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2009/01/28

DDD 2009年3月号/森山開次さんの活動予定

最近バレエ関連記事が少なくて買っていなかった「DDD」ですが、最新号はバレエ関連も比較的多く、しかも充実していました。

なんと言っても、ハンブルク・バレエの8ページにわたる特集が良かったです。「椿姫」「人魚姫」の美しい写真。特に見開きページの「椿姫」の写真、これは初めて見るシルヴィア・アッツオーニのマルグリットでしょうか。そしてジョン・ノイマイヤーのインタビューは3ページ。

私には、抽象的バレエという概念が理解できません。バレエの中心にいるのは、常に人間です
ノイマイヤーの作品を語るときには、「古典バレエの読み替え」「シンフォニック・バレエ」「物語バレエ」の3つのジャンルがあると言われていますが、一見抽象的に見えるシンフォニック・バレエでも、音楽がかもし出す様々な感情があると彼は語ります。

アルマンを愛するがゆえに、マルグリットは身を引き、やがて孤独の中で死んでいきます。これは大時代な物語ではありません。21世紀の今も、ガンやエイズなどの不治の病の脅威の中で私たちは生きている。死は身近なもの。だから今日の観客はヒロインに共感できるのでしょう

芸術は、特にダンスという芸術はとても人間的なもの。自分を創作へと駆り立てる感情に立ち戻るべきだと私は信じています

他にも、「人魚姫」について、ダンサーについて、そして若い振付家へのメッセージをノイマイヤーは伝えています。ノイマイヤーという振付家に興味がある方は、ぜひ読んで欲しいと思いました。

さらに、「人魚姫」の初演キャストであるシルヴィア・アッツオーニ、シルヴィアの公私とものパートナーのアレクサンドル・リアブコ、そしてサーシャをパートナーに「椿姫」に出演し、マルグリットを演じるジョエル・ブーローニュのインタビューも。


ボリショイ・バレエの来日公演もけっこう大きく扱われていて、瀬戸秀美さんの生き生きした公演写真のほか、芸術監督のラトマンスキー、マリーヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン、エカテリーナ・クリサノワ、そして岩田守弘さんのショートインタビューが載っています。岩田さんの、「(「明るい小川」の)舞台になった時代のアコーディオン奏者はすごく大切にされた時代。もう、田舎の女の子なんて夢中になっちゃって、モテモテで当然!みたいな」というコメントが面白いですよね。

表紙は、躍動感溢れる森山開次さんの写真。森の中で、まるで自然の中に同化するように舞う森山さんのフォトシューティングが素敵です。(webでちょっとだけ見られます)
2月9日からの「森山開次作品集」で上演される3つの作品について、色々と語ってくれています。どれも「能」にインスピレーションを受けたということで、興味深いですね。特に能楽師・津村禮次郎と作り上げたという「OKINA」は凄そうです。私も初日に観に行く予定なのでとても楽しみです。

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森山開次さんのサイトから送られてきた、今後の活動の情報です。

◎NHK「食彩浪漫~母へ感謝を込めてつくる懐かしい味」
-1/31(土)午前9:30~9:50<総合>
(再放送)
-2/4(水)午前3:35~3:55<BS2>
-5(木)午前3:10~3:30<総合>※深夜放送のため ニュースなどの影響で変更の可能性あり。
-6(金)ひる12:25~12:45<教育>
☆森山開次が心をこめてつくる味。新国立劇場公演への想いをこめて語ります。

2月9日~15日「森山開次作品集」(東京・新国立劇場)・・・一般ほぼ完売。当日発売のZ席各回あり。詳細は新国立劇場ホームページにて。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000088_dance.html

NHK「課外授業・ようこそ先輩」2/22NHK総合放送!

7~8月19日 東宝ミュージカル「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(帝国劇場)出演決定!

8月22・23日 佐渡島にて薪能出演決定!(詳細未定)

10月11月「サロメ」(東京グローブ座、地方公演あり)出演決定!

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コメント

DDDへの要望.批判があったのでしょうか。創刊号から数冊買いましたが、だんだん立ち読みすらしなくなりました。また見てみます。ありがとうございました。

おおやま雅ひこさん、こんばんは。

私も最近はDDDは買っていなかったのですが、DANZAをもらいにチャコットに行ったら売っていて、ちょっと目次を見たらノイマイヤーのインタビューが載っていたので買いました。この号はなかなか良かったです。値段も780円とダンマガより安いし。バレエの記事を載せたほうが売れるのかもしれませんね。他にも、K-Balletなど様々なカンパニーの「くるみ割り人形」の写真が載っていました。

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