ABTの秋シーズンとイザベル・ゲラン/「シルヴィア」サイト
現在、ABTのMETシーズンは「白鳥の湖」が上演中ですが、秋のシーズンが発表されました。(まだオフィシャルには記載なし)
今年の秋は、いつも公演を行うシティセンターが改装工事中のため、リンカーン・センターのエイヴァリー・フィッシャー・ホールという普段はニューヨーク・フィルが使っている劇場での上演となります。
10月7日から10日までの4日間という短いシーズンですが、このほかに、10月2日から4日まで、 Richard B. Fisher Center for the Performing Arts at Bard Collegeという劇場での公演があるとのことです。こちらは、マンハッタンから90キロ離れたNY州のHudson Valleyにある劇場です。
3つの新作が予定されており、一つは、アレクセイ・ラトマンスキーの振付作品、それからNYCBのバンジャマン・ミルピエ振付作品、そして女性振付家Aszure Barton(バリシニコフ・アーツ・センターの常任アーティストだそうです)の作品とのこと。
また、上演される作品の一つに、ジェローム・ロビンスの「アザー・ダンシズ」がありますが、こちらの振付指導を行うのは、元パリ・オペラ座のエトワール、イザベル・ゲランなんです。久しぶりに名前を聞く気がしますが、お元気なんですね。
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ABTでは、「白鳥の湖」の次に「シルヴィア」が上演されるのですが、「シルヴィア」の特設サイトができていました。
http://www.abt.org/sylvia/
あらすじ、フレデリック・アシュトンやレオ・ドリープについて、フォトギャラリーなどがあるのですが、面白い企画だな、と思ったのはFun For Kidsと称して、「シルヴィア」の舞台写真のジグソーパズルがネット上で楽しめるというコンテンツ。
http://www.abt.org/sylvia/kids.html
7月4日の独立記念日の「シルヴィア」マチネ公演では、大人の同伴者一人につき、4歳から17歳の子供が一人無料で観ることができるのです。正直あまりチケットが売れていないという話もあるようですが。ちなみにこの日のキャストは、パロマ・ヘレーラとマルセロ・ゴメスです。オリオン役は、個人的にABTの若手で一押しのアレクサンドル・ハムジ。長身でハンサムなフランス出身のダンサーです。
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