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« 歌舞伎座、2010年4月で閉場 全面建て替えへ | トップページ | 「犠牲の先に夢がある ~ロシア国立ペルミバレエ学校~」と再放送(11/21 BS1) »

2008/10/21

FIGARO JAPON パリ・オペラ座バレエ物語

10月20日発売FIGARO JAPON パリ・オペラ座バレエ物語は、エトワール・ガラに出演した3人のダンサー、マチアス・エイマン、マチュー・ガニオ、バンジャマン・ペッシュのインタビューが掲載されています。
バレエ専門誌でのインタビューと違って、3人とも、かなり率直に語っているのがとても面白いです。

1ページだけですが「エトワール・ガラ」のリハーサルの写真が載っています。これがとても良い雰囲気なのです。後姿のシルヴィアに向けるバンジャマンの笑顔が素敵です。マチアスは「侍」と漢字で書いたTシャツを着ています!マチューが片脚を高く上げた美しいポーズは「カノン」でしょうか。サーシャが、ノイマイヤー作品のバレエマスター役を務めたとありますね。

初めて「リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデ)」に主演した時の体験を語るのは、マチアス・エイマン
「君はいるべき場所にいる・そう、君はできるんだよ!自分でこう思えた瞬間に、何かが自分の中でカチッと始動し、それ以降新たな役に取り組む時のストレスが減ったんです」
そんな彼も、エトワール・ガラに参加の声がかかった時には怖気づいたそうです。スヴェトラーナ・ルンキナと、今まで踊ったことのない「ジゼル」を踊るということで。ローラン・イレールがジゼルの物語について語ってくれ、パ・ド・ドゥを指導してくれたのだそうです。(ツアーで踊る予定の全幕「ジゼル」の彼のアルブレヒトは、プレイボーイヴァージョンなんでしょうか?)

ガラに参加し、ルンキナだけでなく海外のほかのバレエ団の人々とゆっくりと会話する時間を持ち、人間関係を築くなど有意義な時間を過ごすことができたそうです。
「僕はマニュエル・ルグリと一緒に仕事をしていくうちに、少しずつ自信がついていったんです。だから彼が僕に向かってではなくても、何かしゃべっていたら、耳を澄ませるんですよ」
偉大な先輩を持ったことで、そして彼から多くを吸収することで、マチアスはますます成長できるんでしょうね。


マチュー・ガニオは今回のガラで、ラコットが彼とマリ=アニエス・ジロをイメージして創った作品「メリー・ウィドウ」を踊りました。「自信あふれる誘惑者だなんて!この手の役は初めて。まったく僕じゃない役柄で、でもそれだけに楽しかったです。暴君で知られる皇帝を題材にした『カリギュラ』の時も、最初は自分を役に重ね合わせられなくって。でもそうすると努力するでしょう。自分とは似ても似つかぬ人物像へと一種の変身をすることで、別の面へと自分をプッシュする、こうしたことで一回り大きくなれるんです」

エトワール・ガラの「白鳥の湖」で共演したルンキナの驚くほどしなやかな動きは彼を刺激したそう。ロシアのダンサーは、肩、腕も脚同様に動かせて多くを表現するので。「アドバイスをもらうとかではなく、僕は観察をするのです。その前に大切なのは、何事にもよらず興味を持つことでしょう。各人の心のあり方の問題で、興味を持って自分から学ぼうという姿勢でなければ、何も得られませんよね」
非常に勉強熱心で真面目な様子が伺えます。


今回の「エトワール・ガラ」のアートディレクターだったバンジャマン・ペッシュ。参加ダンサーのうち3人のエトワールが、身体のトラブルで来日不可能となった時、「これは本当にきつかった。神経が参ってしまいそうで…でも一度としてこのプロジェクトをあきらめることは考えず、逆にやりぬくぞという闘志がわきました」エルヴェ・モローの不参加により彼がエレオノーラ・アッバニャートと「カンツォーニ」を踊ることになったため、振付家ビゴンゼッティのいるイタリアまで教わりに行ったとのこと。

また、ハンブルク・バレエのシルヴィア・アッツオーニとの出会いが、彼を新しい世界へと導いてくれたとのこと。「シルヴィアは探究心が強く、毎回少しずつ変えてみたりとか、リハーサルで実に細かいところまで、きっちり厳密に決めるんです。面白いことに、その厳密な仕事ゆえ、舞台上では思うように自由に踊れるんです。僕は彼女と踊るとき、自分を消し去り、いかに彼女の価値を引き立たせようかと考えています」
「困難な状況を共に生き抜くのだから、護りあう関係が生まれてきます。またセルフ・プロデュースのガラですから、誰もが自分の選んだ作品と対峙するという緊張感を強いられます。必然的に、連帯意識が強まるんです」

このように、わが子のように「エトワール・ガラ」を彼がいとしんだおかげで、素晴らしい舞台を私たちは観ることができたわけですね。そして、12月のチャリティ・ガラにも、マニュエル・ルグリ、バンジャマン・ペッシュ、エレオノーラ・アッバニャート、シルヴィア・アッツオーニ、そしてアレクサンドル・リアブコという「エトワール・ガラ」に出演したダンサーがまた集結するというわけです。


なお、この号ですが、「シアター」の欄ではシュツットガルト・バレエの来日公演が紹介されています。さらに、「映画」欄ではジョニー・トー監督の傑作「エグザイル/絆」(去年の東京フィルメックスで上映)の作品紹介も。

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