ボリショイ岩田守弘さんのプロデュース公演
ボリショイ・バレエ唯一の東洋人ソリスト、岩田守弘さんのプロデュース公演「岩田守弘バレエの夕べ ~ボリショイ劇場のスターたちとの共演~」が、6月16日にモスクワ・ノーヴァヤ・オペラ劇場で行われました。
出演は、岩田守弘 / ナデージュダ・グラチョーワ / マリヤ・アレクサンドロワ / ニーナ・カプツォーワ / ヴャチスラフ・ロパーチン / ネリー・コバヒゼ / デニス・サーヴィン /クセーニヤ・プチェールキナ/ セルゲイ・ドレンスキー / アナスタシヤ・スタシュケーヴィッチ / アレクセイ・マトラホフ / ローラ・カチェトコーワ / アルチョム・アフチャレンコ /
オリガ・イワタ / イーゴル・シャルコフ と、ボリショイのダンサーを中心にした豪華なもの。
産経新聞にも記事が載りました。
「赤の広場で サムライの挑戦」
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/080619/erp0806190219000-n1.htm
「バレエの衣装をまとったサムライ」と評される岩田さんは、この公演で、自身の新作「魂(タマシイ)」を披露。5人の勇者が立ち上がり自らの命を犠牲にしながら多くの命を助けるという物語で、日本的でありながら、バレエらしい異国情緒も漂っているという作品だそうです(詳しいストーリーは岩田さんオフィシャルファンブログで)。岩田さんのほか、デニス・サーヴィン、ネリー・コバヒゼ、ヴャチスラフ・ロパーチンや岩田さんの奥様オリガさんも出演。非常に興味をそそられます。"ボリショイの伝統を土台にした日本スタイルのクラシック・バレエ"を体現しているようですね。
また、グラチョーワのために岩田さんが振付けた現代作品が上演されたり、岩田さんとカプツォーワが「海賊」のパ・ド・ドゥを踊ったり、アレクサンドロワと若手のアフチャレンコ による「グラン・パ・クラシック」など、非常に充実した公演のようでした。いつか、岩田さんプロデュース公演が日本でも実現するといいですね。
JIC旅行センターの「モスクワからの劇場だより」で詳しいレビューが載っています。
http://www.jic-web.co.jp/pa/mowrvw.html#080616
また、今回上演された作品の見所をまとめたサイトも。
http://www.eurasia.jp/midokoro.pdf
今回の公演についての岩田さんの思いは、岩田守弘オフィシャルファンブログで。
http://ibashika.exblog.jp/
世界最高のバレエ団のひとつであるボリショイ・バレエで、一人がんばっている岩田さんの活躍を聞くと、胸が熱くなりますね。年末のボリショイ・バレエの来日公演では、「白鳥の湖」の道化などで、華麗かつ溌剌とした踊りを見せてくれることでしょう。楽しみです。
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