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« マチュー・ガニオのインタビュー記事(エトワール・ガラ用) | トップページ | クララ8月号の付録DVD »

2008/08/05

8/3 ワガノワ・バレエ・アカデミーBプロ

8/3 ワガノワ・バレエ・アカデミーBプロ ティアラこうとう

【第一部】
1. 「クラシック・シンフォニー(古典交響曲)」より≪第1楽章≫ 
アナスタシア・アサベン、ヴャスチスラフ・チュチューキン、アナスタシア・ザクリンスカヤ、エカテリーナ・マリホワ、ヤロスラフ・ルイジョフ、ミハエル・エフグラフォ 他初級生徒

2. 「ラ・シルフィード」よりパ・ド・ドゥ
ヴィクトリア・クラスノクーツカヤ、イリヤ・ペトロフ

3. 「シェエラザード」よりデュエット

3. 「くるみ割り人形」よりマーシャと王子のアダージョ 
タチアナ・チグリゾワ、ドミトリー・チモチェーエフ

4.「さくら」
ダリヤ・エルマコワ

5.「ノクターン」
スヴェトラーナ・スィプラートワ、アレクセイ・クズミン

6.「コッペリア」より男性のヴァリエーション
セルゲイ・ウマネツ

7.「偶然の出会い」
オリガ・グロモワ、ワシリー・トカチェンコ

7. 「マルキタンカ」よりパ・ド・シス 
ユーリア・チッカ アレーク・デムチェンコ

【第二部】
「海賊」より第3幕 
メドーラ ユーリア・チェリシケーヴィチ
アリ 中家正博
コンラッド アレクセイ・クズミン
メドーラのヴァリエーション ヴァレリア・イワノワ
ギュリナーラのヴァリエーション 鈴木里依香 他 中、上級生徒

日程の関係と、オーチャードホールでの公演よりチケットが安く、小さめで観やすいティアラこうとうだからこの日を選んだわけだけど、予定されていた「シェヘラザード」がなかったのにちょっとガッカリした。アカデミーの年端の行かない子達による「シェヘラザード」に興味しんしんだったのだ(ちょっと邪な見方?)。

配布されたキャスト表にも「シェヘラザード」とあったのに、順番になった時に「くるみ割り人形」の音楽が流れた時に落胆し、実は第一部は集中力が途切れてしまった。代わりに入った演目「ノクターン」が面白くなくて、多分ドラマティック・バレエというジャンルなのでしょうけど、アカデミーの生徒の表現力ではこのような演目を表現するのは難しいと思った。

「クラシック・シンフォニー」は初級生徒が大部分を占めている中で真ん中を踊るのが上級生徒というもの。アナスタシア・ザクリンスカヤは、名前からも察することができるように、アスィルムラートワとザクリンスキーの娘で、まだ15歳の4年生だけど、両親の容姿を受け継いですごく美人。思いがけず舞台に近い席だったので、すごく間近で生徒たちを観ることができたけど、小さな子たちでも腕や上半身がとても優雅でアカデミック、まさにワガノワ・スタイル!顔の付けかたも素晴らしくきれいでよく揃い、踊るのがとても嬉しそう。男の子たちも結構たくさん出演しているけど、小さな子でもエレガントで王子様のよう。どの子も本当に可愛い。ストーリーのない、ネオクラシック系のアブストラクト作品だけど、様々な年代の子供たちの技量を見せるのにはぴったりだと思う。

「ラ・シルフィード」の二人はとてもよかった。シルフィードのヴィクトリア・クラスノクーツカヤが、ちょっと妖艶なものの、ふわふわ柔らかな空気の精で素敵だったし、ジェームズのイリヤ・ペトロフは脚のラインやつま先もきれいだし、アントルシャも高く跳んでいて、ルックスもキュートだった。クラスノクーツカヤの教師はコワリョーワ、ペトロフはセルツキーと、有名な人に習っているんだな~って思った。

第一部は、「シェヘラザード」ショックがあって、あまり集中できなかったのだけど、現代作品の「偶然の出会い」は面白かったと思う。この作品はそもそも予定になかったのか、パンフレットに解説もないどころか、誰が振付けたのかもわからないのだけど。コンテ作品を踊るのに必要な表現力や現代性、クラシックから逸脱したものもこなせるところを二人とも持っていたし、オリガ・グロモワの身体能力がすごくあったと思う。

「さくら」は、あの「さくら」の曲を使い、両手に扇をひとつずつ持って踊るなんちゃってジャパネスクな作品なのだけど、けっこうアクロバティックで、キワモノながらもわりと面白かった。ダリヤ・エルマコワが細くて色っぽくて、タコ人間のように柔らかかった。

第二部の「海賊」より第三幕は、かなり見ごたえがあった。花園のシーンだけでなく、アリ、メドーラ、コンラッドのパ・ド・トロワも入っている。ただし、コンラッドのヴァリエーションはなし。アリ役の中家正博さんは、ちょっと首が短くてプロポーションはそんなによくはないけど、身長はそこそこあるようだったし、テクニックは相当のものを持っているようで会場を沸かせていた。グラン・テカールやマネージュも見事に決まっていたし、テクニック一辺倒でなく、脚がきれいに伸びていて跳躍の形が美しい。彼もセルツキー先生に習っているそうで。トロワで踊ったメドーラ役の人は、サポートつきのピルエットがちょっとぐらぐらしていたのが残念。コンラッド役のアレクセイ・クズミンはハンサムで素敵だと思ったけど、ヴァリエーションを踊らせてもらえずサポートに徹していたのが気の毒。

花園のシーンは、中・上級生が踊っていたわけだけど、これはなかなか素晴らしい出来で、一流プロのバレエ団のコール・ドにも劣らない。少なくとも、先日のABTの「海賊」のコール・ドよりずっと揃っているし、柔らかくてきれいで音楽性が豊か。何よりも、どの子もキラキラした素敵な笑顔をしていて、本当に踊るのが楽しくて幸せで仕方ないって様子で、観ていて嬉しくなってしまう。こんな笑顔で踊る子達を見たことがないと思うほど。ときどきドキッとするほどの美少女がいたりする。メドーラのヴァリエーションを踊ったヴァレリア・イワノワ、さすがに真ん中を踊るだけの技術があると思った。そしてギュリナーラのヴァリエーションを踊ったのは、留学生の鈴木里依香さん。彼女も、他のロシア人の生徒たちと遜色のないプロポーションとテクニックを持っていたし、やはり輝くような笑顔を持っていて、日本人でこんな笑顔で踊るダンサーってあんまりいないなあ、いいなあ、と思った。

花園のシーンっていつもあまり面白くないなあ、と思っていたけど、音楽を奏でるようにコール・ドが歌い、メロディを主役が歌い上げると、見ごたえがたっぷりあって、楽しめるものだなと思った。

この日がツアーの最終日ということもあり、アルティナイ・アスィルムラートワ校長もカーテンコールに登場。今もなお、とてもスリムで美しい。脚も相変わらずきれいだし。そして上から紙ふぶきが降りてきて、生徒たちが大はしゃぎ。カーテンが完全に下りた後も、カーテンの裏で嬉しそうに、無邪気な歓声をあげるのが聞こえてきた。彼らの声を聴くと、あれだけ踊れていても、やっぱり子供なんだな~って思う。

すごくよいと思ったのは「ラ・シルフィード」の二人だけと思うし、プロではないので見せ方はまだまだという子達が多いと思う。だけど、さすが天下のワガノワだけあって、踊りのスタイルも、そしてプロポーションも非常に揃っていて、磨けばダイヤモンドになるような原石がたくさんいる、と思った。パンフレットが、一人一人の生徒の顔写真の教師の名前、生年月日を書いているのが良い。何年かのちには、スターになる子もいるだろうし、いい資料になるはず。

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バレエ公演感想」カテゴリの記事

コメント

楽しかったですね♪

ほんとシェヘラザードは大ショック。。。

私もさくらとシルフがお気に入り。コンテも楽しかったです。

海賊の花園はパシャと一緒にお昼寝〜ってイメージだったけど、子供達の笑顔とエネルギーでしっかり楽しませてもらいました。

校長先生大美人ですねー☆

アフターは出来なかったけど早めのお茶も楽しかったです。
またよろしくね(*^_^*)

こんばんは。はじめまして。

 ワガノワと聞いて、口を出さずにはいられません・・・。私は、前日の2日の日に見に行ってきました。この日は、「シェヘラザード」(ダリア・エルマコワ、デニス・サプロン)をやってくれました。妖艶さはないけど、さわやかなお色気でとてもよかったですよ。奴隷もただ踊っているだけでなく、それなりの味を出してましたし。

 私のときは、配役表にはザクリンスカヤちゃんの名前はなく、花園の場のコールドにいたような気がします。私的には、校長先生の姿を見たかったので、naomiさんがうらやましいです。 
  

ずずさん、こんにちは。
ワガノワ・アカデミー、ご一緒できて楽しかったです♪ホント、あの子供たちの輝くばかりの笑顔は素敵で、癒されましたよね。
シェヘラザードは観られなくて残念でしたが(理由は書いていなかったけど踊る予定のコが怪我だったら悲しい)、超美人のアスィルムラートワが見られたのはラッキーでしたね!またよろしくね~。

maruriさん、はじめまして!ようこそいらっしゃいました♪
前の日のオーチャードに行っても良かったのですが、自分の教室の関係の発表会を見に行ったもので…爽やかなお色気の「シェヘラザード」見たかったです。
でも、私も最後に校長先生が見られたのはラッキーです。ザクリンスカヤちゃんは最初の演目だったので、この子かな?と思いながら観ていました。

こんばんは。
シェエラザードが無かったのは残念でしたね。私の中ではシルフィードと並んで一押しだったのですが。。。私が見た日に踊ったヴァレリア・イワノワはすごくスタイルの良いきれいな子だったし、デニス・サプロン君は写真で見ると童顔なのに、舞台の上では何とも言えない色気を感じさせるんですよ。2人の息も合ってたし、長い曲なのに途中ダレることも無く、最後まで魅せてくれました。ただ、会場のお子ちゃま達には退屈だったかもしれません(笑)。中家正博(って漢字なんですね)君は、確かに首が短くていかり肩なのが残念ですが、ジャンプの高さと切れ味の良さはクマテツを彷彿させて、これからが楽しみです。花園のフィナーレ、本当に子供達の笑顔が素敵でした。
バレエ学校の公演とはいえ、単なる発表会ではなく、お客様に見ていただく舞台になっていたのはさすがですし、何よりロシアとは気候風土がまったく異なる日本で数週間に及ぶ公演旅行をこなせる体力と精神力を持つ子供達、恐るべしワガノワ・アカデミーです!

peluさん、こんばんは。

そう、シェヘラザードはそもそも大好きな円も下ったので見られなくて残念です。紹介したクララの中にも、ワガノワ・アカデミーの子達による「シェヘラザード」の写真があって、なかなか雰囲気があってよかったです。

今回のパンフレットは全員の顔写真が載っているのが良かったですよね。中家正博さん、テクニックがすごくあってジャンプも高いので、今後プロで活躍しそうですね。

そうそう、発表会とは思えない、見ごたえたっぷりの舞台でした。ちゃんと見せ方を心得ているところがさすがです。今回はけっこう全国を回った長いツアーだったようで、本当にお疲れ様でしたね。

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