ABTの若手ダンサーがベンジャミン・ミルピエの作品を踊る公演
ニューヨークのJoyce Theaterで、「Benjamin Millepied-Danses Concertantes」という公演が、12月9日から14日まで行われます。
http://www.joyce.org/calendar_detail.php?event=197&theater=1
NYCBのプリンシパルで、最近ではパリ・オペラ座にも振付作品を多く提供しているベンジャミン(フランス語読みだとバンジャマン)・ミルピエの作品集なのですが、Joyce Theatreのサイトを見ると、出演者は皆ABTの若手ダンサーです。
Isabella Boylston, Sarah Lane, Maria Ricetto, Celine Cassone, Melissa Thomas, Nicole Graniero, Gemma Bond,
Alexandre Hammoudi, Cory Stearns, Eric Tamm, Luis Ribagorda, Tom Forster, Blain Hoven
このメンバーは、先日終了したシティセンター公演で注目された、有望な若手ダンサーばかりです。ソリストはサラ・レインとマリア・リチェットのみで、残りは全員コール・ドですが、「リラの園」に主演したメリッサ・トーマスやトム・フォースター、来シーズン「ロミオとジュリエット」のロミオ役に抜擢されて目下売り出し中のコリー・スターンズ、ソリスト候補のブレイン・ホーヴェン、Ballo della Reginaで加治屋百合子さんのパートナーに抜擢されたエリック・タム、元ロイヤル・バレエのジェマ・ボンド、そして個人的に注目している長身のアレクサンドル・ハムージ。メンバーが非常に魅力的です。
作品は、ミルピエの「28 Variations on a Theme by Paganini」と、新作。そしてバランシンの「ソナチネ」。Joyce Theaterのサイトにプロモーション用のYouTube動画が掲載されています。
Joyce Theaterはソーホーにあるコンテンポラリー・ダンスが多く踊られる小劇場で、近々のラインアップとしても、インバル・ピント・カンパニー、デズモンド・リチャードソン率いるComplexions Contemporary Ballet、ホセ・リモン・カンパニーなど、なかなか興味深いものがあります。
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