミリー・コゼット)

それから、3ヶ月くらいの期間の間に、これだけ多くの作品のリハーサルが繰り広げられ、2,3年後に上演される作品の打ち合わせが行われ、そして実際の舞台も上演されているパリ・オペラ座が(ストなどがあったものの)ちゃんと運営されているということには驚かされます。ブリジット・ルフェーブルは、何かと批判されがちな人ではありますが、この巨大な組織を統率する手腕はたいしたものです。この映画の中では、彼女は、ダンサーや教師、スタッフ、振付家などの言葉に耳をそばだて、理解のある大人の女性というふうに描かれていますが、実際のところはどうなのでしょうか。非常にしたたかで頭のいい人であることは間違いありません。

また、ダンサーや振付家、教師に限らず、衣装やメイクのスタッフ、レッスン・ピアニスト、蜂の飼育係、掃除人(その多くが有色人種であることが何かを物語っています)、料理人や食堂のスタッフ、修理の人、秘書などなど、想像できないくらい多くの人々がこのパリ・オペラ座に関わっていることにも改めて驚かされます。

試写会を見たときにはあまり詳しい情報が入っていなかったのですが、パンフレットなどでも予習したので、最初の方の男性の群舞の振付指導をしているのが、マッツ・エック本人なのがやっとわかりました。(途中で出てくる「ベルナルダの家」の女性ダンサーに振付指導している東洋人の女性は、日本人の方なのですね)「ベルナルダの家」、実際の舞台を観るチャンスは滅多に無いだろうけど見てみたい!ルグリの雄たけびは強烈でした。

「パキータ」のパ・ド・トロワの指導で、ローラン・イレールに、「コラ!」と呼ばれているサラ・コラ・ダヤノヴァとともに指導されているのは、シモン・ヴァラストロでした(パンフレットには記述なし)。背があまり高くなく、髪形が似ているので一瞬マチアス・エイマンに見えてしまいます。

「ジュニュス」で振付のウェイン・マクレガーが、マチアス・エイマンのことを「マット」、ドロテ・ジルベールのことを「ドロシー」と英語風の名前で読んでいるのがちょっと可笑しかったです。マクレガーは気さくそうなお兄さんですね。「ジュニュス」もとてもユニークな動きで面白そうな作品なので、ぜひとも観てみたいです(今上演中ですけど-11月7日が初日)。

でも、現実に私たちが観ることができるパリ・オペラ座は、来年3月の来日公演の「ジゼル」と「シンデレラであって、この映画にたくさん出てきた斬新な作品群でないことがちょっと残念です。一日くらい、コンテンポラリーのミックスプロをやればいいのに、と思ってしまいました。

2009/11/08

11/6 Kバレエ カンパニー 「ロミオとジュリエット」 K-Ballet Company Romeo and Juliet

Tetsuya Kumakawa K-BALLET COMPANY 10th Anniversary Tour
熊川哲也 Kバレエ カンパニー 10周年記念全国ツアー
【新作バレエ】  ロミオとジュリエット

[演出・振付]熊川哲也 
[音楽]セルゲイ・プロコフィエフ 
[美術・衣裳]ヨランダ・ソナベンド
[衣装デザインアシスタント]マシュー・ディーリー

【キャスト】 
ジュリエット:康村和恵
ロミオ:熊川哲也
マキューシオ:橋本直樹
ティボルト:清水健太
ベンヴォーリオ:伊坂文月
ロザライン:松岡梨絵
パリス:ニコライ・ヴィユウジャーニン
キャピュレット卿:スチュワート・キャシディ
キャピュレット夫人:ニコラ・トラナ
乳母:樋口ゆり

指揮:福田一雄

一緒にこの舞台を観た友達と話していたのだけど、プロコフィエフの音楽に基づいた「ロミオとジュリエット」って、実はすごく多くの作品があるのだ。ラヴロフスキー版から始まって、クランコ版、マクミラン版、ヌレエフ版、ドゥアト版、マイヨー版、プレルジョカージュ版、ノイマイヤー版などなど。それだけ、プロコフィエフの音楽は振付家の想像力を掻き立てるものだということだろう。

熊川哲也の演出によるこの「ロミオとジュリエット」、何か問題があるとしたら、音楽の使い方というか音楽性にあると思った。マクミラン振付の「ロミオとジュリエット」にすっかり慣らされた身としては、あの作品の音楽の使い方がいかに見事であるかを再認識することになった。音楽の順番を入れ替えることは、少々違和感があるものの、否定しようとは思わない。ただ、全体的に音楽の演奏がすごく速くて溜めがなく、メリハリも重厚さもない感じな上、音楽性の問題というか、音楽に合っていない振付が散見される。

ドラマも比較的あっさりとしていて、十分盛り上がらなかったように感じられた。その代わり、演出は非常にわかりやすく、誰にでも、何が起きたのかはたやすく理解できる仕上がりになっている。ジュリエットの死を知らせる手紙がロミオに渡されるといった細かいところにも気を使っている。

マキューシオの道化のような衣装以外は、衣装のセンスが良くて素敵だったし、舞台装置も、回廊の上にバルコニーがあり、曲線を描く階段を場面ごとに移動させるという工夫を凝らすことで舞台に立体感を作っていて良かった。

全体的に、群舞を含めて男性ダンサーの踊りを前面に出した作品だ。K-Balletは男性ダンサーの方が充実しているということもあるだろう。それが特に前半部に疾走感と熱気を作り上げることに成功している。熊川さんの振付であり、、また彼を目当てに観客が来ているということもあって、ロミオは最初から最後まで踊る踊る。熊川さん、怪我によるブランクも年齢もまったく感じさせないで、絶好調だった。ピルエットもトゥールザンレールも鮮やかで、脚が綺麗に伸びている。テクニックに関しては世界でも超一流だろう。反面、彼のテクニックばかりがちょっと目立ってしまった感もある。

ベンヴォーリオの伊坂文月さん。私はあまりK-Balletを観ないので初めて認識した名前だったけど、技術的に光るものがあり、華もあって魅力的だった。席がちょっと遠かったこともあり、実は途中まで、どちらがベンヴォーリオで、どちらがマキューシオなのかわからなかったりした。というのも、マキューシオの衣装がちょっと道化っぽく、また意外と踊りの見せ場が無かったからだ。最大の見せ場は断末魔の苦悶だというのが、せっかく踊れる橋本さんをマキューシオ役に起用しているのにもったいない。

マキューシオとティボルト、ティボルトとロミオの決闘シーンのフェンシングは非常に迫力があって、気合が入っているのがよくわかった。回廊の上でフェンシングが始まるというのも、立体的に舞台を見せることができていて良い演出。ティボルトの清水さんもすごく踊れる人なので、踊りの少ない(でも他の版よりはちょっと多い)ティボルトなのがもったいなかった。演技は濃くて、悪い人っぽくて良かったと思うんだけど。

熊川さんのロミオは、予想通り、俺様でやんちゃで血の気の多いロミオだった。熊川さん演出の「ロミオとジュリエット」だから、当然そういう役作りになるだろうなと予想していたら、期待を裏切らなかった。そういう熱いロミオというのも「あり」かなと思う。ジュリエットとの別れ際に投げキッスを飛ばすようなロミオって、初めて観たけど。ジュリエットの墓所でパリスと派手な格闘を繰り広げるのは、いかにも熊川さんらしくて面白かったし。
ただ、「ロミオとジュリエット」って私はジュリエットの物語だと思うから、ロミオがあまりにも前面に出すぎて、特に1幕ではジュリエットの影が薄いのがバランス的によくないように思えた。

そのジュリエット役の康村さんが素晴らしかったのが、全体的な公演の満足度を上げていた。外見的にも華奢で可愛らしい康村さんは純粋無垢なイメージがジュリエット役にぴったり。とても繊細ではかなげな中にも、芯の強さを感じさせてくれていた。毒薬を手にしてから、飲み込むまでの心の動きも細かく描き出しており、短い期間の間に駆け抜けるように成長していった少女の心の旅路が見えてくるようだった。仮死状態から目が覚めて、ロミオの死体を見つけたときの絶望の表現も、それほど大きく口を開けて叫んでいるわけではないのに、あまりにも悲痛な叫びが聞こえてきた。ロミオの手を添えて、ナイフを突き刺すところも印象的。

それだけに、1幕でジュリエットの見せ場が少ないのが惜しい。バルコニーのパ・ド・ドゥも、アイスダンスのような複雑なリフトが見られたり、非常に手が込んでおり康村さんの素晴らしいテクニック、美しいアラベスクのラインが際立っていたけれども、二人の心が一つになっていくようには見えなかった。バルコニーシーンに関しては、やっぱりマクミラン版が最強だと改めて思った。康村さんより演技力の無いバレリーナがジュリエットを演じたら、ますますジュリエットの影が薄くなってしまうのではないかと思ってしまう。

この作品、ロザラインがかなり踊るのが異色の演出である。ロミオがかなり具体的にロザラインにアプローチしており、二人が踊るシーンも用意されている。彼女からジュリエットへとロミオが心変わりすることをはっきりと描くことによって、ジュリエットへの熱い思い、真実の愛に目覚めたことを強調させようとしたのだと思うけど、この点は必ずしも成功していない。ティボルトが死んだ後に、まず彼の亡骸に駆け寄るのがロザラインなので、実は彼女はティボルトの恋人だったのか?と思ってしまった。ただ、このような変化球を物語の中に入れてみたという熊川さんの創意工夫と意欲は買いたい。

そんなわけで、この「ロミオとジュリエット」には、プロコフィエフの音楽を十分生かしきれていないところと、ジュリエットが意外と影が薄いことなどの問題点はある。スピーディなあまり、さくさくと物語が進んでいって余韻に浸る余裕が無いことも、もったいないと思う。だけど、マクミラン、クランコといった定番がある中で、新しい振付に挑んだ熊川さんは賞賛されてしかるべきだと思う。そして康村さんの素晴らしさが、この作品のなかで特にキラリと光っていた。

2009/11/07

「マニュエル・ルグリの新しき世界」公演サイトとチラシ

今日はK-Balletの「ロミオとジュリエット」を観に行きました。

スピーディな展開で、疾走感があったのは良かったけどややあっさり風味で物足りないところも。熊川哲也さんは踊りは絶好調のようで、怪我から見事に復帰し、年齢からは想像的無いくらいの高度な超絶技巧を連発。やんちゃなロミオでした。康村和恵さんのジュリエットは、とても純粋で繊細な役作り。アラベスクがとても綺麗なんですね。彼女の演技には説得力があり、素晴らしかったです。あとは、男性ダンサーが踊る踊る!ロザラインも踊る踊る。この解釈だと、ティボルトの愛人だったのはキャピュレット夫人じゃなくてロザラインだったのかしら?なお、キャピュレット夫人を演じていたのは元ロイヤル・バレエのニコラ・トラナで、彼女は2006年のニューアドベンチャーズ「くるみ割り人形」来日公演で女王役を踊っていたんですよね。キャピュレット夫人役も威厳の中に愛があって素敵でした。

本当は感想を書きたいところなんですが、終わった後友達と食事をして、帰宅しようとしたところ電車が沿線火災で大幅に遅延し、終電に乗り遅れてしまって遅いので、明日改めて書きますね。

****

会場で配られたチラシの中に、「マニュエル・ルグリの新しき世界」のチラシがありました。マニュエルのポートレートと「オネーギン」のアデューの写真を組み合わせたもの。中面には、東京バレエ団へのリハーサルの様子の写真も載っていました。出演ダンサーのプロフィールと写真も載っていて、デヴィッド・ホールバーグのポートレートが少女マンガから抜け出たように超麗しいです。

また、NBSの「マニュエル・ルグリの新しき世界」公演サイトもオープンしていました。
http://www.nbs.or.jp/stages/1026_legris/index.html

Bプロのところには、他の出演ダンサーのプロフィールも掲載されています。ヘレナ・マーティンは、スペイン舞踊界の方だったのですね。美しい人です。シルヴィ・ギエムとの久しぶりの共演についても、ルグリがサイトで語っています

ところで、気になるデヴィッド・ホールバーグとギョーム・コテが出演する予定の「失われた時を求めて」(Bプロ演目)ですが、振付はローラン・プティ、音楽がガブリエル・フォーレとなっています。

そして、この二人が参加しているKings Of The Danceのブログに、ギョーム・コテがKings Of The Dance公演で「失われた時を求めて」のモレルとサン=ルーのパ・ド・ドゥ(天使たちの闘争)を踊ると書いてありますね。したがって、「マニュエル・ルグリの新しき世界」でも、彼らはこのパ・ド・ドゥを踊る可能性が高いものと思われます。これはとても楽しみですね!草刈さんの「エスプリ」公演でマッシモ・ムッルとイーゴリ・コルプが踊った「モレルとサン=ルーのパ・ド・ドゥ」とは、また全然違ったものになりそうです。
(なお、Kings Of The Danceの11月11日のモスクワ公演では、このパ・ド・ドゥはデニス・マトヴィエンコとデヴィッド・ホールバーグ、12,13日はホセ・カレーニョとデニス・マトヴィエンコが踊るとのこと)
http://community.livejournal.com/kingsofthedance/15466.html


なお、Kings Of The Danceブログのこのエントリでは、マルセロ・ゴメスとギョーム・コテがナチョ・ドゥアト振付の「レマンゾ」のリハーサルをしている写真が載っています。ギョーム・コテが、ABTの映像ではマラーホフが踊ったパートを踊るのかしら?
http://community.livejournal.com/kingsofthedance/18813.html

また、チラシと同時に配布された最新のNBSニュースでは、ルグリのコメントが載っています。ルグリがパトリック・ド・バナに注目するきっかけとなったのが、アニエス・ルテステュとバナが共演した「マリー・アントワネット」だとのこと。また、フリーデマン・フォーゲル、ギョーム・コテ、デヴィッド・ホールバーグの3人については、「容姿の美しい王子様タイプ」とした上で、彼らが別々のタイプの作品を踊ることによって、それぞれの個性が際立ってくるのだと語っています。

しかし、気になるのが、「Aプロはテープ演奏、Bプロは「三人姉妹」と「アザーダンス」のみピアノ演奏」とあること。悪夢のバレエフェスに続き、また、あの超絶下手糞ピアニストの演奏を聴かされるのでしょうか?

2009/11/05

英国National Dance Awards2009ノミネーション

英国のダンス関連の賞でも大きなもの、National Dance Awardsの2009年のノミネートが発表されました。

http://www.nationaldanceawards.com/dance/index.htm

Best Female Dancer
Leanne Benjamin (Royal Ballet), Elena Glurdjidze (English National Ballet) and Daria Klimentova (English National Ballet)

Best Male Dancer
Federico Bonelli (Royal Ballet),, Colin Dunne (Freelance) and Paul Liburd (Scottish Ballet)

Best Choreography (Classical)
David Dawson for Faun(E)
(English National Ballet),
Wayne Mcgregor for Infra
(The Royal Ballet)
Liam Scarlett for Consolations And Liebestraum
(The Royal Ballet, Linbury Theatre)

Best Foreign Dance Company
The Forsythe Company, Merce Cunningham Dance Company and Royal Ballet of Flanders

Outstanding Male Performance (Modern)
Robin Dingemans (Freelance), Thomasin Gulgec (Rambert Dance Company) and Dominic North (New Adventures)

Outstanding Female Performance (Classical)
Martina Forioso (Scottish Ballet), Melissa Hamilton (The Royal Ballet) and Sarah Kundi (Ballet Black)

Outstanding Male Performance (Classical)
Tobias Batley (Northern Ballet Theatre), Esteban Berlanga (English National Ballet) and Sergei Polunin (The Royal Ballet)

Outstanding Company
Ballet Black, Morphoses / The Wheeldon Company and Scottish Ballet

受賞者の発表は例年1月となっています。
ニューアドベンチャーズのドミニク・ノースが、エドワード・シザーハンズの演技により、モダン部門でノミネートされていますね。
http://www.new-adventures.net/news.php?id=82


2009/11/04

新国立劇場バレエ「カルミナ・ブラーナ」ゲストダンサー決定

来年5月に上演される「カルミナ・ブラーナ」のゲストキャストが発表になっていると、お友達に教えていただきました(ありがとうございます)

http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000884.html

待望の再演となるデヴィッド・ビントレーの「カルミナ・ブラーナ」のゲストダンサーが決定しましたのでお知らせします。

■運命の女神フォルトゥナ:ヴィクトリア・マール(バーミンガム・ロイヤル・バレエ ファーストソリスト)Victoria Marr
■神学生3:ロバート・パーカー(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)Robert Parker

「カルミナ・ブラーナ」は2005年に初演され大好評を得た作品で、新国立劇場バレエ団と2010/2011シーズンより芸術監督に就任するデヴィッド・ビントレー氏が出会った記念すべき作品でもあります。
当作品は3人のオペラ歌手、新国立劇場合唱団と新国立劇場バレエ団が共演する豪華な舞台でもあります。
ぜひご期待ください。

■出演日程

【フォルトゥナ】
ヴィクトリア・マール(5月1・3日)
湯川麻美子(5月2(マチネ)・4日)
小野絢子(5月2(ソワレ)・5日)

【神学生1】
グリゴリー・バリノフ(5月1・3日)
吉本泰久(5月2(マチネ)・4日)
福岡雄大(5月2(ソワレ)・5日)

【神学生2】
八幡顕光(5月1・3日)
福田圭吾(5月2(マチネ)・4日)
古川和則(5月2(ソワレ)・5日)

【神学生3】
ロバート・パーカー(5月1・3日)
芳賀 望(5月2(マチネ)・4日)
山本隆之(5月2(ソワレ)・5日)

【恋する女】
さいとう美帆(1・3日)
高橋有里(2(マチネ)・4日)
伊東真央(2(ソワレ)・5日)

【ローストスワン】
本島美和(1・3日)
寺島まゆみ(2(マチネ)・4日)
川村真樹(2(ソワレ)・5日)


ボリス・エイフマンの「アンナ・カレーニナ」といい、今回の「カルミナ・ブラーナ」といい、ゲストダンサーに有名ダンサーではなく、振付家の意図を正確に伝えられるカンパニーのダンサーを起用するということはとても良いことだと思います。
新国立劇場のダンサーたちにとっても、きっと得るところが多いのではないでしょうか。

ブベニチェクとドレスデン国立歌劇場バレエ団の俊英たち

イリ・ブベニチェク出演の公演「ブベニチェクとドレスデン国立歌劇場バレエ団の俊英たち」についてお知らせいただきました。

2010 1/23(土) 24(日) 各日15:00開演 全2回公演
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
一般料金 S席 8,000円、 A席 6,000円、 学生A席 3,500円

Dresden SemperOper ballett
Ballettdirektor Aaron S. Watkin

ドレスデン国立歌劇場バレエ団
[プリンシパル]イリ・ブベニチェク、ギィ・アルブイ
[ファースト・ソリスト]エレナ・ヴォストロティナ、カテリーナ・マルコフスカヤ
[セカンド・ソリスト]スヴェトラーナ・ギレヴァ、オレグ・クリィミュク、ヨン・ヴァイェホ
[コリフェ]浅見紘子、ドゥオシー・ジュウ、イシュトヴァン・シモン、クラウディオ・カンジアロッシ
[コール・ド・バレエ]ラケル・マルティネス

ハンブルク・バレエ団
[プリンシパル]オットー・ブベニチェク ほか

ブベニチェクとドレスデン国立歌劇場バレエ団の俊英たち

ブベニチェク兄弟とドレスデン国立歌劇場バレエ団ダンサーらが贈る ヨーロッパ現代バレエの新しい息吹。
ノイマイヤー、キリアン、フォーサイスに続く次代の振付家イリ・ブベニチェクと 注目の新生ドレスデン国立歌劇場バレエ団選抜ダンサーが集結。2010年新春、来日公演決定!

彩の国バレエ・ガラ
Jiri + Otto Bubencek & Selected Dancers of Dresden Semperoper Ballet

ル・スフル・ドゥ・レスプリ─魂のため息─ (日本初演)
Le Souffle de l`Esprit(2007年) ※最後のパートは、『カノン』として「エトワール・ガラ2008」にて上演
振付:イリ・ブベニチェク

ステップテクスト ドレスデン国立歌劇場バレエ団 "特別ヴァージョン"
Steptext special version for Dresden Semperoper Ballet (2004年)
振付:ウィリアム・フォーサイス

辿り着かない場所(日本初演)
Unerreichbare Orte (2005年)
振付:イリ・ブベニチェク

フィナーレ(出演ダンサー全員による)
Finale

チケット発売:メンバーズ200911/22(日)/一般11/27(金)

チケット取扱:
彩の国さいたま芸術劇場 0570-064-939(10:00〜19:00) http://www.saf.or.jp/(インターネット予約)
電子チケットぴあ 0570-02-9999【Pコード:400-040】 http://pia.jp/t/
イープラス http://eplus.jp/(PC&携帯)
お問い合わせ: 彩の国さいたま芸術劇場 0570-064-939(10:00〜19:00)

主催:財団法人埼玉県芸術文化振興財団 文化庁
企画・制作:財団法人埼玉県芸術文化振興財団
協力:ベルチェアソシエイツ 

イープラスのサイトに載っていました。
http://eplus.jp/sys/T1U90P006001P0050001P002034957P0030001P0007P0010137P0491

彩の国さいたま芸術劇場 大ホール (埼玉県)
10/1/23(土)〜10/1/24(日)15:00開演
■ 09/11/23(月)10:00〜09/11/25(水)18:00 座席選択先行
■ 09/11/27(金)10:00〜10/1/20(水)18:00 一般発売

イリ&オットーのブベニチェク・ツインズとドレスデン・バレエが来てくれるんですね!嬉しいです。しかも、あの素晴らしい作品「カノン」を踊ってくれるのが、またとても嬉しいことです。

パリ・オペラ座2012年に米国ツアー予定/ルフェーブルのインタビュー

アメリカのメディアで、「パリ・オペラ座のすべて」プロモーション関係でオペラ座芸術監督ブリジット・ルフェーブルのインタビューが載っていました。芸術監督の仕事やこの映画のことなどについて話していますが、その中で、2012年にオペラ座がニューヨークとワシントンDCで公演を行うと話しています。

Epoch Times - A Chat With the Artistic Director of the Paris Opera Ballet

http://www.theepochtimes.com/n2/content/view/24675/

パリ・オペラ座が米国公演を行うのは大変久しぶりです。(1996年以来)。ワシントンの会場はケネディセンターでの公演のはずですが、ニューヨークはどこなのでしょうか。

ニューヨークで古典バレエ公演に適した劇場は、メトロポリタン・オペラとNYCBのニューヨークステイトシアターしかなく、空いている期間が非常に短いので(そのためニューヨークでのバレエ引越し公演はとても少ない)、ABTのMETシーズンが終わった後の7月でしょうか?まだ二年以上先で、鬼が笑う話ですが。


インタビューの中で、ルフェーブルは、特に好みの振付家というのはいないと語っています。振付家は、オリジナリティがあり、詩的であると同時に、現実的であることとも上手く折り合いをつけることが必要であると。オペラ座で振付ける振付家の条件として、振付家自身がテクニックをもつ良いダンサーであり、ダンサーたちとコミュニケーションできるヒューマンスキルも持っていることを挙げています。

またルフェーブルは、カンパニーのダンサーを支援することを楽しみ、特に若いダンサーを育てることを大切に思っているとのこと。「それは私の仕事の一部だから」。そして自信を失ってきているベテランのダンサーについては、「彼らのニーズも尊重しなければならないけど、カンパニーのニーズも大事なのよ」と語っています。

インタビュアーが、ルフェーブルが選んでいるオペラ座のレパートリーは古典よりもコンテンポラリー寄りになっているのでは、と聞くと彼女は反論しました。「古典の技術は、オペラ座バレエの全ての作品において、基礎であり土台なのです。これらの基本があってこそ、彼らはより先に進むことができて、ダンスは埃をかぶって古びた芸術ではなく、現代に結びついていることを示すことができるのです。私は、ダンスを現代の芸術として見ています。そして、作品の中に熱気と情熱を見たいのです」

2009/11/03

「バレエ・リュス」のジョージ・ゾリッチ逝去 George Zoritch Passed Away

バレエ・リュス・ド・モンテカルロの中心スターで、映画「バレエ・リュス、踊る歓び、生きる歓び」にも出演していたジョージ・ゾリッチが11月1日に亡くなりました。92歳でした。

http://www.azstarnet.com/metro/315926

「バレエ・リュス」の宣伝ビジュアルでも、彼の美しい「薔薇の精」の写真が使われていましたが、実際に彼はミハイル・フォーキン直々に薔薇の精役を振り移しを受けたダンサーの一人です。ダンサー引退後もアメリカで教鞭をとる傍ら、ペルミやジャクソンなど多くのコンクールの審査員を務め、バレエ回に大きな功績を残しました。

Spectre

映画の中では、年老いてもなお大変カッコよく、姿勢も美しく若々しい二枚目として指導に当たる姿が登場していました。映画が作られてからの数年で、多くの登場ダンサーが亡くなってしまったのですね。

彼のオフィシャルサイトです。
http://www.georgezoritch.com

ご冥福をお祈りします。

<マニュエル・ルグリの新しき世界>公演詳細決定!

NBSのサイトに、<マニュエル・ルグリの新しき世界> の詳細が発表されていました。

http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/renew/post-161.html

Aプロ
ルグリ×ド・バナ×東京バレエ団 スーパーコラボレーション[新作初演]

【公演日時】
2010年2月3日(水) 7:00p.m.
2010年2月4日(木) 7:00p.m.

【上演作品】
「ザ・ピクチャー・オブ...」 
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:ヘンリー・パーセル
出演:マニュエル・ルグリ

「クリアチュア」
振付:パトリック・ド・バナ 
音楽:デム・トリオ(トルコの伝統音楽)、マジード・ハラジ、ダファー・ヨーゼフ
出演:オレリー・デュポン、フリーデマン・フォーゲル
ほか東京バレエ団

「ホワイト・シャドウ」(世界初演)
振付:パトリック・ド・バナ 音楽:アルマン・アマー  
出演:マニュエル・ルグリ、パトリック・ド・バナ
吉岡美佳、上野水香、西村真由美、ほか東京バレエ団

西村真由美さんがルグリと踊るのが、とても嬉しいところです。
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/post-158.html


Bプロ
ルグリと輝ける世界のスターたち

【公演日】
2010年2月6日(土) 6:00 p.m.
2010年2月7日(日) 1:30 p.m.
2010年2月8日(月) 6:30 p.m.
2010年2月9日(火) 6:30 p.m.

【出演者】
マニュエル・ルグリ

シルヴィ・ギエム

アニエス・ルテステュ(パリ・オペラ座バレエ団エトワール)
オレリー・デュポン(パリ・オペラ座バレエ団エトワール)
ヘザー・オグデン(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)
上野水香(東京バレエ団)
ヘレナ・マーティン

パトリック・ド・バナ
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ団プリンシパル・ダンサー)
ギヨーム・コテ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)
デヴィッド・ホールバーグ(アメリカン・バレエ・シアター)

【プログラム】
出演者 演目 振付・音楽

シルヴィ・ギエム
マニュエル・ルグリ
「優しい嘘」 Doux Mensonges
振付:イリ・キリアン
音楽:クラウディオ・モンテヴェルディ、
カルロ・ジェズアルド、グレゴリオ聖歌

シルヴィ・ギエム
マニュエル・ルグリ
「三人姉妹」Winter Dreams
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

アニエス・ルテステュ
パトリック・ド・バナ
「マリー・アントワネット」 Marie Antoinette
振付:パトリック・ド・バナ
音楽:アントニオ・ヴィヴァルディ

アニエス・ルテステュ
パトリック・ド・バナ
「スリンガーランド」 Slingerland
振付:ウィリアム・フォーサイス William Forsythe
音楽:ギャビン・ブライアーズ

ヘザー・オグデン
ギヨーム・コテ
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 Tchaikovsky Das de Duex
振付:ジョージ・バランシン 
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー

ギヨーム・コテ
デヴィッド・ホールバーグ
「失われた時を求めて」 Proust
振付:ローラン・プティ 
音楽:カミーユ・サン=サーンス

上野水香
デヴィッド・ホールバーグ
「ドニゼッティ・パ・ド・ドゥ」 Donizetti Pas de Duex
振付:マニュエル・ルグリ
音楽:ガエターノ・ドニゼッティ

オレリー・デュポン
フリーデマン・フォーゲル
「アザー・ダンス」Other Dances
振付:ジェローム・ロビンズ
音楽:フレデリック・ショパン

フリーデマン・フォーゲル
「モペイ」
振付:マルコ・ゲッケ Marco Goecke
音楽:C.P.E.バッハ、クランプス

ヘレナ・マーティン
「ハロ」
振付:ヘレナ・マーティン
音楽:アラ・マリキアン、ホセ・ルイス・モントン

Bプロはデヴィッド・ホールバーグとギョーム・コテが出るんですね!しかし水香はいらない・・・。
デヴィッドとギョームの「プルースト」は、サン=ルーとモレルのパ・ド・ドゥなのでしょうか?こちらは楽しみです。

ギョーム・コテについては、日本では知らない方が多いようですが、ABTでは「シンデレラ」で、ミラノ・スカラ座では「白鳥の湖」で客演しており、またベルリン国立バレエや、ENBにも客演しています。さらに、ニコライ・ツィスカリーゼがプロデュースしている「Kings Of The Dance」の現メンバーでもあります。(他の現メンバーは、ボリショイのドミトリー・グダーノフ、ABTのホセ・カレーニョ、デヴィッド・ホールバーグ、マルセロ・ゴメス、NYCBのホアキン・デ・ルース)

それから、 Scapino Ballet Rotterdamの常任振付家マルコ・ゲッケMarco Goeckeの作品が日本で上演されるのが珍しいです。彼の作品はシュツットガルト・バレエのレパートリーに多数入っており、今年の4月には「Bravo Charlie」という作品を観ました(かなり奇抜な作品)。マリイン・ラドメーカーが踊る「Affi」などはYouTubeで観ることができます。

ロパートキナ、「白鳥の湖」を語る/マリインスキー・バレエ白夜祭 他TV放映

朝日新聞にウリヤーナ・ロパートキナのインタビューが載っていたことはジャパンアーツのブログに載っていたのですが、ありがたいことにasahi.comにも、そのインタビュー記事を載せてくれていました。

凜と白鳥、飾りなく 「世界一」ロパートキナ来日公演
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200910300315.html

世界最高のオデットと称される彼女だけあって、役に対する深い洞察には思わず心を打たれます。

「毎回、何か違った感情がわいてこないと踊れない。でないと作品の命が失われてしまう。例えば王子との出会いでは、踊るのが150回目だとしても、初めて目が合った時のときめきをどう感じさせるかに腐心する」
 「動きの一つひとつを観客に分析させるようではダンサーとして失格。踊りの流れがシンプルに見えて、心に直接訴えかけるようにすることが、バレエの技術ではないかしら」
踊りの流れがシンプルに見えて、心に直接訴えかけてくる、この表現ができないオデット/オディールのなんと多いことでしょう。重みを感じさせる言葉です。15年間もオデット/オディールを踊り続け、その間に表現を変化させてきたという彼女。今度はどのように私たちを感動させてくれるのでしょうか。3年前の、完璧な美しさに心震わされた舞台とはまた違ったオデットを見せてくれそうです。

*****
マリインスキー・バレエつながりで、テレビ放映の予定をお知らせします。

NHK BS2 「クラシックロイヤルシート」
2009年 12月28日 (月)  01:00~04:00
サンクトペテルブルク白夜祭 2008
ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー・バレエ
「火の鳥」「春の祭典」「結婚」

収録: 2008年6月, サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/crs/index.html

再放送ですが、前回ハイビジョンで放映された時に地震が発生してしまい、思いっきり「結婚」の時に地震速報のテロップが入ってしまったので、今度こそはそのようなことがありませんように。

しかも、この収録はDVD化されたのですが、なぜかDVDには「結婚」が収録されていないのですよね。したがって、とっても貴重な放送です。

放送時間が3時間予定されていますが、この3作品で3時間もないので、別の番組と組み合わせての放送だと思われます。

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また、同じくNHK BS2 「クラシックロイヤルシート」では、
2009年 12月7日 (月) 01:00~04:00
《 NHK音楽祭 2009 》
ワレリー・ゲルギエフ指揮 NHK交響楽団
1. 弦楽のための三楽章 [トリプティーク] ( 芥川也寸志 作曲 )
2. ピアノ協奏曲 第3番 ( プロコフィエフ作曲 )
3. 交響曲 第6番「悲愴」   ( チャイコフスキー作曲 )
ピアノ : アレクサンドル・トラーゼ
[ 収録: 2009年11月30日, NHKホール ]

の放送が予定されています。

(2009年 12月5日(土) 23:00 ~ 翌 03:00 のハイビジョンウィークエンドシアターでも放送あり)
http://www.nhk.or.jp/bsclassic/hvwth/index.html


バレエ以外でも、クラシックロイヤルシートの11月、12月の放映は、
ハイドンの「天地創造」
ロイヤル・オペラ・ハウスの「ヘンゼルとグレーテル」
ネトレプコ&ビリャソンの「ラ・ボエーム」メイキングと本編
など、素晴らしい放映があります。

2009/11/02

チューリッヒ・バレエ「Peer Gynt」DVD ハインツ・シュペルリ振付

Music : Edvard Grieg, Brett Dean, Mark-Anthony Turnage arranged by Heinz Spoerli
Conductor, Musical Direction : Eivind Gullberg Jensen
Choreography : Heinz Spoerli
Recorded in December 2008 at the Opernhaus Zurich

Peer Gynt : Marijn Rademaker / Philipp Schepmann
Solveig : Yen Han
Ase : Ana Carolina Quaresma
Ingrid : Juliette Brunner
Anitra : Julie Gardette
The King of the Mountain : Arman Grigoryan
The King of the Mountain's Daughter : Sarah-Jane Brodbeck
Death : Vahe Martirosyan

Singers
Solveig, Soprano : Chritiane Kohl
Peer Gynt, Tenor : Boguslaw Bidzinski

Zürich Ballet, the Zürich Opera Orchestra and the Zürich Opera Chorus

Filmed at the Zürich Opera House, 11 & 12/2008
Bel Air Classiques
Duration : 110min NTSC Region All

待望のマリイン・ラドメーカー(シュツットガルト・バレエ)主演のチューリッヒ・バレエ「ペール・ギュント」のDVD化。ストーリーは基本的にはイプセンの原作に沿ったものとなっているが、グリークの音楽だけでは振付家の意図を伝えるのに不足しているということで、シュペルリはBrett DeanとMark-Anthony Turnageに作曲を依頼。現代音楽的なこれらの曲を使用したところでは、ダンスのスタイルもコンテンポラリー的なものになっている。さらに、ペール・ギュントの内面の声については、俳優を語り手としており(英語字幕表示可能)、またペール・ギュントとソルヴェイグをはじめオペラ歌手による独唱もある。

シュツットガルト・バレエのDVDが最近まったくリリースされなくなってしまったので、マリイン・ラドメーカーの若く美しい姿を映像に収めてくれてありがとう、とまずはファンとして感謝。HDで収録した映像は非常に美しく、マリインの美貌を堪能できるし、定評のあるチューリッヒ・オペラの演奏も素晴らしい。

「ペール・ギュント」は過去にノイマイヤーが振付をしたことがあるようだけど、それは未見で、オペラ作品を含めて映像化されたことがほとんどないはず。もともと、イプセンの戯曲自体が、舞台化を目的として書かれたものではないので、題材そのものは魅力的なれど、舞台化するのは難しい作品だと思う。

シュペルリ得意の、モダンでありながらも幻想的な作風は、作品世界にはよくマッチしている。舞台は魔の山やモロッコ、エジプトとエキゾチックな場所を移り変わっていき、ブルーを基調とした魔術的な照明がドラマティックだし、砂を敷き詰めた舞台が、永遠のさすらい人ペール・ギュントの心情も表現していて効果的だ。

現実感に乏しく、夢見がちな青年ペール・ギュントのイメージに、マリインはぴったり。輝く金髪と際立つ容姿の美しさでオーラを放ち、物語の核となる存在感があり、ロマンティックな狂気を感じさせてくれる。美しいつま先による軽やかな跳躍もさることながら、彼は上半身のアラインメントやポール・ド・ブラに神経が行き届いていて非常に美しく、正しいクラシックダンサーとしての踊りをしている。敷き詰められた砂の上で長いソロを踊るシーンがあるのだが、砂を撒き散らしながらも、足元の不安定さなどを微塵も感じさせずに、うっとりするような軌跡と残像を見せてくれる。

ソルヴェイグのイェン・ハンはミスキャスト。何よりもメイクがダメなのだと思うけど、若く美しいマリインの相手役を演じるには老けたイメージで華がなく、外見的な釣り合いがまったく取れていない。北欧が舞台の作品にアジア系は似合わないし、表現も平板で弱く哀れな雰囲気しかない。せめてもう少しメイクや衣装を工夫できなかったのだろうか。

他のダンサーでは、山の魔王のアルマン・グリゴヤンがダイナミックな跳躍、インパクトのある役作りでとても印象的だった。結婚式のシーンや、トロールたちのシーンでの男性ダンサーによる群舞も面白い。アニトラの官能的なダンスも見所。ただ、台詞が出てくるのに違和感を感じる人もいると思う。「ペール・ギュント」のあらすじを頭に入れておけば、台詞の内容は理解できなくても問題ないように思える。果たして、台詞専用の役者を用意することが適切だったのかは、私にはわからない。一方、歌手による独唱は、グリーグによる美しいスコアが耳に残り、また歌い手の実力も十分でドラマティックな効果をあげることに成功している。

全体的には面白い作品で楽しめたけど、ペール・ギュント役にマリインのようなスター性のあるダンサーを起用しないと、魅力が半減してしまうと思った。

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Bel Air Classiquesによるプレビュー動画

なお、この「ペールギュント」はARTE(フランス、ドイツのテレビ局)にて11月30日に放映されるとのことです。

2009/11/01

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』 Michael Jackson THIS IS IT

監督:ケニー・オルテガ 
振付:マイケル・ジャクソン、トラヴィス・ペイン
音楽監督:マイケル・ビアーデン/

公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/michaeljacksonthisisit/

2009年6月に急逝したマイケル・ジャクソン。その死の直前まで行われていた、幻のツアーリハーサルをドキュメンタリー映画化。100時間にも及ぶリハーサルを編集して作り上げたという。彼の死についてはまったく扱われていなくて、ほとんどがリハーサルシーンで、時々ダンサーやバックシンガー、ミュージシャン、そしてスタッフたちのコメントが入るという形式。

50歳になっていたマイケルの10年ぶりのコンサートツアー。その年齢と、この映像収録後に亡くなってしまったという事実が信じられないほど、マイケルの動きは人間離れしていて見事だ。カメラはマイケルの顔のクローズアップを避けて、踊る彼の全身を捉えてくれていることが多く、いかに彼が傑出したダンサーであったかということを再発見できる。と同時に、一つのステージが多くの人々の手を経て創り上げられていくプロセスを見ることができて、すごく面白い。

ダンサー、マイケルの凄さについては、作品冒頭の若いダンサーたちの熱いコメントが図らずも物語っている。彼のツアーで踊るダンサーのオーディションがあると聞いて、翌日には飛行機に飛び乗ったというオーストラリアのダンサー。世界中から、マイケルにあこがれ続けていた才能が集結した。オーディションのシーンも圧巻で、若く美しく才能溢れた大勢のダンサーたちがマイケルの前で踊る。踊りが上手くて、グラマラスな容姿を持っているだけではダメ、人の目を惹きつける華がないと、とオーディションの担当者は語る。そして選び抜かれた若いダンサーたちと踊っても、マイケルの踊りは傑出しているのだ。映画の終盤、「ビリー・ジーン」のリハーサルで何者かに取り付かれたように、神のように踊るマイケルを見て、出番を待つダンサーたちやスタッフたちが熱狂的な喝采を送る様子も印象的だった。

マイケル・ジャクソンが歌手、そしてダンサーとしてとてつもない才能の持ち主だったということだけでなく、プロデューサーとしても一流だったということがよくわかる。バックダンサーたちの振り付け、舞台演出、音の出し方まで細心の注意を払い、一つ一つ細かく、的確に指示している。舞台の演出はマジカルなイマジネーションで溢れている。「ビリー・ジーン」で、ダンサーが脱いだジャケットが燃えるなんて演出、見てみたかった。バックに使われる映像にしても、ブルーバックを使って大胆な演出を行っている。「ギルダ」のリタ・ヘイワースが投げた手袋を受け止めたり、「三つ数えろ」のハンフリー・ボガートに追われたり。圧巻だったのが「スリラー」で、3D映像であのPVを再現しているだけでなく、映像に続けて舞台の上にも墓場が出演してゾンビたちが踊るのだから!このコンサートツアーが実現していたら、どんなにとてつもない伝説的なステージになったことだろうか。

また、アマゾンの自然を中心に地球の環境を守らなくてはならないというマイケルの真摯なメッセージが伝わってくる「Earth Song」の映像にも、心を鷲づかみにするようなパワーがあった。

そんな「神」のようなマイケルだけど、謎とスキャンダルに包まれていた彼が、実際にはスタッフに細やかな気配りを忘れない、腰が低くて心優しい人柄であったという人間らしい素顔も見えてくる。細部にまでこだわるところには、彼の神経質なところも伺える。けれども、全身全霊をこのコンサートツアーに注ぎ込みつつも、大きな愛でスタッフを包み込み、彼らを家族同然に思っているのが伝わってくる。(「スリラー」の映像撮影を、チュパチャップスを舐めながら見ているマイケル、可愛い)だから、スタッフたちも、彼にアーティストとしての尊敬を隠さず、彼と仕事ができることを幸せに思っていると目を輝かせながらコメントしており、その中には嘘や偽りの一片もない。これらのコメントは、リハーサルの最中に取られたものなので、その時点では、彼らもマイケルがこんな形で急にこの世を去ってしまうということは夢にも思わなかっただろう。希望と喜びに満ちていた彼らが、突然の訃報にどれほど打ちひしがれていただろうかと思うと胸が痛む。スタッフ一人一人に焦点を当てている様子からも、彼がスタッフを大切にしていたのが伝わってきた。

リハーサルだけで、これほどまでに凄いインパクトがあって圧倒的なステージ、それが幻となってしまったこと、そしてマイケルがこの世にいないということが、この世界にとってとてつもなく大きな損失だったということを改めて実感させられた。リハーサルの映像だから、パフォーマンスには観客がいない。どんなにか、彼は観客の前で歌い踊りたかったことだろう。衣装デザイナーが衣装について語り製作に当たるシーンでは、きらびやかな石を縫い付けるためにサングラスが必要なほどと言っていたが、どんな衣装を着たのだろうかということも知りたかった。そして自分の声をセーブするために、マイケルが目いっぱいの力では歌わなかったところもある。相変わらず美しい声であるものの、少し声に衰えが見られるところもあったし。

この世を去ってしまった人を、現世によみがえらせることは無理ではあるけど、それが一晩だけでもできたらどんなにいいだろうか、と思ってしまった。

こんなにも多くの人々の心に響き、もの凄い才能を持った心優しきマイケルが生きていけないこの世の中って何だろう。でも、最後にこのような素晴らしい贈り物をファンに、周りの人々に残してくれて、そしてさまざまな愛に溢れたメッセージで世界を満たしてくれた彼に感謝。

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