世界を変える100人の日本人 竹島由美子さん YUMIKO TAKESHIMA
世界を変える100人の日本人(テレビ東京) 5/8(金)◆20:00ー20:54
世界のトップバレリーナを包む人気レオタードのデザイナー兼バレリーナ(竹島由美子)
http://www.tv-tokyo.co.jp/100japan/backnumber/index.html
世界でも有数のバレエ王国オランダやドイツなどで活動するバレリーナ(ドイツのドレスデン・ゼンパーオーパー・バレエ団所属)であるかたわら、レオタードブランド『YUMIKO』のデザイナーを務める。『YUMIKO』のレオタードは、自身がバレリーナであるがゆえに、バレリーナの心理をとことん理解して作られており、特に体のラインを美しく見せることに定評がある。その人気は、世界のトップバレリーナの大半が彼女のレオタードを着ていると言われているほど。また、その評判を聞いて、最近ではマドンナがヨーロッパツアーのために何枚も衣装の依頼をし、実際にツアーで使用した。その後も気に入って、よくオーダーがくるそう。 カスタマーメイドを行なっており、それぞれ自分の体に合うよう、特別なサイズの注文を受けている。(2007年、NYに直営店もオープンした。)
ドレスデン・バレエのプリンシパルとして活躍しながら、レオタードブランド「YUMIKO」や舞台衣装のデザイナーとしても知られている竹島由美子さんを紹介。彼女の現在の拠点、ドレスデンのゼンパーオーパーを訪ねて、リハーサル中の竹島さんをキャッチ。口コミで広まり、世界中のバレエダンサーのうち8割が一度は着用したことがあるというのにはびっくりです。マドンナがツアーで着用していたということも知りませんでした。彼女からは感謝の手紙も届いたそうです。今や年商2億円、スペインにワークショップを開設して製作しているとのこと。
竹島さんは、ダンサーとしての経験を生かして、動きやすく美しく見えるレオタードをデザインしています。たとえば腰にあるタトゥーを見せたいバレリーナのために腰のところが開いているデザインを作って、そのバレリーナの名前をつけたデザインとして発売したりしているというエピソードが面白いですよね。実際私もYUMIKOのレオタードを使っているのですが、締め付け感がなくて、とても動きやすいのです(下手なのに使っていると完全にレオタード負けしてしまいますが(笑))。色やデザインの組み合わせも自由に選べて、自分の身体にぴったりしたものをオーダーできます。
ドレスデン・バレエのセンターレッスンの模様、バレエ学校のバーレッスン、実際に着用しているダンサーの声(ミュンヘン・バレエのリサ・マリー・カラムのコメントも)、そしてニューヨークにある店舗でも取材。NYCBのプリンシパル、サラ・メアーンズも登場していました。スタジオでは、NBAバレエ団の今橋 知子さんがYUMIKOのレオタードを着用して、少しバレエを実演してくれました。
10分ほどのコーナーでしたが、海外ロケもあってかなりの豪華版のコーナー。とても面白く観ることができました。
あまりテレビを見ないので、このような番組があることも知らなかったのですが、他に紹介されていたインラインスケート世界チャンピオンの安床ブラザーズや、砂の彫刻の達人(プロサンドアーティスト)茶園勝彦さん、そして東洋のシンドラー、杉原千畝さんのエピソードと、番組そのものがとても面白かったです。
YUMIKOのショップのサイト
http://www.yumiko-online.com/jp/
着用しているダンサーの声が紹介されていて、2007年に引退したハンブルク・バレエのヘザー・ユルゲンセンのコメントを見つけてちょっと嬉しくなりました。
竹島さんは、バレリーナとしても本当に素晴らしくて、特にデヴィッド・ドーソンの作品を踊るときのカッコよさにはしびれてしまいます。インタビューからは飾らない人柄がうかがえて、また近いうちに彼女の踊りが観たいと思ったのでした。
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naomiさん、お久しぶり。
竹島さんのプログラム、私は見逃してしまいました。残念。ダンスウェア、本当に素敵ですよね! ちょっと高めなので、これまでサイトの写真を見るだけだったのですが、奮発して買ってみようかしら…
ヘザーのコメントが載っていること、naomiさんのブログを読むまで知りませんでした。
レオタードに「Heather」と、彼女の名前がついているモデルがありますよね。何かの写真で(多分ハンブルクバレエのカレンダーだったかも)ヘザーがこのレオタードを着ていました。ヘザー大好き!の私としては衝動買いしてしまいそう…
竹島さん、また近いうちに来日してくれるといいですね。
投稿: maddie | 2009/05/12 22:24
maddieさん、こんばんは。
竹島さんのYUMIKOのレオタード、本当にお勧めですよ~。私のようなへたっぴが着るには少々勿体無い気もしますが、踊れる方なら、その良さがさらに感じられるんじゃないかと思います。新国立劇場のダンサーも、男性含めほとんどがYUMIKOをレッスンで着ているみたいです。たしかにちょっと高めですが、着心地は抜群だし、セミオーダーなので自分の好きなように色の組み合わせや素材などを選べて楽しいです。
ところで、たしかにHeatherってデザインがあるのは気がついていましたが、今maddieさんに指摘されて、やっとそのつながりが理解できました。今回の来日でヘザーがいないのは残念ですよね…私も彼女の最後のシーズンにたくさん観られたのが良かったのですが。
今年予定されていたドレスデンの来日は中止になってしまったようですが、また竹島さんの踊りは観たいです。(番組の中で、イリ・ブベニチェクがいるかな、と探してみたのですが映っていませんでした。YoutubeのNYCBの公式チャンネルに、イリのインタビューがアップされています。彼の振付作品がNYCBで初演されるんですよね)
投稿: naomi | 2009/05/13 02:10
はじめまして。
ちょくちょくROMさせていただいていましたが、
バレエ関係の情報が豊富なばかりでなく、
記事としての読み応えもしっかりあって、
いつも楽しませていただいています♪
竹島由美子さんのこと、
こんなに詳しく放映されていたのですね。
見逃してしまった私には内容が良くわかって、
とてもありがたい記事でした。
YUMIKOのレオタードは私も大好きです。
以前はレペットやウェアモアを愛用していたのですが、
YUMIKOに出会ってからはYUMIKO一辺倒!
確かに世界中のプロ・ダンサー愛用と聞くと
私ごときが。。。と、おこがましい気もします。
でも、体型的にも技術的にも恵まれていない私だからこそ、
YUMIKOの力を借りて少しでも洗練されたように見せたいのです(^^ゞ
それに、何と言っても
動きやすくて、身体のラインが確認しやすいのが魅力ですよねぇ。
確かにミレラなどと比べるとお値段が少し張るようですが、
某国内最大メーカーのものと同じくらいですし。
naomiさんもYUMIKOのファンと知り、
嬉しくなってつい書き込んでしまいました。
また、ちょくちょく寄らせて頂きますので、
よろしくお願いいたします。
投稿: フェイ | 2009/05/14 13:48
フェイさん、はじめまして!ようこそいらっしゃいました♪見ていただいて嬉しいです。
私もこの番組、こんなにちゃんと取り上げていたなんて見てみてびっくりでしたよ。これできっとホームページからの注文がたくさん舞い込んでいることでしょうね。私はまだ一枚しか持っていないのですが、昨日もそれを着てレッスンしました。すると、先生の方からも、たとえば背中の使い方について詳しく指導が入ったりするんですよね。ラインが見えやすいんじゃないかなと思います。昨日は久しぶりのレッスンだったので、途中からすっかりへばってしまいましたが(笑)
これからもよろしくお願いいたします!
投稿: naomi | 2009/05/14 23:42