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« パリ・オペラ座の2009-2010シーズンプレ予定(?) | トップページ | ヒューストン・バレエの新作「マリー・アントワネット」 »

2009/02/23

ABTの写真集「In Classic Style: The Splendor of American Ballet Theatre」

発売されて一年近くたっている写真集なのですが、定価100ドルというお値段に躊躇して、最近まで買っていませんでした。ところが、ここしばらくのドル安があって、amazon.comで買うと若干値段が下がったものだから、思い切って買うことに。実際のところは割引もあって送料込みで6000円ちょっとでした。

しかし、大きな写真集とは聞いていたけど、予想以上に大きかったです。以前買ったシュツットガルト・バレエの写真集よりもさらにふた周りくらい大きくて、横長で、重いです。しかも分厚いし。こんなに大きな本を納められる本棚は普通の家にはないと思います。眺めるのもちょっと大変なくらい。しかもとっても大きなアマゾンのダンボールに入っていて、宅配ボックスから部屋まで運ぶのにも一苦労。

大きくて高い分、ゴージャスな本です。横長の大判のページを、時には見開きで使っているので写真も大きくて映えます。撮影は、以前ABTのカレンダーも撮影していたNancy Elison。リハーサルの写真が数点と、2006~2007のMETシーズンの写真から構成されています。この二つのシーズンは自分も観に行ったので、記憶が残るところ。

演目としては、以下の通り
「ラ・バヤデール」「眠れる森の美女」「シンフォニー・コンチェルタンテ(バランシン)」「ロミオとジュリエット」「真夏の夜の夢」「オテロ」「シンデレラ(クデルカ版)」「ジゼル」「マノン」「白鳥の湖」

それぞれの作品の写真が、ダンサーを替えながらも物語の順番を追うように並べられていますので、一つの作品を通して観ているような気になるのが面白いです。奇をてらうことなく、ごくごくまっとうな撮り方によって美しく舞台とダンサーを捉えている写真ばかりです。

2006年にフリオ・ボッカが、2007年にアレッサンドラ・フェリが引退したので、彼らの最後のシーズンが収められています。そして今年がABT最後のシーズンになるニーナ・アナニアシヴィリや、2008シーズン以降出演していないウラジーミル・マラーホフも登場しています。この写真集を観ていると、どれほどのスターがABTにいて、そして去っていってしまったかということを思い知らされてしまいます。次代のスターを育てていくのがABTの課題でしょうね。

表紙はアンヘル・コレーラとパロマ・ヘレーラの「眠れる森の美女」。
そのほかに登場しているのは、ディアナ・ヴィシニョーワ、イーサン・スティーフェル、ホセ・カレーニョ、ジリアン・マーフィ、マルセロ・ゴメス、ロベルト・ボッレ(ロミオとジュリエットのみ)、ジュリー・ケント、イリーナ・ドヴォロヴェンコ、マキシム・ベロツェルコフスキー、デヴィッド・ホールバーグ、エルマン・コルネホ、シオマラ・レイエス、ミシェル・ワイルズ、ヴェロニカ・パルト、サシャ・ラデツキーなど。

一連のシーンを連続で捉えている写真があると、まるで舞台そのものを目撃しているように思えるのがとても面白いです。たとえば、ニーナ・アナニアシヴィリが演じているニキヤを、大僧正が誘惑しようとしている写真が連続で3枚あります。ニキヤの写真はニーナのものが多くて、対するガムザッティがイリーナ・ドヴォロヴェンコというのが凄く豪華ですね。それから、やっぱりフェリのフェアウェル公演でのロミオとジュリエットの写真が何点かあるのがとても嬉しいです。本当にフェリのジュリエットは可憐でした。フェリは「真夏の夜の夢」と「オテロ」にも登場。もちろん、ボッカとフェリの稀代のパートナーシップの最後を飾った「マノン」も。「マノン」ではマラーホフとヴィシニョーワの共演も、METでこのシーズンに観たので思い出深いです。

ニーナのトレードマークである役「白鳥の湖」のオデット/オディールの写真ももちろんたくさん載っています。ABTのマッケンジー版の「白鳥の湖」はあまり評判よろしくありませんが、ラストで王子が湖に飛び込むシーンの、マルセロ・ゴメスの空中での背中の反り方がすごいです。彼は本当に背中が柔らかいんですね。

高くて大きい本なので誰にでも薦められる写真集ではないのですが、ABT、およびニーナなどABTのダンサーのファンでバレエの写真が好きな方なら持っていても損はないと思います。

なお、ニーナ・アナニアシヴィリは2月21日にワシントンでの最後の「白鳥の湖」を踊り終えたところです。

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コメント

こんにちは。
21日ワシントンのニーナの白鳥の湖、見に行ってきましたよ~。
前にMETで見たときは普通の演出だったので、今回のABTの新演出は音楽が入れ替わったりしていて、拍子抜けしたりして、なかなか集中できませんでした。もっと集中して見たかった。
もう、とっても堂々としていて、彼女が限りなく大きく見えました。
何か、とてもゆっくり踊っているように見えたなあ。
最後の幕が閉じると、通路の一番前にたくさんファンがつめかけて、ニーナはもらった薔薇の花束から1本ずつカレーニョや指揮者やオーケストラとshareして、、、あっという間に終わってしまった数時間でした。
もう1回やってほしかったなあ。
6月27日もMETにいきたくなっちゃったなあ。いけるかなあ。
いい写真集紹介してくださってありがとうございます。買っちゃおかな。

mumuさん、こんにちは。

ニーナのワシントンでの「白鳥の湖」ご覧になったのですか!いいですね~。ニーナってそんなに大柄じゃないのに、身体の使い方が大きいから、とても大きく華やかに見えるんですよね。本当に見せ方が上手いんですよね。こういう、記憶に残しておきたい舞台ってあっというまに、あっけなく終わってしまうんですよね。
ABTでのフェアウェル公演、無事ご覧になれますように!
写真集、置く場所さえ確保できるなら、お勧めですよ♪アマゾンで買えば割引もあるし。

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