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2009/11/04

パリ・オペラ座2012年に米国ツアー予定/ルフェーブルのインタビュー

アメリカのメディアで、「パリ・オペラ座のすべて」プロモーション関係でオペラ座芸術監督ブリジット・ルフェーブルのインタビューが載っていました。芸術監督の仕事やこの映画のことなどについて話していますが、その中で、2012年にオペラ座がニューヨークとワシントンDCで公演を行うと話しています。

Epoch Times - A Chat With the Artistic Director of the Paris Opera Ballet

http://www.theepochtimes.com/n2/content/view/24675/

パリ・オペラ座が米国公演を行うのは大変久しぶりです。(1996年以来)。ワシントンの会場はケネディセンターでの公演のはずですが、ニューヨークはどこなのでしょうか。

ニューヨークで古典バレエ公演に適した劇場は、メトロポリタン・オペラとNYCBのニューヨークステイトシアターしかなく、空いている期間が非常に短いので(そのためニューヨークでのバレエ引越し公演はとても少ない)、ABTのMETシーズンが終わった後の7月でしょうか?まだ二年以上先で、鬼が笑う話ですが。


インタビューの中で、ルフェーブルは、特に好みの振付家というのはいないと語っています。振付家は、オリジナリティがあり、詩的であると同時に、現実的であることとも上手く折り合いをつけることが必要であると。オペラ座で振付ける振付家の条件として、振付家自身がテクニックをもつ良いダンサーであり、ダンサーたちとコミュニケーションできるヒューマンスキルも持っていることを挙げています。

またルフェーブルは、カンパニーのダンサーを支援することを楽しみ、特に若いダンサーを育てることを大切に思っているとのこと。「それは私の仕事の一部だから」。そして自信を失ってきているベテランのダンサーについては、「彼らのニーズも尊重しなければならないけど、カンパニーのニーズも大事なのよ」と語っています。

インタビュアーが、ルフェーブルが選んでいるオペラ座のレパートリーは古典よりもコンテンポラリー寄りになっているのでは、と聞くと彼女は反論しました。「古典の技術は、オペラ座バレエの全ての作品において、基礎であり土台なのです。これらの基本があってこそ、彼らはより先に進むことができて、ダンスは埃をかぶって古びた芸術ではなく、現代に結びついていることを示すことができるのです。私は、ダンスを現代の芸術として見ています。そして、作品の中に熱気と情熱を見たいのです」

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パリ・オペラ座バレエ」カテゴリの記事

コメント

こんにちはー、また新しい情報を有難うございます。
NYCでパリオペラ座が見えるかと思うが、めっちゃ楽しみです。
でもかなり先ですね。。。2012年とは。。。計画が途中で消えそうだけど。 情報のアップデート宜しくお願い致します
DCのボリショイもロイヤルもいけなかったので凄い残念でした。。。。だってABTのシーズンで。。。しかもNinaの引退公演やCoryの出演と重なったり結局行けず。ABTのシーズン中には公演して欲しくないです、勝ってわがままな希望ですが・・・

Takakoさん、こんばんは。

ちょっと先のことではあるけど、オペラ座がNYでも見られるのは良いですよね~。映画「パリ・オペラ座のすべて」もNYで公開され、新聞などの批評では絶賛されているようなので、その勢いで決めてほしいですよね!インタビューの中で、ルフェーブルは3年後までの計画を立てていると言っているから、大丈夫かな?
ABTのシーズン中だと、なかなかDCまでも足を伸ばせませんよね。でもオペラ座はNYCだったらMETだと思うので、きっと大丈夫!

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