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2008/12/04

12/3 ボリショイ・バレエ「ドン・キホーテ」初日/2009年マリインスキー・バレエ来日公演

ボリショイ・バレエ「ドン・キホーテ」初日に行ってきました。プレトークにはナタリア・オシポワとイワン・ワシリエフが出たようなのですが、もちろん間に合う時間に来られるはずもなく。

マリーヤ・アレクサンドロワはやっぱり最高でした!明るくて華やかでお茶目で、「これぞボリショイ」という踊りを見せてくれました。本当に幸せな気持ちにさせてくれます。1幕でロレンツォに持ち上げられて足をばたばたさせるところとか、3幕のヴァリエーションの小刻みなパドブレなど。足先の細かい技がすごくきれいなのです。ジュッテがあれだけ大きくてもふわりと空中に浮いていて足音はしないし。グラン・フェッテはオーケストラのテンポがびっくりするくらい速く、それにピッタリ合わせての超高速シングルでした。とても正確で安心して観ていられます。片手リフトされる時には、両脚をパドシャのように曲げていたし、非常にバネがあるのがわかります。ドルシネア役のときには姫らしい気品があるし、勝気で可愛いキトリはハマり役でした。彼女のキトリは、もっともっと観たいです。

ドミトリー・ベロゴロツェフは代役の代役。ちょっと調子が悪そうなところもありましたが(片手リフトが決まらなかった。でも、ちゃんと足はルルベしていた)、演技はとても細かくて、マーシャと息がピッタリ。軽薄でひょうきんで楽しいバジルでした。彼ってあんなに細いダンサーでしたっけ?と思うくらいスリムで脚が長くみえてきれいな身体のライン。3幕のコーダのグラン・テカールは高くて浮力があってお見事。ロットバルト=悪の天才役も楽しみです。

3人のドリアードの中にいたネッリ・コバヒーゼの可愛くて綺麗なこと!際立って顔が小さくて美しく、プロポーションに恵まれていて腕使いが柔らかい。明日は3幕の第二ヴァリエーションの予定ですね。第一ヴァリエーションのエカテリーナ・クリサノワもジュッテが高く、甲がよく出ていて美しかったです。彼女の白鳥は取っていないのですが、観たくなりました。今日の第二ヴァリエーションのチナラ・アリザデは、ニーナ・アナニアシヴィリを思わせる黒髪美人で、彼女も素敵でした。

アンドレイ・メルクリエフのエスパーダ、美しかったです。エスパーダにしては王子寄りのキャラクター作りで、ちょっとエレガントすぎるかな、と思うところもありましたが、自然と目が吸い寄せられるような、なんともいえない華と色香がある人です。身体の線が美しくて、マントをまわしながらの大きな背中の反らせ方も絶品。こんなにも綺麗なエスパーダは初めてかもしれません。

キャラクターダンサーたちも、ドン・キホーテとサンチョ・パンサの二人を始め、演技がとても達者で面白くて、どこに目をやっていいのかわからなくなるほどでした。デニス・サーヴィンくん、美形だし、脚もきれいで、ガマーシュにしてはきれい目メイクなのに帽子を取られると禿げていることになっているから気の毒です。カマっぽいガマーシュで面白かったです。

コール・ドはやっぱりボリショイだな、マリインスキーとは違うな、と思いましたが、女の子たちはみんな美人でスタイル良し。2幕のジプシーの男性群舞も迫力がありました。アンナ・アントロポーワによるジプシーの舞は全身をフルに使った情熱的なもので、見ごたえがありました。主役だけでなくて、脇役、群舞に至るまでレベルが高いのがさすがボリショイ!あのものすごく速い演奏についてこられるというのがまず凄すぎます。

今回はオーケストラ帯同なのですが、この演奏もド迫力。音は爆音系だし、序曲からスピード感(倍速?)があっていかにもロシアオケ。カスタネットのソロではオーケストラピットからもカスタネットが鳴り響き、そしてハープの音が非常に澄んでいて美しかったです。

演出は、新国立劇場の演出と同じなのでしょうか?構成がとても似ていました(向こうもファジェーチェフ版でしたよね)。ギターの踊りが入ったり、ジプシーの踊りのパターンも同じでした。森の女王はイタリアンフェッテはしないで、パンシェアラベスクの繰り返しです。ギターの踊りって新国立で観たときには退屈で仕方なくて早く終わらないかしらと思ったところですが、やはりボリショイのダンサーで、ボリショイのオーケストラで観るとけっこう楽しめます。

いずれにしても、ボリショイの実力を思い知らされた初日。明日のオシポワ&ワシリエフも楽しみです。

 音楽 : ルートヴィヒ・ミンクス
 台本 : マリウス・プティパ
 振付 : マリウス・プティパ,アレクサンドル・ゴールスキー
 振付改訂 : アレクセイ・ファジェーチェフ
 ファジェーチェフの助手 : ミハイル・ツィヴィン
 美術 : セルゲイ・バルヒン
 衣裳復元 : タチヤーナ・アルタモノワ,エレーナ・メルクーロワ
 音楽監督 : アレクサンドル・コプィロフ
 照明 : ミハイル・ソコロフ
 美術助手 : アリョーナ・ピカロワ
 指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
 管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団


 キトリ/ドゥルシネア : マリーヤ・アレクサンドロワ
 バジル (床屋) : ドミートリー・ベロゴロフツェフ
 ドン・キホーテ (さすらいの騎士) : アレクセイ・ロパレーヴィチ
 サンチョ・パンサ (ドン・キホーテの剣持ち) : アレクサンドル・ペトゥホーフ
 ガマーシュ (金持ちの貴族) : デニス・サーヴィン
 フアニータ (キトリの友人) : ヴィクトリア・オーシポワ
 ピッキリア (キトリの友人) : オリガ・ステブレツォーワ
 エスパーダ (闘牛士) : アンドレイ・メルクーリエフ
 ルチア (街の踊り子) : アナスタシア・メシコーワ
 メルセデス (踊り子) : マリーヤ・イスプラトフスカヤ
 ロレンソ (キトリの父) : イーゴリ・シマチェフ
 ロレンソの妻 (キトリの母) : アナスタシア・ヴィノクール
 公爵 : アレクサンドル・ファジェーチェフ
 公爵夫人 : エカテリーナ・バルィキナ
 居酒屋の主人 : イワン・プラーズニコフ
 森の精の女王 : アンナ・ニクーリナ
 3人の森の精 : ユーリヤ・グレベンシチコワ,ネッリ・コバヒーゼ
          オリガ・マルチェンコワ
 4人の森の精 : アレーシャ・ボイコ,スヴェトラーナ・パヴロワ
          チナラ・アリザデ,スヴェトラーナ・グネードワ
 キューピッド : アナスタシア・スタシケーヴィチ
 スペインの踊り : クリスチーナ・カラショーワ
           アンナ・バルコワ,エカテリーナ・バルィキナ
 ジプシーの踊り : アンナ・アントロポーワ
 ボレロ : アンナ・バルコワ,エフゲーニー・ゴロヴィン
 グラン・パの第1ヴァリエーション : エカテリーナ・クリサノワ
 グラン・パの第2ヴァリエーション : チナラ・アリザデ

ボリショイ・バレエのパンフレットの後ろの方に、来年のマリインスキーバレエ来日公演の広告が載っていました。

2009年11月12月

<予定演目>
白鳥の湖
眠れる森の美女(原典版)
フォーキンの夕べ
ラトマンスキーの新作 他

フォーキンの夕べが入るのがとても嬉しいです。白鳥に眠り、ではワンパターンですからね。フォーキンは、おそらくは4月のNY公演と同じで、ショピニアーナ、薔薇の精、瀕死の白鳥、シェヘラザードのパターンなのではないでしょうか。「シェヘラザード」であの鮮烈な、とてもエロティックなロパートキナが観られるかしら。ちなみに今度マリインスキーでソーモワが瀕死の白鳥を踊るらしいですが、日本公演ではロパートキナかヴィシニョーワにして欲しいです(ソーモワなんて10年早い)。薔薇の精は、またアントン・コルサコフの天使のような薔薇が観られるといいわ。「眠れる森の美女」の原典版って、セルゲイ・ヴィハレフが再振付をして、3幕だけが「マリインスキー劇場のジルベスターコンサート」のDVDに入っているものでしょうか。4時間以上あるので、平日上演は無理でしょうね。

なお、マリインスキー・バレエは3月末~4月に台湾で公演を行うそうです(Lyubov様に教えていただきました)。こちらも、「白鳥の湖」と「眠れる森の美女」とのこと。演目が違えば台湾に観に行くのも良さそうですが、白鳥に眠りでは食指が動きません。

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コメント

ご無沙汰してます。

精力的に鑑賞なさってますね!私はボリショイはドン・キをパスして白鳥からですので、naomiさんのレポで楽しませていただきます。今日の2人はテクニック合戦炸裂なのでしょうね。

そして、いつもたくさんの情報をありがとうございます!こちらに伺うだけで瞬時にキャッチ出来るので、本当に助かってます!!ロパートキナのシェヘラザード、naomiさんのNYレポをとてもうらやましく拝見していたので、是非日本公演で踊って欲しいです!!

naoさん、こんばんは。
ご無沙汰していました!ボリショイは今日はお休みです(笑)かなり体力的にも仕事的にもお財布的にもきついです…。オシポワ、ワシリエフ組はやっぱりテクニック合戦でしたね~。

私は単なる情報収集おたくなのです。ホント、ロパートキナ様、ゾベイダを踊って欲しいです。今までの彼女のイメージが一変すると思いますよ!ジャパンアーツ様お願いします♪

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