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2009/01/18

パリ・オペラ座デルフィーヌ・ムッサンのドキュメンタリー「Ma Soeur L'Etoile」

パリ・オペラ座・ガルニエのショップで、デルフィーヌ・ムッサンのドキュメンタリーDVD「Ma Soeur L'Etoile」を購入した。最初「デルフィーヌ・ムッサンのDVDはありますか?」と聞いてもショップの人がわからなかったようなので、英語で「My Sister is an Etoile」と聞いたら理解してくれた。英語字幕の入ったヴァージョンも収められている。

http://ma-tvideo.france2.fr/video/iLyROoaftDC3.html
http://limousin-poitou-charentes.france3.fr/emissions/38458077-fr.php
(ちょっとだけ映像が観られる)

フランスのテレビ局France3で放映されたもので、デルフィーヌ・ムッサンを、4歳年上の姉カロリーヌとともに追ったもの。仲の良い姉妹はまず最初に姉がバレエを習ったけど、ロシア人の教師に妹も習うようにと言われた。そして背が高くて美しいカロリーヌは16歳で世界的なモデルとなり、デルフィーヌはオペラ座学校に入学。今、カロリーヌは自分のバレエ教室で教える一方、デルフィーヌはエトワールに任命された。今でもとても仲の良い二人。

カロリーヌの可愛い小さな教え子たちに話を聞かせるデルフィーヌ。「エトワールになることよりも、主役をもらえることの方が難しい」。今まで一番大変だったことは何か、と聞かれたデルフィーヌの答えは「シンデレラ」の主役を踊った時に腕を骨折してしまい、医師には踊るなといわれても特殊な石膏で固めて踊ったこと。そしてその腕で踊った時、デルフィーヌはエトワールに任命された。というわけで、2005年5月3日にエトワールに任命された時の映像も紹介。カール・パケットが王子だったのだ(これがも~キラキラの笑顔が眩しい王子様!)。そしてもちろん、その時にはデルフィーヌの夫君リオネル・ドラノエと、カロリーヌも見守っていた。

2006年の日本公演に備えて、エルヴェ・モローとデルフィーヌが「白鳥の湖」のリハーサルを行う様子がたっぷりと収められている。デルフィーヌの教師は、元エトワールのフロランス・クレール。リハーサルでは彼女がロットバルト役まで演じている。ヌレエフの薫陶を受けたフロランスが役作りについて語るところはとても面白い。1ヶ月の間のリハーサル。新しいチュチュをあつらえてもらうのは、エトワールの特権。そして日本公演の様子も。リハーサルの合間には、カロリーヌの娘とショッピングに出かけてストレスを発散。東京バレエ団のリハーサル室でさらにリハーサルを重ね、そして本番。思ったより長い時間、エルヴェとのパ・ド・ドゥの舞台映像が収められているのが嬉しい。この公演は私も4階席から観ていて、デルフィーヌのオデットはじめ、本当に素晴らしい公演だったので思い出深い。舞台袖で待っているカロリーヌとその娘、そしてドラノエ。踊りきった後も舞台を振り返ってしっかりとダメだしを自分で行っているところはさすが。ファンサービスに応じた後、ホッとした表情で電車に乗り込むデルフィーヌ。

最後には、ビーチにあつらえた特設野外ステージでオーケストラを背に「瀕死の白鳥」をデルフィーヌが踊る。いつまでも仲良く支えあっている姉妹の姿がとても印象的。1時間弱と短いけれども、「白鳥の湖」のリハーサル映像がたっぷりと観られて、とても面白かった。カロリーヌが教える大人クラスの生徒たちもとても上手だったのがまた印象的。教室のスポンサーでもある大人バレエの生徒が、リハーサルの見学をした後に見せた、バレエへの思いを語るキラキラした表情もまぶしかった。

パリ・オペラ座のサイト(今オペラ座のサイトのリニューアルで、どこにオンラインショップがいってしまったのか見つけられない)やFNACのサイトで購入することが可能。PALのリージョン2。
http://video.fnac.com/a2246055/Ma-Soeur-l-Etoile-DVD-Zone-2

パリ・オペラ座は現在ツアーで、ジュネーヴで「ジゼル」を公演中。
http://www.letemps.ch/template/galerie.asp?NLArtID=15739
で、デルフィーヌ・ムッサンのジゼル、エミリー・コゼットのミルタほか、舞台袖からの様子も伺える、ドラマティックでとても美しい写真のスライドショーを見ることができます。

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コメント

naomiさんこんばんわお加減いかがですか?
ムッサンのドキュメンタリーとても興味があります(*^-^)
私もドキュメンタリーが好きで今まで幾つか見ましたが、普段見れないレッスンやリハーサル、プライベートがおさめられてるので貴重ですよね!
ムッサンはプルミエールの時期が長かったので、エトワールに任命された時は喜びもひとしおだったでしょうね~
それでも更に上を目指して努力している姿は見習いたいです!

kumiさん、こんばんは。
どうも月曜日はダメなんです
このムッサンのドキュメンタリー、とても面白いですよ。エルヴェ・モローのファンにも必見だと思います。『白鳥の湖』のオデットの役をどうやって作って行くかも観られるし、エトワールの日常生活もちょっと見られます。以前「椿姫」のマルグリットを終えて帰宅するムッサンを見かけましたが、真っ赤なドレスでバイクにまたがって、ドラノエさんも別のバイクに乗って帰宅の途についていて、なんともカッコよかったです。

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