4/25 小林紀子バレエシアター「眠れる森の美女」と小林紀子BTの公式サイト
感想を書く前にお知らせがあります。
小林紀子バレエシアターはずっとオフィシャルサイトがなかったのですが、ようやくできました。会場で配布されたキャスト表にアドレスが載っていました。
なぜかトップページが英語ですが、日本語ももちろんあります。
http://www.nkbt-tokyo.com/index2.html
それから、8月には次回公演があります。公式サイトにも載っていました。
2009年8月19日(水)
8月20日(木)
第94回公演
ケネス・マクミラン振付「The Invitation」
フレデリック・アシュトン振付「レ・ランデヴー」
ケネス・マクミラン振付「エリート・シンコペーションズ」
於:ゆうぽうとホール
ゲストにロバート・テューズリーが出演するとのことです。今日はテューズリーとデボラ・マクミランが客席にいました。テューズリーの王子も観たかったのですが、キャストが出るのが遅くて、先にパリ・オペラ座学校の公演と(祭典会員なので早めに決めないといけない)、「エスプリ」のチケットを買ってしまって、日程が重なってしまいこの日しか観られなかったのです。でも、中村誠さんの王子は見たかったし、マクミラン版の「眠り」も見てみたかったし。
第93回公演 ケネス・マクミラン版「眠れる森の美女」
於:新国立劇場中劇場
ケネス・マクミラン生誕80周年記念
平成20年度文化庁芸術祭大賞受賞記念公演
振付:ケネス・マクミラン
舞台装置:ピーター・ファーマー
監修:デボラ・マクミラン
演奏:東京ニューシティフィルハーモニック楽団
指揮:フィリップ・エリス
まずは一言、中村誠さんの王子が素晴らしかったです!彼は本当に優雅で美しい踊りをする人で、王子役がピッタリです。サポートも上手いし、演技も素敵。新国立劇場に戻ってきて欲しい人です。(ビントレーが芸術監督になったら、戻ってくるかしら?)
小林紀子バレエシアターでは、ホワイエにBravo Roseという、印象に残ったアーティストへ、バラの花にメッセージを添えて届けてくれるというサービスをやっていました(500円)。なかなか気が利いていると思います。ちょっと友人の家に遊びに行く予定があって時間がなかったので、できなかったのですが、時間があったら中村さんに贈りたかった、それくらい良かったです。
【キャスト】
オーロラ姫:高橋怜子(25日)
デジレ王子:中村 誠(25日)
リラの精 :大森結城(25日)
カラボス :楠元郁子
国王フロレスタン24世:本多実男
王妃 :深沢祥子
式典長カタラビュット :井口裕之
《プロローグ》
クリスタル・ファウンテンの精:高畑きずな(25日)
そのカヴァリエ :村山 亮
エンシェンテド・ガーデンの精:萱嶋みゆき
そのカヴァリエ :中尾充宏
ウッドランド・グレイドの精 :喜入依里
そのカヴァリエ :冨川直樹
ソング・バードの精 :志村美江子
そのカヴァリエ :土方一生
ゴールデン・ヴァインの精 :大和雅美
そのカヴァリエ :澤田展生
リラの精のカヴァリエ :市川 透
《第2幕》
フランスの王子:市川透
スペインの王子:村山亮
英国王子:中尾充宏
インドの王子:冨川直樹
《第3幕》
ゴールド :横関雄一郎(24・26日)
ダイヤモンド :大和雅美
シルバー :真野琴絵(24・25日)
荒木恵理
喜入依里
長靴を履いた猫:中尾充宏
白い猫 :萱嶋みゆき
青い鳥 :八幡顕光
フロリナ皇女 :中村麻弥
赤ずきん :難波美保
狼 :冨川直樹
小林紀子バレエシアターで「眠れる森の美女」全幕が上演されるのは30年ぶりとのこと。マクミラン版ということで、現在マクミラン版を上演しているENB(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)から衣装と装置を借り、ケネス・マクミランの未亡人デボラが監修しての上演。
ENBは本拠地のコロシアムも大きな会場ではないし、ツアーも行うカンパニーなので、セットはすごく豪華絢爛というわけではない。でも、ピーター・ファーマーのデザインによるもので、深い緑の森をイメージしたシックで美しいもの。場面転換にもそれほど時間を要さない、考え抜かれたものだ。衣装のセンスが素晴らしい。色の使い方は派手さはなく上品で、よく見るととても華やかで上質。2幕で王子が登場するところで、王子が一人純白のコートを着用した衣装なのがとても素敵。2幕のこのシーン、王子がお付の人たちと同じような衣装で目立たないなんてことが多いから。宝石の精の衣装にしても、押さえの色としてベージュもしくはブラウンゴールドを使用しているので、高級感と気品がある。3幕のコールドの衣装、シャンパンゴールドとピンクゴールドの組み合わせ方は、結婚式に相応しい華麗さがある。
オーロラ役の高橋怜子さんは初役。今まで小品ではとても良いところを見せていたけど、オーロラは荷が重かったようだ。若くて溌剌として、やや小柄。出だしのヴァリエーションは元気いっぱいでよかった。腕の使い方が優雅できれいなので、お姫様らしさもある。だけど、ローズアダージオはヒヤヒヤもの。大きくぐらつくことはなかったのはよかったけど、ものすごく緊張しているのが伝わって来た。バランスは一瞬。サポートの問題もあったと思うけど、プロムナードで引っ掛かってドキドキした。指揮のフィリップ・エリスがうまく音を合わせてカバーしていた。
(続く)
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お忙しい中お越しいただいてありがとうございました。
HPがやっと出来たのですが、8月公演の「The Invitation」はけネス・マクミラン振付で、表記ミスがありました。
近日中に直る予定です。申し訳ありません。
25日の高橋怜子さんは、オーロラ姫は初挑戦です。
3幕の結婚の部分だけは、アカデミー時代の発表会なども含めて踊ることはあったと思いますが、1幕などは相当に苦戦したものと思われます。指揮者のフィリップのナイスフォローでした。
まだまだ、成長過程の方なので、引き続き観ていきたいと思います。
バレエ団としても30年ぶりの全幕なので、すべてのシアターのダンサーさんにとっても緊張と努力の3日間でした。
私も中村誠さんのノーブルな王子様姿に感動しました。
お陰様で、大変盛況のうちに幕を下ろしました。
今回は本当にたくさんのゲストダンサーさんの力もお借りしてのグランド・バレエ。
楽しんでいただけて良かったです。
投稿: くみ | 2009/04/27 09:46
くみさん、こんにちは。
シアターの公演ではお世話になりました!とても素敵な上演でしたね。まずなんといっても、装置と衣装がとても素敵!やっぱりバレエって総合芸術だから、美術が優れていることも大事な要素だと思うのです。高橋さんも、1幕などはちょっと残念なところはありましたが、でもとても綺麗だし、腕も柔らかくて気品があって、これからの成長が期待できそうですよね。何事も経験ですしね。
眠りのようなグランドバレエを上演できるというのは、すぐれたカンパニーの証拠ですよね。まだ感想が途中で申し訳ありませんが、大森結城さんのリラも強くて美しかったし、舞台の要となっていた大和雅美さんの安定感、若々しくて素敵だった中村麻弥さんのフロリナ、そしてもちろん楠元さんのカラボスの濃い演技と、見所がたくさんありました。
8月の公演は、このカンパニーらしい英国的な演目で、とっても楽しみです!
投稿: naomi | 2009/04/28 02:10