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« パリ・オペラ座昇進コンクール・女子の結果 | トップページ | 新国立劇場「しらゆき姫」追加公演とシンデレラに関する告知 »

2008/12/20

新国立劇場「シンデレラ」12/20レジュニナ途中降板

今日の新国立劇場「シンデレラ」初日で、二幕のシンデレラと王子の最初のパドドゥの後に、ヴァリエーションを踊ろうとしたヨハン・コボーと指揮者とのやり取りがあって少し間が開き、コボーのヴァリエーション、アグリーシスターズのオレンジを持った踊りの後に急に幕が下りて上演が中断し、舞台監督による「主役が怪我をしましたので中断の後代役によって続けます」というアナウンスがありました。

ラリーサ・レジュニナが怪我をしたようで、再び幕が開く前に、代役のアナウンス。代役としてはさいとう美帆さんとマイレン・トレバエフが2幕のパドドゥから踊りました。(シンデレラのヴァリエーションが一つ省略されました)

レジュニナの怪我がどの程度かは不明なので、後2回の出演もどうなるか、これを書いている時点ではまだわかりません。コボーについても。

久しぶりに観るレジュニナは、昔のかわいらしさそのままで、可憐さがシンデレラにぴったりでした。足の甲も美しく、優雅な上半身で丁寧に踊っていました。姫に変身した時も愛らしかったので、本当に残念です。二幕の登場シーンでとても緊張していたのと、パドドゥの時にサポートピルエットで一回ポワントが落ちて一瞬真顔になってはいたのですが、舞台をはけるまではちゃんと踊っていました。

コボーも調子が良さそうで、カブリオールの脚捌きが華麗で、すごくノーブルで素敵でした。マエストロとのやり取りのときの声もクールでカッコよかったので、途中までしか観られなかったのは残念です。(シンデレラのヴァリエーションを飛ばして王子のヴァリエーションに飛んだので、指揮者が楽譜をめくるのが追いつかなかったようです)

とにかくレジュニナの怪我が大きなものではないことを祈ります。観ている時に怪我をしたと聞くと、ちょっとショックで、未だ動揺しています。久々の日本での出演が怪我ということになって、本人の胸中を思うとこちらもつらいです。

代役の二人は、いきなり二幕のパドドゥからという登場で大変だったと思いますが、立派に役割を果たしました。マイレンの持ち前の包容力と安定感は、こういうアクシデントの時には大きなプラスです。アクシデントのショックで動揺しながらも、マイレンに関しては安心して見ていられました。大好きなマイレンが、ますます大好きになりました。さいとうさんも、笑顔全開でかわいらしく、また技術も表現も落ち着いていて、健気さが感じられ、とても良かったです。シンデレラ役は清らかなイメージのさいとうさんには、当たり役というかはまり役ですよね。

ダンサーに怪我はつきものですが、できるだけ怪我をする人が出ませんよう、祈るしかないですね。

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舞台の話に戻ると、仙女役の川村真樹さんがもう美しくて気品にあふれていて、素晴らしかったです。23日マチネでもう一度「シンデレラ」を観るのですが、このときの仙女が川村さんでなくて、とても残念。四季の精では、やはり春の精の小野絢子さんが、愛らしくて素敵でしたね。冬の精の寺島ひろみさんは緊張はしていたようですが、四肢の動きがとても美しく柔らかで、冬の厳かさがよく出ていました。道化の八幡さんもいうまでもなく、軽やかに跳んでいて演技も細かくて良かったです。

P1030453s

「シンデレラ」を観ると、プロコフィエフの音楽の素晴らしさを毎回実感します。今回の演奏も本当に素敵で、涙が出てきそうになりました。特にこのようなことがあったので、ますます、乗り切れて良かったねと泣けてきました。カーテンコールでも、代役として舞台を救った二人を中心に、暖かい拍手があって胸が熱くなりました。新国立劇場の観客は、バレエ団自体を愛しているという気持ちが伝わってきました。カーテンコールで控えめに立っていたヨハン・コボーも、とても素敵でした。

P1030456s


【シンデレラ】
 ラリーサ・レジニナ→さいとう美帆

【王子】
 ヨハン・コボー→マイレン・トレウバエフ

【義理の姉たち】
 マシモ・アクリ
 井口裕之

【仙女】
 川村真樹

【父親】
 石井四郎

【春の精】
 小野絢子
【夏の精】
 西川貴子

【秋の精】
 遠藤睦子

【冬の精】
 寺島ひろみ

【道化】
 八幡顕光

【ナポレオン】
 伊藤隆仁

【ウェリントン】
 貝川鐵夫

【王子の友人】
 陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 中村 誠

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

初めてコメントさせていただきます
私も今夜、観劇していてこのアクシデントに遭遇しました
怪我の程度が心配ですね
コジョカルが流れ、コボーだけでも期待していたのに、途中降板はとても残念でした
彼はとても調子が良さそうだったので、降板は不本意だったでしょうね
あらためて、バレエという芸術のもろさと美しさを感じました

sylviaさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
昨日いらしていたんですね。本当にバレエという芸術のもろさと美しさというのが、こういうアクシデントに遭遇すると実感されます。途中降板を目の前でされるとショックですよね。

コボーは他の2日間はさいとうさんをパートナーに踊られるということなので、彼があと2回は踊るというのは良かったですよね。私は次は23日のマチネのマイレンとさいとうさんという、昨日の代役コンビです。さいとうさん、連日の出演で怪我されないよう、頑張って欲しいですよね。

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