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« ベルリン国立バレエの「カラヴァッジョCaravaggio」評と関連いろいろ | トップページ | ミラノ・スカラ座の「ラ・バヤデール」La Bayadere of Teatro alla Scala »

2008/12/23

12/22 新国立劇場「シンデレラ」

今日は本当は行く予定ではなかった「シンデレラ」の2回目を観に行きました。急にいけなくなった友達のピンチヒッターで。でもひどく疲れているようで、観ている間は楽しかったのですが、休憩時間は死んだように寝ていました。バレエを観に行くとたいてい誰が知り合いに会うんですが、今日のように、誰にもこの公演を観に行くって言わないで、誰にも会わないで観られるのはいいな、って思いました。その方が感動を自分の中にとっておける気がするんです。こんな風に思うのって、やっぱり自分が疲れているんだと思います。人に会いたくない、しゃべりたくないという心境なんです。もうあと数日で今年も終わりなのに、旅行の準備すらまったくできていないし。

ヨハン・コボーとさいとう美帆さんという、レジュニナの降板に伴う急ごしらえの主役ペアだったのですが、パートナーシップがとてもよく合っていたと思います。身長のバランスもちょうど良かったです。コボーって改めて、サポートが上手な上、ジェントルマンでパートナーを立てるのがうまいと思いました。プロポーションはどちらかといえば難ありの部類なのですが、さいとうさんが小柄ということもあり、ノーブルな王子様に見えました。脚捌きは例によってとてもきれいだし、気品もあるし、テクニックがとても正確で着地が毎回確実にきれいな5番に入ります。初日、今日とコボー株が私の中でぐっと上がりました。さいとうさんは、今日も愛らしく、楚々として気立ての優しいシンデレラを好演してました。シンデレラ役は本当に彼女の持ち味に合っていると思います。

川村真樹さんの仙女がダイアモンドのようにキラキラとしていて美しかったのは言うまでもありません。また、四季の精の小野絢子さんがよかったです。アシュトンの難しいパを軽々とこなし、音楽性がとても豊かでした。四季の精のほかの3人はベテランの上手な人をそろえているのですが、その中で新人の部類に入る小野さんが際立って良く見えて、この人は才能がある、と思わせてくれました。小野さんも小柄で愛らしいので、シンデレラ役が似合いそうです。

王子の4人の友人の中では、やっぱり中村誠さんが断然しなやかで踊りがきれいです。あとは着地が5番にきれいに決まるようになれば、文句なしですね。

アシュトンの「シンデレラ」は、ラストシーンがとても好きです。妖精たちが掲げる灯りが闇を照らし、そして星空に佇むシンデレラと王子の後姿に、キラキラ光るダイアモンドダストのような紙吹雪が降っているところが、余韻があってとても素敵。二人の物語はここで終わるのではなくて、これから始まるということを感じさせてくれます。それから、アグリーシスターズが実際のところ、あまり意地悪ではなくて、本当はシンデレラのことを愛しているというのがわかるのが良いです。ガラスの靴がシンデレラの足に合って、シンデレラが王子と結ばれることになった時に、姉妹はシンデレラの幸せを喜んで、彼女と抱き合って祝福するところが、ジーンとします。誰も不幸にならない、ただ一番気立ての良いシンデレラが幸せになるというところが、素敵です。クライマックスの、広がりがあって雄大なプロコフィエフの音楽も本当に素晴らしいです。とてもいいプロダクションなので、新国立劇場で上演し続けて欲しいです。

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明日もまたさいとうさん&マイレン・トレウバエフのペアを観ます。さいとうさん、連投ですごく大変だと思いますが、この調子で乗り切って欲しいです。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

22日良かったですよね♪
レジュニナが降板と知りがっかりしたのですがさいとうさんとコボーのパートナーシップがぴったりでとても楽しめました~
小野さん、中村さん本当に良かった。シンデレラのキラキラ感はクリスマスにふさわしいんだと改めて思いました~

jadeさん、こんにちは。
昨日いらしていたのですね!なんか疲れていて全然ロビーにも行かなかったし、上階の席だったのです。ごめんなさい!
そう、やっぱり小野さん、中村さん良かったですよね。新国立の団員で期待できそうな人がいると嬉しいです。シンデレラのキラキラな世界はホントにクリスマス向きですね。

naomiさんも昨日、いらしていたのですね。
昨日は作品や踊りも良かったですが、会場全体がクリスマスの華やいだ雰囲気に満ちていて、とても楽しめました。ガラスの靴をトレーに載せてサンタの衣装で出迎えていた劇場の方が、年配のカップルのご夫人に『お客様、先日の舞踏会でこちらの靴をお忘れになりませんでしたか?』と声をかけていたり、子ども達がガラスの靴をはかせてもらっていたり・・・。劇場全体で作品を盛り上げ、お客を楽しませようとしていたようで、私も一人で行ったのですが、楽しかったです。私は今年はこれでバレエ鑑賞は終わり、naomiさんには本当にお世話になりました。早く疲れをとってパリでも楽しんでいらしてくださいね。

クロードさん、こんばんは。
22日はクロードさんもいらしていたんですね~。当日になって急に観に行くことになったのです。結局2階の端っこの席でひっそりしていて、誰にも会わないでまっすぐ帰っちゃったんですよね。
ガラスの靴を持っていた女の子とか、サンタさんとか、衣装の展示とか、いろいろと工夫が凝らされていたし、オペラシティのライトアップもとても綺麗で、雰囲気が盛り上がっていましたね。

私も今年はクロードさんに、パリをはじめあちこちでお会いできて、とても楽しかったです。来年になって、帰国したら、またお会いしたいですね。私は今のところは1月8日のミハイロフスキー劇場(レニングラード国立バレエ)の「ジゼル」がバレエはじめになると思います。

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