よくわかる!「バレエ用語集」 クロワゼ編
新しいDANZAが出たときに、昼休みに渋谷のチャコットに行ってもらってきたのだけど、無料のDANZAだけもらって帰るのもなんとなく申し訳なくなって、この「バレエ用語集」を買った。
今まで、バレエのテクニックについては、赤尾 雄人さんの「バレエ・テクニックのすべて」と、グレッチェン・ワーレンの「クラシック・バレエ・テクニック」を主な教材として使っていた。「バレエ・テクニックのすべて」はどちらかといえば鑑賞者向けで、どの作品のどの部分にはこういうパを使っているという解説があり、作品からテクニックを覚えられるので勉強になる。写真も大きくてとてもきれいだし、このテクニックを得意にしているのはこのダンサー、ということも書いてあるので読み物としても面白い。
「クラシック・バレエ・テクニック」はバレエを自分で踊っている人向けなのだけど、一つ一つのパを非常に細かく分解して写真で紹介しているし、きれいに踊るコツも書いてあって、お稽古の復習に便利。大きくて分厚い本。あと、「新版 バレエ用語辞典」は、名前の通り辞典形式で、図版は少ないけど載っている用語はすごく多い(1000語収録)。私が通っている教室に備え付けてあって、確認のためにパラパラめくったりしていた。
今回発売された「バレエ用語集」は、何しろコンパクト。文庫本よりちょっと大きいくらいで、100ページあまりと薄いので、持ち歩きに便利。それでいて、主なパやレッスン用語については、ちゃんと写真で動きを紹介しているので、わかりやすい。280語収録されているとのことだけど、邪魔にならないサイズなので、バレエを観に行く時に持っていって、あの振りはどういう名前なんだろうって確認するのにも良い。用語の解説の時に、原語でどういう意味なのかも説明しているので、パの名前から具体的な動きが想像しやすい。バレエを観るだけの人にも、バレエを習っている初心者にも役に立つ、なかなか良い本だと思う。
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明日から世界バレエフェスティバルのBプロですが、この本は新書館の本だし、会場のフェアリー出店でも買えると思います。余談ですが、全幕プロの「白鳥の湖」の時、休憩時間にフェアリーの出店で、ティアゴ・ボアディンがなにやらお買い物をしていたようです。何を買ったのかちょっと気になります。隣に立っていたエレーヌ・ブシェの脚が信じがたいほど長かったです。
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