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2008/07/14

7/12井上バレエ団『3 Choreographers+Peter Farmer』

ロイヤル・バレエの「眠れるもりの美女」のタマラ・ロホの出演日と重なっていて、どっちにしようと思っていたけど、オペラ座のエマニュエル・ティボーを観られる機会と思ってこっちに行くことにした。で、コジョカルの日を取ったら、あんなことに(><)。
でも結局「眠り」は13日マチソワと14日に行くのだ。無謀…。(感想はしばらくお待ちください)


2008年7月 バレエ団創立40周年 財団設立25周年 井上博文没後20年記念公演
『 3 Choreographers+Peter Farmer』
関直人振付- ■ピーター・ファーマー美術による「グラン・パ・エスパニョール」
セルジュ・リファール振付- ■「ヴァリアシオン」
オーギュスト・ブルノンヴィル振付- ■「コンセルヴァトワール」 ■「ジェンツァーノの花祭り」

コンセルヴァトワール
オーギュスト・ブルノンヴィル振付
2人の女生徒 島田 衣子、宮嵜万央里
バレエマスター トーマス・ルン
4人の男子生徒 S.クロボーグ、荒井成也、横関雄一郎、秋元康臣

本来は2幕ものなのだけど、現在は1幕のみが上演されることの多い作品。バレエスクールを舞台に、バレエマスターが少女たちと4人の男子生徒にバレエを教える様子を描いたもの。女生徒たちは、ピンクの衣装、首に黒いリボンを巻いているのが可愛らしい。しかしここでの群舞は全然揃っていなかったのが残念。バレエマスターの トーマス・ルン (デンマーク・ロイヤル・バレエのプリンシパル)は長身細身で、先生らしい威厳を持っている。教鞭を取る姿はなかなか素敵。そして、いかにもブルノンヴィル的な華麗な脚さばきのソロを見せてくれる。続いて4人の男子生徒。デンマークロイヤルのセバスチャン・クロボーグはじめ、山本禮子バレエ団の横関雄一郎さん、NBAバレエ団の秋元康臣さんという生きのいいダンサーを配置。横関さんのブルノンヴィル・ステップも、非常にテクニカルだった。

ジェンツァーノの花祭り
西川知佳子
セバスチャン・クロボーグ

発表会等でもお馴染みのブルノンヴィル作品。単にヴァリエーションというより、物語性が感じられていて、クロボーグのちょっとした芝居もキュート。彼は「コンセルヴァトゥール」ではちょっと精彩を欠いていたけど、ここではテクニックも冴えていて、軽やかな跳躍を決めていた。

ヴァリアシオン
ダルソンヴァル 田中りな
ラフォン 田川裕梨
バルダン 鶴見未穂子
ボサール 宮嵜万央里
ダイデ 小髙絵美子
ラフォン 藤井直子

これはセルジュ・リファールの作品。ラフォン役の藤井直子さんは、このバレエ団の看板だけあって、とても美しいバレリーナ。特に腕の使い方のたおやかさは、うっとりさせられるほどきれい。ほかの5人も、とにかく上半身がとても素敵で、おおらかで音楽性豊か、流れるような動き。ストーリー性があるわけではないし、照明も暗めなので、少し退屈な部分もあるけど、おっとりとして上品な井上バレエ団のバレリーナの長所は非常に生かされていて全体的にとても美しかった。

グラン・パ・エスパニョール
キトリ 島田衣子
バジル エマニュエル・ティボー
キトリの友人 藤井直子
友人たち 宮嵜万央里、西川知佳子、田川裕梨、田中りな
街の人々 鶴見未穂子、小髙絵美子、他
街の若者 横関雄一郎、秋元康臣、中尾充宏他

「ドン・キホーテ」全編にあるバジルとキトリのヴァリエーションを、他のダンサーに振り当てたり、群舞にしたという構成の作品。グラン・パ・ド・ドゥのみ、「ドン・キホーテ」の通常の全幕と同じというわけである。ストーリー性を排したシンフォニック・バレエなのほ亜、なんとなく「ドン・キホーテ」の楽しさや華やかさも排除されちゃって、なんだかな、というところがある。美術をピーター・ファーマーが担当する予定が、ファーマーの怪我で、ラフスケッチを元に製作。パステルカラーの色合いがきれい。たくさんのダンサーが主役二人の踊りを踊るというわけで、期待していたバジル=ティボーの踊る部分がグラン・パ・ド・ドゥ以外は少なかったのが残念。しかも、最初の方はキトリをサポートするばかりでもったいないこと。

1幕のキトリとバジルの掛け合い、じらし合いのユーモラスな演技は、さすがにパリ・オペラ座でもバジルを踊っているティボーは非常に達者でユーモラス。彼の全幕の「ドン・キホーテ」を観たいという願いが募るばかり。男性ダンサーのほとんどいない井上バレエ団では無理だろうなあ。ティボーは膝を痛めていてしばらく舞台に出ていなかったこともあり、絶好調ではない様子。片腕リフトはしていなかったし、ヴァリエーションでの跳躍も控えめ。ただ、彼はバジルを躍らせてもどこかノーブルさがあるし、サポートも非常に上手。跳躍を抑え目にしていたとはいえ、アントルシャ・カトルは高く跳んでいたし、いつもきれいな5番に着地しているし、つま先もとても綺麗。ピルエット・ア・ラ・スゴンドも勢いがあって軸がぶれずに美しい。思ったより背も高いし。キトリの島田衣子さんは、藤井さんと並ぶ看板だけあって、華があるし、背中は柔らかいし、グラン・フェッテも難なく決めていた。横関さん、秋元さん、中尾さん(小林紀子バレエシアター)はそれぞれ活躍していて、横関さんのマネージュはとてもきれいだったし、若い秋元さんのぴちぴちと勢いのある軽やかで華麗なテクニックが印象的だった(彼はオブラスツォーワ相手にバジルを踊っているのよね)。中尾さんは演技がうまいしいつもながら丁寧な踊り。

でもやっぱりティボーくんがもったいなかったな~。元気そうな彼を観られたのは良かったけど。今度ゲストに呼ばれる時には、全幕の主演だといいね。9月にはオペラ座のロビンス・プロ「アザー・ダンシズ」に出演する予定なので、きっと素敵でしょう。

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