2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

ブログパーツ

  • HMV検索
    検索する
無料ブログはココログ

« シャンゼリゼ劇場のバレエ・リュス100周年公演/ハンブルク・バレエのバレエ・リュス公演 | トップページ | NBAバレエ団「ゴールデン・バレエ・コースター ガラ」にエフゲーニャ・オブラスツォーワ出演 »

2009/03/12

パリ・オペラ座「マーラー交響曲第3番」3e Symphonie de Mahler (J. Neumeier)

2009年3月13日~4月11日に、パリ・オペラ座で 『マーラー交響曲第3番』 (ジョン・ノイマイヤー振付)が上演されます。

http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/site/saison/contenus/index.php?lang=fr&CNSACTION=SELECT_CONTENT&event_id=2&content_id=435  

パリ・オペラ座ではこの作品は初演です。ハンブルク・バレエの日本ツアーを途中で抜けてきたジョン・ノイマイヤーが、振付指導のためにオペラ座に来ていたようです。
3月4日には、ノイマイヤー氏を迎えての "Casse-croûte"もあったそうです。

ジェラール・マノニ氏によるノイマイヤーのインタビューが載っていました。
http://www.altamusica.com/entretiens/document.php?action=MoreDocument&DocRef=3992&DossierRef=3599

インタビューの中で、ノイマイヤーは、この作品は振付家としてだけでなく、自分の人生の中でも非常に重要な位置を占めていると語っています。そもそもは、ジョン・クランコが急死した時に、彼の追悼のために何かを作って欲しいと依頼され、マーラーの交響曲3番の第4楽章が相応しいと考えたところから始まったそうです。交響曲全体を聴いた時に、この作品を創りたいという願いが生まれたとのことです。この作品はストーリーはなく、音楽から呼び起こされた感情を基に創っているそうで、まだ彼が振付家としての仕事を始めたばかりの頃で、大変苦労したそうです。(1975年7月初演)

この作品は、実際に第4楽章がクランコの追悼式にて踊られ、マリシア・ハイデ、リチャード・クラガン、エゴン・マドセンというシュツットガルト・バレエの3人のスターのために創られました。作品の解説にも、クランコと彼のカンパニーに捧ぐ、とあります。ノイマイヤーは、これらの3人のダンサーが、偉大な振付家であり芸術監督であったジョン・クランコを突然失い、死について思いめぐらし、そしてダンス自体を捨てようとも考えたいけれども、再び力を合わせて作品を踊り続けるということを想像して創ったとのこと。

作品全体を通じて、カンパニーそのものが軸となるべきであり、特に主役というものは決めないことにした、しかし第4楽章だけは、3人のソリストを置くことにして、彼らにカンパニーを象徴させることにし、作品の中でも特別な瞬間としています。

オペラ座サイトでの作品解説はこちら
http://www.operadeparis.fr/cns11/live/onp/site/actu/affiche/affiche_details.php?news_id=321&CNSACTION=SELECT_NEWS

****
ところで、パリ・オペラ座弦楽団には、大島莉紗さんという日本人のヴァイオリニストの方がいて、ブログ「ヴァイオリニスト大島莉紗~パリ・オペラ座からの便り~」(大変面白いです)でこのマーラー交響曲第3番のリハーサルについて書かれています。
http://lisaoshima.exblog.jp/9450403/

バレエ公演の歌手は無名の人や若い人が多いのに、今回はオペラにもよく出演する有名人が歌うそうで、オペラ座としても力を入れているのかもしれないとのことです。そして練習はすべてノイマイヤー氏がついて、微に入り細に入り指導しています。長大なこの曲、通常でも1時間40分ですが、楽章間の踊りを合わせると2時間弱で休憩なし。特に1楽章は40分近くあるそうで、男性ソリストは踊りっぱなしで体力的にも大変厳しそうとのことです'(その中で、さすがにニコラ・ル=リッシュは涼しい顔で踊っていたようですね)。マーラーの曲の中でもオーケストラの編成が大きいのだそうですね。

ちなみに、最近発売されたドキュメンタリーDVD"ジョン・ノイマイヤーの世界 バレエの未来そして愛"では、ハンブルク・バレエの「マーラー交響曲第3番」の映像を少し観ることができます。

http://www.fairynet.co.jp/SHOP/4560219321779.html

« シャンゼリゼ劇場のバレエ・リュス100周年公演/ハンブルク・バレエのバレエ・リュス公演 | トップページ | NBAバレエ団「ゴールデン・バレエ・コースター ガラ」にエフゲーニャ・オブラスツォーワ出演 »

パリ・オペラ座バレエ」カテゴリの記事

コメント

この大島さんのBlog、面白いですよね。

オペラ座のオケでのバレエの比重の低さもはっきり見て取れて、ちょっと複雑な気分になることもありますが。

こんにちは
マーラーの3番って、シンフォニーの全曲にバレエをつけて踊るんでしょうか?
一度みてみたいなあ。
実はわたし、子供の頃初めて聞いたマーラーが3番でした。それがきっかけでマーラーにはまった、という変な子供でした。
3番なら、私は最初と最後、1楽章と6楽章が好きです。(あと5楽章の少年合唱団!これが珍しくてマーラー好きになったかもしれません。)
大島さんのブログ、適度にとぼけてて面白いですね。
100万(かな?右上の数字)達成、おめでとうございます。

naomiさん、こんばんは。私が見に行く3月31日はニコラ・ル=リッシュが出るようです。とても楽しみになってきました!休憩なしで見る方も大変そうなので、前の日ゆっくり寝て時差ボケをとって、ワインは控えめで見に行くことにします。

shushuさん、こんばんは。

そう、このブログを読んでいると、オペラ座で「ボレロ」が上演された時には指揮者の横にプロンプターがあったとか、意外なこぼれ話を知ることができるんですよね。
モルティエ総裁はオペラの人なので、やっぱりどうしてもオペラ座はオペラにプロダクションのお金をかけているって感じですよね。そのモルティエ氏も、オペラ座の次の就職先になるはずだったNYシティオペラ総裁の就任がなくなってしまったわけですが…。それでも当分ルフェーブル芸術監督は居座りそうだし。

mumuさん、こんばんは。

どうやら、この作品はマーラー3番全曲を使用しているようです。しかしながら、なぜかマーラーは私は今まで縁が薄くてあまりちゃんと聴いたことがないのですよね。うちの大魔王がクラオタなのに、マーラーはあまり好みではないからなのかもしれません。(私のクラシック歴は非常に浅くて、ほとんど大魔王から教えてもらったものばかり)
子供のうちからマーラーを聴いていたというのは凄いです!

いつのまにか100万アクセスを突破していました。皆様ご訪問ありがとうございます!

ぶうたさん、こんにちは。
3月31日にマーラー交響曲3番をご覧になるんですね!いいですね~。しかもニコラ主演!これはきっと見ごたえがあると思います。私は「ライモンダ」はニコラのアブデラクマンは観られなかったのですが、YouTubeで彼の映像を観て、やっぱり上手さや見せ方が全然違う、さすがエトワールだと思いました。ぜひ感想をお聞かせくださいね。
私はヨーロッパは比較的時差ぼけは大丈夫な方ですが、アメリカは結構厳しくて、コンテンポラリーやバランシンだと沈没します。でも、きっとこの作品は大丈夫ですよ。お酒は控えめにした方がいいと思いますが(笑)

naomiさま、こんにちは。パリ行ってきました。ニコラ素敵でした!なんか超難しそうな振り付けがずーっと続いて休みもなしできつそうだなあ・・と思うのですが、ニコラはいつでも足先までぴんと上がって全身美しくて音楽そのものでした。「エトワール」の中で、「ロボットじゃないから1、2、3なんて数えない。音楽に合わせて動くんだよ」って言っていたのをまさに目にするようでした。カール・パケットやジェレミー・ベランガールやステファン・ビュリオンもカッコいいのですが、ニコラの端正で流れるような動きが際立っておりました。ノイマイヤー作品って素敵ですね・・って今更なのですが、これまでガラで一部分しか見たことがなくて、ハイビジョンの椿姫で「おお、全体はこんな感じなのか」と初めて知ってパリに行ったのです。昔、アムステルダムでベジャールの「指輪」を観たのですが、ドイツ語の歌詞の字幕はオランダ語だし踊りは意味不明だしおまけに5時間くらい延々と続いて眠くて眠くて「コンテンポラリーはちょっと」と思っていたのですが、ノイマイヤーは全然違いました。
フェリ引退公演ではリアブコ+アッツィオーニでこの作品の一部を踊ったんですね。見返してみると、この二人の完璧なシンクロと、一つの体でつながっているようなリフトで、より音楽的で抒情性豊かな印象を受けました。やはりこの二人のパートナーシップは特別なものなのでしょうね。
オペラ座に次に行くのはバヤデールかなあと思っていたのですが、今回のマーラーも良かったですし、ハイビジョンの椿姫もとっても面白かったので、椿姫のいいキャストがとれたら(できればエルヴェ・モローで!)行きたいな、と思います。naomiさまはロベルトで観られたんですよね、うらやましい。

ぶうたさん、こんばんは。

貴重なレポート、ありがとうございます!ニコラはやっぱりすごいひとですよね。あんなに男性的なイメージがあるのに、動きが他の人よりもやっぱり綺麗ですもの。実は私もマーラー交響曲3番は、フェリの引退公演でサーシャとシルヴィアが一部を踊ったのしか見ていなくて、あれを観ただけでは全然ピンとこなかったのですが、もう一回テレビの録画を見直してみようと思います。やっぱり一気に全体を見てしまうと、また感慨もひとしおでしょうね。

ベジャールの「指環」私はベルリン国立バレエの来日公演で観ましたが、日本だったので字幕もあったし、一応ストーリーを(コミックスですが)予習していったのでなんとかなりました。でも、長いですよね。

「椿姫」、今のオペラ座ではやっぱりエルヴェがアルマンのイメージに一番近いと思うので(マチューもいいんですが、何しろ彼だとマルグリットがオスタになっちゃうんで)、エルヴェで観られるといいですよね。ガルニエという劇場で観ると、やっぱり雰囲気があっていいですし。ロベルトのアルマンももちろん、素敵でしたよ~。アニエスととてもよく合っていました。彼はサポートも上手いですしね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« シャンゼリゼ劇場のバレエ・リュス100周年公演/ハンブルク・バレエのバレエ・リュス公演 | トップページ | NBAバレエ団「ゴールデン・バレエ・コースター ガラ」にエフゲーニャ・オブラスツォーワ出演 »