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2008/06/04

NHKプロフェッショナル仕事の流儀・坂東玉三郎・吉田都

6月3日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、トークスペシャル7弾ということで、今までに放送されたエピソードの中から、未放映分をピックアップしたもの。坂東玉三郎・吉田都・武部聡志の3人それぞれのトークということで、最初のふたりを観ました。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080603/index.html

玉三郎さんは、彼がフィーチャーされていた回を見逃してしまっていたので、今日見られて良かった。美しい舞台姿や、メイクするところも見られたし。そして、芸のために想像以上にストイックな生活を送っているのが印象的だった。もう58歳というのに、40代でも通用するようなつやつやで張りがあり、皺のない美しい肌。水性のドーランの前に油を塗っているので、きれいな肌を保てるようです。

「例えば音符ってありますよね。音符って紙に書いたおたまじゃくしが上がり下がりでしょ。それを楽器で弾くことによって、春を感じたり秋を感じたり、ゆったりした空気を感じる。そのように女形も音符のように形を1個ずつ連ねていって、もちろんセリフもお化粧も連ねていって、全部すると春とか秋とか風を感じるようにある種の〈女〉を感じる。そういうものなんですね、女形って。」

この言葉が、とても印象的だった。これは、他の芸術にも通用する感覚なんだなって思いました。


吉田都さんの回は見ていたので、10足ものポアントを持ち歩いていたり、リボンをデンタルフロスで縫っていたりといったエピソードは覚えていたのだけど、プリンシパルになってから、さらにプレッシャーが強くなり、完璧を求められている重圧に耐えてがんばっていると語っていたのが印象的。一晩の舞台が終わると、寝る前に、すべてのパを思い出し振り返って、これは次回はこう直していこうと反芻しているというのがすごいです。

「やっぱり理想を追って、こう、頑張ってきたら今になってしまって、いまだにまだ到達できないみたいなのが続いているのかもしれないですね。でもやっぱり好きじゃなかったら続けられてないと思うのですよね。」

ということで、あれほど完璧で非の打ち所のないような、軽やかで愛らしい都さんの舞台からは想像できない台詞。この高い領域に達してもなお、まだまだ満足できない、上を目指しているというのはすごい。謙虚さと努力の人なんだなと思いました。

それともうひとつ、記憶に残った言葉は、「才能というのはどう努力すればいいのかということをわかっていること」。そう、どう努力すれば成功できるのか、上手くいくのかというのをわかるのは、本当に難しいことだと私も思う。正しい方向に努力できていなかったなあ、というのが今まで生きてきた上での自分の実感だから。

6月9日(火、月曜深夜)午前1時~1時44分、NHKで再放送があります。

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