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« 8/30 新潟県中越沖地震チャリティーバレエガラコンサート 桶川公演 | トップページ | NBSからのDM(東京バレエ団)/ジェイソン・レイリーのインタビュー »

2008/09/03

9/1新潟県中越沖地震チャリティー バレエガラコンサート (前半)

<第一部>
眠れる森の美女:寺島ひろみ、アンドレイ・メルクリエフ
薔薇の精:さいとう 美帆アントン・コルサコフ
NE ME quittes pas~行かないで:アンナ・パシコワ 
白鳥の湖 2幕:ダリヤ・スホルコワ、シリル・ピエール
ジプシー:高橋晃子
ライモンダ:ガリーナ・ステパネンコ、アンドレイ・メルクリエフ
くるみ割り人形 金平糖の精のヴァリエーション:アリヤ・タニクパエワ
シェヘラザード:ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ

<第二部>
アダージオ:アンドレイ・メルクリエフ
マタハリ(日本初演):ユリヤ・マハリナ、イリヤ・クズネツォフ
海賊より:寺島まゆみ、芳賀望
il Pleut:松崎えり、大嶋正樹
カルメン:アンナ・パシコワ、イリヤ・クズネツォフ
ロミオとジュリエット:オクサナ・クチェルク、イーゴリ・イェブラ
瀕死の白鳥:ユリヤ・マハリナ
ドン・キホーテ(組曲):ガリーナ・ステパネンコ、アントン・コルサコフ、
アンドレイ・メルクリエフ、エレーナ・コレスニチェンコ、アンナ・パシコワ、
&ゲジミナス・タランダ、長澤美絵、小川恵瑚他、全員出演予定

<第三部>
Toshi Special Live
アンドレイ・メルクリエフ、高橋晃子、アンナ・パシコワ

新潟県中越沖地震チャリティー バレエガラコンサートも最終日。1週間ほどお祭り状態だったけどやっと終わったという感じ。

当初発表されていた予定より、4演目も減ってしまったのは本当に残念。それも、好評だった「アゴン」「Portrait in Red~赤の肖像」「白鳥XXI」そして「ソナチネ」が観られなかったのだから(イェブラ&クチュルク、ピエール&スホルコワという今回予想をはるかに上回る出来だった二組だったし)。

Toshiのライブも、メルクリエフらが即興で踊って見せた1曲目はいいとしても、2曲、3曲目と聴くのは正直なところ苦痛だった。アンプを通した音が割れ気味で大きすぎたのと、曲の調子が同じようなものだから…。個人的な好みでいえば、私は日本語で歌われる歌は好きじゃないのだ。奈良公演では聴かないで出て行っちゃったけど、正解だったかな。ドン・キホーテ組曲の余韻と興奮が残っているうちに。1曲目が終わったところで出るべきだったかも。ただ、Toshiという人自身は、逆境の中で頑張って復活していて立派だと思うし、声そのものは魅力的だと思うんだけど。

バレエの演目を削るくらいなら、Toshiの曲の数をせめて減らせばよかったかなと思ってしまった。奈良や桶川は、休日公演だったので、早い時間からスタートしたけど、最終日である東京の公演が平日だったこともあり、長時間の公演ができなかったのだろう。

それはさておき、第一部と第二部は、めちゃめちゃ充実していて楽しい公演だった。最終日ということで、ダンサーたちも持てるすべてを出し切ってくれた。もう2回も感想を書いているので、個別の感想は書かないけど、また印象を書き加えていきたいと思う。

ブログに書いてあったので、やっと「ドン・キホーテ組曲」の第二ヴァリエーションを誰が踊っているかが判った。NBAバレエ団の小川恵瑚さん。今回主催のひとつである新潟の高野廣子バレエスタジオの出身者のようだ。

それから、ゲネプロでは元気に「海賊」のアリを踊っていたミハイル・マルテニュクが、肩を痛めたということで「海賊」が中止になってしまったのがすごく残念。「ドン・キホーテ組曲」ではイリヤと悪ガキコンビを組み、アダージオで見事なトゥールザンレールを見せてくれた。肩の負傷なので、脚は大丈夫だったみたい。せっかくのテクニックを東京の観客に披露するチャンスだったから、彼もとても残念がっていると思う。


眠れる森の美女:寺島ひろみ、アンドレイ・メルクリエフ

この演目はゲネプロも観たけど、タランダからのダメだしもほとんど入っていなかった。コーダでのひろみさんのピルエットがすごくゆっくりだったけど、キラキラ感はすごかった。メルクリエフはまさにプリンス・チャーミング!ヴァリエーションの出来も、桶川のときより良くて美しかった。二人とも指先がとてもきれい。

薔薇の精:さいとう美帆 アントン・コルサコフ

アントン、今日もちょっときつそうなところがあったんだけど、桶川よりは調子が良かったのではないかな。ちなみに、背中のテーピングは怪我ではないそう。奈良から1週間で、浮き輪もちょっと大きくなっちゃった気がするけど、相変わらず腕の動きはとても柔らかくてきれいだし、ふわっと跳んでいるし、ある種の才能のきらめきを感じさせるのだ。紅顔の美少年風で赤い衣装や髪の薔薇の花が似合うし。でもNYで観た時の方が細かった。しかし、アントン、ホントに不思議な色気があって、どこか惹かれてしまうんだな。
さいとうさんの少女は、すごく愛らしいんだけど、目を開いて笑っていることが多くて、眠っていないな~と思ってしまった。

NE ME quittes pas~行かないで アンナ・パシコワ

美しいアンナさんによるソロ。長身なのに凹凸はしっかりあるプロポーションも、柔軟性や身体能力も実に見事。青いロングドレスを翻して、カッコよく踊ってくれた姿に見とれていたら終わってしまった。

白鳥の湖 2幕:ダリヤ・スホルコワ、シリル・ピエール

派手さはないけど、愛がある二人。友達が、ダリヤは顔がちょっとギエムに似ているのでは、と言っていたけどたしかにちょっと似ているかもしれない。ピエールのサポートが毎度ながらとても丁寧。ダリヤを一番美しく見せるポジションへと導いているのが判る。ちょっとだけ先生モードが入っていたと思う。

ジプシー:高橋晃子

桶川でルースカヤを踊る予定だったのが、ゲネプロで怪我をしてしまい降板。今回は、ポアントを履かない踊りということで、「ドン・キホーテ」の2幕ジプシーの若い女の踊りを踊ってくれた。ガラで踊られるのは珍しいパート。東京バレエ団が踊っているのと同じ振付だと思う。高橋さんはキャラクターが得意ということで、非常に情熱的で火傷しそうな踊りを見せた。この役にしてはちょっと笑顔を見せすぎかな、と思ったけど2日前に怪我をしても舞台に立てたのが嬉しかったのかな。

ライモンダ:ガリーナ・ステパネンコ、アンドレイ・メルクリエフ

奈良ではちょっと危なっかしかったアンドレイのリフトもすっかり安定していたし、マント捌きも、気にならなくなっていた。絵から抜け出たような美しい騎士だな~としみじみ思う。マントをなびかせて駆け抜ける姿の麗しいことといったら。ステパネンコ姐さんも貫禄はあるものの、高貴な輝きを放つ姫そのもの。アダージオだけなのが惜しいけど、アダージオだけでこの世界を作り上げることができるのが、さすが。

「くるみ割り人形」 より金平糖の精の踊り:アリヤ・タニクパエワ

ミーシャとの「海賊」の予定が、くるみ割り人形の金平糖の曲が流れてきて、白いチュチュ姿のアリヤが現れた。ミーシャ、ゲネプロでは元気だったのに怪我か(涙)。アリヤの金平糖の精、桶川ではオレンジピンクの、「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」で着るようなドレスだったのを、奈良のときと同じチュチュに戻していた。ヴァリエーションだけでちょっと気の毒だったけど、テクニックは見事だし、キラキラ感もあって素敵だった。東洋的な容姿も可愛らしい。

シェヘラザード ユリヤ・マハリナ&イリヤ・クズネツォフ

奈良も桶川もイリヤは違うパートナーで踊っていたけど、ついに真打マハリナ登場。ゲネプロでこの二人の踊りは少し観ていたのだけど、衣装もつけていないのにぞくぞくするほどの色っぽさだった。マハリナのゾベイダは完璧なハマリ役。あでやかで、誘惑的なのだけど可愛らしさもあって、女神様のよう。

そんなマハリナに、イリヤの奴隷は身も心も捧げている様子。エレーナ・コレスニチェンコと踊った時には挑発的で獰猛さも見せていたイリヤが、ここでは子犬のように従順な奴隷で、まっすぐで火傷しそうなほどの熱い愛をゾベイダに捧げて、せつない子犬のまなざしを向けていた。絶対に報われることのない愛を。本気で彼女を愛しぬいているんだわ~。今回、イリヤは「マタハリ」「カルメン」と悪い女に翻弄される役どころばかりなのだけど、一つ一つの演技が違うところが本当に凄い。踊りの方は絶好調とは言えなかったし、音楽も編集されていて桶川の時より短かったけど、その分、役者振りを発揮してたまらなく魅力的だった。この二人が全幕を踊る「シェヘラザード」が観たい!もちろん、シャリアール王はタランダで。

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