4/23 ESPRIT エスプリ Les Ballets de Roland Petit 簡単な感想
とっても楽しかったです~いい公演でした!チケットを買う時には、草刈民代さんメーンの公演を2回も行くのは、いくらコールプがゲストでもどうなんだろう、って思ったけど観に行って良かった!(そして観に行けて良かった)
やっぱりバレエっていいなって思いました。この間の東京バレエ団のガラだって決して悪い公演ではなかったと思うけど、今回の方が観ていて楽しかったのは何でなんだろう。今週、これに行くためにものすごく一生懸命、気合を入れてバレエの稽古も休んで頑張ったからかしら。ちょっと観終わって少し気分がハイになっちゃって、自分でもちょっと呆れるくらいです。そして明日も観られると思うと嬉しいです。明日は会社の引越しがあるので、ちゃんと時間内に終わるように、頑張らなくては!
草刈さんはバレリーナとしては技術は見劣りしてしまっているけど、全部プティというこの公演を全国ツアーで実現し、しかも、マッシモ・ムッル、イーゴリ・コールプ、タマラ・ロホ、リエンツ・チャンという素晴らしいゲストつきでやってしまうのだから、本当に偉大だと思いました。テクニックには問題ありですが、彼女はやっぱり綺麗だし華があるひとですしね。そのプロデューサーとしての才能に、感謝です。
そうだ、今日はNHKのHDカメラが何台も入っていました。1階のサイドに各1台と、正面のど真ん中の席をたくさんつぶしてもう一台。上の方は見ていないけど。場内にも、NHKのカメラが入っていますという張り紙がありました。それから、入り口と会場内にものすごい量の、有名人からのお花が。草刈さんがいかにセレブかというのがよくわかりました。私の席の近くに、旦那様の周防正行監督もいました。
アルルの女 L'Arlesienne
「アルルの女」より
草刈民代 マッシモ・ムッル Tamiyo Kusakari, Massimo Murru
幕開けにこれを持ってきたのは、構成上はやや失敗だったと思う。観客を温めるには難しい演目だったのでは。よい上演だったのに拍手がちょっと少なくて残念。
久しぶりに観るマッシモは、すごく顔が小さくて、ほっそりとしていて、まるで植物のような繊細さとしなやかさを漂わせている。(何しろ、ギエムの「最後の(実際には最後ではなかったけど)ボレロ」ツアーでの「小さな死」以来) 服を脱いでも、華奢で植物のような人だという印象があった。彼の佇まいはとても静かで、姿の見えないアルルの女の幻影に恋している様子も、かすかに香ってくるくらいなのだ。ヴィヴェットへの気持ちはすでにそこにはなく、いつのまにか幻想の囚われ人になっている。そこへ、あの有名なファランドールの音楽が高らかに鳴り響くが、ファランドールのソロでさえ、激しさはなく夢の中のできごとのようで、少しずつムーヴメントは高まっていくものの、終盤まで内省的で禁欲的な表現を貫いている。だから、ラストで窓へとダイヴするところで、彼の狂気がそこまで高まっていたことに驚かされる。
草刈さんは、踊りはともかく、表情の演技はとてもうまく、気持ちが伝わらないヴィヴェットのもどかしさや胸を押しつぶされそうな想いが、抑え目のしぐさからも伝わってきた。
ヴィントゥイユの小楽節 La Petite Phrase de Vanteuil
「プルースト 失われた時を求めて」より Proust ou les intermittences du coeur
タマラ・ロホ イーゴリ・コルプ Tamara Rojo, Igor Kolb
パリ・オペラ座の「プルースト」のDVDでここも観ているんだけど、この二人が踊ると、やはり濃厚な世界になる。ただ、コールプはここではいつものコールプより薄味で、相変わらずしなるようにしなやかな動きだけど、くせがなく端正。今回は髪をかなり短めに切っていて、一瞬、また刈上げか!と思ったが見慣れてきたら違和感がなくなった。タマラもちょっとアクのある、天然ファムファタル系ダンサー。コールプがヴィシニョーワと踊る時の「毒を持って毒を制する」パターンになると思いきや、ちょうどいい感じに中和されて、美しい中にほんの少しの毒気が漂っていた。毎回思うのだけどコールプは腕が柳のように揺らぐ姿が、それだけで妖しい。
コッペリウスと人形 Coppelius et la Pupee
「コッペリア」より Coppelia
ルイジ・ボニーノ Luigi Bonino
ルイジ・ボニーノのコッペリウスは新国立劇場でさんざん観ているから、新鮮さはないけど、初めて観る人には面白いだろう。シャンパンやマッチなど小道具もいろいろと使って、コッペリアと踊る演技は堂に入っている。でもダンディな中に哀愁漂う、ローラン・プティが踊るコッペリウス博士の方が好き。
********
いったん休憩します。(お風呂入らなくちゃ)
→翌日になってしまいました…
タイス パ・ド・ドゥ
「マ・パヴァロヴァ」より
タマラ・ロホ リエンツ・チャン
「オットー・ディックス」より
~切り裂きジャック~
草刈民代 イーゴリ・コルプ
白鳥の湖 1幕2場より
男性のソロ/パ・ド・ドゥ
草刈民代 マッシモ・ムッル
エスメラルダとカジモドのパ・ド・ドゥ
「ノートルダム・ド・パリ」より
タマラ・ロホ リエンツ・チャン
ティティナを探して/小さなバレリーナ
「ダンシング・チャップリン」よち
ルイジ・ボニーノ
ジムノペディア
「マ・パヴァロヴァ」より
草刈民代 リエンツ・チャン
モレルとサン=ルー侯爵 パ・ド・ドゥ
「プルースト 失われた時を求めて」より
マッシモ・ムッル イーゴリ・コルプ
チーク・トゥ・チーク
草刈民代 ルイジ・ボニーノ
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コメント
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レポ楽しみにしてたの♪
やっぱり、コルプ、マッシモはすてきなダンサーですねー
(今回はなぜが見に行かないんだけど、、)
テレビ入ってましたか?!
ワンダーxワンダーだけじゃなくってちゃんと放送してくれるといいな〜〜
アルルの女は例のルグリさまのDVDしか知らないので見てみたかった。
ルイジ・ポニーノ、わたしはちょー苦手です。しゃれっ気がなくってただの悪のりおじさんの印象。
ほんとプティのコッペリウスは味がありますよね。
続き待ってますー (時間のあるときでいいですから (笑))
投稿: ずず | 2009/04/24 11:49
ずずさん、こんばんは。
週末忙しくて、結局3演目の感想のままになってしまってごめんなさい…。
あれだけ鬼のようにテレビカメラが入っていたので、絶対NHKでちゃんとした形で放送されると思いますよん。ホント、ずずさんが観たらきっと楽しめた公演だと思うわ。
アルルは、オペラ座のプロモーション用動画でベランガールと、それから、牧で草刈さんとガリムーリンのを生で観ただけです。マッシモのは本当に控えめなんですが、素敵でしたよ~。
ボニーノさんは、後半の小さなバレリーナは凄く面白かったです!ウケていました。
投稿: naomi | 2009/04/27 02:05