朝日新聞のボリショイ・バレエ特集
asahi.comにこんな記事が出ていました。
ボリショイ・バレエ来日公演 12月3日~11日に東京文化会館で
http://www.asahi.com/showbiz/stage/theater/TKY200810300320.html
朝日新聞社が主催している公演ということで、本紙(10月30日夕刊)には、半ページで大きく紹介されています。大き目の写真で「明るい小川」「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」が掲載されています。それから、主な出演者として、ザハロワ、アレクサンドロワ、オシポワ、フィーリン、ウヴァーロフ、ワシーリエフの写真も。ワシーリエフの写真が可愛いです。
インタビューとしては、まず芸術監督のラトマンスキーによる「明るい小川」評。
「素晴らしいスコアで、70年間も上演されなかったなんて不公平だと思った。台本の構成も実に見事で、踊りや演技を展開する上で、実に豊かな可能性を秘めていた」「おじいさん、おばあさんにはあの時代をなつかしむ人もいる。どの時代にも明暗ふたつの面があり、芸術的視点からあえて明るい面に光を当てたのです」。
アレクサンドロワも、「明るい小川」について。
「ソ連時代の集団農場は物語が展開する上での舞台設定にすぎず、主題はあくまで人間たちの関係の面白さ」
「男装して踊るに際しては、同僚の男性たちのしぐさも観察しました。リラックスして、心の底から笑える演技をするのは楽しいわ」
ウヴァーロフは、グリゴローヴィチ版の「白鳥の湖」の王子のキャラクターについて語っています。
「白鳥のオデットは男が青春時代に抱く清らかな女性、黒鳥のオディールは狡猾(こうかつ)さや誘惑と闘い自立していく時に味わう失望を象徴している。オデットがロットバルトに命を奪われ終幕を迎えるが、これは王子がすべてを理解した成人として現実の世界に戻ったということなのです」 一番の特徴は、女性への思いを通して王子の成長過程を描き出したことだそうです。
気がつけば、あと1ヶ月くらいで公演なんですね。無事皆さんが出られますように!
ジャパン・アーツのボリショイ・バレエブログも色々と更新されていて、エカテリーナ・クリサノワの動画とインタビュー、そして公演ポスターが紹介されていました。11月12日から1週間、山手線中心に駅貼りされるそうです。
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