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« 第22回バレエの祭典のラインナップ発表 | トップページ | マリインスキー・バレエの関西公演 »

2009/04/28

4/26 パリ・オペラ座学校公演/4/29~5/6までシュツットガルト&パリ

明日の夜に出発する準備で日曜日からバタバタしていました。おかげで、公演の感想などもみんな中途半端になってしまっていて、申し訳ない限りです。

予定では、4/29にシュツットガルトでトリプルビル「GOECKE, LEE UND CLUG」を観て、4月30日から5月5日まで、パリ・オペラ座で「オネーギン」と「ガット/ドゥアト/プレルジョカージュ」のトリプルビルを観ます。

日曜日のジャパンアーツ夢倶楽部会員のマリインスキー・バレエのチケット発売では、またひどい目に遭いました…。朝から電話し続けたものの、一向に電話がつながらず、3時からオペラ座学校公演ということで、2時までは家で電話をしていたけどダメでした。休憩時間に東京文化会館で電話をしたところ、やっとつながったのですが、人に頼まれた分などもあったりしたら、休憩時間が終わりそうになったので一旦そこまでにして、次の休憩でまた電話して追加しました。そして、肝心のロパートキナとコルスンツェフの公演、友人の分は取ったのに自分の分を取り忘れて、終演後にまた電話。一日電話に振り回されて、落ち着いて公演を観ることができなくて残念でした。

一応、今回はちょっと長い旅になるので、連絡が取れるようにとモバイルパソコンを購入しました。HPのヴィヴィアン・タム・エディション。真っ赤なボディに、ピンクの芍薬の花。超可愛くてどうしても欲しかったのでした。セットアップはちょっと苦労しましたが、とても使いやすい。余裕があれば現地からでも何か書き込めたらと思います。

パリ・オペラ座バレエ学校公演

「ペシェ・ド・ジュネス」
振付:ジャン=ギヨーム・バール
音楽:ジョアッキーノ・ロッシーニ
弦楽ソナタ第1番ト長調、および第3番ハ長調、第4番変ロ長調、第5番変ホ長調より  
第1パ・ド・ドゥ:レティツィア・ガローニ、レミ・カタラン
第2パ・ド・ドゥ:エンマ・デュミエール、ネヴェン・リトマニク
3組のカップル:
ソフィー・マイユー、フランソワ・アリュ
ジュリエット・ジャック、ボリス・リシャール
クレール・ルファ、アンドレアス・ベズィジェン
6組のカップル:
アメリ・ジョアニデス、ダルジャ・クルプコヴァ
クロティルド・トラン=ファ、クレール・トゥルヴェ
リリア・ファン・ムール、マリー・ヴァルレ
ダヴィッド・オボワン=テイオ、マチュー・コンタ
エティエンヌ・ドゥメゾン、コンスタン・ヴィジェ
フロラン・ムラック、バティスト・クロ―ドン

これはいかにもフランス・バレエ的な、プロットレスのネオクラシック作品。コンセプトは違うけど、「白の組曲」に構成が似ていると思った。観ていて思ったのは、フランス・バレエとロシア・バレエってやはり全然違うものであり、こと表現に関しては、私はロシアバレエが好きなんだな、と思ってしまった。上半身の使い方が、毎回パリ・オペラ座を観るたびに気になってしまう。柔らかさが足りなくて直線的なのだ。流れるような振付で、印象に残りにくい。一人一人のダンサーは、さすがに粒が揃っていて、いますぐにプロの舞台に立てるような人たちだったけど、逆に言えば、突出して良いダンサーがいない気がした。女の子の取り合いとか、ちょっと可笑しなところがあったのは面白いと思ったけど、どうしても発表会っぽいのがいなめない。


「スカラムーシュ」
振付:ジョゼ・マルティネス
音楽:ダリウス・ミヨー 他
スカラムーシュ:エティエンヌ・フェレール
コロンビーヌ:コラリー・グラン
ドンナ:ウジェニー・ドリオン
アルルカン:シモン・カトネ
パンタローネ:イザク・ロペス=ゴメス
ドットーレ:テオドール・ネルソン
タルターリア:アルチュール・クラヴェル
プルチネッラ:アドリアン・シェフェール・ホージョージ
バレリーナ:エロイーズ・ジョケヴィエル
王子:パブロ・レガザ
のろま:シーナ・ソブーティ=イラン
バレリーナたち:
アリシア・バイヨン、サロメ・シナモン、アワ・ジョアンネ、テオドラ・ルウー、
メリザンド・パスカル、ジャド・パス=バルデ、ケリー・リフォー・ラヌリ、
ダフネ・ヴィドゥヴィエ、マリーン・ボンドゥエル
ネズミたち:
マノン・カザリス、フィリピーヌ・グロック、ジュリー・マニョン=ヴェルディエ、
マルゴー・リウブラン、アリアンヌ・セルヴァジャン

ピアノ: トリスタン・ロフィシアル、ステファノ・ヴィスマラ

スカラムーシュ役の男の子が幕の前に出て、日本語で前口上を述べる。このエティエンヌ・フェレールは、とても演技が達者だ。途中で日本語をトチると、幕の後ろから、ジュンタロー・コストと思しき男の子がプロンプターとして活躍。スカラムーシュ役エティエンヌ・フェレールは踊る、踊る。しっかりとしたテクニックの子だ。他の日は、日本とドイツのハーフというジュンタロー・コストがこの役を演じていたようだ。

そして幕が開くと、そこはおもちゃ箱をひっくり返したような世界でとても楽しかった。コロンビーヌやアルルカン、プルチネラらに扮した低学年の生徒たちがふざけあうように動き回り、可愛いのなんのって。プルチネッラのアドリアン・シェフェール・ホージョージは、日本人とのハーフで、可愛らしい顔立ちで目立っていた。下手にはピアノが2台。そして子ネズミの扮装をした女の子たち。バーがあって、そこでバーレッスンをするのは、ひとりひとりちょっと衣装が違っているのがおしゃれなバレリーナたち。突然、音楽が「ラ・バヤデール」の影の王国の曲に一瞬だけ変わるのが面白い。そしてグレーのタイツを履いた男の子たちもバーレッスンをするけど、子供なので途中で飽きてきてふざけていたら、先生がやってきて、ほとんどの子達はレッスンに戻るけど、二人だけは気がつかない。さすがだな、と思ったのは、これら低学年の子供たちでも、しっかりお客さんに踊りを見せるという意識や、笑わせようという意識が備わっていること。単に子供が踊っていて可愛いのではなくて、彼らの演技や踊りが可愛いのだ。様々な音楽のコラージュ、ちょっと大胆でキュートなアニエス・ルテステュによる衣装。今日の作品の中で一番楽しかった。ジョゼには、ちょっと変わった作品を作る才能があるのかしら。

「ヨンダーリング」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:スティーブン・.フォスターによる西部アメリカの民謡
パリ・オペラ座バレエ学校 2009年日本公演
 
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:スティーブン・.フォスターによる西部アメリカの民謡

1. 金髪のジェニー
エリオ・クラヴェル、ピエール=アルチュール・ラヴォー、
エティエンヌ・フェレール、レミ・カタラン、ネヴェン・リトマニク、フランソワ・アリュ

2. 恋人よ、窓を開け
カリスタ・ルア
ジュリエット・ジャック、アメリ・ジョアニデス、アリス・ルルー、ソフィー・マイユー、
カロリーヌ・オスモン、リリア・ファン・ムール

3. モリー、私を愛しているの?
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ

4. ダンシング・オン・ザ・リヴァー
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ
ヴィクトワール・ドゥべ、アリエノール・ドゥカリス、ヴァランティーヌ・イレール、
ダルジャ・クルプコヴァ、ティフェーヌ・プレヴォー、アリゼ・シクル、クロティルド・トラン=ファ、
クレール・トゥルヴェ、コンスタン・ヴィジェ、ダヴィッド・オボワン=テイオ、ナタン・ブズィ、
マチュー・コンタ
アレクサンドル・ダムス、エティエンヌ・ドゥメゾン、シャルル・マンシュ、フロラン・ムラック
エンマ・デュミエール、アメリ・ジョアニデス、レティツィア・ガローニ、クレール・ルファ、
レミ・カタラン、エティエンヌ・フェレール、ネヴェン・リトマニク、アンドレアス・ベズィジェン、

5. 夢路より
ピエール=アルチュール・ラヴォー、エリオ・クラヴェル
カリスタ・ルア

6. そいつが問題
ピエール=アルチュール・ラヴォー
レミ・カタラン、エリオ・クラヴェル、エティエンヌ・フェレール、ネヴェン・リトマニク、
コンスタン・ヴィジェ、フランソワ・アリュ、ダヴィッド・オボワン=テイオ、
エティエンヌ・ドゥメゾン、マチュー・コンタ
アレクサンドル・ダムス、シャルル・マンシュ、フロラン・ムラック、
アンドレアス・ベズィジェン、バティスト・クロードン

7. ああ!赤いバラよいつまでも咲いていてくれ
カリスタ・ルア、ピエール=アルチュール・ラヴォー
ソフィー・マイユー、レミ・カタラン
ジュリエット・ジャック、アンドレアス・ベズィジェン
カロリーヌ・オスモン、フロラン・ムラック
アメリ・ジョアニデス、エティエンヌ・フェレール
アリス・ルルー、ネヴェン・リトマニク
リリア・ファン・ムール、ニッコロ・バロッシーニ
エリオ・クラヴェル

ローザンヌ・コンクールのノイマイヤー・ヴァリエーションでもお馴染みの作品だけど、全編を観るのは初めて。青春の光と影、友情、愛と別れをちょっと甘酸っぱいノスタルジックなタッチで描いている。スティーブン・.フォスターによる西部アメリカの民謡が、感傷的な雰囲気を盛り上げていて、とても素敵。ヴォーカルつきの曲で踊るのってあまり好きじゃないのだけど、この作品に関しては、音楽のセンスがとてもよい。
女の子は白い衣装で髪をおろしており、男の子は上半身裸に白いパンツ(下着じゃない方の)。オペラ座学校の生徒たちは、ひょっとして、ネオクラシックなどの古典的な動きより、こういうコンテンポラリーダンスの語彙のほうがしっくり来るという気がした。

残念だったのがプログラムで、生徒たちの名前が載っているだけで、学年別ではなく五十音別に並べられていること。そして、彼らの写真がまったく載っていないこと。人数が多いから一人一人は難しいのかもしれないけど、集合写真でもいいから載せて欲しかった。顔と名前を一致させるのが難しい。この中から、将来のエトワールが誕生することだって大いにありえるのに。


客席には、ジョゼ・マルティネスとジャン=ギョーム・バールの姿が。私、30日のジョゼ主演の「オネーギン」を観るんですけど、本当に大変なスケジュールなこと。そして、ジャン=ギョーム・バールのカッコよさにはしびれてしまった。長身で顔が小さく、脚が長くてほっそりとしていて。メガネをかけていて知的な雰囲気。ノーブルな彼が早く引退しなければならなかったのは、本当に残念なこどだった。そうだ、もちろん、プラテル校長もカーテンコールに立っていて、レベランスも相変わらず美しいけど、まるで子供たちの母親のような雰囲気も合った。

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